Trek Fuel EX 8 Gen 7 2027年モデル
Fuel EX 8 Gen 7とは?
登りも下りも楽しめるFuel EXの万能性に、FOXサスペンションとSRAM Eagle 70 T-Type、4ピストンブレーキを組み合わせた本格トレイル仕様です。
Fuel EX 8 Gen 7は、トレイルでのコントロール性能やサスペンション性能までしっかり重視したいライダーに向けた、アルミフルサスペンション・マウンテンバイクです。
フレームはFuel EX 5と同じAlpha NEXT Platinumアルミ製Gen 7プラットフォームですが、フロントには150mmトラベルのFOX Rhythm 36、リアにはFOX Performance Float Xを装備。
さらに、負荷の掛かった場面でも正確な変速を狙ったSRAM Eagle 70 T-Type、SRAM DB 8 4ピストン油圧ディスクブレーキ、Rapid Drive 108リアハブ、2.50インチのBrevard Pro XRタイヤなど、荒れたトレイルや長い下りで差が出やすい部分を重点的に強化しています。
M・L・XLサイズは前後29インチ、リア145mm/フロント150mm。Sサイズではフロント29インチ+リア27.5インチのミックスホイールとし、前後150mmトラベルを採用しています。
「まずフルサスに乗ってみたい」という段階から一歩進んで、テクニカルなトレイルやMTBパークまで積極的に楽しみたい方に適したFuelです。
Fuel EX 8 Gen 7の注目ポイント
Fuel EX 8 Gen 7は、Gen 7共通の高い拡張性に加えて、サスペンション、ブレーキ、ホイール、タイヤ、ドライブトレインまでトレイルでの走りを重視したパーツを標準装備しています。
Alpha NEXT PlatinumアルミのGen 7フレーム
フレームにはAlpha NEXT Platinumアルミを採用しています。
フレーム内ストレージ、交換式ロッカーリンク、交換式ロアショックマウント、調整式レバレッジレート、UDH、BSAねじ切りボトムブラケット、ISCG 05、ABPなど、本格的なトレイルバイクとして長く使うための機能と規格を備えています。
Fuel EX 5と基本となるフレームは共通なので、EX 8の価格差はカーボン化やフレームそのものではなく、主にトレイルでのコントロール性能を高める完成車パーツに使われています。
150mm FOX Rhythm 36が荒れた下りをしっかり支える
フロントフォークには、150mmトラベルのFOX Rhythm 36を採用しています。
36mm径のインナーチューブを持つ剛性の高いシャーシに、Float EVOLエアスプリングとGRIPダンパーを組み合わせています。
ブレーキングでフォークに強い荷重が掛かる場面や、岩や根が連続する荒れた下りでもフロント周りの安定感を得やすく、狙ったラインを保ちやすいのが大きなメリットです。
Fuel EX 5のRecon Silver RLと比べると、単純なトラベル量は同じ150mmでも、速い速度域や大きな衝撃を受けた際の落ち着きに差が出やすい部分です。
FOX Performance Float Xリアショック
リアショックにはFOX Performance Float Xを採用しています。
205×60mmサイズのエアショックで、2ポジションダンパーを装備。荒れた下りで連続して衝撃を受ける場面でも、リアタイヤを路面へ追従させながら安定した走りを支えます。
エア圧やリバウンドを体重、走り方、トレイルに合わせて調整することで、自分に合ったサスペンションセッティングを作ることができます。
リア145mm+フロント150mmの万能トレイルセッティング
M・L・XLサイズはリア145mm、フロント150mmのトラベル量を採用しています。
クロスカントリーMTBより下りで余裕がありながら、ロングトラベルのエンデューロバイクほど登りを犠牲にしないことがFuel EXの魅力です。
林道を自走で登り、シングルトラックを下る日本のトレイルライドはもちろん、一日を通して登りと下りを繰り返すオールマウンテン的な使い方にも向いています。
Fuel EX 8は「速く走る」より「もっと攻められる」が上位化のポイント
EX 5との重量差は大きくありません。EX 8の価値は軽量化よりも、FOXサスペンション、4ピストンブレーキ、T-Type、Rapid Drive 108、太いタイヤによって、荒れたトレイルでバイクをより安定してコントロールできることにあります。
Sサイズは29インチ+27.5インチのミックスホイール
Sサイズはフロント29インチ、リア27.5インチのミックスホイール仕様です。
前輪の29インチによる走破性と安定感を残しながら、後輪を小さくすることで、小柄なライダーがバイク上で身体を動かすスペースを確保しやすくしています。
SサイズではMX用ロッカーリンクとロアショックマウントが採用され、前後150mmトラベルとなります。
単純にリアホイールだけを小さくした仕様ではなく、ジオメトリーが適正になるようフレーム側も合わせて構成されています。
レバレッジレートを好みに合わせて調整
ロアショックマウントのチップを切り替えることで、リアサスペンションのレバレッジ特性を調整できます。
