渡部 剛|戸田彩湖店

初めまして!2025年秋からバイクプラスのスタッフとして働いております、戸田彩湖店の渡部剛(わたなべつよし)と申します。今回は少しお時間をいただき、私の自己紹介をさせていただきます。ほかのスタッフと比べると少しアスリートチックな内容になるかもしれませんが、あまり驚かれないでくださいね(笑)。
プロフィール
・1994年生まれ/出身地:埼玉県
・経験スポーツ:小学生→サッカー、 小学生~大学→野球、 社会人→陸上長距離
・趣味:温泉&岩盤浴、ピアノ、ラーメン屋巡り

(社会人になって始めた陸上長距離。グリーンのウェアが私です)
自転車と同じで、毎日コツコツと積み重ねることでタイムが縮まっていく(成長していく)過程が好きです。数値やデータを分析するのも好きなので、結構理論派・理系タイプかもしれません(笑)。
自転車にのめりこむようになったきっかけ
中学2年生の時、友人4人と一緒に自宅のある川越から神奈川県川崎市までママチャリで走った大冒険が、すべての始まりでした。それまで子どもだけで県外に出たことはなかったので大冒険。当時は携帯も持っておらず、紙の地図を片手に、お巡りさんに道を聞きながら自分たちの力で目的地に辿り着きました。
そのときの達成感と感動が忘れられず、学生時代は野球部のオフの日を利用して、行ったことのない都道府県を自転車で旅していました。

(大学4年生の時に自宅の埼玉県から自転車旅をして鹿児島県・指宿温泉まで行きました)
走行距離はなんと約1,600km。帰りは新幹線で輪行して半日で大宮駅に着き、「文明の力ってすごいなぁ」としみじみ思いました(笑)。今でも道中の景色や出会った方々、失敗談まで鮮明に覚えていて、かけがえのない経験ができたことを幸せに思っています。

(北は北海道まで。ほとんどの都道府県を走ったことがあります)
お客様の出身地や最近訪れた観光地、名物などのお話も、ぜひ店頭で聞かせてください!
レース転向と普段のライドスタイル
大学生までは「知らない土地を目指すロングライド」を好んでいましたが、一通り行きたい場所に区切りがついた頃から順位を競うレースにも興味が湧き、大学卒業後の社会人1年目から本格的にデュアスロン(RUN→BIKE→RUNの複合競技)に取り組み始めました。
恐らく多くの方は賛同してくれないと思いますが(笑)、BIKE後のRUNは脚が鉛のように重くて攣りそうになります。ですがその「限界まで追い込んでいる感覚」が、むしろ心地よいんです(汗)。興味がある方はぜひ一度お試しを…(笑)。

(毎年10月に行われる渡良瀬遊水地でのデュアスロンの大会にて)

(沿道の声援が励みになった、最も思い入れのあるKOMATSU日本鉄人レース)
その後、2023年頃からヒルクライムレースにも興味を持ち始め、富士ヒルクライムなど様々な大会に参加しています。デュアスロンはドラフティング(他人の風よけ利用)が禁止で“自分との戦い”。一方、ヒルクライムは駆け引きもあって、そこがまた面白いんです。
大人になると学生時代のような友情を築くのが難しいですが、レースを通じて全国の仲間と出会い、ゴール後に自然と健闘を称え合う瞬間が本当に好きです。
そして、たまに無性に“変態ライド”をしたくなることもあります(笑)。いくつか例を紹介します。

まずは「エベレスティング」。ヒマラヤのエベレスト(標高8,848m)と同じ獲得標高を一度のライドで達成するという企画です。埼玉県の物見山(約1km・勾配6.5%)を150回以上往復して達成。総距離は約300km。同じ道を何度も走り、気が遠くなりました(笑)。写真は登り終えた瞬間の「やったー!」のポーズ。達成感MAXでした。
次に「キャノンボール」。東京・日本橋から大阪・梅田(またはその逆)まで約550kmを、ドラフティングなしで24時間以内に走る企画です。私は2025年9月に大阪→東京ルートで挑戦し、最高気温37度という猛暑の中、なんとか24時間以内に完走しました。「もっと涼しくなってからやればよかった…」と少し後悔しましたが(笑)、1日でこれだけ走れる自転車の凄さを改めて実感しました。(もうしばらくはやりたくないですけどね…笑)
お客様へ

ここまで読んでくださった多くの方が「自分には無理かも」「次元が違うな」と思われたかもしれません。でも、私も最初は知識ゼロで不安いっぱいのままショップの扉を開いた一人でした。
自転車は歩くよりも速く、走るよりも楽に遠くへ行ける最高の相棒です。しかも車や新幹線、飛行機よりもずっと手軽で経済的。そこにこそ、自転車の魅力と無限の可能性があると思っています。
その魅力を少しでもお伝えしながら、お客様のライフスタイルや目標に合った自転車ライフを一緒に作っていけたら嬉しいです。ぜひお気軽にお声がけください!