Trek Roscoe 7 Gen 4 フレームセット 2027年モデル
2027 Roscoeフレームセット Gen 4とは?
自分好みのトレイルハードテールを、一から組み上げたい。そんなライダーのためのRoscoe Gen 4フレームセットです。
Roscoeは、山道での登りも下りも楽しみながら、岩や木の根が連続するシングルトラックやジャンプラインへ遊びに行けるハードテールMTB。Gen 4はAlpha Platinum Aluminumフレームをベースに、150mmトラベルのフロントサスペンションを想定したプログレッシブなトレイルジオメトリーへ進化しました。
フレームセットなら、フォーク、ホイール、ブレーキ、変速機、ドロッパーポストまで、自分のフィールドや好みに合わせて選べます。いま使っているMTBから載せ替えても、一から新しい一台を組んでも構いません。
日本向け2027年モデルのカラーはMulsanne Blue、希望小売価格は130,000円(税込)。フレーム重量はMサイズで2.25kg(付属バッグを除くメーカー公表値)です。
ご注意:こちらは完成車ではなくフレームセットです。走行にはフォーク、ホイール、タイヤ、ドライブトレイン、ブレーキなどの別途用意が必要です。流用予定のパーツも規格確認が必要になります。
Roscoeフレームセット Gen 4の注目ポイント
フレームセットを選ぶときは、素材や重量だけでなく「どんな走りになるか」「手持ちのパーツが使えるか」「自分の身長に合うドロッパーを装着できるか」が重要です。Gen 4では、この3点に関わる設計が大きく見直されています。
長いリーチ・寝かせたヘッド角・立てたシート角のトレイルジオメトリー
Gen 4では、シングルトラックの下りで安心して荷重をかけられる走行安定性と、ハードテールらしい機敏な取り回しを両立するジオメトリーを採用。ヘッド角は約65度の設計で、前輪を前方へ配置したポジションが急な下りや荒れた路面での安心感につながります。
一方でシート角は旧世代より立ち上がり、登りでのペダリングや前輪の接地感にも配慮。単に下り専用のフレームにするのではなく、自走で登って、下りを楽しむ使い方を考えた構成です。
スタンドオーバーを低くし、ドロッパーポストの自由度を拡大
Gen 4ではトップチューブ周辺が低くなり、停車時に足を着いたり、トレイルでバイクを大きく動かしたりしやすい設計になりました。サイズ構成は従来の6サイズから5サイズへ整理されていますが、Trekは適応する身長の範囲を維持していると説明しています。
注目したいのが、シートチューブへのポスト挿入余裕です。旧世代のMサイズでは130mmトラベル程度のポストが限界になるケースがありましたが、新型では多くのMサイズのライダーが170mmドロッパーポストを選べるようになりました。ただし170mmを誰でも装着できるわけではなく、ライダーのサドル高、ポスト全長、挿入長などで判断します。
推奨150mm、最大160mmのフロントフォークに対応
Roscoe Gen 4は150mmトラベルのサスペンションフォークを基本に設計されています。最大160mmトラベルまで対応しますが、フォークを長くすれば無条件に走りが良くなるわけではありません。前後の姿勢、ハンドリング、適合するオフセットや肩下長、ヘッド周りの規格を総合して選んでください。
特にSサイズは、フォークを160mmへ変更した場合でも前輪を29インチへ拡大することは推奨されていません。Sは前後27.5インチ、M・ML・L・XLは前後29インチを前提に組み上げるのが基本です。
Sは27.5インチ、M以上は29インチ。タイヤクリアランスに余裕
Sサイズではスタンドオーバーと取り回しを考えて27.5インチを採用。M以上は29インチホイールを想定しています。メーカーのスペック欄にはフレーム最大タイヤサイズとして29×2.60インチが記載されていますが、Sサイズは27.5インチ専用の設計です。Sで選ぶタイヤの最大実寸や、泥はけの余裕は組み付け時に確認しましょう。
ホイール径を混在させたマレット仕様への変更や、想定より小さなホイールへの変更は、BB位置が下がりペダルを地面へぶつけやすくなる場合があるため推奨しません。タイヤの実寸はリム内幅や空気圧でも変わります。
UDH・Boost148・ISCG 05・ねじ切りBBを採用