よりプログレッシブな設定では、ストローク後半の踏ん張りを高めながら、初期の細かな路面追従性を維持できます。
ジャンプや大きな段差を積極的に走る方や、ボトムアウトへの余裕を増やしたい方など、走り方に合わせてサスペンション特性を変えられるのがGen 7の特徴です。
EX・MX・LXへ姿を変えられるFuel Gen 7
Gen 7 Fuelは、同じフレームをベースに異なるキャラクターへ発展させられます。
- Fuel EX:リア145mm/フロント150mmを基本とする万能トレイル仕様
- Fuel MX:リア150mm/フロント160mm、29インチ前輪+27.5インチ後輪の遊びやすい仕様
- Fuel LX:リア160mm/フロント170mmのロングトラベル仕様
ロッカーリンク、ロアショックマウント、サスペンション、リアホイールなどを適切に組み合わせることで、走り方の変化に合わせて仕様を発展させることができます。
ホイールサイズだけを変更すると適正なジオメトリーを保てないため、MX化などを行う際は対応するロッカーリンクとロアショックマウントが必要です。
SRAM Eagle 70 T-Type Transmission
ドライブトレインには、SRAM Eagle 70 T-Typeの1×12速を採用しています。
T-TypeリアディレイラーはUDHインターフェイスへ直接取り付けるフルマウント構造を採用。従来型のディレイラーハンガーを介さず、強固で正確な位置関係を作ります。
トレイルの登りでは、ペダルへ力を掛けながら変速しなければならない場面も多くあります。T-Typeはそうした高負荷時の変速を考慮して設計されており、急な勾配やテクニカルな登りで大きなメリットがあります。
フロント30T、リア10-52Tのワイドレンジにより、速度の出る下りから急な登りまで幅広く対応します。
165mmクランクでトレイルのクリアランスにも配慮
2027年モデルでは、SRAM Eagle 70の165mmクランクを採用しています。
短いクランクはペダリング時の膝や股関節の動きを抑えやすいだけでなく、マウンテンバイクでは岩や根へのペダルヒットを減らしやすいというメリットもあります。
サスペンションが沈み込んだ状態でテクニカルな登りをペダリングする場面でも、路面とのクリアランス確保に役立ちます。
SRAM DB 8 4ピストンブレーキ
ブレーキにはSRAM DB 8の4ピストン油圧ディスクブレーキを採用しています。
4つのピストンでパッドを押すことで強い制動力を確保しやすく、急な下りや速度の高いトレイルでも安定してスピードをコントロールできます。
標準ローターはフロント200mm、リア180mm。Fuel EX 5の2ピストンMT200系ブレーキと比べ、EX 8を選ぶ大きな性能差のひとつです。
単に強く止まれるだけでなく、少ない指の力で速度を細かく調整しやすいため、下りでブレーキを長く使う場面でも余裕につながります。
Rapid Drive 108リアハブで素早く駆動が掛かる
リアハブにはBontrager Rapid Drive 108を採用しています。
細かなラチェット機構によってペダルを踏み込んでから駆動が掛かるまでの空走角を小さくし、ペダリングへの反応を高めています。
一定速度で走る舗装路以上に、ペダルを止めたり踏み直したりする回数が多いトレイルでは、この素早いエンゲージメントがメリットになります。
岩の間で一度ペダルを水平に戻し、短く踏んで段差を越えるような場面でも使いやすいハブです。
2.50インチ Brevard Pro XRチューブレスレディタイヤ
標準タイヤにはBontrager Brevard Pro XR 2.50インチを採用しています。
EX 5の2.40インチタイヤよりも空気量が多く、荒れた路面でのグリップ、衝撃吸収、安定感を高めています。
デュアルコンパウンドとアラミドビードを採用し、トレイルでのグリップと転がりのバランスを考えた仕様です。
Bontrager Line TLR 30リム、TLRリムストリップ、シーラントと組み合わせたチューブレス対応なので、適切な空気圧に調整することでタイヤの性能をより引き出せます。
サイズに合わせたロングトラベルドロッパーポスト
Fuel EX 8にはBontragerドロッパーポストを標準装備しています。
Sサイズは150mm、Mサイズは170mm、L・XLサイズでは200mmのドロップ量を確保しています。
特にL・XLで200mmストロークを採用していることで、下りではサドルを大きく下げて身体を自由に動かしやすくなっています。
Gen 7フレーム自体も長いドロッパーポストを挿入しやすいよう設計されており、バイクの上で身体を積極的に動かす現代的なトレイルライディングと相性のよい仕様です。
800mm幅のRace Face Aeffectハンドル
ハンドルバーにはRace Face Aeffectアルミハンドルを採用しています。
クランプ径35mm、40mmライズ、幅800mmのワイドなセッティングで、フロントタイヤへしっかり入力しながらバイクをコントロールしやすくしています。
