ポタリング用クロスバイク選びのポイント
近所のポタリングにぴったりなスポーツ自転車といえば、ロードバイクよりもマウテンバイクよりも、クロスバイクです。
軽快車よりも漕ぎだしが軽やかであっという間にスピードも出て、30km以上の距離もなんのその。キックスタンドやキャリアなどもほとんどのモデルに取り付けできるため日常使いがしやすいというのもおすすめな理由のひとつです。
どんなクロスバイクでもポタリングはできますが、より安心快適にポタリングを楽しむために、どんなところに注目して選べばいいか紹介します。
point.01
フレームはアルミ?カーボン?
クロスバイクには主にアルミモデルとカーボンモデルの2種類が存在します。アルミは軽量ながらも比較的安価なモデルが多く、10万円以下で購入できるものも多数あります。
カーボンフレームは軽さと振動吸収の良さが持ち味で、加速もよく疲れにくいため長距離のポタリングに最適です。ただしものによっては、キックスタンドの取り付けができなかったり、高価ゆえに長時間目を離すのが不安になってしまうということも。。。
そんなときはアルミフレームのモデルを選ぶとよいでしょう。とくにフロントフォークがカーボン素材でできているものは軽量で乗り心地も良くなります。
point.02
タイヤの太さは?
タイヤが細すぎると、歩道に上がったりする際の段差などで、パンクのリスクが高いだけでなく、進入角度によっては滑りやすくなります。ポタリングでは街中の段差だけでなく、ガビガビに割れた舗装路を走ることもあるでしょう。
ディスクブレーキが主流になりクロスバイクも幅32C以上の太めのタイヤを装着したモデルが増えています。最近では40C以上のグラベル系のタイヤを装着したものも増えています。MTBほどではありませんがブロックタイヤで砂利道や砂地など未舗装路も走行できるところが大きな特徴です。
point.03
油圧ディスクブレーキがイチオシ
いまスポーツバイク業界ではディスクブレーキが主流になっています。ディスクブレーキには機械式と油圧式の2種類ありますが、おすすめは断然油圧ディスクブレーキです。少ない力でしっかりと利きます。強弱もコントロールしやすいので、あらゆる速度域で安心してブレーキングが可能です。手の小さい方でも、握力に自信のない方でも安心して走ることができます。
POINT.04
サスペンションあり?なし?
フロントにサスペンションがついたクロスバイクも存在します。マウテンバイクほどタイヤが太くありませんが、砂利道など未舗装路を走りやすくなります。マウテンバイクに比べてハンドル幅が狭く、サスペンションの可動量も少なく市街地走行向けにできています。
サスペンションなしのクロスバイクよりは若干重たくなるのと、ハンドル位置が高くなるので乗車姿勢も変わってきます。軽快感とスピード感を重視するならサスペンションなしのモデルがおすすめです。
POINT.05
乗り心地はどうか?
フレームがカーボンかアルミか、タイヤが太いか細いか以外にも乗り心地にかかわる部分があります。たとえば、グリップはその一つ。ずっとハンドルに手を添えているわけですから、グリップの形状が幅が広かったり、振動吸収性の高い素材を使っているものだと長距離ポタリングでも疲れにくて安心です。
グリップ交換はカスタムしやすい場所なので、新車購入と同時に交換するのもおすすめです。
POINT.06
電動アシスト付きもあり
電動アシスト付きのクロスバイクは体力に関係なく誰でも気軽に長距離に挑戦できます。スポーツバイクなのに電動アシストで楽をしていいの?と思う方もいるかもしれませんが、ペダルを漕がないとアシストが効かないので足を回す回数はじつはそんなに変わりません。むしろ、軽いギアのほうがよりアシストの力を感じやすいため、漕ぐ回数は多いなんてことも。信号待ちからの加速がよく時速20kmまであっという間です。
体力に自信のない方や、坂が多い地域に住んでいる方などにぴったりです。
point.07
鍵は複数用意したほうがよい
駐輪する場所によっては盗難対策がとても重要です。5分だけ目を離したら盗まれた、なんて話もまれにあります。ポタリングではカフェに立ち寄ったり、ランチをしたり、景色を眺めたり写真撮影したり、車体から離れるシーンも多々ありますので、カギは必ず用意しましょう。
太くて長いケーブルロックを最低1つ使って、車体をどこか括り付けられる場所に括り付けるのが最低限の盗難対策です(通称:地球ロック)。さらに盗難を予防するのであれば、前輪、フレーム、後輪、全てが盗まれないように複数鍵をかけましょう。
POINT.06
車体と一緒に揃えておきたいグッズもあり
カギだけでなく前後ライトやスタンド、フェンダー、ボトル&ボトルケージ、パンク修理グッズ、フレンチバルブ専用空気入れ、サイクルコンピューター、ヘルメットやグローブなどポタリングするにあたり揃えておきたいグッズが色々とあります。車体に取り付けるアイテムは納車時に取り付けた状態で納車できるので車体と一緒に選ぶのが便利です。
ポタリングにおすすめのクロスバイク
正直なところTREKのクロスバイクは全部ポタリングにおすすめ!価格の違いで、軽さやスペック、乗り心地などが変わりますが、専用のキックスタンドの取り付けはできるし、サイズ展開も豊富で自分に合ったサイズを選ぶことができます。
適切なサイズ選びが一番大事
ポタリング用クロスバイク選びのポイントと、オススメのクロスバイクをご紹介してきましたが、忘れてはいけない一番大事なことはカラダに適したサイズのクロスバイクを選ぶことと言っても過言ではありません。
TREKのクロスバイクはXS、S、M、L、XLの5サイズ展開です。股下の長さによりますが、身長が5cm変われば、選ぶサイズが1サイズ変わってしまいます。
ウェブから店頭受け取りを指定してご予約いただくこともできますが、不安な方はぜひ店頭までお越しください。身長だけでなく股下を計測したり、柔軟性を確認させていただいたりしながらフィッティングを行います。
もちろん、ウェブでご予約いただいた方もこぎやすいサドル高をはじめ同様のフィッティングを行なって納車しますのでご安心ください。