リアエンドは148×12mmのBoostスルーアクスル、ディレイラーハンガーはUDH規格です。駆動系のカスタムを検討しやすい構成ですが、UDH採用だけを理由にすべてのドライブトレインとの互換性が保証されるわけではありません。
また、ISCG 05マウントにより、適合するチェーンガイドやバッシュガードの装着を検討できます。BBはねじ切り式。既存クランク・BBを流用する場合は、BBの規格と幅、チェーンライン、チェーンリングのオフセットやフレームとのクリアランスを必ず照合してください。チェーンリングの対応範囲は28〜34T(1×)です。
ボルト固定式ダウンチューブガード
フレーム下部には新しいボルト固定式のダウンチューブガードを採用。飛び石や跳ね上げた小石からフレームを保護するための装備です。荒れた道を走るMTBでは、摩耗しやすい部分を保護できることは実用的なメリットになります。
専用フレームバッグ付属。チューブや工具をコンパクトに収納
Roscoe Gen 4には、フロントトライアングルに沿う専用フレームバッグが付属します。バッグはフレームサイズに合わせた3種類の大きさがあり、パンク修理用品、携帯工具、補給食などを車体へ収めやすくなっています。
全サイズでダウンチューブにボトル台座を1か所備え、バッグ装着状態でもSサイズで最大21oz(約620mL)、M以上で最大26oz(約770mL)のボトルが使えるというメーカー案内です。ただしボトルの外径や形状、ケージによって実際の収まりは変わります。
さらに大きなサイズでは、フレームバッグを使用しない場合にトップチューブ裏側の追加マウントを活用し、チューブや工具を固定したり、別のボトルケージを設置したりできます。シートチューブ側にはボトル台座がありません。これはドロッパーポストの挿入スペースを確保するための設計です。
バッグへ入れる工具やパンク修理用品を考える際は、グラベルライドの装備・持ち物も参考にできます。ジャンルはグラベルですが、人里離れた場所で自走復帰するための備えには共通点があります。
ゼロスタックヘッドセット。角度調整式への換装にも対応
ヘッドチューブにはゼロスタック(ZS)圧入式ヘッドセットを採用し、メーカー標準仕様はFSA Orbitです。互換する社外の角度調整式ヘッドセットも選択肢になりますが、上下カップ寸法、クラウンレース、フォークのステアラーなどの適合確認が必要です。
フレームセットは、パーツを好きに選べることが魅力。その反面、スペック欄だけで確定できない組み合わせもあります。Trek公式サービスマニュアルと現物寸法で整合を確認してから組み付けてください。
こんな方におすすめ
- 自分の走るトレイルに合わせてフォークやブレーキを自由に選びたい
- いまのMTBから使えるパーツを活かし、新しいフレームへ載せ替えたい
- 150〜160mmクラスのフロントフォークを備えた遊べるハードテールを組みたい
- 登りもこなしつつ、テクニカルな下りやジャンプラインまで楽しみたい
- 27.5インチ(S)/29インチ(M以上)の適切なホイール径で組みたい
- 170mmクラスのドロッパーを使える余裕のあるフレームが欲しい
- UDH・Boost148・ISCG 05など現在のトレイルMTB規格を重視したい
- パンク修理キットなどを携行できる専用フレームバッグが欲しい
- 最初から組む楽しさを味わい、自分だけの一台を完成させたい
完成車と比較する際のポイント:特別なパーツ構成にしたい理由が明確ならフレームセットが魅力。一方、すべてのパーツをこれから買い揃える場合は、同じGen 4のRoscoe 7完成車から始める方が予算を管理しやすい場合もあります。
サイズチャート
Roscoe Gen 4フレームセットはS・M・ML・L・XLの5サイズ。Gen 4ではスタンドオーバーを低くしたため、従来より少ないサイズ数でも幅広い身長をカバーする設計です。
MTBのフレーム選びでは、身長だけでなく股下、腕の長さ、ハンドルまでの距離、スタンドオーバー、ドロッパーポストの挿入長なども確認します。特にM/ML/Lのように身長の適正範囲が重なる部分では、操作性と安定性のどちらを重視するかで選び方が変わります。
例えば身長173〜177cmではMとMLの両方が候補です。フレームに組み付けたいドロッパーポストの全長や、ご希望のサドル高も含めてご相談いただけます。
