カバンの中身全部見せます!! キャンプツーリングの持ち物チェック
自転車キャンプの持ち物&バイクパッキングについてご紹介!まずはどれくらいの荷物量になるのか、私のゆるキャンの装備をまるっとお見せするところからスタートします。
荷物を並べて容量チェック
今回のキャンプツーリングに持っていったアイテムを並べてみました。テーマはそうですね、「無駄なく厳選するけど、防寒対策だけはバッチリしたい!」です。
これは私のこだわりなのですが「持ち運びをするものは、機能よりも軽量コンパクトさを重視して選ぶ」。人間生きていると、こういうものは買ってもいずれ使わなくなる、というのが分かってきます。物を選ぶとき、とくに持ち運びをしたりするものを選ぶとき、私が重視しているのは、軽いこと、かさ張らないこと。この2点でアイテムをセレクトしています。
①アライテント・エアライズ1
ポールを組んで、テントに通せば形になる自立式なので初心者にぴったり!ちっちゃいながらも前室があって気にいってます。
②テント用のポール
このポールの長さが、今回のパッキングで唯一苦労したところです。オルトリーブのスポーツローラープラスに縦に入れるにはちょっと長くて、斜めに入れるとなると、ほかの荷物の収まりが急激に悪くなってしまう。バッグ内のキャリア側に斜めに入れてなんとか収まりました。こういう長さのあるものをラクに入れるにはペアで40リットルのパニアバッグがおすすめです。
③3シーズン用の寝袋
寝袋はダウンなのでコンパクトになってあったか。3シーズン用なので極寒の冬はさすがに無理なレベルです。もともと寝袋は違う袋に入っていたのですが、SEATOSUMMITの防水スタッフバッグ「ULTRA-SIL 4ℓ(ウルトラシルナノドライサック)」に入れ替えました。雨でも安心ですし、もともとの袋よりも圧縮できて荷物の縮小にも役立ちます。
④マット
寝袋の下のマットは必須!コットで寝るにしてもマットは必須!テント越しでも地面の冷たさは伝わってきます。そして予想しているより固い。マットがあることで快適さが全然違います。空気を入れて膨らますタイプは丸めるとコンパクトになるので、バッグ内の省スペースにも◎。
⑤食料セット
私は「お湯さえ沸かせればなんとかなるでしょ!」派。フリーズドライのスープやシチュー、アルファ米などが入っています。キッチンペーパーなども合わせてジップロックに。
⑥ソト(SOTO)ポップアップテーブル
ずっと欲しかったミニテーブル。登山中、お昼休憩しているときにガスバーナーを使うわけですが、だいたい砂地だし、不安定な場所が多いし、食器の置き場に困ることが多いものです。
SOTOのポップアップテーブルはなんといっても、重量395gという軽量さ!そして2つ折りにパタンとたためて薄くてかさ張らない!なのに広げると十分なA4サイズ!ちょっとお高いので迷ってたんですけれど、自転車キャンプを機に買っちゃいました。
⑦ヘリノックス・チェアゼロ
なんと500g以下!もちろんヘリノックスの他のチェアのように背面が大きくて深かったり、高さがあったりすればもっと座り心地がいいのはわかります。でも500gってわずかペットボトル1本分ですし!
焚火を囲んで数時間、チェアゼロの上で過ごしましたが座り心地まったく問題なし!このサイズなら、キャンプじゃなくても、普段のサイクリングでも行き先によっては持っていく気になれます。春のお花見とか、夏の渓流沿いとか、秋の紅葉の公園とか、楽しみの幅が広がると思いません?
⑧テント内の照明
ピラミッド型でフック付き、テント内に吊るタイプです。テント内を照らすには十分。この小ささが気に入って購入しました。
⑨コッヘル⑩ガスボンベ
スノーピークのコッヘル。バーナーやガスボンベ、スプーン、フォーク(折りたたみ式)はコッヘルの中に収納しています。
⑪お皿とコップ
なくてもなんとかなるけど、ゆるゆるキャンプだから、少しカラフルなものを持っていきたくなって100円ショップで購入。女子心です!キャンプの夜は冷えるから、コップは保温のきくものので蓋ができるものがいいと思います。
⑫ブランケット
10月終わり、日が暮れるとどんどん寒くなっていきます。地面が冷えて足もとから冷えていきます。チェアに腰かけているときはブランケットとして、ちょっと移動するときはポンチョに。
⑬レインウェア
朝、テントのなかで目が覚めると雨の音がしていました。山でもなんでもレインウェアは必須!絶対持っていきます。防寒具にもなりますし。
⑭衣類はスタッフバッグに
SEATOSUMMITのスタッフバッグ8ℓ。防寒具を入れています。ずっとサイクリング服っていうのも味気ないですし雰囲気を出すため!夜は、着替えをつめて枕として使用します。
⑮洗面用品とか
身だしなみ用品です。こちらも最小限にまとめたつもりですが、いかんせん女性の荷物って多くなっちゃいますよね。。。
⑯ダウンジャケット
ほんとに寒かったら使おうと思って念のため準備。寝る前に歯磨きにいったりトイレにいったりするとき、あと寝起きに結局着ました。
⑰モバイルバッテリー
スマホやライトの充電用に携帯。ロングライドのときはガーミンの充電やスマホ充電のための必須アイテム。ハンドルバーにつけてある小さいバッグに入れています。
⑱本
テント泊ときの至福の時間は寝る前に、こっそりと本を読むこと。だいたい疲れていてすぐ寝ちゃうので、数ページしか読まないんですけれど。テント内の自分だけの空間で読書ってなんとも贅沢なひと時だと思います。唯一の嗜好品かも。
⑲レジャーシート
コンパクトになるレジャーシート。無印良品で買いました。公園や海沿いなどに持っていくと便利!最近はモバイルバッテリーと同じくハンドルバーバッグに入れています。
バイクパッキングはキャリアを使った王道積載方法!
