2度の骨折「もう、自転車は無理かもしれない」それでも富士ヒルに挑戦する理由

2026年3月2日by 港北バイクプラス
QUICK SUMMARY

2度の鎖骨骨折、3回の手術。それでも2026年、私は富士ヒルクライムに挑戦します。
これは速さの話ではありません。怪我をしても、また走りたいと思えた理由の話です。

「もう、自転車は無理かもしれない」

鎖骨骨折で入院
2度目の骨折。病室の天井を見上げながら考えていたこと。

病室の白い天井を見上げながら、何度そう思ったか分かりません。1度目の骨折で心が折れかけ、ようやく復帰した矢先の2度目の不運。診断名は非情で、リハビリの日々は果てしなく遠く感じました。

しかし、2026年。わたくし港北店松野は、富士スバルラインのスタートラインに立とうとしています。


どん底からのリスタート

1度目の骨折は不運でしたが、2度目は正直、自分を責めました。「なぜ自分だけが?」という問いがループし、愛車は自宅で埃をかぶっていました。

  • 2023年10月 右鎖骨骨折:ふじてんのMTBコースで落車
  • 2023年11月 手術:鎖骨プレート固定
  • 2024年12月 手術:プレート除去
  • 2025年1月 右鎖骨再骨折:フットサルで接触
  • 2025年2月 手術:再度プレート固定

2026年3月現在、鎖骨にはプレートが入った状態です。


ふじてんの森に散る・・・1回目の骨折

ふじてんでマウンテンバイク
最高の天気、最高のコンディション…だったはず。

当日、MTBの楽しさにどっぷり浸かっていた私ですが、ついに「洗礼」を浴びてしまいました。

運命の「あの一瞬」

ふじてん馬車道

コースは中級ラインの「馬車道」。スピードもそこそこ乗っていて、ドロップが続くセクションでした。

「あ、ライン外れた」

と思った瞬間、フロントタイヤが弾かれ、視界が上下反転。スローモーションのように地面が迫ってきて、「ドンッ!」という鈍い衝撃。

右肩から地面に突き刺さるような落ち方でした。最終的には木に衝突・・・。

「あ、これは・・・」という直感

鎖骨骨折

MTB乗りの間でよく聞く「鎖骨パッキリ」の感触です。アドレナリンが出ているはずなのに、嫌な汗が止まりませんでした。すぐに手術を決断。


フットサルで散る・・・2回目の骨折

プレート

プレート除去から1か月後。またかと…。身体の調子が上がってきた矢先でした。

フットサルで乗っかられるような形で接触。再骨折。

結果的に再手術。そこから不遇の1年を過ごし、鎖骨にプレートを残したまま現在に至ります。

手術

2度の骨折、3回の手術を経て現在・・・

富士ヒル初挑戦という目標!

ヤビツ練習

富士ヒルクライムは、ただのレースではありません。

全長24km、標高差1,255m。平均勾配5.2%。
一度も平坦にならない、淡々と脚を削られる道です。

今の私にとっては「自分がまだ戦えるか」を確かめる場です。

以前のように100%ではないかもしれません。
でも、「折れた骨は前より強くなる」という言葉を信じて楽しく走ろうと思います!

今年の目標:完走!無事に帰ること!

ゴール

正直、タイムへのこだわりがゼロと言えば嘘になります。

「五合目まで、笑顔で、自分の足で辿り着くこと、無事に帰ること」

怪我をしたことで、五体満足で自転車に乗れることがどれほど幸せか、痛いほど分かりました。感謝しながら走ります。

可動域
今では肩の可動域もいい感じです。

怪我で自転車を諦めかけている方がいたら、店で声をかけてください。一緒にまた走る方法を考えます。


6月7日待ってろよ!富士山!

富士山

怪我をした自分でも、まだここまで来られた。

6月7日、証明しに行きます。

待ってろよ、富士山。

松野 佑哉(Matsuno Yuya)

松野 佑哉(Matsuno Yuya)

バイクプラス横浜港北ニュータウン店店長自転車ショップ勤務歴14年

大学生の頃に某大型スポーツ店でのアルバイト経験からスポーツ自転車にハマっていく。当時は通学やロングライドを楽しみ、同時に整備技術も学ぶ。バイクプラス入社後は整備技術だけではなく、各地でロングライドやヒルクライム、デュアスロンレースに出場、ゲレンデダウンヒルなども経験。体育大学出身とあり身体を動かすことが大好き。フットサルやランニングが趣味。

専門/得意分野
  • ロードバイク/マウンテンバイク/クロスバイクの販売整備
  • 得意分野:バイクのカスタム提案(ホイールなど)
  • ライドスタイル:ロードバイクでのロングライド/ヒルクライム/ポタリング/デュアスロン/ MTBでのトレイル/ダウンヒル
保有資格
  • Keeperコーティング技術バイシクルコース終了
  • TREK プレシジョンフィッター認定
  • TREK University 2025認定ガイド取得
  • SBAA PLUS 認定者

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