採寸に迷った場合は失敗しない股下計測方法をご覧ください。フレームセットでは、必要なパーツ規格の確認も併せておすすめします。
※Trekの公表値を元にしたサイズ目安。体格やライディングスタイルによって適正サイズは変わります。
※Sは27.5インチ、M・ML・L・XLは29インチを基準に設計されています。
スペック
2027年モデル・Mulsanne Blueのメーカー公表仕様です。フレームセットですので、完成車のフォーク・ホイール・駆動系などの仕様とは分けて記載しています。
※スペックは個別に記載されていない限り全サイズ共通です。メーカーは装備・仕様・カラー・材質を予告なく変更する場合があります。
※重量は公表時点の塗装済み試作フレームの値で、実際の製品には個体差があります。
※フォーク、ホイール、タイヤ、チューブレス用品、駆動系、ブレーキ等を含む完成車仕様は、このフレームセットに付属しません。付属小物の詳細はメーカーの最新の同梱リストと現物で確認してください。
パーツを揃える前に確認したいこと
手持ちのMTBを載せ替える場合、単に「29インチMTBだから使える」とは限りません。作業前にフォークのステアラー/適正トラベル/肩下長、リアハブ幅、BBおよびクランク、チェーンライン、ブレーキマウントとローター径、ドロッパーポストの径・挿入長、ケーブルの取り回しなどを確認します。
より詳細な組み付け寸法、専用ハードウェア、交換パーツ品番などはTrekのサービスマニュアル一覧を参照してください。ご自身で確定できない場合は、バイクプラスの店舗で現物と構成をご相談ください。
RoscoeフレームセットとRoscoe 7完成車の違い
「好きなパーツで組みたいけれど、完成車を買ったほうが安いのでは?」という疑問は、フレームセットを選ぶときに大事な判断材料です。2027年モデルのRoscoe 7 Gen 4完成車と比較しました。
手持ちの良いパーツを活かせるならフレームセット
お気に入りのフォークやホイール、好みのブレーキをすでに持っているなら、それらを活かした載せ替えには大きな魅力があります。ただし新しいフレームに適合するかは別の問題なので、パーツ品番から一つずつ確認する必要があります。
最初の一台を組むなら総額で比較を
フレームセットの価格だけで購入を判断せず、フォーク、ホイール、タイヤ、ブレーキ、変速系、ドロッパー、コックピット、組立工賃まで含めた合計で比較しましょう。パーツをすべて新たに購入するなら、Roscoe 7完成車の方が予算面で合理的になることがあります。
フレームセットは「安い完成車の代用品」ではなく、走りを自分で設計するための選択肢。どんなトレイルを走りたいか、すでに持っている部品は何かを整理すると選びやすくなります。
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フレームセットを選ぶ前のバイクタイプの比較や、組み上げたあとのトレイルライドに役立つ記事です。
Roscoeフレームセット Gen 4 よくあるご質問
Roscoe Gen 4フレームセットには何が付属しますか?
フレームを中心としたフレームセットで、Trekの案内ではRoscoe Gen 4専用フレームバッグが付属します。ヘッドセットはFSA Orbit、リアアクスルはBontrager Switchとしてスペックに記載されています。フォークやホイール、タイヤ、クランク、ブレーキなどは含みません。小物類の最終的な同梱内容はご注文時に確認します。
Roscoe Gen 4に適合するフロントフォークは何mmトラベルですか?
150mmトラベルのフォークを前提に設計され、最大160mmまで対応します。ただし、フォークのステアラー、肩下長、オフセット、アクスル規格などの互換性は個別に確認してください。
Sサイズに29インチホイールを取り付けできますか?
Trekは推奨していません。Sは27.5インチのホイールに合わせて設計されています。160mmフォークへ換えた場合でも、Sの前輪は27.5インチを維持するよう案内されています。
Mサイズ以上は27.5インチやマレット仕様にできますか?
メーカーは各サイズの想定ホイール径を維持することを推奨しています。M・ML・L・XLは29インチ設計です。小さなホイールへ変更するとBB位置が低くなり、ペダルヒットなどの原因になる場合があります。
Roscoeフレームの最大タイヤ幅は何インチですか?
