Trek Fuel EX 5 Gen 7 2027年モデル
Fuel EX 5 Gen 7とは?
登りも下りも、初めての本格トレイルも。走る場所を限定しない、Gen 7 Fuelのアルミフルサス入門モデルです。
Fuel EX 5 Gen 7は、トレイルライドを幅広く楽しむために作られたフルサスペンション・マウンテンバイクです。
Alpha NEXT Platinumアルミフレームに、150mmトラベルのRockShox Recon Silver RLフォークとRockShox Deluxe Selectリアショックを組み合わせ、荒れた登りから根や岩の続く下りまで対応します。
M・L・XLサイズは29インチホイールとリア145mm/フロント150mmトラベルを組み合わせたFuel EXらしいバランス型セッティング。Sサイズでは、29インチフロントと27.5インチリアを組み合わせ、前後150mmトラベルとすることで、小柄なライダーでも扱いやすい構成になっています。
Shimano Deore 1×12速、油圧ディスクブレーキ、TranzXドロッパーポスト、チューブレスレディホイールなど、トレイルへ入るために必要な装備も最初から揃っています。
さらにGen 7では、ロッカーリンクやロアショックマウントなどを交換することで、より遊びやすいFuel MXや、よりロングトラベルなFuel LX方向へ発展させることも可能。最初の一台としてだけでなく、走り方の変化に合わせて育てていけるMTBです。
Fuel EX 5 Gen 7の注目ポイント
Fuel EX 5 Gen 7の魅力は、単に前後サスペンションを備えていることではありません。Gen 7ではフレームそのものの拡張性が大きく高まり、乗り方やフィールドに合わせてセッティングを発展させられるようになりました。
長く乗り込めるAlpha NEXT Platinumアルミフレーム
フレームにはAlpha NEXT Platinumアルミを採用しています。
トレイルで求められる剛性や耐久性を確保しながら、フレーム内ストレージ、交換式ロッカーリンク、交換式ロアショックマウント、UDH、BSAねじ切りボトムブラケット、ISCG 05など、現在の本格トレイルバイクに求められる規格をしっかり取り入れています。
完成車価格を抑えながら、フォーク、リアショック、ホイール、ブレーキ、ドライブトレインを将来的にアップグレードしていけるのもFuel EX 5の魅力です。
リア145mm+フロント150mmのバランス型トレイル仕様
M・L・XLサイズのFuel EXは、リア145mm、フロント150mmのサスペンショントラベルを採用しています。
クロスカントリーバイクより大きな衝撃を吸収できる一方、極端なロングトラベルのエンデューロバイクほど登りを犠牲にしていないのがFuel EXの特徴です。
林道を登ってシングルトラックへ入り、根や岩のあるテクニカルな下りを楽しむ。そんな日本のトレイルライドにも合わせやすい、非常に使いやすいトラベル量です。
Fuel EX=「何でもやりたい人」の基本形
速く登ることだけに特化せず、下りだけにも振り切らない。登り、下り、コーナー、段差、ジャンプまで幅広く遊びたいライダーに向いたセッティングです。
Sサイズは29インチ+27.5インチのミックスホイール
Sサイズだけは、フロント29インチ/リア27.5インチのミックスホイール構成を採用しています。
前輪の29インチによる走破性や安定感を維持しながら、後輪を27.5インチにすることで、小柄なライダーでもバイク上で身体を動かしやすくなっています。
Sサイズではリアサスペンションも150mmトラベルとなり、前後150mmの構成です。
単に車輪を小さくするのではなく、専用のロッカーリンクとロアショックマウントによってジオメトリーを補正しているのもGen 7 Fuelの重要なポイントです。
走り方に合わせてサスペンションのレバレッジ特性を変更
Gen 7 Fuelでは、ロアショックマウントのチップを切り替えることで、リアサスペンションのレバレッジ特性を調整できます。