ステムはBontrager Eliteの45mm。短めのステムとワイドハンドルの組み合わせは、トレイルで素早くバイクの向きを変えながら安定した操作を行うための現代的なMTBセッティングです。
アルミフレームにも内蔵ストレージ
ダウンチューブにはフレーム内ストレージを装備しています。
予備チューブ、タイヤレバー、CO2ボンベ、携帯工具などを車体内部へ収納でき、短いトレイルライドならバックパックへ入れる荷物を減らすこともできます。
トップチューブにはアクセサリーマウントも備えており、小型バッグなどを追加することも可能です。
ブレーキング中の接地感を支えるABP
リアサスペンションにはTrek独自のABP(Active Braking Pivot)を採用しています。
ブレーキングとサスペンションの働きを個別にチューニングすることで、リアブレーキを使用している場面でもサスペンションが路面へ追従しやすく設計されています。
急な下りや荒れたコーナーでブレーキを使いながら走る場面でも、リアタイヤの接地感を保ちやすく、落ち着いてラインを選ぶことにつながります。
ZSヘッドセット、UDH、BSAで将来の整備やカスタムにも対応
ヘッドセットには一般的なZS規格を採用しています。
対応するアングル調整ヘッドセットなど、社外品を含めたカスタムの選択肢を持たせやすい設計です。
リアエンドにはUDH、ボトムブラケットにはBSAねじ切り式を採用。補修性やメンテナンス性まで考えられたフレームなので、長期間乗りながらパーツをアップグレードしていく楽しみもあります。
こんな方におすすめ
- 本格的にトレイルライドを楽しみたい
- 登りも下りも一台で楽しめるフルサスMTBが欲しい
- 荒れた下りでも余裕のあるサスペンションを求めている
- FOX Rhythm 36とFloat Xを最初から使いたい
- 4ピストンブレーキによる高い制動力を重視したい
- SRAM Eagle 70 T-Typeを使いたい
- テクニカルな登りで素早く駆動が掛かるハブが欲しい
- 2.50インチタイヤによるグリップと安定感を求めている
- MTBパークや荒れたトレイルにも挑戦したい
- 完成車の時点で大きなアップグレードをせず、しっかり遊べる一台が欲しい
- 将来的にMXやLX仕様へのカスタムも楽しみたい
サイズチャート
Fuel EX 8 Gen 7はS・M・L・XLの4サイズ展開です。
MTBでは身長だけでなく、股下、腕の長さ、乗車経験、トレイルでのバイクの動かしやすさによって適したサイズが変わります。
Fuel Gen 7ではサイズごとにチェーンステー長なども最適化されており、小柄なライダーから大柄なライダーまで、バイク上で適切な重量配分を得やすい設計です。
Sサイズのみフロント29インチ+リア27.5インチのミックスホイール仕様で、前後150mmトラベルとなります。Mサイズ以上は前後29インチ、リア145mm/フロント150mmです。
サイズ選びに不安がある場合は、 失敗しない股下計測方法 をご確認ください。
※サイズチャートはメーカー公表値をもとにした目安です。体格、柔軟性、乗車経験、使用するトレイルによって適したサイズが異なる場合があります。
※複数サイズが候補になる場合は、取り回しやすさを重視するか、高速域での安定感を重視するかによっても選択が変わります。サイズ選びに迷われた場合はバイクプラスのスタッフまでご相談ください。
スペック
※スペックは個別に記載されていない限り全サイズ共通です。価格・仕様はメーカー発表時点の情報であり、予告なく変更される場合があります。サプライチェーンの状況により、同等または互換性のある部品へ変更される場合があります。
※重量はMサイズのメーカー公表値です。サイズ、カラー、仕様および実際の製品によって異なる場合があります。
※サスペンション、ホイールサイズ、ロッカーリンクなどを変更する場合は適合確認が必要です。仕様変更をご希望の場合はバイクプラスまでご相談ください。
Fuel EX 5 Gen 7とFuel EX 8 Gen 7の違い
Fuel EX 5とFuel EX 8は、どちらもAlpha NEXT PlatinumアルミのGen 7フレームを採用しています。
価格差は16万円。重量差は約300gにとどまり、EX 8の大きな価値は軽量化ではなく、サスペンション、ブレーキ、駆動系、ハブ、タイヤなど、トレイルでのコントロール性能を高めるパーツにあります。
Fuel EX 5がおすすめ
初めて本格的なフルサスMTBへ乗る方、予算を抑えてGen 7フレームを手に入れたい方、乗りながら必要な部分を少しずつアップグレードしたい方に向いています。
Fuel EX 8がおすすめ
最初からテクニカルなトレイルや速い下りを積極的に楽しみたい方、サスペンションやブレーキのアップグレードを後回しにしたくない方にはEX 8がおすすめです。16万円の価格差は、重量よりも「下りでの余裕」と「コントロール性能」に表れます。
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Fuel EX 8を検討している方におすすめの、マウンテンバイクの選び方や楽しみ方の記事です。
Fuel EX 8 Gen 7 よくあるご質問
Fuel EX 8はどんなライダーにおすすめですか?