メーカー公表のフレーム最大タイヤサイズは29×2.60インチです。ただしSは27.5インチ設計で、使用するフォークのクリアランスはフォークメーカーの指定が優先されます。実際のタイヤ幅は銘柄やリム幅でも変わるため、組み付け時に確認が必要です。
ドロッパーポストは170mmや200mmを使えますか?
Gen 4は旧世代よりポストを深く挿入しやすい設計になりました。メーカーは、多くのMサイズのライダーが170mmトラベルを使用できると説明しています。ただし体格、サドル高、ポスト全長や挿入長によって適合は変わります。200mmも含め、実測してから選ぶことをおすすめします。
ドロッパーポストは付属していますか?
いいえ。こちらはフレームセットのため、ドロッパーポスト本体とリモートレバーは別途用意します。フレームにはドロッパー用の内蔵ケーブルルーティングがあります。
Roscoe Gen 4には専用フレームバッグが付属しますか?
はい。TrekはRoscoe Gen 4シリーズに、フレームサイズに合わせた専用バッグが付属すると案内しています。フレームの前三角に収まる設計で、工具やチューブ、補給食などの収納に使えます。
フレームバッグを付けてもボトルを取り付けられますか?
はい。全サイズでダウンチューブ側にボトルケージ台座があります。Trekの目安では、専用バッグ装着時にSで最大21oz(約620mL)、M以上で最大26oz(約770mL)のボトルが収まります。ボトルとケージの形状で収まりは変わります。
シートチューブにボトルケージを取り付けできますか?
いいえ。Gen 4はドロッパーポストの挿入余裕を優先し、シートチューブ側にボトル台座を設けていません。ダウンチューブ側に1セットあります。サイズによってはトップチューブ裏の追加台座も利用できます。
UDHに対応していますか?SRAM Transmissionも使えますか?
リアエンドはUDH規格を採用しています。ただしUDH対応だけで特定の変速システムすべての適合が保証されるわけではありません。使用予定の変速機、クランク、チェーンライン、ハブおよびドライブトレインメーカーの対応条件を確認してください。
BBはプレスフィットですか?ねじ切り式ですか?
ねじ切り式BBを採用しています。お手持ちのクランクが使えるかはBB規格、必要スペーサー、チェーンライン、チェーンリングのオフセットなどを含めて確認してください。
リアホイールはBoost148に対応していますか?
はい。リアエンドは148×12mmのBoostスルーアクスル規格で、Bontrager Switchスルーアクスルがメーカー仕様に記載されています。フロントのハブ規格は組み付けるフォークに合わせて選んでください。
どのくらい大きなチェーンリングを取り付けできますか?
メーカー指定はフロントシングル(1×)で最小28T、最大34Tです。歯数が範囲内でもクランクやリングのオフセットによってクリアランスが異なるため、必ず組み合わせを確認してください。
ブレーキローターは何mmまで使えますか?
リアフレーム側のメーカー公表最大ローター径は203mmです。フロントは装着するフォークのメーカー指定に従ってください。ブレーキキャリパー、マウントアダプターの適合も確認が必要です。
チューブレス対応ホイールやタイヤは付属しますか?
いいえ。フレームセットにはホイール・タイヤが付属しません。Trek公式FAQの「全モデルはチューブレスで出荷」は完成車の案内であり、このフレームセットの付属内容を示すものではありません。組み立て時にチューブレス仕様を選ぶことはできます。
旧世代Roscoeのパーツを載せ替えできますか?
使えるパーツもありますが、旧RoscoeとGen 4ではジオメトリー、推奨フォーク長、ドロッパーの挿入条件などが異なります。特にフォークの規格と寸法、リアホイール、クランクとBB、ドロッパー径、ブレーキの取り付け条件は事前に照合してください。
Roscoeフレームセットを購入すればすぐに乗れますか?
いいえ。走行できる完成車ではなく、必要な部品を選んで組み立てる商品です。部品の購入費用や組立工賃も含めてご予算を計画してください。
パーツの互換性や組み立て仕様はどこで確認できますか?
詳細なハードウェア、ケーブルルーティング、交換サービスパーツ、各部の最小・最大寸法はTrek公式のサービスマニュアルで確認できます。マニュアルと現物だけでは判断できない場合は、組み上げたいパーツの型番を添えてバイクプラスまでご相談ください。
