マウンテンバイク購入したらこんな遊びの幅が広がるという例を簡単にご紹介します。遊びのカテゴリーによって適したモデルが違ってきますので、どんな遊びをしたいかイメージを膨らませた上で購入するモデルを選びましょう。
おすすめマウンテンバイク
全て見るマウンテンバイクならこんな遊びができる!
楽しみ方その1
街乗り・ポタリング
マウンテンバイクは、ロードバイクよりもアップライトな姿勢で乗ることを前提にしているモデルが多く、スポーツ自転車の中では「シティサイクルにもっとも近い姿勢で乗車することができると言っても過言ではありません。そう言った意味でもスポーツ自転車初心者が街乗りやポタリング用途として始めやすいのです。
アスファルトの状態がひどかったり、側溝とアスファルトの境界に段差が多かったり、側溝の蓋の段差やグレーチングの隙間がわずらわしかったりするような場所は、ロードバイクやクロスバイクよりもマウンテンバイクの方が安定して快適に走行することができます。ロードバイクやクロスバイクでは神経を使うような、河川敷のサイクリングロードに繋がる土手の未舗装路やあぜ道では実に安定して走行することができます。
ただ、もともと整地されていないオフロードを走行するために作られた自転車なので、オンロードでの走行スピードはロードバイクやクロスバイクのようにはいきません。その場合は少し細身のオンロード用のタイヤや軽量タイヤにカスタムするのも一つの手です。
例えオフロード走行がメインでなくても、スピードを重視せず乗り心地や安定感を重視して街乗りやサイクリングを楽しみたいのであれば、マウンテンバイクという選択肢はかなり「あり」なのです。
楽しみ方その2
トレイルライド
トレイルランニングやトレッキングで利用するトレイル(登山道のようなシングルトラック)でライドすることをトレイルライドと言います。木の根、大きな石、湿った土、乾いた土、落ち葉、突然の段差や登り下り…めまぐるしくかわる不安定な路面でも安定して走ることができるマウンテンバイクのもっともマウンテンバイクらしい遊び方です。クロカン的要素もダウンヒル的要素も楽しめます。
身近な生活圏になかなかこのようなルートがないので、毎週末河川敷のサイクリングロードにロングライドに出かけるような気軽さはありませんが、たまにクルマに積んで緑に囲まれた専用コースに出かけたりするだけでもかなりのストレス発散になります。
最近では、「トレイルアドベンチャー横浜」など森の中にトレイルを作った自転車遊び専用のパークが最近増えています。車や歩行者もいないのより安全にライドを楽しむことができます。
普段は街乗りやポタリングに利用し、たまにトレイルライドに出かけるという使い方が一番現実的かもしれません。
楽しみ方その3
ダウンヒル
元々は未舗装の坂をくだる速さを競う遊びとしてビーチクルーザーなどを改造してうまれたマウンテンバイク。原点であり醍醐味でもある遊び方がダウンヒル。
夏場だけマウンテンバイクのコースを設置するゲレンデや、常設コースを運営しているエリアがあります。ダウンヒルバイクとそこそこのライドテクニックを持っていないと対応できないような上級コースだけでなく、トレイルライド向けのフルサスペンションマウンテンバイクやハードテイルマウンテンバイクでも楽しめるような初・中級者向けのコースもあり、幅広い世代で楽しむことができます。
脳内に日常では分泌されることのないなにかが分泌されますので、ダウンヒルは興奮せずにはいられません。ダウンヒルは仲間うちでの日帰り旅行に近い感覚で、ワイワイと楽しく走った後に、温泉によったり、郷土料理を食べたりして楽しく過ごすことができます。
毎週のように熱心にゲレンデダウンヒルに通うのは時間的にも費用的にもかなり大変ですが、あらかじめ計画しておいて年に数回だけでも仲間うちで集まってダウンヒルに出かけるだけでも、いつものライドとは違った最高に楽しいライドになることでしょう。
下り系競技としては、デュアルスラローム、4クロスなどがあります。ジャンプセクションなどが設けられマウンテンバイクのコントロール技術や駆け引きなど、観戦するのが楽しい競技もあります。
楽しみ方その4
XC(クロスカントリー)
森の中や岩の上を登ったり、木の根や大小様々な岩が剥き出しの斜面を下ったりするのがクロスカントリーです。山の斜面の樹林地帯の地形を利用し周回コースがつくられます。競技としてメジャーなのは2時間程度のXCOと一時間程度のXCCの2種類。どちらも最大心拍数マックス状態で悪路のアップダウンを走り続ける過酷なレースです。こちらもRedBullTVで観戦がおすすめです。ダウンヒルと違い一斉スタートですので選手同士の近いデッドヒートが楽しめます。
競技で使うようなXCマシンになると10kgを下回る軽量モデルもありますので、競技に出なくてもトレイルライド中ののぼりや担ぎが必要な場面でも楽しむことができます。
楽しみ方その5
トリック、トライアル的な遊び
普通の人が見たら到底走行できるはずのない、大きな丸太や大きな岩場などのセクションで、地面に足をついたりコースから外れないようにしながらいかに走り、いかにクリアするかを競う競技がトライアルです。競技人口は多くありませんが、マウンテンバイクでその真似っこをするのも楽しい遊びの一つです。
スタンディング、ウィリーやマニュアル、バニーホップなどのテクニックの上達はバイクコントロールスキルのアップにそのまま繋がりますので、トレイルライドやダウンヒルがもっと楽しくなります。スタンディングやウィリー、ジャックナイフなどの練習は速度がでる遊びではなく、バイクコントロール技術を身に付ける遊びですので、実はかなり安全な遊びです。
ライドテクニックの向上はとっさの時の危険回避(=安全運転)にも効果を発揮します。
楽しみ方その6
エンデューロ
XCやDHと違い位置に時間や数分で終わる競技とは違い、基本的には1日中バイクに乗り続けているようなイメージのタフなレースで、ダウンヒルの技術とトレイルライドの持久力の両方が求められます。ダウンヒル区間のタイムを競う競技ですが、計測区間までのつなぎの登り区間も計測開始までに間に合うように走らなければなりません。マウンテンバイク競技の中でもっとも過酷なレースと言えます。
エンデューロバイクならダウンヒル系の遊びもトレイルライド的な遊びも楽しむことができます。
最後に
マウンテンバイクを手に入れることで広がる楽しい世界についてご紹介してきました。どんな用途に使うのか?どんな遊びに挑戦してみたいのか?などをイメージし、適したマウンテンバイクを見つけましょう!
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