Bontrager Aeolus RSL 43X|前後1,220gの超軽量カーボンホイール
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より深いフロントリムで空力性能を追求し、リアリムの軽量化とカーボンスポークで前後1,220gへ。速さと軽さのどちらも妥協したくないライダーのための、Aeolus最上位オールラウンドホイール。
Bontrager Aeolus RSL 43X(ボントレガー アイオロス RSL 43X)は、ロードレースで求められる軽量性と空力性能を高い次元で両立するために開発されたカーボンロードホイールです。
フロント43mm/リア38mmという前後異なるリムハイト、28mmタイヤに最適化されたエアロリムプロファイル、RSL OCLVカーボン、軽量なカーボンスポークを採用。さらに、DT 180カスタムハブにRatchet EXP機構とセラミックベアリングを組み合わせています。
ヒルクライムだけでなく、クリテリウムやアップダウンの続くロードレース、高速巡航を含むロングライドまで。速く走るための要素を幅広く磨き上げた、RSL(Race Shop Limited)グレードのホイールです。
Aeolus RSL 43Xの注目ポイント
- フロント43mm/リア38mmのミックスデプス設計
- 前後セット重量1,220g、従来のRSL 37より105g軽量化
- 空気の流れをリムに沿わせることを狙ったフロントリム形状
- 28mmタイヤとの組み合わせに最適化されたエアロプロファイル
- 軽量なRSL OCLVカーボンリム
- カーボンスポークをフロント18本/リア24本採用
- DT 180カスタムハブ、Ratchet EXP機構、セラミックベアリング
- 横風を受けたときの安定性にも配慮した設計
- フック付きチューブレスレディリム、ディスクブレーキ専用
- 最初の購入者を対象とする生涯保証と購入後2年間のCarbon Care
フロント43mm、リア38mm。「X」が意味するミックスデプス設計
新型Aeolusの「X」は、前輪と後輪で異なるリムハイトを組み合わせるMixed Depth(ミックスデプス)設計を表しています。
前輪は走行中に最初に空気へ触れるため、ホイールの空力性能に大きく関わります。一方、後輪はフレームやライダーの脚の後方に位置し、前輪とは異なる空気の流れの中にあります。
そこでRSL 43Xでは、フロントを43mmとして空力性能を追求し、リアを38mmに抑えて重量を減らすという、前後の役割に応じた設計を採用しました。

43mmフロントリム:風の流れを整えるエアロ形状
43mmのフロントリムは、前方から当たる風を鋭く切り裂き、流れがリムの表面から離れにくい形状を目指して設計されています。リムを深くするだけでなく、断面形状そのものを見直している点が特徴です。
このフロントリムのプロファイルは、Aeolus Pro 43Xにも採用されています。つまり、RSL 43XとPro 43Xは、フロントの空力設計に共通点を持ちながら、カーボン素材やスポーク、ハブなどの構成でグレードが分かれています。
38mmリアリム:必要な空力性能を考えながら軽量化
リアリムはフロントより5mm浅い38mm。後輪を必要以上に深くせず、リムに使うカーボンの量を抑えることで、ホイール全体の軽量化につなげています。
「空力を狙うなら前後とも深くする」という従来の発想とは少し異なる、空力と重量をセット全体で最適化する考え方です。
前後1,220g。より深いフロントリムと軽量化を両立
Aeolus RSL 43Xのメーカー公称重量は、前後セットで1,220g。従来のAeolus RSL 37と比較して105gの軽量化を実現しています。
注目したいのは、フロントリムを43mmに深くしながら、セット全体では軽くなっていること。RSL OCLVカーボンによるリムの軽量化に加え、カーボンスポークなど各部の構成も見直されています。
重量の軽さは登坂時だけのメリットではありません。レース中の加減速、コーナーからの立ち上がり、アップダウンの続くコースなど、ペースが変化する場面でも軽量ホイールを選ぶ意義があります。
平坦路での空力性能も考えたリム形状と合わせて、ヒルクライム専用ではないオールラウンドなレーシングホイールに仕上げられています。
「リムが深い=重い」とは限らない
43mmのフロントリムを採用しながら、前後1,220g。軽量性だけを優先してリムを浅くするのではなく、空力性能との両立を目指していることがRSL 43Xの大きな特徴です。
