自転車を買うと後悔する?初心者が陥りがちな失敗例
自車を買う時には、自分の使い方に合ったものを選ぶことが大事です。でも初心者は、ある種の「失敗パターン」に険りがち。ここでは、一番よくある失敗例を紹介しつつ、どうすれば後悔しない自車選びができるのかを解説します。

初心者が陥りがちな失敗 1️⃣
実際に触りもせずいきなり高級ロードバイクを買ってしまい...
「スポーツバイクといえばロードバイク!かっこいいし、自転車が好きな人はみんな持ってる。そうか、じゃあ自分も!」
こんな気持ちでロードバイクを買ったものの、操作方法が分からずすぐに壊してしまったり、「自分の身体にあってなかった…」「自分の使い方にあってなかった...」と後悔する初心者の方もいらっしゃいます。
なぜ初心者は最初の一台で失敗しがちなのか?
✅ 速く走れるが、身体に合わせなければツラいだけ...
ロードバイクは軽くて速いですが、その分ペダルを回すのに最適なポジションのセッティングが必要。長時間・高頻度で乗るには体の負担も大きく疲れやすい、それに危険です。シティライドにはクロスバイクの方が良い可能性も大。
✅ 階段の乗り下ろしや保管がめんどう
ロードバイクは軽いのでコツさえわかれば持ち運びはなんてことはないんですが、キックスタンドがオプションなので、駐輪場や自宅での保管が大変です。
✅ メンテナンスが必須
スポーツバイクは定期的なメンテナンスが欠かせません。チェーンの洗浄・注油、空気圧の管理、ブレーキ調整など、身近な場所の頼りになるお店で購入しないと、初心者にとっては心配なことも多く、手間がかかることも多いです。
後悔しないためには?
💡 まずは「自分に合った使いやすい自転車」を選ぶこと
「みんなが乗っているから」ではなく、自分の目的に合った自転車を選ぶのが大事。
💡 初心者は「クロスバイク」or「エントリーロード」がとっつきやすい。
高級バイクの乗り味は最高で大満足できるはずだけど、購入する際は専門店に何度か通いサポートを得た方が良い。
- クロスバイク → ロードより楽な姿勢で乗れ、街乗りや通勤にも使いやすい
- エントリーロード → 初心者向けに設計された、扱いやすいロードバイク
- 高級ロードバイク → 用途・楽しみ方に合うモデルをしっかりと身体に合わせて購入すべし
💡 必ず「試乗」する
乗り心地やサイズ感は人それぞれ違うため、実際にお店でサイズフィッティングと試乗をしてみて「これなら無理なく乗れる」と思えるものを選ぶのが重要。



初心者が陥りがちな失敗 2️⃣
安さだけで選んで後悔
「できるだけ安く買いたい」と思って、価格だけで選んだ結果…
- 変速の動きが悪く、坂道でストレスがたまる
- ブレーキの効きが弱く、安全面で不安がある
- フレームの剛性が低く、ペダルを踏んだ時に自転車自体がヨレて力が逃げてしまう
安さだけを重視すると、こういった問題が起こることが多く、結果的に乗り心地が悪かったり、ロードバイクらしい加速やスピード性能がなく、最終的には自転車に乗るのがつまらなくなってしまいます。

後悔しないためには?
💡 値段だけでなく「自転車の品質」もチェック
激安なモデルはありませんが、スポーツ自転車専門のブランドを購入する方が後々のライドが楽しくなります。消耗品の入手のしやすさ、力の伝達効率、ブレーキの効き具合や変速のスムーズさを確認しましょう。
💡 必ず「試乗」をする
試乗してみないと、実際の乗り心地や操作性は分かりません。試乗して、変速やブレーキの感触、サイズ感を確認することをおすすめします。
💡 専門店で購入する
お店に足を運びそのお店のスタッフさん達と話をしてみて、信頼できると感じたお店で購入するのが良いでしょう。専門店ならしっかり整備され、アフターサポートも受けられるため、安心して乗り続けられます。



初心者が陥りがちな失敗 3️⃣
サイズが合わず乗りづらい
「とりあえずこれでいいや」と適当にサイズを選んでしまうと、
- ハンドルが遠くて前傾がきつい
- 足が地面に届かず、乗り降りが不安定
- 膝や腰に負担がかかり、長時間のライドが辛い
自転車のサイズは体格に合っていないと快適に乗れません。


