真冬も走ろう!うどん県を目指す!神奈川県→香川県ロングライド4日目
こんにちは!多摩センター店の中村です!皆様冬のご予定はいかがでしょうか?私は大体サドルの上にいます(笑)
冗談はさておき平成最後の年末は神奈川県から香川県まで自走とフェリー輪行を駆使していってきました♪
今回の記事は4日目の和歌山県和歌山市から香川県観音寺市の宿までの約90㎞ロングライドになります!
1~3日目はコチラ↓
大好物のフェリー輪行!!
夜中のフェリー乗船から旅はスタート
南海フェリーは輪行袋に入れずに車体を直入れのスタイルで、疲労した体にはとても助かりました♪
自転車の運賃乗船料と別にアップチャージでは2019年末の段階で700円でした。
フェリー乗船中はロングライド中の貴重な回復時間で、手早く邪魔にならないように雑魚寝の船室の隅っこに寝袋を設置し即就寝!
寝袋があるだけでかなり体力の回復量に差が出ます♪
このタイミングでライトやサイコンの充電もモバイルバッテリーで行います。
徳島港に到着し、身支度を済ませつつ早速フェリーウォッチング!今回乗ったフェリー「かつらぎ」を見に行きます♪
ちょっとここでフェリーの小話を・・・
南海フェリーには2隻のフェリーが在籍していて、私が乗る2週間前にフェリー「つるぎ」が22年の活躍の元引退になりました、
それに合わせて新造船のフェリー「あい」が就航していてそんな切り換えのタイミングでの乗船でした。
そのうち新造船の方にも乗ってみたいと思います!
夜のフェリーは絵になって好きですね♪どうしても港の外からだと全体が見れないのがやや残念・・・写真では確認できませんが、船尾が船尾双胴型なのがポイント高いです(笑)
よく見ると薄ら何か見えるので近づいてみます。
南海フェリーのPRキャラクターの「高野きらら」と「阿波野まい」のイラストがペイントされてました♪キャラクターがペイントされているフェリーは珍しいですね♪
向かって左から高野きららちゃんと阿波野まいちゃんです♪2011年からPRキャラクターとして着任しています。
南海フェリーの公式ツイッターで、「南海フェリー きらら☆まい」っというアカウントでPR活動も行っています!
徳島県からライドスタート
テツ店長の影響か?
徳島港を後にし徳島市街地を抜けて、吉野川をひたすらに上流へ進む国道318号を通ります!
ルート上はJR徳島線が走っていてついつい鉄道の写真をパシャリ!あまり鉄道は詳しくないが、とりあえずテツ店長の河井に写真をラインで送ります(笑)
朝陽が上り珍しい橋を発見!
吉野川沿いの国道192号線を走行中に朝陽が登って来ました。せっかくなので朝陽の写真を撮ろうと川の土手に上がると丁度山から覗く朝日を見る事ができました♪
ふと川沿いを見ると何やら橋っぽいものが見えたのでせっかくなので寄り道してみます(笑)
基本的に今日は時間的にも距離的にもかなりの余裕がある日程なので寄り道しまくりのノープラン戦法で♪
遠目から見て見えた橋っぽいものは、柵のないフラットな作りの橋で沈下橋と言われるものでした。
沈下橋は洪水などで川の水位が上昇した時に、あえて橋を水中に沈めてやり過ごす構造の橋で、ゆえに柵のないフラットな作りになっています。
関東では珍しい沈下橋は徳島県だと比較的多く存在し、そのうちの一つの「学島橋」を今回は走ってみようと思います!
後々調べてみたら過去にサイクリストが沈下橋で風にあおられて川に転落する事故が何件かあったようで、学島橋は比較的幅が広く当日がは風も穏やかだったので渡りましたが、風が強い日や無論増水している日は避けた方が良いでしょう。
続・テツ店長の影響か?
川沿いの国道を走っていると、またしても並走してるJR徳島線のレールを進む音が後方から聞こえてきたタイミングに、ちょうど橋の近くにいたため急いでカメラを用意します!
とりあえず撮った写真はテツ店長の河井に送ります(笑)
そういえば朝食がまだだった(笑)
スタートから30㎞程走ってうすうす感ずいていましたが、まだ朝食を食べていなかったんですよね・・・
そんな中ふと目の前を見ると都合よく道の駅「貞光ゆうゆう館」があるじゃないですか!とりあえず寄ってみると、まぁ当然朝9時から開いてるお店も無いので、地図で近場の飲食店を探してみます。
したらものすごく近所と言うかとなりに朝9時からやってるうどん屋さん「のぶ」さんがありました(笑)
なかなかにうまいこと行くこともあるんですね♪
安くてうまい!四国のうどん!今回はバターかまたまうどん(大)を頂きます!
かまたまうどんは、熱々のうどんに出汁しょうゆと卵を入れて混ぜ合わすまぜそばスタイルのうどんで、サッカーのJリーグチームで香川の「カマタマーレ讃岐」と言うチームがある程度にはポピュラーなスタイルです。
肝心のうどんは冷えてる体に染み渡る、ほどよくしょっぱい醤油が絡んだうどんに、バターと卵のマイルドさが合わさってアクセントのあらびき黒コショウが最高の逸品でした!
