TREK FX3(〜2025年モデル)グリップ交換ガイド|ISO Zoneハンドルバー対応のおすすめグリップ

最近、「FX3のグリップが傷んできたので交換したい」というご相談をよくいただきます。ただ、2025年モデル以前のFX3に使われているISO Zoneハンドルバーは少し特殊な構造。そのまま他のグリップを取り付けようとすると、うまく入らなかったり、端が浮いてしまうこともあります。
この記事では、ISO Zoneハンドルバーの特徴や交換のポイント、おすすめのグリップをご紹介します。
ISO Zoneハンドルバーって?
TREK独自の振動吸収構造を持ったハンドルバーで、手に伝わる小さな振動を和らげてくれる優れもの。手のひらを面で支えるエルゴノミック形状で手首への負担も少なく、長距離ライドや通勤ライドで手がしびれにくく、とても快適です。

グリップ装着部分は、「ISO Zoneパッド」という白いラバーが接着しているため丸ではなく特殊な断面をしています。そして、ハンドルバーの端には「ISO Zoneエンドプラグ」というこれまた特殊な形のエンドキャップが装着されています。
これまでは、「Bontrager Satellite IsoZone Grip」や「Satellite Elite IsoZone Grip」などの純正交換パーツがありましたので問題はなかったのですが、残念ながら今年生産終了してしまいました…ですが、ご安心ください!
おすすめの交換グリップ
現在、FX3(〜2025年モデル)のISO Zoneハンドルバーに取り付け可能でおすすめなのが、Trek Ergonomic Pro MTB Gripです。

👉 Trek Ergonomic Pro MTB Gripの商品ページはこちら
このグリップはオープンエンド構造なので、FX3に装着可(付属のエンドキャップは使わずに、FX3のISO Zoneエンドプラグを流用します)。
手のひらを支えるウイング形状でこれまでのグリップと同じく快適。手のひら側と指がかかる裏側で溝のパターンが異なり握りやすくなっています。色はブラックのみで、少しイメチェンですね。
交換時の注意点
交換前に、まずハンドルバーの端にあるIsoZoneエンドプラグの状態を確認しましょう。割れていたり、欠けていたり、なくなっている場合は新しいものの手配が必要です。
👉 Bontrager IsoZone Handlebar End Plugの商品ページはこちら

また、Ergonomic Pro MTB Gripは、もともとのグリップに比べて少し長め(5㎜ほど)のため、ブレーキレバーやシフターを少し内側にずらす必要があります。奥までしっかり差し込み、装着後はズレや回転がないか必ず確認しましょう。
グリップ交換の手順
- 固定ボルトを緩めて古いグリップを外す。
※外す際に、グリップ内側と白いラバー部分がくっついてうまく外れない場合があります。グリップをつまむようにして癒着を剝がしながら外していきましょう。

- エンドプラグの状態を確認(破損・欠損していたら交換)
- ブレーキレバーとシフターの位置を内側にずらす

- 新しいグリップを奥までしっかり差し込む
- エンドプラグを装着し、グリップを固定
- しっかり握ってズレ・緩みがないか確認して完成です!

もっと自由にカスタムしたい方へ

「他のブランドのグリップも使ってみたい」「カラーグリップで差し色を入れたい」「軽量なハンドルに変えたい」など、より自由なカスタムを楽しみたい方はハンドルバー交換もおすすめです。
一般的な31.8mm径のバーに交換すれば、汎用グリップが使えるようになります。
ハンドルの長さが大きく変わる場合にはケーブルの長さ調整が必要になることもあります。また、ハンドル幅や角度が変わることでポジションも変化します。
グリップ交換やハンドル交換についてご不明な点は、最寄りのバイクプラス各店舗にてお気軽にご相談ください!
