Crankbrothers F16 Multi-Tool(クランクブラザーズ F16 マルチツール)
ボルト調整、チェーン修理、そしてチューブレスタイヤのパンク修理まで。ライド中の「困った」を、ひとつのケースにまとめて持ち歩く。
Crankbrothers F16(クランクブラザーズ F16)は、2〜8mmの六角レンチやT25トルクスといった基本工具に加え、チェーンツール、4サイズのスポークレンチ、バルブコアリムーバー、そしてチューブレスタイヤ用プラグツールまで備えた携帯マルチツールです。
F15で好評のマグネットケースとチェーンツールをベースに、チューブレスプラグツール、プラグ3本、スペアマスターリンク収納を追加。
現代のロード、グラベル、MTBで起こりやすいトラブルに対して、かなり広い範囲をひとつのパッケージでカバーできます。
そしてFシリーズらしく、マグネットケースは単なる収納ケースではありません。
工具を使うときにはケースを延長ハンドルとして利用でき、コンパクトな携帯工具でもしっかり力を掛けられます。
Crankbrothers F16のポイント
- 2 / 2.5 / 3 / 4 / 5 / 6 / 8mmヘックス
- T25トルクス
- プラス・マイナスドライバー
- 8〜12速対応チェーンツール
- #0 / #1 / #2 / #3スポークレンチ
- チューブレスタイヤ用プラグツール
- チューブレスプラグ3本付属
- バルブコアリムーバー
- スペアマスターリンク収納スペース
- マグネットケースが延長ハンドルになる
- ボトルオープナー内蔵
- 5年保証
この商品のポイント
チェーンからチューブレスまで、一つにまとめる
ライド中のトラブルに備えて工具を揃えていくと、意外と数が増えていきます。
- ボルトを調整するマルチツール
- チェーンを切るチェーンツール
- スポークレンチ
- チューブレス用プラグツール
- 交換用のプラグ
- バルブコアツール
- スペアのマスターリンク
それぞれ単体で持てば確実ですが、サドルバッグやツールケースの中は細かな工具だらけになっていきます。
F16は、こうしたライド中のトラブル対応に必要な工具をひとつのケースに整理して携帯することを狙ったモデルです。
六角レンチ、T25、ドライバー、チェーンツール、スポークレンチで対応。
プラグツール、プラグ3本、バルブコアリムーバーを一体化。
とにかく軽くすることより、「これを持っていけば、かなりの範囲に対応できる」安心感を重視したマルチツールです。
マグネットケースが、延長ハンドルになる
F16の中心になるのが、F15から引き継いだマグネット式のケースです。
普段はマルチツールとチェーンツールをまとめて保持する収納ケース。
工具を使用するときには、ケースそのものをハンドルとして利用できます。
小さな折りたたみ式マルチツールは携帯しやすい反面、短い本体を指先で握るため、大きな力を掛けにくいことがあります。
F16ではケースを組み合わせることで持ち手を大きくでき、工具単体よりも握りやすくなります。
海外レビューでも、このケースによるレバレッジの大きさはF16の使いやすさとして評価されています。
携帯工具なので、無理な力は禁物です。
ケースを使うことで力を掛けやすくなりますが、強く固着したボルトや高トルクで締められた部品には、適切なショップ用工具をご使用ください。
基本工具もしっかり揃う
チューブレス修理が目立つF16ですが、ベースとなるマルチツール部分も充実しています。
| 六角レンチ | 2 / 2.5 / 3 / 4 / 5 / 6 / 8mm |
|---|---|
| トルクス | T25 |
| ドライバー | プラス #2 / マイナス #1 |
| チェーンツール | 8 / 9 / 10 / 11 / 12速チェーンの切断に対応 |
| スポークレンチ | #0 / #1 / #2 / #3 |
| チューブレス | プラグツール / プラグ3本 / バルブコアリムーバー |
| その他 | マスターリンク収納 / ボトルオープナー |
ロードバイク、グラベルバイク、MTBで使用頻度の高いサイズを幅広くカバーしています。
特に4・5・6mmヘックス、T25に加えて8mmまで備えているので、ライド中の基本的な調整にはかなり対応しやすい構成です。
チェーンツールと、スペアマスターリンク収納
F16には独立したチェーンツールが収納されています。
メーカー公称では、8速・9速・10速・11速・12速チェーンのチェーン切断に対応。
チェーンが破損したときに損傷したリンクを取り除き、スペアのマスターリンクでつなぎ直す、といった応急修理に役立ちます。
さらにF16には、スペアマスターリンクを収納できるスペースも用意されています。
ツールバッグの奥に小さなマスターリンクをバラバラに入れておくのではなく、修理に必要な道具と一緒にまとめておけます。
マスターリンク自体は付属しません。
使用しているチェーンのメーカー・段数に適合するマスターリンクを別途ご用意ください。またF16にはマスターリンク専用プライヤーは搭載されていません。
チューブレスのパンクを、その場で外側から修理
F15との最大の違いが、チューブレスタイヤ用のパンク修理機能です。
ケース側面に専用コンパートメントを設け、その中にチューブレスプラグツールと3本のプラグを収納しています。
シーラントだけでは塞がらない穴が開いた場合、タイヤを外さず、外側からプラグを挿入して応急修理できます。
工具を使うときにサドルバッグの中からプラグや挿入工具をそれぞれ探す必要がなく、パンク修理に必要なものがF16の中にまとまっているのがメリットです。
プラグ修理が向いているのはこんなパンク
- シーラントだけでは塞がらないトレッド面の穴
- 比較的小さな切り傷
- 異物を踏んで開いた穴
チューブレスプラグですべての損傷を修理できるわけではありません。
大きなサイドカット、ビード損傷、タイヤが裂けた場合などはプラグでは対応できないことがあります。ライドの内容に応じて、タイヤブートやその他の応急修理用品も組み合わせてください。
特にグラベルやMTBなど、舗装路から離れた場所を走る人には心強い機能です。
バルブコアリムーバーも搭載
F16にはPrestaバルブのバルブコアを取り外すためのツールも備わっています。
チューブレスタイヤでは、バルブコアを外してシーラントを追加したり、シーラントで詰まったバルブコアを清掃・交換したりすることがあります。
小さな専用工具ですが、必要になったときに持っていないと代用品を見つけにくい工具でもあります。
パンク修理だけでなく、チューブレスシステムのバルブまわりまで考えられているのがF16の特徴です。
F15とF16、どちらを選ぶ?