余談ながら関東に帰った後しばらくマイブームでした(笑)
食事も済ませ再スタート!
食事も済ませ再び国道192号線を川の流れに逆らって登っていきます。
ルートはひたすらJR徳島線沿いの国道を進みJR土讃線との分岐を目印に国道32号にスイッチするルートです。
うどん屋から20㎞程走ったところでちょっと変わった大きな吊り橋があったのでそこで吉野川を対岸に渡ります。
ちょっと変わった橋でルート変更
基本的に大まかなルートを決めたら後は自由な私のライドでよくある、何か変わった橋あるから渡ってみる!けどUターンは何かやだ(笑)
今回は渡った先にコンビニがあったのと、そこを逃すともはや峠の向こうまで補給ができ無さそうだったのでルート確認して渡ります。
今回渡ってみた美濃田大橋は、歴史も古く昭和34年に完成したもので、吉野川で唯一車で通行可能なつり橋になっています。
私が気になったポイントは何と言ってもつり橋のケーブルが橋の末端から見てJR徳島線の線路と国道192号線を跨いで施工されているところが中々に珍しかったです!もちろん橋の中に線路があるので踏切もあり、踏切に橋のケーブルが跨いでるのがグッときますね♪
旅のクライマックス!とどめのヒルクライム!
朝から走っていた吉野川と国道192号線に別れを告げて、国道32号線にスイッチします。
国道32号は、早い話が徳島県と香川県を繋ぐ猪ノ鼻峠になっていて、ある意味今回の旅のラスボスになります。
流石に4日間なぜか永遠と強めの向かい風で、そろそろ足もきつくなってきたところで登場する峠に一周まわってワクワクしてきたところで、覚悟を決めて登ります。
好奇心と疲労感の狭間に・・・
猪ノ鼻峠を登っていると何やら不思議な看板を見つけ一旦足を止めます。もはや何かのミステリーにすら感じた出来事です。
その看板とは、JR坪尻駅まで600mの看板です。
まぁ字面だけだとそんな変な話じゃないですし、猪ノ鼻峠とJR土讃線は地図上は並んでいるので特におかしなことはないんですよ。
その看板の示す先の写真がコチラ↓
とても自転車を持っていける話では無さそうな谷と森がひろがっています・・・
ぱっと見階段らしきものは見当たらず、どうやってアクセスするのだろうか?本当に駅はあるのだろうか?
そんな湧き出る好奇心と足に溜まった乳酸を天秤にかけて珍しく好奇心の方がギリギリ軽く今回はスルーすることに・・・
ライド後にテツ店長河井に聞くと、坪尻駅は日本トップクラスの秘境駅で乗り鉄で行って谷から国道近くまで歩いたことがあるとの事で、フットワークの軽さに驚きです(笑)
この記事を書いている時に知ったのですが、駅の看板近くに坪尻駅が国道側から一望できる展望台ができたそうです♪
猪ノ鼻峠攻略!
秘境駅の看板を越えてえっちらほっちらの登りトンネルをくぐると徳島県から香川県に入り景色も一気に開けダウンヒル!
その前に路肩のスペースで停車しウィンドブレーカーを着込んで防寒対策します。
香川県側の方が斜度がきつく、ダウンヒルで速度も乗りますが乗っているグラベルロードのディスクブレーキのおかげでしっかりとコントロールできます♪
この段階でまたこの峠を登ることになるとはこれっポッチも思ってませんでした(笑)
猪ノ鼻峠を越えて今日の最終目的地である、とある所を目指して国道32号から県道5号にスイッチし財田川沿いを進みます。
旅完結!香川県到着!
県道5号を10㎞程観音寺市方面に走ると今回の目的地、大将がサイクリストのうどん屋さん「SIRAKAWA」に到着!今年はランチ時間に余裕をもって到着しました。
このうどん屋さんはこのライドのちょうど1年前にしまなみ海道経由で香川に来た時に偶然出会ったうどん屋さんで中村のお気に入りのうどん屋さんです!
相変わらずの大盛況の店内に飾られている、大将の愛車は昨年訪れた時からパーツの類がアップグレードされていて、更に自転車にハマってる感じが伺えました(笑)
きりっとしたイリコ出汁と腰のあるうどんも健在で、ヒルクライムのあとのハングリーなお腹にガツンと来るパンチのきいたうどんで旅の〆に最高でした!
まとめ&次回予告
大きなトラブルも無く4日間の行程で、神奈川県から香川県まで到着することができました!
自転車旅では思わぬ発見や珍しいものなど意外と普段は気にしないものも面白く思える不思議な力がありますね♪
バイクプラスではスタッフの体験談も交え、楽しい自転車ライフのお手伝いをできればと思っています。
それではみなさまのご来店を心よりお待ちしております!!
マップ
次回予告
神奈川県~香川県ロングライドの番外編5日目は気になるあそこへ行ってみます!ぜひお楽しみに!!