28mmタイヤに最適化。タイヤを装着した状態で速さを考える
新型Aeolus RSL 43Xは、28mmタイヤとの組み合わせで空力性能と転がり抵抗のバランスを追求したリムプロファイルを採用しています。
タイヤを細くすれば必ず速くなるわけではありません。タイヤ幅が変わると転がり抵抗や必要な空気圧、路面での振動、リムとタイヤの境目で生じる空気の流れも変化します。
RSL 43Xはホイール単体ではなく、実際にタイヤを装着した状態での走行効率を考えて設計されている点が特徴です。30mmタイヤも選択肢になりますが、空力設計上の基準は28mmです。
横風への安定性にも配慮したリム形状
エアロホイールを選ぶうえで気になるのが、横風を受けたときのハンドリングです。
TREKは今回の新型リムについて、リムハイトを深くしながらも横風に対する安定性を高めたと説明しています。エアロ性能だけでなく、風の条件が変わる場面での扱いやすさも設計目標に含まれています。
実際の横風の感じ方は、ライダーの体格やバイク、風速、走行環境によって変わります。空力性能とハンドリングの両方を重視したい方に注目してほしいポイントです。
RSL OCLVカーボン。最上位グレードの軽量リム
リム素材には、Bontragerの最上位グレードであるRSL OCLVカーボンを採用しています。
カーボンホイールは、同じリムハイトでも素材の選定や積層構成によって重量や剛性が変わります。RSL 43Xでは、軽量化を重視したカーボン構成により、43mm/38mmのリムハイトを保ちながら前後セット1,220gを実現しています。
完成車付属のホイールからアップグレードする場合はもちろん、既にカーボンホイールを使っているライダーにとっても、リム形状と重量の両面から検討する価値のあるモデルです。
カーボンスポークを採用。さらに軽いレーシングホイールへ
RSL 43Xのもうひとつの大きな特徴が、カーボンスポークの採用です。
カーボンスポークはフロント18本、リア24本を採用。一般的なステンレススポークに対し、カーボンスポークはホイール全体の重量を削減するための重要な要素。リムだけでなくスポークにも軽量素材を用いることで、ホイールセットとしての軽量化を追求しています。
ホイールの反応性や剛性感は、スポークだけでなくリム・ハブ・組み方などによって決まります。RSL 43Xはそれらを一体のシステムとして設計した、レースグレードのホイールです。
Pro 43Xとの大きな違いはスポークと構成部品
同時に登場したAeolus Pro 43Xは、ステンレススポークを採用しています。一方のRSL 43Xはカーボンスポークを採用し、より軽量なRSL OCLVカーボンリムや上位グレードのハブ構成と組み合わせています。
前後のリムハイトや28mmタイヤに最適化する設計思想は共通ですが、前後セット重量ではRSL 43Xが195g軽量です。価格とのバランスを重視するならPro、さらなる軽量化を求めるならRSLが選択肢になります。
DT 180カスタムハブにRatchet EXPとセラミックベアリングを採用
ハブにはDT 180カスタムハブを採用。リアハブの駆動伝達機構にはDT Swiss Ratchet EXP、回転部にはセラミックベアリングを組み合わせています。
Ratchet EXPは、リング状のラチェットを噛み合わせて駆動力を伝えるスターラチェット方式を発展させた機構です。従来型とは異なり、片側のラチェットをハブ側と一体化することで、部品構成を見直しています。
セラミックベアリングは、回転抵抗の低減を目指した上位グレードの仕様です。ホイールの速さはベアリングだけで決まるものではありませんが、軽量なリムやカーボンスポークとともに、RSLグレードらしいパーツ構成となっています。
フック付きチューブレスレディリム。普段のライドでも使いやすい
Aeolus RSL 43Xは、フック付きのチューブレスレディリムを採用しています。
適合するチューブレスタイヤ、リムテープ、バルブ、シーラントを組み合わせればチューブレスで運用でき、対応するクリンチャータイヤとチューブを組み合わせることも可能です。
チューブレスでは適切な空気圧を選ぶことによって、荒れた舗装路での振動を抑えたり、接地感を調整したりできます。軽さや空力性能に加え、タイヤの選択と空気圧設定も走りを左右する要素です。
ディスクブレーキ専用で、ローターはセンターロック方式。標準のフリーハブはShimano HG仕様です。カセットの規格や交換用フリーハブの適合については、ご注文前にご相談ください。
こんなライダーにおすすめ
- ヒルクライムだけでなく、平坦路のスピードも重視したい