よりプログレッシブな設定を選べば、サスペンション初期の細かな路面追従性を保ちながら、ストローク後半で踏ん張りやすくなります。
ジャンプや大きな段差でボトムアウトしにくくしたい場合など、体重や走り方、トレイルに合わせてセッティングできる機能です。
EXからMX・LXへ発展できるGen 7プラットフォーム
Gen 7 Fuel最大の特徴のひとつが、同じフレームをベースに複数のキャラクターへ変更できることです。
- Fuel EX:145mmリア/150mmフロントを基本とした万能トレイル仕様
- Fuel MX:27.5インチリアと150mmリア/160mmフロントを組み合わせた、より遊びやすい仕様
- Fuel LX:160mmリア/170mmフロントのロングトラベル仕様
ロッカーリンク、ロアショックマウント、サスペンション、必要に応じてリアホイールなどを適切に組み合わせることで、ライディングスタイルに合わせて仕様を変更できます。
リアホイールだけを27.5インチへ交換するとジオメトリーが崩れるため、必ず対応するロッカーリンクとロアショックマウントを組み合わせる必要があります。
最初はFuel EXとして乗り、経験を積んでから「もっとジャンプを楽しみたい」「もっと激しい下りへ行きたい」となったときにも、フレームを買い替えずに発展させられるのが大きな魅力です。
RockShoxの前後エアサスペンション
フロントフォークにはRockShox Recon Silver RLを採用。Solo Airスプリング、Motion Controlダンパー、ロックアウト機能を備え、150mmのトラベル量を確保しています。
リアショックはRockShox Deluxe Selectの205×60mm。
ライダーの体重に合わせて空気圧を調整できるため、適切にサグを設定することで、路面追従性とペダリング効率のバランスを整えられます。
Fuel EX 5では価格を抑えつつ、前後ともエアサスペンションを採用しているため、体重や走り方に合わせた基本的なセッティングが可能です。
ブレーキング中もサスペンションを動かすABP
リアサスペンションにはTrek独自のABP(Active Braking Pivot)を採用しています。
一般的なサスペンションでは、強くリアブレーキをかけた際にサスペンションの動きが硬くなり、荒れた路面でタイヤが跳ねやすくなる場合があります。
ABPはブレーキングによる力とサスペンションの動きを個別にチューニングすることで、ブレーキング中でもリアタイヤが路面を追従しやすいよう設計されています。
急な下りや荒れたコーナーでブレーキを使いながら走る場面でも、タイヤの接地感を保ちやすく、落ち着いてラインを選びやすくなります。
Shimano Deore 1×12速のワイドレンジドライブトレイン
ドライブトレインにはShimano Deore 12速を採用しています。
フロント30Tのシングルチェーンリングと、リア10-51Tのワイドレンジカセットを組み合わせた1×12速仕様です。
フロント変速がないため操作がシンプルで、変速操作へ気を取られずにブレーキングやライン取りへ集中できます。
51Tのローギアは急な林道やテクニカルな登りでも軽いギアを選びやすく、自走で山へ入り、下りを楽しむトレイルライドとの相性に優れています。
前後180mmローターのShimano油圧ディスクブレーキ
ブレーキにはShimano MT201レバーとMT200キャリパーを組み合わせた油圧ディスクブレーキを採用しています。
ローター径は前後180mm。油圧式ならではの軽いレバー操作と扱いやすい制動特性を備え、トレイルでの速度調整をサポートします。
Fuel EX 5はカスタムのベースとしても優れたモデルなので、将来的により急で長い下りやバイクパークを中心に楽しむようになった場合には、4ピストンブレーキや大径ローターなどへアップグレードしていくのもおすすめです。
2.4インチタイヤとLine TLR 30ホイール
ホイールにはBontrager Line TLR 30チューブレスレディリム、タイヤにはBontrager Gunnison Elite XR 2.40インチを採用しています。
