歴代最速のレースバイク
Madone(マドン)SLR。速さを追求したエアロフレームの美しさは唯一無二、レースバイクながらもホビーユーザーの憧れの存在でもあります。Maonde SLRは2022年に第7世代に突入し、過去最高を誇る空力性能、卓越した走りの質、そして軽量なデザインに進化。新次元の速さを手に入れました。
Madone SLR(マドンSLR)第7世代の開発にあたりトレック・セガフレードチームからの要望は”さらに速く、そして軽く”。TREKは 長年の研究開発力を踏まえ、第7世代のMadone SLRではフレーム、コクピット、ライダーポジションといったすべての空力面を見直すことにしました。
欠かせないフレーム素材
OCLV800
今回のフレーム開発を語る上で欠かせないのが、TREKが誇る軽量で剛性の高いOCLV800カーボンの存在です。従来のOCLV700に比べて強度が30%高く、軽く空力に優れたデザインを可能にしました。

世界最速へと導いた風洞実験
2022年5月、エレン・ファン・ダイクがTTバイク“スピードコンセプト”で世界新記録となるアワーレコードを樹立。今回のMadoneの開発においても、スピードコンセプトと同様に、ライダーが乗車しボトルを装着していることを想定しながらフレーム設計に挑みました。空力に影響するあらゆる要素を取り入れたことで実際の状況を忠実に再現し、速さを追求することができたのです。
新デザイン
ISOFLOW TECNOLOGY
シートチューブ部に設けられた新たなIsoFlowテクノロジー。特徴的な空洞は、空気抵抗となる気流の乱れを軽減するためのもの。さらには路面からの振動を吸収し、疲労の蓄積を抑えるため、力強い走りを長く続けることもできます。路面の段差をしなやかに乗り越え、空力性能も向上し、重量を削ぎ落としたことでタイムを短縮でき、レースで勝つための準備が整いました。


新しい一体型ハンドル
新型のハンドルバーは、シームレスな仕上がりで、高いエアロダイナミクスを発揮し、重量も削減。リーチを縮め、ブラケットの左右幅をドロップより3cm狭めた新しいバー/ステムで、体の構造に適した姿勢でより快適なライドが可能に。ブラケットを持った時は空気抵抗を大幅に減らし速さに貢献。ドロップを掴めば正確にステアリングを操作できて、加速時もパワーを発揮できるマドンSLR専用設計です。
結果-300g。新次元の速さへ
第7世代のMadoneは、新たな軽量設計とトレックが誇る最高・最軽量のOCLVカーボンを採用。その結果、超軽量の前モデルから約300グラムも削ぎ落とした、Madone Disc史上最軽量の1台が完成しました。空力においては19Wのパワーが節約され、1時間あたり60秒短縮(第6世代のMadoneで時速45キロ走行時と比較)する新次元の速さを手に入れたのです。
- 新型ハンドルバー/コックピットは新型Madone専用です。DHバー非対応ですが、31.8径の標準ステムと互換性があるためノーマルハンドルへ交換は可能。サイズはドロップの幅が基準。例)2cmのモデルは、ドロップ幅が42cm,ブラケット幅が39cm。
- H1.5フィット
- 最大タイヤクリアランス 28c
- 電動コンポ専用フレーム