Pirelli CINTURATO GRAVEL RH TLR P-Line レーシング ハードパックタイヤ
舗装路も、硬いグラベルも、速く。
Pirelli(ピレリ)CINTURATO GRAVEL RH P-Lineは、舗装路とハードパックが混在する高速グラベルを想定したチューブレスレディ対応レーシングタイヤです。
RHのRはRacing、HはHard。センターにはスリックストリップを採用して直進時の転がり抵抗を抑え、その外側にはトランジションノブ、ショルダーには明確なブロックを配置しています。
P-Lineでは、実績あるSpeedGRIPコンパウンドと60TPI TechWALL Gravelケーシングを採用。レーシングトレッドの速さを生かしながら、耐久性、耐パンク性能、使いやすさまでバランスさせています。
Racing Hard|舗装路+高速ハードパック
未舗装路での得意分野:乾いたハードパック、締まった砂利道、高速グラベル。
センタースリックで速度を稼ぎ、ショルダーノブでコーナリンググリップを得る、高速ミックスサーフェス向けレーシングタイヤです。
Racing Hard。硬いグラベルを速く走る
RHは、未舗装路で最大限のトラクションを得ることよりも、硬く締まった路面での速度を優先したモデルです。
舗装路、硬い砂利、ハードパックを高い速度でつないでいくコースでは、センターに大きなノブを置く必要性は低くなります。
そこでPirelliは中央をスリック化し、直進時のエネルギーロスを抑えています。
一方でグラベルコーナーに入ればショルダーノブが路面を捉え、レーシングタイヤに必要なコントロール性を確保します。
センタースリックとショルダーノブの明確な役割分担
直進時はセンタースリック
タイヤ中央には連続したスリック部分を設けています。
舗装路や硬いハードパックではノブの変形によるロスを抑え、高い巡航速度を維持しやすくしています。
外側へ行くほどグリップを強く
センターの外側にはトランジションノブを配置し、その先にはより大きなショルダーブロックを設けています。
直進からコーナリングへ移るにつれて接地するトレッドを変え、バイクを倒したところで強いメカニカルグリップを使える設計です。
レーシング向けのスクエアなプロファイル
RHはGravel HやMよりもややスクエアな断面形状を採用しています。
直進時にはセンタースリックを使いやすくしながら、倒し込んだときにはショルダーノブをしっかり路面へ接地させることを狙った形状です。
舗装路とハードパックが多いルートに
Pirelliのテクニカル資料では、RHはHardpackを主戦場とし、RockyやMixedにも対応する一方、LooseやSoftは得意分野ではないとされています。
- 舗装路
- 乾いたハードパック
- 締まった砂利道
- 高速で走れるフラットグラベル
- 舗装路と未舗装路をつなぐグラベルレース
グラベル区間そのものが比較的硬く、舗装路区間も長いコースほどRHの強みが生きてきます。
深い砂利やルーズな登りではRMが有利
RHのセンターはスリックなので、深い砂利や柔らかい土の登りでは、センターにもノブを持つRMほど強い駆動トラクションは得られません。
同じ理由で、ルーズな下りで強くブレーキを掛ける場面でも、RMのほうがタイヤ中央で路面を捉えやすくなります。
RHは「何でも走れるタイヤ」ではなく、「硬い路面で速いタイヤ」です。
浮き砂利、荒れた林道、ルーズな登り、テクニカルな下りが増えるならGRAVEL RMがおすすめです。
SpeedGRIP|速さ・グリップ・耐久性のバランス
P-LineにはSpeedGRIP Compoundを採用しています。
Pirelliがラリー競技の経験を生かして開発したグラベル専用コンパウンドで、MTB用SmartGRIPのポリマーマトリクスをベースに、グラベル向けに転がり抵抗を低減しています。
舗装路と未舗装路の双方で効率よく走りながら、ドライ・ウェットで安定したグリップを発揮し、さらに耐久性まで含めてバランスさせたコンパウンドです。
TechWALL Gravel|60TPI+ビードtoビード保護
ケーシングにはTechWALL Gravelを採用しています。
頑丈な60TPIファブリックをベースに、複数レイヤーを重ね、さらにビードからビードまで保護する構造です。
グラベルで重要になる耐パンク性能、耐久性、乗り心地をバランスさせています。
高速レースにも使える性能を持ちながら、普段のグラベルライドやイベントでも扱いやすいのがP-Lineの魅力です。
P-LineとHP-Lineの違い
| P-Line | HP-Line | |
|---|---|---|
| コンパウンド | SpeedGRIP | SmartEVO GR |
| ケーシング | TechWALL Gravel | ProWALL Gravel |
| TPI | 60 TPI | 120 TPI |
| 狙い | 性能・耐久性・信頼性のバランス | 最高レベルの転がり・追従性・コントロール |
トレッドの考え方は同じRHですが、中身が異なります。
HP-LineはSmartEVO GRと120TPI ProWALL Gravelを使い、転がり抵抗や路面追従性、精密なハンドリングをさらに追求しています。
P-LineはSpeedGRIPとTechWALL Gravelによって、レーシング性能を持ちながら耐久性や耐パンク性能、価格とのバランスを取りやすい仕様です。
P-Lineは単純な軽量廉価版ではありません。
サイズによってはHP-LineよりP-Lineのほうが軽い場合もあります。HPを選ぶ理由は重量ではなく、コンパウンドとケーシングによる走行性能の違いです。
40Cと45C、どちらを選ぶ?
