自転車ロードサービスで安心なライドを 実体験からその魅力を語る

2025年1月8日by 戸田バイクプラス

みなさんこんにちは!戸田店の中村です!突然ですが、ロードサービスをご存じですか?

車やバイクでトラブルが起きた際に、整備工場まで車体を運んでくれるロードサービスは、イメージしやすいかと思います。

実は、スポーツ自転車にも専用のロードサービスがあるんです!そしてバイクプラスでは、自転車をご成約いただく際に、格安でこのロードサービスに加入することができます!

自転車を利用していると、通学中にパンクしてしまったり、駅へ向かう途中でチェーンが外れて押して歩かなければならなかったり、大小さまざまなトラブルに遭遇することがありますよね。

特にスポーツ自転車の場合、走行距離が長くなる上に、駅や街から離れた場所を走ることも多いため、トラブルが起きた際の影響はさらに大きくなることがあります。

そんな時、家族や友人に車で助けてもらうことができれば良いのですが、都合よくいくことの方が少ないのではないでしょうか。

そんな状況で、電話一本で駆けつけてくれるロードサービスがあると、本当にありがたいものだと思いませんか?私は何度も助けられて、そのありがたさを実感しています。

ここからは、私が実際に経験したエピソードを交えながら、ロードサービスの魅力や利用する際の流れについてお話しします。ぜひ最後までお付き合いください!


悲惨な体験が教えてくれた「備えの重要性」

真冬の群馬で起きた悪夢のライド

長年自転車を趣味にしていると、様々なトラブルに遭遇しますが、その中でも今でも忘れられない悲惨な体験があります。それは、10数年前の真冬、群馬の山奥で夜間にライドをしていた時のことです。

その日は山と山の谷間を下るルートを走っていました。真っ暗な夜道、寒さに耐えながら下っていると、下りきった瞬間に違和感がありました。ペダルを回しても進まない。ライトを当ててみると、自転車のチェーンがないんです。おそらく、下っている途中で切れて脱落してしまったようでした。

頼れるものは自分だけ、過酷な一夜

電波の届かない山奥で、人里も車の通りもない状況。頼れるものは自分の脚だけでした。ビンディングシューズで山道を押して歩くしかありません。凍えるような寒さの中、一晩中歩き続けた結果、シューズやクリートは削れ、使い物にならなくなりました。疲労と寒さ、孤独感に苛まれながら、何とか夜明け前に民家のある集落にたどり着いたものの、そのような体験は二度としたくないと心から思いました。

「もしあの時ロードサービスがあれば」

この経験を通して私は、「もしあの時ロードサービスがあれば」と何度も考えました。たった一本の電話で駆けつけてもらえ、自宅や修理可能な場所まで送ってもらえる。それがどれだけ助かったかを想像するだけで悔しい気持ちになります。

備えが未来を変える

この出来事以降、私はトラブルに備えたバックアッププランの重要性を痛感し、ロードサービスの必要性を強く感じるようになりました。自転車のトラブルは誰にでも起こりうるもの。その時に備えがあるかないかで、体験が大きく変わるのです。

 


ロードサービスで救われた「その時」

「準備の重要性」を痛感した過去の教訓

あの悲惨な経験から学んだ私は、どんなトラブルにも対応できるように準備を整えることが重要だと痛感しました。そして、その一環としてロードサービスに加入することを決意しました。多少のコストはかかるものの、結果的に安く済むことを知ったからです。

ヒルクライム中の予期せぬ落車

そんな中、「ついにこの時が来たか」と思わざるを得ない瞬間が訪れました。それは数年前のこと。箱根の山中をヒルクライム中に、路面の溝に後輪がすっぽりとハマってしまい、次の瞬間、「メリメリッ」という嫌な音とともにバランスを崩して落車してしまいました。

幸いにも速度が遅かったため体には怪我はありませんでしたが、自転車を見下ろすと、カーボンホイールがくの字に割れているのが目に入りました。その時のショックは言葉では言い表せません。大切に使っていたホイールが完全に壊れてしまったことに加え、「また長い距離を押して歩く羽目になるのか」と過去の記憶がフラッシュバックしたのです。

スマホ1本で解決、ロードサービスの安心感

しかし、今回は違いました。私はすぐにスマホを取り出し、ロードサービスの連絡先を確認して電話をかけました。その瞬間、「ああ、これに加入していて本当によかった」と心の底から思いました。

壊れたホイールも安心のリプレイス制度

ちなみに、この壊れたカーボンホイールは、TREKのカーボンクラッシュリプレイスメントにより無料で新品交換してもらえたので、経済的な負担も最小限で済みました。この時の体験で、ロードサービスやメーカー保証のありがたさを身をもって実感しました。

