Madone vs. Domane: あなたにぴったりのTREKロードバイクはどっち?

2024年12月2日by 港北バイクプラス

スポーツバイク好きのみなさま、こんにちは! 横浜の輿石です。新型Madone Gen8(マドン ジェネレーション8)が発表・発売されて数か月、大変ご好評をいただいております。

一方、TREKにはDomane(ドマーネ)というベストセラーバイクが存在し、その違いについて多くのお客様が悩まれるのも事実です。

そこで今回は、TREKを代表する2つのロードバイク「Madone」と「Domane」の違いを詳しく解説し、それぞれの特徴やおすすめのポイントを比較しながら、どんな方にどちらが適しているかをご紹介します。

要所要所に関連する過去ブログへのリンクを、後半には違いの一覧表も配置しました。よろしければそちらもご覧ください。

madoneとdomane


Madoneの特徴とおすすめポイント

Madoneは、2004年に初代モデルが登場した、TREKを代表するエアロロードバイクです。名前の由来は南フランスのコートダジュール、地中海に面したMadone峠からきています。

madone sl5 blue

そもそもMadoneとはどんなバイク?

改良を重ねること20年、最新第8世代のMadoneは、軽量化された新フレーム形状や空力特性の向上により、レース志向のライダーにとって理想的な1台と進化を遂げました。

見た目コテコテのエアロロードバイクだった第7世代と比較するとすっきりとスマートに進化。同時開発のエアロボトル&ケージを装着することでエアロ性能を維持しながら軽量化に成功しています。

一言で言うと、マドンは平地も登りも飛ぶように走っていくバイクです。


Madoneの走行性能

軽くなり早くなったマドンの走りは、踏んだ分だけ瞬時に推進力に変わる力強さと、エモンダのように登りをかけ上がる軽やかさの両方を感じられることが特徴です。

MadoneのIsoFlow

またIsoFlow(トップチューブとシートチューブの結合部の空間)は前から流れてくる空気をコントロールするだけでなく、適度なしなりを持たせることにより乗り心地も良く感じられるのですから、短距離を駆け抜けるだけでなく長距離も快適です。


Madoneのジオメトリーとフィット感

Madoneは「Road Race」ジオメトリーを採用し、低めのハンドルポジションで前傾姿勢が特徴です。この設計により、高速走行時の空気抵抗を最小限に抑えることが可能です。

Madoneの乗車姿勢


Madoneはこんな人におすすめ!

  • スピードと軽量性を追求するレース志向の方
  • 平坦路もヒルクライムも楽しみたい方
  • 長距離でも効率的に走りたい方

Madoneトップチューブロゴ

Madoneは、エアロポジションでスピードを求めるレース志向の方やヒルクライム好きに最適なバイクです。軽さ、スピード、乗り心地を兼ね備えた万能なオンロードバイクとして、あらゆるサイクリストにおすすめです。


Domaneの特徴とおすすめポイント

日本でも女性ファンが沢山いたあのファビアン・カンチェラーラ選手が、石畳が過酷なレース「パリ・ルーべ」を勝つために開発されたバイクです。

domane sl5


そもそもDomaneとはどんなバイク?

Domaneは、石畳のレースを制するために誕生した快適性重視のエンデュランスバイクです。特許取得のIsoSpeedテクノロジーが、路面の振動を吸収し、ライダーの体への負担を軽減します。

DomaneのIsoSpeed

路面状況が悪くても体への負担が少なく、安定した乗り心地の良いドマーネをカンチェラーラ選手はこう表現しました。「まさにスーパーバイク。荒れた道をものともせず、滑るように走る!」


Domaneの走行性能

ドマーネの最大の特徴はその安定感です。長いホイールベースと低いボトムブラケット位置による低重心設計により、直進や下り坂で抜群の安定性を発揮します。

Domaneのダウンチューブ内蔵ストレージ

また、ダウンチューブ内蔵のストレージにより、重量を低く抑えられるため、バランスも良好です。


Domaneのジオメトリーとフィット感

ドマーネは、長距離を快適に走るためのエンデュランスジオメトリーバイクです。アップライトな姿勢でリラックスしてハンドルを握れるため、初めてロードバイクに乗る方にも安心して操作できます。

Domaneの乗車姿勢


Domaneはこんな人におすすめ!

  • ロングライドやブルベが好きな方
  • 柔軟性が低く、前傾姿勢がつらい方
  • 安定性を重視し、荒れた路面でも安心して走りたい方

ロングライドやブルべなどを快適に体力温存で走りたい方、スピード重視ではなくのんびり快適なサイクリングをゆったりと楽しみたい方、体の柔軟性が乏しいので前傾姿勢は出来るだけ避けて楽な姿勢で走りたい方などにはドマーネがとてもおすすめです。

またフレームのトップチューブにバックをボルトでスマートに取り付けができたり、ダウンチューブの内蔵ストレージには様々なツールを収納できるので、必要な物は全てバイクにカッコよく取付けたい方にも人気です。

32㎜のタイヤ幅を最大38㎜に変えるクリアランスもありますので、エアボリュームを増やし乗り心地を良くしたり、グラベルタイヤを取付けて少しラフな道を走りたい方にも楽しめるバイクです。


Madone vs. Domane: 比較表

マドンとドマーネの違いをわかりやすく表にしてみました。

特徴 Madone Domane
一言で表現 軽い・速い・高効率 長時間快適・直進安定
超得意分野 登坂・平地の長距離高速巡航 ロングライド・グラベル
ジオメトリ レース エンデュランス
フィット 空力を考慮した前傾姿勢 快適性を重視したアップライトな姿勢
振動吸収性 中(IsoFlow) 高(IsoSpeed)
推奨タイヤ幅 32mmまで 38mmまで
重量 軽量 やや重め
収納機能 なし ダウンチューブ内蔵ストレージあり

まとめ

MadoneとDomane、それぞれの特徴を比較してきましたが、どちらを選ぶべきかは「あなたがどんな走りをしたいか」によります。スピード感あふれるレース志向ならMadone、快適性を重視する長距離ライド志向ならDomaneがおすすめです。

どちらも試乗することで、自分に合った1台を見つけることができます。ぜひ最寄りのバイクプラス(店舗一覧)でスタッフに「マドンSLかドマーネSLか、どっちにしようか迷ってます。どー思います?試乗ってできますか?」とお声がけください。

私たちバイクプラススタッフにお声がけいただければ、あなたにぴったりのロードバイクがきっと見つかるはずです!


Trek ロードバイク

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