STAN'S Biobased Polar Drip Wax Chain Lube 120ml
STAN'S(スタンズ)の「Biobased Polar Drip Wax Chain Lube」は、 ホットワックスならではのクリーンさや低摩擦というメリットを、 もっと手軽に取り入れるために開発された滴下式チェーンワックスです。
チェーンワックスに興味はあるけれど、 チェーンを車体から外して、強力な溶剤で下処理をして、 ワックスを溶かして浸漬するところまでは少し大変。
Polar Drip Waxなら、 既存のオイルやグリス、汚れをしっかり落としたクリーンなチェーンへ ボトルから滴下し、しっかり乾燥させるだけ。
水性キャリアが植物由来ワックスをローラーやピンの内部まで運び、 乾燥後は独自の「Polar Bonding」によって ワックス成分がスチール表面へ化学的・機械的に定着します。
チェーンワックスにしたい。でも、ワックスを煮るのはちょっと大変。
Polar Drip Waxなら、ボトルから滴下して乾燥させるだけ。
ホットワックスのクリーンさや低摩擦というメリットを、
もっと手軽に日常のメンテナンスへ取り入れられます。
ワックスをスチールへ定着させる「Polar Bonding」
Polar Drip Wax最大の特徴が、 STAN'Sが「Polar Bonding」と呼ぶ独自の定着メカニズムです。
滴下したワックスは水性キャリアによってチェーン内部へ浸透。 水分が蒸発すると、 極性を持つ植物由来ワックスの分子がスチール表面へ引き寄せられます。
さらに、ワックスをチェーン表面へ単に「乗せる」のではなく、 スチールへ化学的・機械的に定着させることで、 ローラーやピン周辺へ潤滑層を保持するという考え方です。
一般的なオイル系ルブのように、 粘度の高さだけでチェーンへ留まらせる仕組みとは異なります。
サラッとしているから、ローラーやピンの奥まで入りやすい
Polar Bondingのメリットは、 ワックスをチェーンへ強く定着させられることだけではありません。
粘度の高さだけに頼って潤滑剤をチェーンへ保持する必要がないため、 Polar Drip Waxは比較的低粘度に設計されています。
サラッとした液体がローラーやピンの隙間へ入り込み、 摩擦が発生するチェーン内部までワックス成分を届けやすくなっています。
そして水性キャリアが蒸発したあとには、 Polar Bondingによってワックスがスチール表面へ定着します。
サラッとしているのに、しっかり定着。
粘度の高さでチェーン表面へ貼り付くのではなく、
Polar Bondingを利用することで、
低粘度でもローラーやピン内部へ浸透しやすい設計です。
チェーンが黒く汚れにくい
一般的なオイル系チェーンルブでは、 チェーン表面に残った油分へ砂やホコリが付着し、 走行を重ねるうちに黒いペースト状の汚れが溜まることがあります。
こうした汚れは見た目だけでなく、 チェーン、スプロケット、チェーンリングの間に入り込み、 研磨材のように作用することがあります。
Polar Drip Waxは乾燥すると、 ベタつきの少ないワックス系の潤滑膜を形成します。
砂やホコリを拾いにくいため、 チェーンやドライブトレインを比較的クリーンな状態に保ちやすいのがメリットです。
チェーンに触ったときに手が真っ黒になったり、 チェーンリングへ触れたパンツの裾や脚が黒く汚れたりするのを できるだけ避けたい方にもワックス系ルブはおすすめです。
ホットワックスのメリットを、もっと手軽に
チェーンを溶かしたワックスへ浸漬するホットワックスは、 低摩擦で汚れにくく、 チェーンやスプロケットをクリーンに保ちやすい方法として知られています。
一方で、本格的に始めるにはチェーンを車体から外し、 ワックスを加熱するための設備を用意し、 溶融したワックスへチェーンを浸漬する必要があります。
Polar Drip Waxなら、 毎回チェーンを取り外してワックスへ浸漬する必要はありません。
クリーンなチェーンへボトルから滴下し、 しっかり乾燥させれば施工できます。
「ワックス運用を始めてみたいけれど、 ホットワックスの設備や作業までは増やしたくない」 という方にも取り入れやすい方法です。
ホットワックスとまったく同じ施工方法・性能という意味ではありません
Polar Drip Waxは、 ホットワックスのクリーンさや低摩擦といったメリットを より手軽に取り入れることを目的とした滴下式ワックスです。 チェーンを溶融ワックスへ浸漬するホットワックスとは、 施工方法や特性が異なります。
メーカー公称で1回の施工につき200mile以上
STAN'SではPolar Drip Waxについて、 1回の適切な施工で 200mile(約322km)以上の潤滑性能を謳っています。