- 軽さと空力性能を両立したレーシングホイールが欲しい
- 加減速やコーナーの多いレースでも使いたい
- 28mmタイヤを中心にロードバイクの走行性能を高めたい
- カーボンスポークを採用した最上位ホイールを選びたい
- Ratchet EXPやセラミックベアリングなど、駆動部の仕様にもこだわりたい
- 普段のロングライドからレースまで、ひとつのホイールを幅広く使いたい
製品仕様
| ホイールサイズ | 700C |
|---|---|
| リム素材 | RSL OCLVカーボン |
| フロントリムハイト | 43mm |
| リアリムハイト | 38mm |
| リム内幅 | 21mm |
| リム外幅 | 28mm |
| タイヤ最適化 | 700×28mm |
| タイヤ方式 | チューブレスレディ/クリンチャー対応(フック付きリム) |
| スポーク | カーボンスポーク(フロント18本/リア24本) |
| リアハブ駆動機構 | DT Swiss Ratchet EXP |
| ベアリング | セラミックベアリング |
| フリーハブ | Shimano HG(標準仕様) |
| ブレーキローター | センターロック方式 |
| アクスル規格 | フロント12×100mm/リア12×142mm |
| 重量 | 前後セット1,220g(メーカー公称) |
| 保証 | 最初の購入者を対象とする生涯保証、購入後2年間のCarbon Care |
※重量はメーカー公称値です。実際の重量は個体差や装着部品により変動することがあります。タイヤ・チューブ・シーラント・ブレーキローター・カセットスプロケット等は別途ご用意ください。付属品やチューブレスセットアップの状態は販売仕様をご確認ください。
長く使うための保証制度
Aeolus RSL 43Xには、最初の購入者を対象とするメーカーの生涯保証が用意されています。材質や製造上の不具合に対する保証に加え、購入後2年間はライド中の偶発的な損傷に対応するCarbon Careプログラムの対象となります。
カーボンスポークを採用した高性能ホイールだからこそ、購入後の整備や保証対応も含めて安心して使えることが大切です。保証適用条件やメンテナンスについては当店までお問い合わせください。
よくある質問
Q. Aeolus RSL 43Xはヒルクライム向けですか?
前後1,220gの軽量性は登りで魅力的ですが、ヒルクライム専用ではありません。前43mm/後38mmのエアロリムを採用し、平坦路の高速巡航やアップダウンのあるコースも想定したオールラウンドなレーシングホイールです。
Q. Aeolus Pro 43Xとの違いは何ですか?
フロント43mm/リア38mmのミックスデプス設計や28mmタイヤを基準とする空力設計は共通です。RSL 43XはRSL OCLVカーボン、カーボンスポーク(前18本/後24本)、DT 180カスタムハブ、Ratchet EXP、セラミックベアリングを採用し、前後1,220g。Pro 43XはPro OCLVカーボン、ステンレススポーク(前後各24本)、Ratchet LNを採用し、前後1,415gです。
Q. スポークはカーボン製ですか?本数は何本ですか?
はい。カーボンスポークをフロント18本、リア24本採用しています。リムだけでなくスポークの軽量化も重視した、RSLグレードの仕様です。
Q. 28mm以外のタイヤも使えますか?
28mmタイヤを基準に空力性能を最適化した設計ですが、28mm専用という意味ではありません。30mmなどのタイヤも選択肢となります。使用するタイヤとリムの適合性、実際の装着幅、フレームのクリアランスを確認してお選びください。
Q. チューブレス専用ですか?
いいえ。フック付きのチューブレスレディリムなので、クリンチャータイヤも使用できます。
Q. ハブには何が使われていますか?
DT 180カスタムハブを採用し、リアにはDT Swiss Ratchet EXP機構、回転部にはセラミックベアリングを組み合わせています。
Q. Ratchet EXPとPro 43XのRatchet LNは何が違いますか?
どちらもスターラチェット方式ですが、Ratchet EXPは片側ラチェットをハブ側と一体化するなど、部品構成を見直した上位機構です。Pro 43XはRatchet LNを採用しています。
Q. 保証はありますか?
はい。最初の購入者を対象とする生涯保証と、購入後2年間のCarbon Careプログラムが用意されています。適用条件についてはメーカー規定をご確認ください。