TREK FX3をカスタム!乗り心地と軽量化を追求した半年間の進化

2024年12月1日by 戸田バイクプラス

朝から晩までこんにちは!戸田彩湖店の松川です。

2024年5月末に発売された新型トレックFX3。フルモデルチェンジなだけあって前FX3よりかなり見た目が変わりましたね。発売と同時にFX3 Gen4(以下FX3)を購入し、夏頃にカラーパーツでのFX3カスタムをご紹介しましたが、その後も思うがままにカスタムした人がいるとか、、、誰でしょうね?

と、いうことで!!!! 

購入してからおよそ半年ほどかけてカスタムした内容やその変わり様をご紹介させていただきます!

FX3のモデルチェンジに関する詳細はこちらをご覧ください。


【ベース車体】新型TREK FX3 Gen4とは?

Trek FX3 Gen4 2025(トレック FX3 Gen4 2025)のホワイトカラー(Era White)の斜め前方からの画像

モデル:TREK FX3 Gen4
カラー:Era White
サイズ:Mサイズ(適正身長165-175cm、適正股下77-83cm)
重 量:実測11.9kg(カスタム前のノーマル構成)

Gen3から大幅なモデルチェンジを果たし登場した、街乗りからサイクリングまで幅広く活躍する、一押しのクロスバイク。実際に30kmの道のりを通勤で使用してみましたが、ゆったり走れば全く問題ないレベルで快適に走れる個人的には素晴らしいバイクだと思います。

カーボンフォークが故に路面からの振動吸収性が良いうえ、発進や加速もスムーズでストレスフリー。1×10速の新型CUESを搭載しており、ギア比も十分。スポーツバイクの1台目や街乗り用の足としてイチオシ!

  • 軽量アルミフレームに1×10ドライブトレインを搭載
  • シマノ製油圧ディスクブレーキで雨でもしっかり止まれる

ホイール交換

一番性能に関わるホイール交換はマスト!
「グラベルにも行ける少し幅広のタイヤを付けたい&少しだけリムハイトが欲しい」ということでBontragar製カーボンホイールのBontragar Aeolus Elite 35V詳細)へ交換。どこを走るにもちょうどいい35mmリムハイトと外側32mm内側25mmのリム幅で幅広タイヤにピッタリ!純正でついてくるホイールから実測値で約830gの軽量化と、カスタムの中で一番の軽量化になります。

※FX3につける際はハブキャップ前後輪分と前輪のハブアクスルを交換する必要があります。

ホイールを変えると走りが別格になるとよく言っていますが、誰が乗っても明らかに違いを体感出来るぐらい乗り味がガラッと変わります。加速、発進がよりスムーズになり、速度の維持も楽になり、更に足を止めている際の伸びもよくなります。乗り心地が良くなったことも忘れてはいけませんね。

コストこそかかるものの、それに見合う走りを魅せてくれるホイールのアップグレードはクロスバイクに限らずどんな車種でも一番オススメです。

ハンドル交換

FX3を購入すると、グリップ部に特製クッションを貼り付けられている、Bontrager Satellite Plus IsoZoneハンドル詳細)が標準装備されています。もちろんこのままでもいいのですが、軽量化&幅広化をするためBontrager RSL MTBハンドルバー詳細)へ交換。ステムハンドル一体型なだけあってめちゃめちゃ軽いです!カタログ値で430gの軽量化になります。

ハンドルなどバイクの上部に位置するものを軽量化するとバイクの振りが軽くなり、数値以上に車体が軽くなったように感じるので、軽量化という点を重視するならハンドル交換はかなりオススメ!

RSL一体型ハンドルを前から見るとRSLのロゴが刻まれている

FX3に装着したRSL一体型ハンドルの斜め前方からの画像

RSL一体型ハンドルの、乗っていて見える部分にRSLの正式名称が刻まれている

RSL一体型ハンドルの、サドル側から見える金色で刻まれたRace Shop Limitedの文字の画像

結果、それはもう大満足のハンドル回りが完成。明らかに軽くなっており、立ちこぎも以前より楽々に。さらにハンドル幅がかなり広くなっていることで安定感もアップ。

さらにさらに、カーボンハンドルのため程よいしなりが生まれ、手や腕にかかる負担がかなり下がります。上半身の疲れが軽減されることで日々の街乗りや通勤ライド(およそ30km)が楽しくなりました。


