冬の休日はご近所ポタリングから《浅川編》
バイクプラス多摩センター店からはじまるゆるポタツアー
寒いとついつい外出がおっくうになってしまう今日この頃…
それは我々自転車店スタッフも同じ。とはいえ仕事柄?そろそろ動きはじめよう!ということで始まった今回の企画。
まあ走り始めだし、軽く足慣らし程度のコースにしましょうか、ということで選ばれたステージは、主に八王子市内を流れる『浅川』。
今回はそんな浅川の気になるスポットを、一日心ゆくまで探索してゆきたいと思います。
それではさっそく「出発進行!」
とりあえず集合場所はおなじみ『バイクプラス多摩センター店』。
店休日ですのでもちろんシャッターは閉まっていますが、みんな休日でリラックスモードですね♪♪
お店を出発してからは、本日のテーマ『浅川』に向けて軽く山越えにチャレンジです。
寄り道上等がポタリングの醍醐味でしょう(笑)
そんな上り坂区間にはいってゆくと、にわかに田園風景が現れます。
長閑な農村地帯といった趣で、なんか身も心もゆるんで来るのが気持ち良いですねぇ!
ゆるゆると上っていく坂の途中、ふと気になった牧場で脚を止めて柵の内側を覗いてみると…
ヤギさんのんびり日向ぼっこ中!
これはなんともいえず癒される光景ですね♥
浅川サイクリングロードからの撮り鉄タイム
そんなこんなでまもなく浅川に到着!
川沿いに走り始めると、さっそく現れたのは我らが中央線!
この日は絶好の"撮り鉄"日和だったため、このまま通過してしまうのはあまりに惜しく、ここは店長権限で全員停車させて、そそくさと撮り鉄活動を開始!!
何本かオレンジ色の普通列車を見送っていると、次にやって来たのは中央線の華『特急あずさ』のE353系電車!
黒いお顔に白いボディが精悍で、いかにも特急ですといったオーラがあって、最近の車両の中では好きな車両です♥
さて満足したら次に行きますか!
しか~し!上流に向かって1kmほど走ると、またもや鉄道橋が登場!
こちらは八王子と高崎を結んでいるJR八高線の橋梁。
単線のローカル線で、列車の本数は少な目ですが、その場で時刻表を調べてみると5分後に列車がやって来ることが判明、ここでも待ったをかけて再びの撮り鉄タイムに!!
各自分散して色々なアングルから狙ってみましたが、この一枚がアングル的も一番良かったので掲載決定!(スタッフ森田撮影)
いかにもゆるポタといった感じで、時間を気にせず遊んでいましたが、果たしてこの先何が出てくるのでしょう?
謎の大型野生動物出没スポットに到達!
昨年の秋ごろ、八王子市役所近くの浅川河川敷でクマが出没したと騒ぎになっていましたが、現場にはこんな看板が出ており、気になってまたもや足止め!
どうやら実際にはクマではなくて大きなイノシシだったようですが、いずれにしても、こんなに身近な場所で大型野生動物と遭遇するというのは、ちょっと穏やかな話ではないですよね…(冷汗)
実際広大な藪がひろがっていて、何かが隠れていても不思議ではない雰囲気が漂っていましたが…
そこに突然現れたのは謎のO型野生動物(汗)
ガタイが大きいので一見コワいですが、人間を襲うことは無いのでご安心ください!
ちなみにニックネームは『オオニシ』と言いますので、どこかで見つけたら可愛がってやってください(苦笑)
メタセコイアの化石って…
みなさんは『木』の化石って見たことありますか?
そんな気の化石が河原にあるとの解説板を見つけたので、ここは自転車を下りて探索してみることにしました。
広い河原で捜索するも、なかなかそれらしいモノは見つからなかったのですが、それもそのはず、イメージしていた『化石』とは想像していたモノがだいぶ違いました…
しばらく探し回ってようやくそれらしいモノを発見!
化石と言うからには、もっとカチカチの岩のようなものをイメージしていましたが、実際は炭化した切り株といった様相で、固定概念にとらわれてはいけないとちょっと反省…
あとで調べてみると、この化石林170~200万年前のモノだということで、ちょっと想像できないくらい昔からこの地で歴史を刻んできた事を知って、
穴場スポット?浅川渓谷は意外と立派だった
気になる寄り道スポットが次々と現れる浅川サイクリングロード。
グラベル区間も多く、軽く冒険気分が味わえるのもまた良し。
(北)浅川をまたぐ高尾街道をすぎた先にそれはありました。
堤防上のサイクリングロードから下りて、木々のあいだを抜けてゆくと、これまでとは全く違う表情の浅川が姿を見せてくれました。
長い年月をかけて岩を削ってできた渓谷がそこにはありました。
岩場をおりてゆくと周囲の景色と切り離され、とても静かでこころ落ち着く素敵な場所でした。
味よし、ボリュームよしのイタリアンランチを満喫
さて、寄り道が多くてなかなかお昼ごはんに辿りつけない今回のポタリング。
一行はようやくお目当てのイタリアンレストランに到着!