700×40C|高速性能と軽快さを重視
舗装路や硬いグラベルの比率が高く、軽快さや加速感を重視するなら40C。
ハードパック中心の高速グラベルや、舗装路を長く含むミックスサーフェスに使いやすいサイズです。
700×45C|高速性能を残しながらエアボリュームを増やす
より荒れたハードパックや長距離グラベルで、快適性や安定感も重視するなら45C。
40Cより大きなエアボリュームを使えるため、路面の細かな凹凸を吸収しやすく、長時間のグラベルライドでも余裕を持たせやすくなります。
軽快さと舗装路比率なら40C。グラベルでの快適性と安定感を増やすなら45C。
RHとRMの違い
| モデル | 得意な路面 | 特徴 |
|---|---|---|
| GRAVEL RH | 舗装路 / ハードパック | センタースリックで高速巡航を重視 |
| GRAVEL RM | Mixed / Loose / Technical | センターノブで駆動・制動・コーナリンググリップを高める |
硬く速いコースならRH。
荒れた砂利やルーズな区間、急な登りや下りが増えるならRM。非常に分かりやすい関係です。
こんな方におすすめ
- 舗装路とハードパック中心のグラベルを速く走りたい方
- グラベルレースやイベントに参加する方
- センタースリックの低い転がり抵抗を生かしたい方
- HP-Lineほどの最高性能より耐久性とのバランスを重視する方
- SpeedGRIPとTechWALL Gravelの実用性を重視する方
スペック
| サイズ | ETRTO | 重量 | TPI |
|---|---|---|---|
| 700×40C | 40-622 | 490g | 60 TPI |
| 700×45C | 45-622 | 570g | 60 TPI |
| 製品名 | Pirelli CINTURATO GRAVEL RH P-Line |
|---|---|
| タイプ | TLR(チューブレスレディ) |
| カテゴリー | Racing Hard |
| コンパウンド | SpeedGRIP |
| ケーシング | TechWALL Gravel |
| TPI | 60 TPI |
| 主な対応路面 | 舗装路 / ハードパック / 高速グラベル |
| カラー | Black |
※タイヤは1本単位での販売です。
※重量はメーカー公称値です。製品には個体差があります。
※実際のタイヤ幅はリム内幅によって変化します。
※TLRで使用する場合は、対応ホイール、リムテープ、バルブ、シーラント等が必要です。
よくある質問
RHはどんな路面に向いていますか?
舗装路や硬く締まったハードパック、高速グラベルに向いています。深い砂利や柔らかい土を中心に走る場合はRMなど、センターにもノブを持つモデルがおすすめです。
RH P-LineとRH HP-Lineの違いは何ですか?
トレッドの基本的な用途は同じですが、P-LineはSpeedGRIPと60TPI TechWALL Gravel、HP-LineはSmartEVO GRと120TPI ProWALL Gravelを採用しています。P-Lineは性能、耐久性、信頼性のバランスを重視した仕様です。
RHとRMならどちらがおすすめですか?
舗装路や硬いグラベルで速度を重視するならRH。荒れた砂利やルーズな登り、テクニカルな下りまで含めてグリップを求めるならRMがおすすめです。
40Cと45Cはどちらがおすすめですか?
舗装路や高速ハードパックでの軽快さを重視するなら40C、グラベルでの快適性やエアボリューム、安定感も重視するなら45Cがおすすめです。