いろんな荷物の運び方があると思いますが、私が選んだのは、マウンテンバイクにリアキャリアをつけて両サイドにバッグをつけるという、荷物運びの定番中の定番の方法です!
理由のひとつにはフレームサイズの大きさ
流行りのバイクパッキング、というとキャリアじゃなくて、大きいシートパック、フレームパック、ハンドルバーパックなどを装着する方法。
ですが、これはフレームサイズがある程度大きくないとできません。私のマウテンバイクは一番小さいXSサイズ。そうするとトップチューブ、ダウンチューブ、シートチューブから成る三角形が小さくて、フレームパックの取り付けはできないものがほとんどです。ボトルケージがギリギリ付けられるレベル。サドル下につけるシートパックも、大きすぎるとタイヤに擦ってしまう。ハンドルバーパックだって、そんなに大きいものは付けられません。
フレームに制約があってもたくさん荷物を運べる方法となると、やっぱりリアキャリアでしょう!もちろん、カーボンフレームだとキャリア用の台座がなかったり取り付けできないものもありますが、今回はアルミのハードテイルマウンテンバイク「X-caliber」。日常使いもしやすいように、スタンドやリアキャリアの取り付けができるようになっています。
荷台には、ペアで25リットルのオルトリーブのパニアバッグ
もともとキャンプツーリングをするつもりはなくて、「旦那と自転車でグランピングでもするかな~」と思いキャリアとバッグは購入済だったんです。宿に泊まるにしても夏場なら2人分の荷物は余裕だし、このサイズのバッグならば普段の通勤にも使いやすいでしょ、と思って2つで25リットルのOrtlieb「スポーツローラープラスQL2.1」にしました。
で、今回キャンプツーリングに行くことになったわけですが、このサイズで果たして入るのか……思い返してみるとですよ、登山のバッグパック売場でテント泊用として売っているのって50~60リットルとかそれ以上だし。以前、ソロテント山行しようと思って手持ちの40リットルのバッグパックに詰めてみたら荷物パツパツでした。
実際につめてみたら、どうしても防寒具とか着替えが入りきらず、衣類はドイターのバックパックで持ち運ぶことにしました。ということは夏場だったらパニアバッグだけで行ける!ってことです。意外と入ることにビックリ。ちなみにパンク修理セットさんたちは、サドルバッグに常駐しています。
リュックを背負うか?キャリアの上部に括り付けるか?
写真のようにキャリアの上部に荷物を括りつけるという方法も候補でした。
積んでるモノがね、夜キャンプの飲み会の残りの焼酎っていう。なんかいい感じに噴射しそう!!!あたらしいエンジン手に入れたみたいになってます(汗)
こんな風にキャリアの上部にバンドで荷物を括れば、肩の負担を考えなくて済みます。真夏だったらおそらくこの方法を選んだでしょう。
ただデメリットもあって、すべての荷物を後輪側にすると、前後のバランスがとりにくくて前輪が浮くかもしれません。そして、荷台の上部に荷物を乗せるとまたがるときに大変です。かなり足を上げないといけない。乗り降りのことを考えても、「これ以上はキャリアに乗せたくないなぁ…」と思いました。
なので、今回はドイターの「コンパクトEXP SL(10+2リットル)」に、防寒具などの衣類を入れていくことに。背負うならやっぱり安心・安定のドイターです。
これが私のバイクパッキングスタイル!ものすごい優等生な感じにまとまったと自負しております!
今回はマウンテンバイクでしたが、クロスバイクやロードバイク・ドマーネALシリーズ、グラベルロードにもキャリアやバッグの取り付けは可能です。取り付けのご相談はバイクプラスまでぜひ!!