後悔しないためには?
💡 身長に合ったフレームサイズを選ぶ
サイズ表を参考にするのはもちろん、可能なら実際に乗ってみることが重要。
💡 適切なポジション調整をする
サドルやハンドルの位置を適切に調整することで、乗り心地が大きく変わります。
💡 購入前に必ず試乗する
短時間でもいいので実際に乗ってみて、体に合っているか確かめましょう。
自転車選びで絶対にチェックすべき5つのポイント
自転車を選ぶ際に「なんとなく」で決めてしまうと、後から「こんなはずじゃなかった...」と後悔することも。長く快適に乗るためには、最低限チェックすべきポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、初心者が特に注意すべき5つの重要なポイントを紹介します。
自転車選びで絶対にチェックすべきポイント 1️⃣
自転車の種類を選ぶ(クロスバイク?ロードバイク?)
自転車にはいくつかの種類があり、用途によって向いているモデルが異なります。
- クロスバイク → 通勤・街乗り・フィットネス向け。初心者におすすめ。
- ロードバイク → スピード重視。長距離を速く走りたい人向け。
- マウンテンバイク(MTB) → 悪路・山道向け。タフな走行ができる。


自転車選びで絶対にチェックすべきポイント 2️⃣
サイズ選びの重要性(身長と適正サイズ)
靴ほどではありませんが、同じようにスポーツ自転車にはサイズ展開が豊富にあります。適したサイズを選ばないときっと後悔することに。プロに任せましょう。
ホイール(車輪)の大きさでざっくりと選ぶシティサイクルと違って、スポーツサイクルはホイールサイズで選ぶのではなく、同じホイールサイズのひとつのモデルの中で、フレーム(自転車の骨格となる部分)にサイズ違いがあります。
ランニングシューズを買うのと同じように、身体に合ったサイズを選ばなければなりません。気になるモデルのどのサイズが自分にぴったりなのか、気になるモデルにぴったりのサイズがあるのか、専用機材で股下長を計測したり、実際にお店で跨ったりして自分に適しているサイズを選びましょう。
メーカーによってサイズの展開数が違うので注意
メーカーによってサイズ展開も様々です。ルック車だとシティサイクル同様1〜3サイズ程度しかないことがほとんどです。ヨーロッパのサイクルロードレースシーンでよく見かける有名スポーツバイクメーカーの自転車でもサイズ展開の豊富さは異なります。
店頭受取サービスをご利用いただく場合はサイズチャートをよくお確かめの上ご購入ください。
適したサイズのフレームがわかったら、そこからさらに体に合わせていく必要があります。
体に負担の少ない漕ぎやすいサドルの高さとサドルの前後位置は、何年も乗り続けて慣れてくると感覚的に覚えていたりするものですが、最初はどのくらいの位置が丁度良いのかわからなくて当然です。
大事なのは負担が少なく効率よく力を出せる関節の動き。骨格は人それぞれなので結局それは人それぞれです。特にロードバイクの場合はサドルに座ったまま何時間も漕ぎ続ける運動になるので、しっかりと確認しながら合わせることが大切です。実際にお店で関節の開き具合の角度などを計測しながら調整しましょう。
オンラインから「店頭受け取り」でご注文いただいた場合もしっかりとフィッティングいたします。
最適サイズでさらにカラダに合わせて調整!
無理のない適度な前傾姿勢を実現するためには、ハンドルの高さや幅、サドルからハンドルまでの距離、レバーの角度などを、丁度いい塩梅に調整しなければなりません。同じ身長でも足の長さや胴の長さ、手の長さはそれぞれ異なりますので、やはり関節の角度を計測しながらチェックする必要があります。
サイズ合わせ・ポジション出しは安心保証を掲げる私たちにお任せください。

自転車選びで絶対にチェックすべきポイント 3️⃣
試乗の重要性(乗り心地の確認)
試乗せずに購入すると、「乗ってみたら違和感がある」「ポジションが合わない」などの後悔が発生しがちです。
- 可能なら10分は試乗する
- ペダルを回しやすいか、サドルの高さが適切か確認する