太いタイヤはトレイルで路面との接地面を確保しやすく、土、根、石、砂利など路面状況が変化する場所でもグリップと安定感を高めます。
チューブレスレディ仕様なので、適切なセットアップを行えば低めの空気圧を使いやすくなり、タイヤが地面の凹凸へ追従しやすくなります。
フレームは最大29×2.50インチタイヤに対応しているため、将来的によりグリップ重視のタイヤへ変更する余地もあります。
下りでサドルを瞬時に下げられるドロッパーポスト
Fuel EX 5にはTranzX JD-YSI34ドロッパーポストを標準装備しています。
ハンドルのレバーを操作するだけで走行中にサドル高を変更でき、登りでは通常のペダリングポジションへ、下りではサドルを低くして身体を自由に動かせます。
Sサイズは150mm、M・L・XLサイズは170mmのトラベルを確保しています。
急な下りや段差、コーナーでは身体の重心移動が重要になるため、ドロッパーポストは現在のトレイルMTBに欠かせない装備のひとつです。
アルミモデルにもフレーム内ストレージを装備
Fuel Gen 7では、カーボンモデルだけでなくアルミフレームにもフレーム内ストレージを備えています。
スペアチューブやタイヤレバー、CO2ボンベ、小型工具など、ライド中に必要なものをフレーム内部へ収納できます。
バックパックへ荷物を詰め込みすぎずに済み、短時間のトレイルライドなら必要最低限の荷物を車体側へ分散しやすくなります。
トップチューブにはアクセサリーマウントも備わり、小型バッグなどを取り付ける際にも便利です。
一般的なZSヘッドセットで将来のカスタムにも対応
ヘッドセットには一般的なZS(Zero Stack)規格を採用しています。
専用規格へ依存しないため、将来的なヘッドセット交換やアップグレードがしやすく、対応するアングルセットを使用したジオメトリー調整なども可能です。
リアエンドにはUDH、ボトムブラケットにはBSAねじ切り式を採用しており、補修部品の入手性やメンテナンス性にも配慮されています。
こんな方におすすめ
- 初めて本格的なフルサスペンションMTBを購入したい
- ハードテールからフルサスペンションへステップアップしたい
- 登りも下りもあるトレイルを一台で楽しみたい
- 林道を自走で登って、シングルトラックの下りを楽しみたい
- クロスカントリーより下りに余裕のあるMTBが欲しい
- エンデューロバイクほど大柄ではない、扱いやすいフルサスを探している
- ドロッパーポストやチューブレス対応ホイールを最初から使いたい
- 将来的にフォーク、ショック、ホイール、ブレーキをカスタムしたい
- 乗り方が変わったらMXやLX方向への発展も楽しみたい
- 価格を抑えながら、長く使える最新世代のトレイルフレームを手に入れたい
サイズチャート
Fuel EX 5 Gen 7はS・M・L・XLの4サイズ展開です。
MTBでは身長だけでなく、股下、腕の長さ、乗車姿勢、トレイルでのバイクの動かしやすさなどによって適したサイズが変わります。
特にFuel EXでは、サイズによってリーチやホイールベースだけでなくチェーンステー長も調整されているため、体格に合ったサイズを選ぶことが重要です。
Sサイズのみ、29インチフロント+27.5インチリアのミックスホイール仕様です。Mサイズ以上は前後29インチとなります。
サイズ選びに不安がある場合は、 失敗しない股下計測方法 をご確認ください。
※サイズチャートはメーカー公表値をもとにした目安です。体格、柔軟性、乗車経験、使用するトレイルによって適したサイズが異なる場合があります。
※サイズの境界付近では、バイクの取り回しやすさを重視するか、高速域の安定感を重視するかによって選択が変わります。サイズ選びに迷われた場合はバイクプラスのスタッフまでご相談ください。
スペック
※スペックは個別に記載されていない限り全サイズ共通です。価格・仕様はメーカー発表時点の情報であり、予告なく変更される場合があります。サプライチェーンの状況により、同等または互換性のある部品へ変更される場合があります。
※重量はMサイズのメーカー公表値です。サイズ、カラー、仕様および実際の製品によって異なる場合があります。