シートポスト交換

Ergon CFシートポストを右側からとった画像

ERGON CFシートポスト

かなり奇抜な見た目をしていますが、乗り心地はもはや魔法!? 軽量化にもなって、かつ乗り心地が変わるシートポストを交換。

戸田店スタッフ中村絶賛のシートポスト。シートポスト自体が2分割されており、サドルレールを固定するフリップヘッド上のピボットにはベアリングが内蔵。

シートポストがしなってもサドルの水平が保たれるので違和感もなし!それでいてカーボン製なので240gと軽量(純正のシートポストは実測330g)。軽量化もしつつ乗り心地が大幅にあがる、素敵なカスタムです。

コンポーネント交換

FX3に標準装備されているのはShimano製の『CUES 10速』。軽量化という面も捉えつつ11速化を行いよりサイクリング向けにするため『R7000 105』へ換装。

変速段数が増えるのはもちろんのことですが、歯数の違いが大きくないことからより細かく走りに合った段数を選択できるようになります。その代わり、一番軽いギアが48Tから28Tになってしまうので、乗るコース内に激しい坂がある方は要注意!

フロントのチェーンリングには、話題のキャパシティブースターを手掛けるスギノエンジニアリング『Cycloid SHC』を導入し、コンポーネント換装で合計520gもの軽量化となり、チェーンリングボルトにWolf Toohのパープルカラーを使用することで統一感やオシャレ度もアップ!


タイヤ交換

乗り心地が快適になるものといえば!チューブレスですね。
FX3 Gen4のホイールはチューブレスレディ対応となっており、専用のリムストリップとチューブレス用バルブ、そしてチューブレスレディのタイヤがあればOK!チューブレス化のためにホイールを変えなくてもいいんです!

チョイスしたのはBontragar Girona Pro GR TLR グラベルタイヤ詳細)。700×35cと700×38cと2種類のタイヤ幅から選ぶことができます。オンロード&オフロードどちらでも安心して走行でき、かつ耐パンク性も高いオススメのグラベルタイヤです!


ペダル交換

FX3に取り付けてあるTREK Line Proペダルの上からの画像

TREK Line Pro

Line Proペダルは踏み面からアルミ製のピンが突出しており、これが靴をがっちりホールド。雨などでも滑りにくく踏み外してしまう心配が減ります。


ローターを軽いものに交換

軽量化&見た目の良さから、KCNC製のブレーキローターに交換。純正のシマノ製ブレーキローターに比べかなりシャープな印象を与えてくれます。


その他細かなカスタム

Wolf Tooth製のパープルカラーヘッドキャップを上からとった画像

ヘッドキャップ

まず乗っていて一番目に入ってくるカラーカスタムとして、ヘッドキャップを交換。個人的に紫が好きということもありチョイスしてみました。

Wolf Tooth Ultralight Stem Cap and Bolt


【カスタム費用】軽量化にはお金がかかるがその価値はプライスレス!

参考程度ですが、カスタムにかかったパーツの総費用の内訳は2025年1月現在の価格で、

  • ホイール(小物パーツ込):¥183,100
  • ハンドル:¥69,900
  • シートポスト:¥32,900
  • リアディレイラー:¥8,164
  • シフトワイヤー(ポリマーコーティング):¥2,353
  • シフター:¥9,787
  • スプロケット:¥7,128
  • チェーンリング:¥19,690
  • チェーンリングボルト:¥5,170
  • タイヤ:¥15,800
  • ペダル:¥14,900
  • ヘッドキャップ:¥2,640
  • コラムスペーサー:¥2,200
  • シートクランプ:¥4,620
  • バルブキャップ:¥1,320
  • ブレーキローター:¥22,000

合計:¥401,672 !!

もはや車体の金額の3倍以上かかっていますが、オリジナルとはかなり違った走りを見せてくれるうえ、楽しく走れるカスタムになっているので満足度は非常に高いです。


【まとめ】カスタムで乗り心地と軽量化を実現したTREK FX3

ここまで松川のFX3軽量化&乗り心地アップカスタム内容をご紹介してきましたが、乗り心地は言うまでもなくラグジュアリーレベルにアップ! 軽さはというと実測11.9kgから9.3kgと、2600gもの軽量化に成功!

可能な限り全力でカスタムをお手伝いさせていただきます!

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