
クロスバイクはロードとマウンテンのとっつきやすい部分をチョイスして作られた、いい意味で最高に中途半端なスポーツバイク。クロスバイクの「だからとっつきやすいんだ」と思える特徴を具体的にご紹介します。
おすすめクロスバイク
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クロスバイクの特徴①
軽くて丈夫
スポーツ自転車専門メーカーが作るクロスバイクの車体重量はおおよそ10kg~13kg。女性でも持ち上げることができて、車に積み込んだり、数階建てのマンションまで持ち運びができるくらいの重さです。フレーム素材や作り的にも軽くてよく進むだけでなく耐久性もある自転車に仕上がっています。
クロスバイクとして販売していても、5万円を大きく下回るような安価な自転車の場合は重量も漕ぎも重くスポーツ用途に適さない耐久性しか有していないものもあるので注意が必要です。


クロスバイクの特徴②
ホイールの着脱が簡単にできる!
一般的にクロスバイクは工具なしで車輪を外すことができます。やり方も一度覚えてしまえば簡単で、誰でもすぐできるようになります。車輪を外すことができたら、パンクしたときのチューブ交換も簡単で、フレームやチェーンまわりの掃除をする際も作業しやすくなります。さらに、車輪さえ外せばコンパクトになるので、車に積み込むのも簡単です。
また輪行といって専用の袋に入れて電車に積み込むこともできます。スポーツ自転車が欲しいけれど自宅に置くスペースがとれない、という場合にも車輪を外して車に積んでおいたり、輪行袋に入れてコンパクトに収納しているという方も時折いらっしゃいます。
クロスバイクの特徴③
適度な細さのタイヤ
シティサイクルより少し細身ではありますが細すぎることはなく、スポーツ自転車として適度な太さのタイヤが装備されています。
タイヤの太さは、走りの軽快さや乗り心地に関係します。軽快な走りを求めるなら細め、安定感を求めるなら太めのものがおススメです。クロスバイクのタイヤのサイズは700×32C、700×28Cなど、いくつか種類があります。700というのは車輪の径で、32Cが太さを表します。
「細いからパンクをしやすいのではないか?」と思う方もいらっしゃいますが、あまり気にしなくても大丈夫です。クロスバイクのタイヤは耐パンク性などを高めた厚みのあるものがほとんど。大事なのは適正空気圧を維持することです。細いとそもそも入っている空気の量が少なく抜けも速いです。定期的な空気の補充が必要です。
ホイールとタイヤの相性はありますが、タイヤを細くカスタムすることも可能です。細ければいい、軽いほうがいいということではないので、安定感や乗り心地も考えて使い方に合ったタイヤのサイズを選びましょう。32Cや35Cがおすすめです。



クロスバイクの特徴④
適度な幅のフラットハンドル
クロスバイクには、マウンテンバイクのフラットハンドルよりも幅が狭い、「肩幅+こぶし一個分程度」の非常に扱いやすい幅のフラットハンドルが装備されています。
抜群の操作性と安定性を発揮してくれます。
クロスバイクの特徴⑤
サイズ展開が豊富
とっつきやすいスポーツ自転車といえどもクロスバイクも立派なスポーツ自転車。専門メーカーのクロスバイクにはロードバイクやマウンテンバイクと同じようにフレームサイズが豊富にあります。
1-2サイズ程しかない安価なクロスバイクも世の中には存在しますが、スポーツとして長時間使用する道具という側面が強くなりますので、よりカラダにフィットするサイズを選ぶことが肝心です。
無理のない姿勢、効率の良い姿勢でライドできるとホント気持ちよくサイクリングを楽しむことができます!



クロスバイクの特徴⑥
多段変速
急勾配の坂を登ったり、重い荷物を積載して走ったりする際にも安定したペダリングが可能なとても軽いギアはもちろん、サイクリングロードなどでスピードを出して走行する際の重めのギアまでたくさんあります。
たくさんギアがあれば、自分の筋力に合ったちょうどいいギアが見つかります。3段変速のママチャリでシフトチェンジをしたら思いのほかペダルが重たくなって漕げなくなってしまったとか、思いのほか軽すぎてシャカシャカこぎずらかった、という経験ある方も多いのではないでしょうか? それがなくなります。
なるべく力を使わずに軽快なスピードで走ることができたら、長時間走りつづけることができます。坂道でも積極的にギアを使う。こまめなギアチェンジがラクして走るためには肝心です。ぜひ購入時に試乗をしてギアの段数や重たさは足りているか、確認してみましょう。
クロスバイクの特徴⑦
ディスクブレーキが主流
ディスクブレーキは天候や路面状況にかかわらず制動力が安定しているのが特徴です。ワイヤー式のものと油圧式のものがありますが、なかでも油圧式のものは指1本でレバーをひくだけでも確実なブレーキングが可能です。この軽いレバータッチは、信号でのストップ&ゴーの多い市街地でも真価を発揮します。サイクリング時の下り坂にも、軽い力でしっかり止まるというのは安心です。手の小さな小柄な方の助けにもなります。

クロスバイクの特徴⑧
シンプルだけど実は拡張性が高い
スポーツバイクがカッコよく見えるのは引き算の美学。泥除けや荷台、スタンドなどは乗り方によっては必要のないケースも多々あります。なので、クロスバイクの完成車には、ペダルや反射板など最低限走れる装備だけで、それ以外は何もついていません。
街乗りならばライトや鍵、泥除け、スタンド、キャリア、ドリンクホルダーなど必要なものは自分で選んで取り付けるかを決めていきます。余分なものを取り付けずに、車体をなるべく軽く、機敏な走りができるようにしてあるのです。

クロスバイクの特徴⑨
アップライトな乗車姿勢
クロスバイクはシティサイクルよりも前傾姿勢をとりますが、ほどよい前傾姿勢のため初めて乗る方でも違和感なくすぐに慣れてしまうはず。車体が軽い分、ひと漕ぎでスーッと進んでいく感覚は一度味わうとやみつきです。いままでのシティサイクルとは違う加速感に驚く方も多く、試乗したら思わずニヤけてしまうお客様も多数いらっしゃいます。
これならいつもの通勤距離も余裕で行けそう、もっと遠くに行けるんじゃないかという欲が出てくるかも。まず10kmは自転車で行く距離になって、時間さえ気にしなければ100km走るのも夢ではありません!
最後に
クロスバイクの特徴をご紹介してきましたが、クロスバイクがとてもとっつきやすく気軽に楽しむことができる自転車だという点、お分かりいただけましたか?
クロスバイクについてもっと色々と知りたくなってきてしまった方は、「クロスバイクの選び方」「クロスバイクの楽しみ方」も一緒にご覧ください。