長い再施工間隔を目指しながら、 クリーンなドライブトレインと滑らかなパワー伝達を維持することを狙ったチェーンワックスです。
ただし、ロードバイク、グラベルバイク、MTBでは 走る路面や天候が大きく異なります。 実際の再施工タイミングは、 雨、泥、砂、洗車、チェーンの状態などによって変化します。
チェーンから音が出始めたり、 潤滑感が低下してきた場合は、 距離だけに頼らず再施工してください。
※200mile(約322km)以上はメーカー公称値です。
実際の持続距離は、天候、路面状況、チェーンの汚れ、
洗車、走行環境などによって変化します。
最初の施工では、チェーンをきれいにすることが重要
Polar Drip Waxの性能をしっかり発揮させるためには、 施工前のチェーンの状態が重要です。
チェーン表面やローラー内部に 既存のオイル系ルブ、グリス、汚れが多く残っていると、 Polar Drip Waxがスチール表面へ十分に定着しにくくなります。
新品チェーンには工場出荷時の防錆油やグリスが付着しています。 また、オイル系ルブを使用してきたチェーンには、 古いオイルと汚れがローラー内部に残っています。
新品チェーンからワックス運用を始める場合も、 現在のオイル系ルブから切り替える場合も、 まずは既存の油分や汚れを十分に落としたクリーンな状態へ整えてください。
強力な溶剤でストリッピングしなくても始めやすい
ホットワックスでは、 新品チェーンのグリスを徹底的に除去するために 強力な溶剤を何度も使用する下処理が行われることがあります。
STAN'SではPolar Drip Waxと同じBiobasedシリーズの 「Drivetrain Cleaner」を使用した洗浄を推奨しています。
Drivetrain Cleanerでチェーンを洗浄することで、 強力な溶剤によるストリッピングを行わずに、 Polar Drip Waxが浸透・定着しやすい状態へ整えられるよう設計されています。
またSTAN'Sでは、 Drivetrain Cleanerによる前処理が Polar Drip Waxの浸透やPolar Bondingを助ける プライマーのような役割も果たすと説明しています。
初回は2回塗布して、8時間以上乾燥
Polar Drip Waxは、 一般的なチェーンオイルのように 「ライド直前に塗って、そのまますぐ走る」タイプではありません。
初回施工では、 クリーンなチェーンへ2回に分けてワックスを塗布し、 最後に8時間以上しっかり乾燥させることが推奨されています。
初回施工の基本手順
- チェーンに残っているオイル、グリス、汚れを十分に除去します。
- 洗浄したチェーンを乾燥させます。
- Polar Drip Waxのボトルをよく振ります。
- クランクをゆっくり回しながら、 チェーンのローラー部分へワックスを十分に塗布します。
- そのまま約5分待ちます。
- 1回目を拭き取らず、 もう一度チェーン全体へワックスを塗布します。
- 施工後は8時間以上乾燥させます。
- 十分に乾燥したことを確認してから走行します。
1回目と2回目でチェーンの異なる側から滴下すると、 ローラーやピン内部へワックスをより行き渡らせやすくなります。
おすすめは「ライド前日」の施工。
走り終わったあとにチェーンをきれいにしてPolar Drip Waxを塗っておけば、
8時間以上しっかり乾燥させて、
翌朝にはワックスチェーンで走り出せます。
8時間の乾燥時間はしっかり確保
Polar Drip Waxでは、 施工後の乾燥・硬化時間が非常に重要です。
水性キャリアが蒸発し、 ワックス成分がチェーン内部へ定着する前に走行してしまうと、 本来の持続性や潤滑性能を十分に発揮できない可能性があります。
海外の初期実走レビューでも、 施工後すぐに走った場合より、 メーカー指定通り8時間以上乾燥させた場合の方が 耐久性が明らかに改善したと報告されています。
ライド直前の応急的な注油には、 一般的なオイル系チェーンルブの方が適しています。
Polar Drip Waxは、 前日など時間に余裕を持って施工するチェーンルブと考えるのがおすすめです。
2回目以降は、汚れを落としてから再施工
一度Polar Drip Waxで運用を始めれば、 毎回強力な溶剤を使ってチェーンを完全に脱脂する必要はありません。
チェーン表面の砂やホコリなどをきれいにし、 洗浄した場合は十分に乾燥させてから Polar Drip Waxを追加してください。
オイル系ルブを途中で追加すると、 ワックスの定着やクリーンさを損なう可能性があります。
ワックス運用を続ける場合は、 Polar Drip Waxを継続して使用するのがおすすめです。
既にホットワックスしているチェーンには?