今回お邪魔したのは八王子市下恩方町にある『アルガンベリーノ』さん。
ロードバイク用スタンドも備わっており、自転車フレンドリーなお店でした。
さらにランチのパスタはどれも¥980でボリューム多め、プラス¥100で大盛にできるので、ここは全員迷わず大盛で注文!
スタッフさんが「当店のパスタは量多めですけど大丈夫ですか?」と気にするくらいでしたが、大食漢達の手にかかって、数分後にはきれいさっぱり吞み込まれていたのでした(笑)
調子に乗って、食後にデザートも頂いて大満足のランチタイムとなりました♪♪
この日一楽しみにしていたイベントがなんと…
お腹も満たされた事で、午後の部はアクティビティに向けて移動する事しばし。
やってきたのは雑木林に隣接した静かな釣り堀!
午後はここでのんびり釣り糸を垂れる予定だったのですが…
嗚呼!なんとこの日は定休日!!
せっかく楽しみにしていた釣り大会だったのに…(涙)
まったくもって事前のリサーチが足りていなかった我々の責任なのですが。
ここはまた別の機会にリベンジすることにしましょう。
気を取り直して八王子のレトロカフェで気を取り直す事に…
という事で、浅川を下ってくること30分足らず。
こんどは八王子市役所近くのレトロな喫茶店『珈琲舎バンビ』さんでコーヒーブレークとしましょう。
店構えもレトロですが、店内がまた昭和感満載で、まことにエモい光景となっており、それだけでも一見の価値ありかと思います。
昨今こういうお店もだんだんと姿を消しつつありますから、コーヒーと一緒に古きよき時代の雰囲気を一緒に味わうのもオツなものですよ!
肝心のコーヒーももちろん美味しいですが、器も年季が入っていて何とも味わい深い❤
昭和期に青春時代を過ごした筆者(テツ店長)としては、まるでタイムリープしたようで、店内にいるだけでワクワクする時間でした(笑)
どうです?こちらの『クリームソーダ』は!
青く着色されたソーダ水にアイスクリームという、これまた昭和喫茶の定番!!
お味の方は想像にお任せしますが、これぞ昭和レトロな画はそんなことはどうでもよく思わせてくれる画力を持っていますね♪♪
これまたレトロ!なぜか八王子にある東京メトロの電車
この先の八王子市内は道路が入り組んでいるため、八王子が地元の大西先導ですすんでゆきました。
すると遠目に赤い電車らしきものを視認!個人的にはこの日一番テンションの上がった瞬間!!
なぜ『流星号』なのかは謎ですが、そこはいたのはまぎれもない営団地下鉄(現東京メトロ)・丸の内線の500形電車ではないですか!!
真っ赤なボディに白い帯に、丸の内を特徴づける銀色のサインカーブ。このデザイン、もとはたばこのパッケージからヒントを得たものだそうで、エピソードそのものが昭和な感じで好ましいですね❤
こちらの車両『コニカミノルタ サイエンスドーム(八王子市こども科学館)』の敷地内に展示されているので、興味のある方は立ち寄ってみてください!
ちなみに土日祝祭日、春、夏、冬休み期間は、車内も見学できるそうなので、またあらためて訪れたいと思います♪♪
中央線の歴史を物語る、隠れ鉄道スポットに寄り道
さらに街中を移動してやってきたのは、八王子駅近くの中央線ガード!
一見なんてことの無い景色ですが、近寄ってみるとレンガ積みでこれまた歴史を感じさせる建造物です。
さらによく観察してみると、そこには『鉄道省』の銘板が!!
中央線自体かなり歴史の古い路線で、立川~八王子間が開通したのも1889年(明治22年)で、鉄道省自体は1920年(大正9年)から1943年(昭和18年)まで存在してたようなので、その間に線路の付け替えか何かで設置されたのかもしれません。
とはいえ相当な歴史を刻んだ建造物で、街中にある隠れた史跡を探すのもポタリングの楽しみかと思います。
日も傾いてきたので、そろそろ解散にしましょうか…
コンテンツ盛りだくさんだったこともあり、気づくとかなり太陽も西に傾いていました。
楽しい時間はあっという間に経ってしまいますね…
ということで、唐突に「そろそろこのへんで解散しましょうか?」となり、これにてこの日のポタリングは終了。
ここからは各自帰宅となりました。
比較的鉄道系コンテンツの多かったこの日のポタリング、鉄ヲタのワタシを楽しませようという意図があったのか?無かったのか?いずれにしても発見も多くて、意外と?充実したご近所巡りポタリングでした♥
これから日に日に暖かくなり、明るい時間も長くなってなってくるので、ちょっと自転車で外に出てみると、思わぬ発見に巡り合えるかもしれません!
みなさんも、こだわりいっぱいのポタリングプランを立てて、ぜひ出かけてみてください♪♪
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