自転車選びで絶対にチェックすべきポイント 4️⃣
引き算の美学なので用途に併せてオプションを揃える必要がある
スポーツバイクには、シティサイクルのような装備がついていません。ライト・鍵・空気入れ・ヘルメット などは別途用意が必要です。
また、シティサイクル用の空気入れは使えない ことが多いため、専用のものを準備しましょう。スタンドが取り付けられないモデルもあるため、展示用のスタンドや立てかける方法も考えておくと便利です。
公道を走るため、安全に関わる装備は最初にしっかりと揃えましょう。
自転車は「引き算の美学」。必要なオプションを用途に応じて揃えることが重要です。
スポーツバイクには、シティサイクルのような装備は基本的についていません。ライト・鍵・空気入れ・ヘルメット などは別途用意が必要。特にロードバイクではペダルも付属しないことが一般的です。
また、シティサイクル用の空気入れは使えない ことが多く、専用のものが必要になります。スタンドの取り付けが難しいモデルもあるため、展示用のスタンドや立てかける方法を考えておきましょう。
公道を走るため、安全に関わる装備は最初にしっかりと揃えましょう。詳しくは下記のページでご紹介しています。
自転車選びで絶対にチェックすべきポイント 5️⃣
点検・メンテナンスで頼れるお店が近くにあるか?
自転車は定期的なメンテナンスが必要な乗り物です。特にスポーツバイクはスピードが出る分、しっかりと点検をしておかないとトラブルが発生するリスクが高まります。
せっかく楽しくサイクリングをしているのに、途中でメカトラブルが発生し帰宅できなくなってしまうのは避けたいですよね。そういったトラブルはあとで笑い話になることもありますが、日々の点検やメンテナンスを怠ると、安全面に影響することもあります。
そのため、信頼できるお店で購入し、メンテナンスのサポートを受けられる環境を整えておくことが大切です。
💡 バイクプラスでは『安心保証』で購入後も自転車ライフをしっかりサポートします!
講習会があるか? アフターサポートがしっかりしているか? しっかりと確認してから購入しましょう。
初心者向けおすすめ自転車と価格帯の目安
自転車選びに迷ったら、まずは用途に合ったモデルを選ぶことが大切です。ここでは、初心者におすすめの自転車と価格帯の目安を紹介します。
初心者におすすめのクロスバイク
クロスバイクは、ロードバイクほど前傾姿勢がきつくなく、気軽に乗れるのが魅力。通勤・通学、フィットネスや街乗りなど幅広い用途で活躍します。
- おすすめ価格帯:8〜13万円
- 特徴:軽量で快適な乗り心地、幅広いシチュエーションに対応
- おすすめモデル:TREK FXシリーズ
初心者におすすめのロードバイク
スピードを重視するならロードバイクが最適。初めてのロードバイク選びでは、扱いやすさや耐久性を重視すると失敗しにくい。
- おすすめ価格帯:15-20万円前後
- 特徴:軽量で速く走れる、ロングライド向き
- おすすめモデル:TREK Domane ALシリーズ など
初めての自転車購入に最適な価格帯
初心者が安心して乗れるモデルを選ぶなら、価格と性能のバランスが重要。
- 8〜13万円:初めてのクロスバイクに最適
- 15〜30万円:本格的にスポーツバイクを楽しみたい人向け
- 30万円以上:長く乗ることを前提に選ぶ高性能モデル
用途に合わせて最適な1台を選び、快適なサイクルライフをスタートさせましょう!
「まとめ|後悔しない自転車選びをするために
自転車選びは、適切な知識と準備があれば失敗を防ぐことができます。ここで紹介したポイントをおさらいしましょう。
✅ 用途に合った自転車の種類を選ぶ(クロスバイク・ロードバイク・MTBなど)
✅ サイズ選びを間違えない(身長に合ったフレームサイズを選ぶ)
✅ 試乗をして乗り心地を確認する(可能なら10分は試乗)
✅ 必要な装備を忘れずに揃える(ライト・鍵・空気入れ・ヘルメットなど)
✅ 信頼できるお店で購入し、定期点検、メンテナンス環境を整える
これらのポイントを押さえれば、長く快適に自転車を楽しむことができます。最適な1台を選んで、充実したサイクルライフをスタートさせましょう! 不安なことやわからないことがあればお気軽に私たちにお問い合わせください! 関連する記事へのリンクバナーを設置しておきましたので、ご興味があればそちらもぜひご覧ください。
