【実体験レビュー】Feedback Sports Pneuma CC Floor Pumpでチューブレスが「ラク」になった話

2025年10月28日by 戸田バイクプラス

こんにちは!バイクプラス戸田彩湖店の中村です!今回は私が実際に使用した Feedback Sports Pneuma CC Floor Pump(以下「Pneuma CC」)をレビューします!

「チューブレスのビード上げがなかなか上手くいかない…」というお客様の声、よく聞きます!そんな中で登場したのがこの“ブースト機能付き”のフロアポンプ。実際に使ってみると、「1台で全部できる」という便利さに驚きました。この記事では、仕様から使い方、実際の使用感まで詳しく紹介します。


仕様・スペック概要

Feedback Sports Pneuma CC Floor Pump は、通常のフロアポンプとしても使え、さらにチューブレスタイヤのビード上げに対応した“エアチャージ機能”を搭載しています。

  • 内蔵エアタンクによる「ブースト機能」でビード上げをサポート
  • 通常の空気入れとしても使用可能(ロード・MTB・クロスバイクOK)
  • 大型高精度ゲージ(直径約102mm)で圧力確認がしやすい
  • 仏式/米式対応の長いホース(約1000mm)
  • スチールベース+アルミ製二重チューブ構造で安定性抜群
  • ハンドル内部に小物収納スペースあり

価格は税込13,200円。高機能ながらコンパクトにまとまっており、整備工房でも自宅でも使える万能ポンプです。

購入はこちら:
https://bike-plus.com/products/feedback-sports-pneuma-cc-floor-pump

赤い高級感のあるFeedback Sports Pneuma CC Floor Pumpの写真
深いレッドアルマイトが美しい Pneuma CC。本体から高級感が漂います。
Feedback Sports Pneuma CC Floor Pumpのエアゲージの写真
視認性抜群の大型ゲージ。正確な空気圧調整がしやすいです。

使い方と実際の使用感

ここからは、整備スタッフでもある私が実際に使ってみた感想を交えて解説します。Pneuma CC の魅力はなんといっても「通常の空気入れ」と「チューブレス対応ブースト」が両立していること。その仕組みを理解しておくと、さらに便利に使えます。

① 通常の空気入れモード

まずは普通のフロアポンプとして使う場合。フットレバーを垂直位置にしておけば、空気は直接タイヤへ送られます。
大型ゲージで視認性が高く、ロードバイクのような高圧タイヤでも、7〜8barくらいまでスムーズに加圧可能。ホースも長いので、ディスプレイスタンドに掛けた状態でも余裕をもって作業できます。

Feedback Sports Pneuma CC Floor Pumpを使用してロードバイクに空気を入れている写真
通常モードでは一般的なフロアポンプとしても活躍。ホースが長く使いやすい。

② チューブレス“ビード上げ”モード

ここが Pneuma CC の真骨頂。ブースト機能を使うと、チューブレスタイヤのビード上げが簡単になります。

手順は次の通りです:

  1. ホース先端をバルブに装着します(仏式・米式対応)。
  2. フットレバーを水平位置に切り替えます。これが「チャージモード」です。
  3. ポンピングしてタンクに空気を溜めます。目安は120〜140psi程度。
  4. フットレバーを垂直位置に戻すと、タンク内の空気が一気にタイヤへ放出され、ビードが「パチン」とリムにはまります。

この一連の動作が直感的で、初回でもスムーズに扱えました。ホースがしなやかで、ポンプ自体がしっかり自立するため、両手でホイールを支えながら安全に作業できます。

ぺしゃんこのタイヤにFeedback Sports Pneuma CC Floor Pumpのチャージモードで空気を入れる直前の写真
チャージモードでタンクに空気を溜めるところ。静かに圧を上げていきます。
Feedback Sports Pneuma CC Floor Pumpのチャージモードでタイヤに一気に空気を充填した写真
レバーを戻して一気にブースト!ビードがパチンと収まり、快音が響きました。

③ 使って感じたこと

  • チャージから開放までの操作がスムーズで、圧の抜け感も少ない。
  • 大型ゲージの針が読みやすく、作業精度が上がる。
  • ハンドル内部にツールを収納できるのが意外と便利(仏式アダプターやコアツールなど)。
  • 一方で、チャージにはやや踏み込みの力が必要。女性スタッフからは「少し重い」との声もありました。
Feedback Sports Pneuma CC Floor Pumpを持ちながら空気入れに満足して笑顔のスタッフ中村の写真
使用後の一枚。「ビード上げがこんなに簡単だとは!」と満足の笑顔。

メリット・デメリット/評価まとめ

✅ 評価できるポイント

  • ブースト機能付きながら、通常ポンプとしても違和感なく使える万能設計
  • チューブレスビード上げが一人でもできるほどの操作性。特に「初めてのチューブレスでも成功率が高い」。
  • 安定したスチールベースとロングホースで、作業環境を選ばない。
  • Feedback Sports らしい仕上げの美しさと耐久性。
  • ポンプのシリンダーがバイクの倒立フォークみたいでかっこいい

⚠️ 注意したいポイント

  • ブーストのチャージ時はやや重め。体重が軽い人は少しコツが必要。
  • 英式バルブ(ママチャリなど)には別アダプターが必要。
  • 頻繁にビード上げを行うプロメカニックには、専用ビードタンク式の方が効率的かもしれません。

とはいえ、個人ユーザーやショップスタッフが日常的に使うにはちょうど良いバランス。 「1台で全部できる安心感」があり、整備好きな方には間違いなくおすすめできるポンプです。

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FAQ

Q1:チューブレス専用ですか?

いいえ。通常のタイヤにも対応しています。フットレバーを垂直位置にしておけば、通常の高圧ポンプとして使用できます。

Q2:どのくらいの空気圧までチャージできますか?

タンクは最大で約160psi(約11bar)までチャージ可能。ビード上げには120〜140psi程度で十分です。

Q3:耐久性はどうですか?

アルミ製二重チューブ+スチールベース構造で非常に頑丈です。整備工房での常用にも耐えうる作りです。

Q4:どんな人におすすめ?

チューブレスホイールを使っている方、これから導入予定の方、自宅で整備を楽しみたい方に特におすすめです。

中村 敦(Nakamura Atsushi)

中村 敦(Nakamura Atsushi)

喋っていじれるロングライドキャラバイクプラス戸田彩湖店スポーツ自転車歴18年、自転車ショップ勤務歴9年

幼いころから機械いじりが大好きで、工業系の大学を卒業後はミクロン単位の精密加工の世界へ。各種工作機械の操作から手加工まで幅広い製造技術を経験し、ものづくりの奥深さを学びました。 趣味として乗っていたロードバイクの整備を自分で行ううちに、スポーツバイクの構造やチューニングの魅力に惹かれ、バイクプラスへ転職。入社後はメカニックとしての技術に加え、持ち前のおしゃべりを活かした接客でも活躍。 「しゃべっていじれるロングライドキャラ」として、日々お客様に寄り添いながらスポーツバイクの楽しさを伝えています。

専門/得意分野
  • ロードバイク/マウンテンバイク/クロスバイクの販売整備
  • 得意分野:マニアック系カスタム/カラー系カスタム/ロングライド系カスタム
  • ライドスタイル:ロングライド/グラベルライド/トレイルライド/街乗り
保有資格
  • Keeperコーティング技術バイシクルコース終了
  • TREK University 2025認定ガイド取得
  • Bosch eBike Systems Dealer Training Camp修了