 


ロードサービスで解決!頼れるサポートの全貌

1. まずは安全な場所に移動して現状と現在地を確認

真冬の雨の中変速機のトラブルで困っているスタッフ中村の悲壮感溢れる写真

落ち着いて、自転車を安全な場所に移動し、身体と車体の状況を確認します。その後、スマホの地図アプリを開き、自分がどこにいるのかを確認。トラブル時に正確な現状と現在地を把握しておくことが重要だと改めて感じました。

2. 緊急連絡先を活用して即連絡

 

真冬の雨の中スマホのメモでロードサービスの番号や内容を確認する悲壮感溢れるスタッフ中村の写真

次に、事前にスマホにメモしておいたロードサービスの緊急連絡先に電話しました。この準備があったおかげでスムーズに連絡ができました。電話をするとオペレーターの方が対応してくださり、自転車の状況や現在地を伝えると、レッカー車のおおよその到着時間を教えてもらえました。

場所が場所だけに「90分ほどかかる」とのことでしたが、逆に「こんな場所に90分で来てくれるんだ!」と驚きと安心感がありました。

3. 搬送先の相談で選択肢を提示

真冬の雨の中ロードサービスに電話する悲壮感溢れるスタッフ中村の写真

その後、オペレーターの方と搬送先について相談しました。箱根から当時住んでいた東京都町田市の家まではロードサービスの無料搬送距離を30㎞ほど超えてしまうため、追加料金で自宅まで運んでもらうか、無料の範囲内で最寄りの駅まで運んでもらうかの2つのプランを提示していただきました。

私は輪行袋を持参していたため、駅まで搬送してもらい、そこから輪行で帰ることを選択しました。この方法はコストを抑えつつ、効率的に帰宅するための最適解でした。

4. レッカー車到着!安心感でいっぱい

予定より15分ほど早くレッカー車が到着しました。その瞬間、「助かった!」という気持ちが一気にこみ上げました。

今回は車体だけの搬送ではなく、途中から輪行する予定があったため、オペレーターとの情報共有がしっかりとされており、運転手の方も私自身を駅まで乗せてくれる手配が済んでいました。このスムーズな連携にとても助けられました。

5. 丁寧な対応で心までケア

自転車の積み込みも非常に丁寧で、しっかり固定されていました。高価な機材が安全に守られているのを見て、安心感がさらに増しました。プロフェッショナルな対応は、心に余裕をもたらすものだと実感しました。

 


今回備えてよかった3つのポイント

1. サービス内容を把握しておく重要性

ロードサービスに加入した際、サービス内容をしっかり確認していました。特に無料搬送距離や追加料金が発生する条件、連絡の手順などを理解していたため、オペレーターとのやり取りが非常にスムーズでした。また、現在地の把握方法や搬送先の選択肢も事前に頭に入れておくことで、冷静に判断することができました。

2. 緊急連絡先はスマホに保存が鉄則

スマホにはロードサービスの緊急連絡先や契約内容をスクリーンショットで保存しておきました。これにより、慌てることなくすぐに必要な情報を引き出せました。事前に準備をしておくことで、トラブル時の心理的負担を大幅に軽減することができます。

3. 万が一に備えて紙のメモも携帯

これは私の個人的なおすすめですが、スマホが壊れたり、バッテリー切れになった場合に備えて、紙に緊急連絡先を記載して持ち歩くようにしています。特に、怪我をした際の緊急連絡先や血液型などの情報も一緒に記載しておくと安心です。物理的なメモは、予期せぬ状況下で思わぬ助けになります。

 


まとめ

スポーツ自転車だからこそ必要な備え

スポーツ自転車は走行距離が長く、街や駅から離れた場所を走ることも多いため、トラブルのリスクが高い乗り物です。それにもかかわらず、トラブルが起きた後のことを考えていない方も少なくありません。ですが、いざトラブルが起きたときに「何も準備していない」ことの後悔は、非常に大きなものです。

ロードサービスは「安心を買う」選択

ロードサービスに加入しておけば、たった一本の電話で解決への道が開けます。それは、孤独や不安の中で一筋の光を差し込むような安心感を与えてくれるものです。特に、私が経験したような山奥や夜間のトラブルでは、この安心感がどれほど大きなものか計り知れません。

備えあれば憂いなし

ヘルメットが頭を守るように、ロードサービスはライダーの心と時間を守るものです。普段はその価値を感じにくいかもしれませんが、いざという時に「加入していて良かった」と心底思える存在です。

ロードサービスで冒険をもっと安心に

ロードサービスは、サイクリストの自由な冒険と安心な帰宅の両方を支える大切なパートナーです。