トレイルライドを本格的に楽しみたい方、テクニカルな下りやMTBパークにも挑戦したい方におすすめです。FOX Rhythm 36、Float X、SRAM DB 8 4ピストンブレーキなど、速度が上がった場面や荒れた路面で余裕につながるパーツを標準装備しています。
Fuel EX 5とFuel EX 8は何が一番違いますか?
フレームは同じAlpha NEXT Platinumアルミですが、EX 8ではFOXサスペンション、SRAM Eagle 70 T-Type、DB 8 4ピストンブレーキ、Rapid Drive 108リアハブ、2.50インチタイヤなどを採用しています。重量差よりも、荒れた下りや速い速度域でのコントロール性能に大きな違いがあります。
Sサイズだけホイールサイズが違うのはなぜですか?
Sサイズはフロント29インチ、リア27.5インチです。前輪の走破性を維持しながら、小柄なライダーが後輪周辺で身体を動かすスペースを確保しやすくするためです。専用のMXロッカーリンクとロアショックマウントを組み合わせ、前後150mmトラベルとなっています。
SRAM Eagle 70 T-Typeのメリットは何ですか?
リアディレイラーをUDHインターフェイスへ直接取り付けるフルマウント構造を採用し、変速機とカセットの位置関係を正確に保ちやすいのが特徴です。負荷が掛かる登りでも変速しやすく、トレイルで扱いやすい12速ドライブトレインです。
Fuel EX 8はチューブレスにできますか?
はい。Bontrager Line TLR 30リム、Brevard Pro XRチューブレスレディタイヤ、TLRリムストリップ、シーラントに対応しています。チューブレス化することで低めの空気圧を使用しやすくなり、トレイルでのグリップや路面追従性を高められます。
ドロッパーポストは標準装備ですか?
はい。Sサイズは150mm、Mサイズは170mm、L・XLサイズでは200mmトラベルのBontragerドロッパーポストを装備しています。下りではサドルを大きく下げることで、バイク上で身体を自由に動かしやすくなります。
Fuel EX 8をFuel MXやFuel LX仕様へ変更できますか?
Gen 7 Fuelは、対応するロッカーリンク、ロアショックマウント、サスペンション、ホイールなどを組み合わせることでMXやLX方向へ仕様変更できます。ホイールだけを交換するとジオメトリーが適正にならないため、カスタムをご希望の場合は販売店へご相談ください。
Fuel EX 8でMTBパークを走れますか?
はい。150mm FOX Rhythm 36、FOX Float X、4ピストンブレーキ、2.50インチタイヤを備えており、幅広いMTBパークやテクニカルなトレイルを楽しめます。より大きなジャンプや非常に荒れた高速コースを中心に走る場合は、Fuel MXやFuel LXなど、よりロングトラベルな仕様も選択肢になります。
165mmクランクにはどんなメリットがありますか?
短いクランクは膝や股関節の動きを抑えやすいだけでなく、MTBでは岩や根へペダルをぶつけるリスクを減らすことにも役立ちます。サスペンションが沈んだ状態でペダリングするテクニカルな登りでもメリットがあります。
ペダルは付属していますか?
ペダルは付属していません。トレイル走行には、ピンが靴底へしっかり食い込むMTB用フラットペダルとMTB用シューズ、または用途に合ったビンディングペダルをご使用ください。