※サスペンションやホイールサイズを変更する場合は、適合するロッカーリンク、ロアショックマウントなどが必要です。安全のため必ず販売店へご相談ください。
Fuel EX 5 Gen 7とFuel EX 8 Gen 7の違い
Fuel EX 5とFuel EX 8は、どちらもAlpha NEXT PlatinumアルミのGen 7フレームを採用しています。
大きな違いは、サスペンション、ブレーキ、ドライブトレインなど完成車パーツのグレードです。
Fuel EX 5がおすすめ
まず本格的なフルサスMTBを始めたい方、予算を抑えて最新Gen 7フレームを手に入れたい方、乗りながら必要な部分を少しずつカスタムしていきたい方におすすめです。
Fuel EX 8がおすすめ
最初から荒れた下りを積極的に走りたい方、サスペンション性能や4ピストンブレーキ、負荷を掛けた状態での変速性能まで重視する方にはFuel EX 8が向いています。
あわせて読みたい
Fuel EX 5を検討している方におすすめの、マウンテンバイクの基礎知識や選び方の記事です。
Fuel EX 5 Gen 7 よくあるご質問
Fuel EX 5は初めてのフルサスペンションMTBにもおすすめですか?
はい。150mmクラスのサスペンション、Shimano Deore 12速、ドロッパーポスト、チューブレスレディホイールなど、トレイルを始めるために必要な装備が最初から揃っています。クロスカントリー専用車ほどシビアではなく、ロングトラベルのエンデューロバイクほど大柄でもないため、幅広いトレイルで扱いやすいモデルです。
Sサイズだけホイールサイズが違うのはなぜですか?
Sサイズはフロント29インチ、リア27.5インチです。前輪の走破性を維持しながら、小柄なライダーが後輪の上で身体を動かしやすくするための設計です。Sサイズでは前後150mmトラベルとなります。
Fuel EX 5をFuel MXやFuel LX仕様へ変更できますか?
Gen 7 Fuelフレームは、対応するロッカーリンク、ロアショックマウント、サスペンション、ホイールなどを組み合わせることでMXやLX方向へ変更できます。ただし、リアホイールだけを27.5インチへ交換するとジオメトリーが崩れるため、必ず適合する部品を組み合わせる必要があります。変更をご希望の場合は販売店へご相談ください。
Fuel EX 5はチューブレスにできますか?
はい。Bontrager Line TLR 30リムとGunnison Elite XRチューブレスレディタイヤを採用し、TLRリムストリップとシーラントにも対応しています。適切なチューブレスセットアップにより、低めの空気圧を使いやすくなり、トレイルでのグリップや快適性を高められます。
ドロッパーポストは標準装備ですか?
はい。TranzXドロッパーポストを標準装備しています。Sサイズは150mm、M・L・XLサイズは170mmトラベルです。下りでサドルを下げることで、バイク上で身体を自由に動かしやすくなります。
Fuel EX 5にはフレーム内収納がありますか?
はい。Alpha NEXT Platinumアルミフレームにもフレーム内ストレージを備えています。スペアチューブや工具など、トレイルで必要な小物を車体内部へ収納できます。
タイヤはどこまで太くできますか?
フレーム側は最大29×2.50インチに対応しています。実際に装着できる幅はタイヤとリムの組み合わせによる実測幅でも変わるため、交換時にはフレームやフォークとのクリアランスをご確認ください。
Fuel EX 5でMTBパークを走れますか?
150mmクラスのサスペンションを備えているため、幅広いトレイルやMTBパークを楽しめます。一方、長く急な下りを繰り返す場合や、より高速で激しい走りを中心にする場合は、4ピストンブレーキや上位サスペンションを備えたFuel EX 8、あるいはよりロングトラベルな仕様も選択肢になります。
ペダルは付属していますか?
ペダルは付属していません。トレイルを走る場合は、ピンがしっかり靴底へ食い込むMTB用フラットペダルとMTB用シューズ、または用途に合ったビンディングペダルをご使用ください。