F16はF15をベースに、チューブレス修理機能を追加したモデルです。
| 比較項目 | F15 | F16 |
|---|---|---|
| 重量 | 164g | 182g |
| サイズ | 84 × 40 × 16mm | 86 × 40 × 25mm |
| 六角レンチ | 2〜8mm | 2〜8mm |
| T25 | ○ | ○ |
| チェーンツール | ○ | ○ |
| スポークレンチ | #0〜#3 | #0〜#3 |
| チューブレスプラグツール | ― | ○ |
| プラグ | ― | 3本付属 |
| バルブコアリムーバー | ― | ○ |
| マスターリンク収納 | ― | ○ |
| おすすめ | チェーン修理まで備えたい | チューブレス修理まで一つにまとめたい |
チューブレス修理用品を別に持っているなら、薄く軽いF15。
マルチツール、チェーン修理、チューブレス修理を一か所にまとめたいならF16。
18gの重量差以上に大きいのは、F16では厚さが16mmから25mmになることです。
サドルバッグをできるだけコンパクトにしたい人はF15、多少サイズが増えてもトラブル対応をひとまとめにしたい人はF16と考えると選びやすいでしょう。
仕様
| 商品名 | Crankbrothers F16 Multi-Tool |
|---|---|
| 重量 | 182g |
| サイズ | 86 × 40 × 25mm |
| 六角レンチ | 2 / 2.5 / 3 / 4 / 5 / 6 / 8mm |
| トルクス | T25 |
| ドライバー | プラス #2 / マイナス #1 |
| チェーンツール | 8 / 9 / 10 / 11 / 12速対応(チェーン切断用) |
| スポークレンチ | #0 / #1 / #2 / #3 |
| チューブレス修理 | プラグツール / チューブレスプラグ3本 |
| その他 | バルブコアリムーバー / マスターリンク収納 / ボトルオープナー |
| ケース | マグネット式 / 延長ハンドルとして使用可能 |
こんな人におすすめ
- チューブレスでロード・グラベル・MTBに乗っている人
- ロングライドや山間部など、すぐにショップへ戻れない場所を走る人
- マルチツールとパンク修理用品をひとまとめにしたい人
- チェーンツールまで携帯したい人
- スペアマスターリンクを忘れず持っておきたい人
- スポークトラブルにも最低限備えておきたい人
- 軽さだけでなく、出先での対応力を重視したい人
F16は、最軽量のマルチツールではありません。
182gという重量も、25mmという厚みも、F15より少し増えています。
でも、その増えたスペースにはチューブレスプラグツール、プラグ3本、バルブコアリムーバー、そしてマスターリンク収納が入っています。
別々に持っていた工具や修理用品をひとつにまとめれば、「プラグは持ってきたけど挿入工具を忘れた」「マスターリンクが工具袋のどこかに入っているはず」といったことも減らせます。
ボルト調整だけでなく、チェーンとチューブレスタイヤのトラブルまで一つの工具で備えたいライダーに、F16は非常にまとまりのいい選択肢です。
よくある質問
Q. F15とF16の一番大きな違いは何ですか?
F16にはF15の基本工具やチェーンツールに加えて、チューブレスタイヤ用プラグツール、プラグ3本、バルブコアリムーバー、スペアマスターリンク収納が追加されています。チューブレス修理まで一つにまとめたい場合はF16が適しています。
Q. チューブレスプラグは付属していますか?
はい。チューブレスプラグツールとプラグ3本が付属しています。交換用プラグはCrankbrothersから補充用キットが用意されています。
Q. マスターリンクも付属していますか?
いいえ。F16にはマスターリンクを収納するスペースがありますが、マスターリンク自体は付属しません。使用しているチェーンに適合するものを別途ご用意ください。
Q. マスターリンクプライヤーも付いていますか?
いいえ。チェーンを切断するチェーンツールは搭載されていますが、マスターリンクを着脱するための専用プライヤーは搭載されていません。
Q. 12速チェーンにも使えますか?
メーカー公称では8速・9速・10速・11速・12速チェーンのチェーン切断に対応しています。再接続する際は、チェーンメーカーが指定する適合マスターリンクなどをご使用ください。
Q. チューブレスのサイドカットも修理できますか?
プラグツールは主にシーラントだけでは塞がらないトレッド面の穴などを外側から応急修理するためのものです。大きなサイドカットやタイヤが裂けた損傷、ビードの破損などはプラグで修理できない場合があります。
Q. ケースは工具としても使えますか?
はい。マグネットケースは収納だけでなく、マルチツールやチェーンツールを使う際の延長ハンドルとして使用できます。コンパクトな工具でも握りやすく、力を掛けやすくなります。
Q. バルブコアを外せますか?
はい。F16にはバルブコアリムーバーが搭載されています。シーラントの追加やバルブコアの清掃・交換などに使用できます。