既にホットワックスで運用しているチェーンへ Polar Drip Waxを追加することもできますが、 既存ワックスの種類や状態によっては Polar Bondingの効果を十分に発揮できない場合があります。
残っているワックスがスチール表面とPolar Drip Waxの間に入り、 本来の定着を妨げる可能性があるためです。
STAN'Sでは、 Polar Drip Wax本来の性能を発揮させるためには、 クリーンなチェーンからPolar Drip Waxを主体に運用することを推奨しています。
他社製ワックスやオイル系ルブとの混用を避けることで、 汚れにくさや定着性能を維持しやすくなります。
植物由来・再生可能原料、生分解性、PTFE・PFASフリー
Polar Drip Waxは、 植物由来の再生可能原料をベースにした 生分解性のチェーンワックスです。
PTFEやPFASを使用せず、 性能だけでなく環境への負荷にも配慮されています。
STAN'Sでは、 従来の石油由来原料へできるだけ依存せず、 高い潤滑性能と耐久性を実現することを目指した Biobasedシリーズを展開しています。
さらにPolar Drip Waxのボトルには、 回収・再生された海洋由来プラスチックが使用されています。
「環境配慮型だから性能を我慢する」のではなく、 チェーンをクリーンに保ち、 摩擦や摩耗を抑えることを目的とした 高性能なチェーンワックスとして設計されています。
こんな方におすすめ
- チェーンワックスを使ってみたい方
- ホットワックスに興味はあるけれど、毎回チェーンを外したくない方
- ワックスを溶かす専用設備を用意したくない方
- 強力な溶剤を何度も使う下処理をできるだけ避けたい方
- ロードバイク、グラベルバイク、MTBのチェーンをきれいに保ちたい方
- オイル系ルブでチェーンがすぐ黒くなるのが気になる方
- 砂やホコリを拾いにくいチェーンルブを探している方
- チェーンやスプロケットの汚れ・摩耗をできるだけ抑えたい方
- 前日のメンテナンスでチェーンルブを施工できる方
- 植物由来・生分解性、PTFE・PFASフリーのケミカルを選びたい方
スペック
| 製品名 | STAN'S Biobased Polar Drip Wax Chain Lube |
|---|---|
| タイプ | 滴下式チェーンワックス |
| ワックス | 植物由来 |
| 原料 | 植物由来・再生可能原料 |
| キャリア | 水性 |
| 定着技術 | Polar Bonding |
| 容量 | 120ml |
| メーカー公称耐久性 | 200mile(約322km)以上 / 1回の施工 |
| 初回施工 | 2回塗布 |
| 初回塗布間隔 | 約5分 |
| 推奨乾燥時間 | 8時間以上 |
| 生分解性 | 対応 |
| PTFE | 不使用 |
| PFAS | 不使用 |
| ボトル | 再生海洋プラスチックを使用 |
| 製造国 | アメリカ |
※200mile(約322km)以上はメーカー公称値です。
実際の持続距離は天候、路面状況、走行環境、チェーンの状態などによって変化します。
※本来の性能を発揮させるため、初回施工前にはチェーンに残る既存のオイル、グリス、汚れを十分に除去してください。
※施工後は8時間以上乾燥させてから走行してください。
よくある質問
ホットワックスとの違いは何ですか?
ホットワックスはチェーンを車体から外し、 溶かしたワックスへ浸漬して施工します。 Polar Drip Waxはクリーンなチェーンへボトルから滴下して施工できるため、 ワックス運用をより手軽に始められます。 ホットワックスとは施工方法や特性が異なります。
完全脱脂しないと使えませんか?
Polar Drip Waxをスチール表面へしっかり定着させるため、 既存のオイル、グリス、汚れは十分に除去する必要があります。 ただしSTAN'SではBiobased Drivetrain Cleanerとの併用を想定しており、 ホットワックスの下処理で行われるような 強力な溶剤によるストリッピングを行わずに導入しやすいよう設計されています。
今使っているオイル系チェーンルブの上から塗れますか?
おすすめしません。 オイルやグリスが多く残っていると、 Polar Drip Waxがチェーンのスチール表面へ十分に定着できない場合があります。 初回施工前に既存ルブや汚れを十分に洗浄してください。
新品チェーンにそのまま使えますか?
新品チェーンには工場出荷時の防錆油やグリスが付着しているため、 そのまま使用するのではなく、 まず油分や汚れを十分に洗浄してからPolar Drip Waxを施工してください。 STAN'SではBiobased Drivetrain Cleanerとの併用を推奨しています。
塗ってすぐに走れますか?
おすすめしません。 Polar Drip Waxは水性キャリアが蒸発し、 ワックスがチェーン内部へ定着するための時間が必要です。 施工後は8時間以上乾燥させてから走行してください。 前日のライド後に施工して翌朝使用するのがおすすめです。
初回は何回塗ればいいですか?
初回は2回塗布します。 クリーンなチェーンへ1回目を施工し、 約5分待ってから拭き取らずに2回目を施工してください。 その後、8時間以上乾燥させます。
どのくらいの距離使えますか?
STAN'Sでは1回の適切な施工で 200mile(約322km)以上の耐久性を謳っています。 実際の持続距離は天候、路面状況、走行環境などによって変化します。 チェーンから音が出始めた場合などは、 距離にかかわらず再施工してください。
雨の日にも使えますか?
乾燥・硬化した状態で使用できますが、 雨天や水分の多いコンディションでは ドライコンディションより再施工までの距離が短くなる場合があります。 雨天走行後はチェーンの状態を確認し、 必要に応じて洗浄・乾燥後に再施工してください。
PTFEやPFASは含まれていますか?
いいえ。 Polar Drip Waxは植物由来・再生可能原料をベースとした 生分解性フォーミュラで、 PTFEおよびPFASを使用していません。