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  • 赤べこを求めて絶景ヒルクライム!Domane+で走る磐梯吾妻スカイライン

    2026年9月22日by miyazakisayaka

    赤べこが欲しい。

    通販でなんでも買える時代だけど、そうじゃない。旅の思い出として、福島県に行ったときにお土産で買いたい。いつか、福島に行ったときに……。

    そう思い続けて数年。ついにそのときがきました。

    Domane+で磐梯吾妻スカイラインを走りに行こう! ついでに赤べこを買おう!

    夏休みの3日前に決意して、ヒルクライムをしてきました。


    赤べこを買いに福島へ

    今年は8月末に5日間、夏季休業をいただきました。

    夏休みに何をするか考えました。そこで思いついたのが、久しぶりに自転車で知らない土地を走りたいということでした。

    犬を飼い始めて5年、すっかり犬中心の生活で、旅行をするなら犬と一緒に行きたいという気持ちが常にあります。

    でも、電動アシストロードがせっかくあるんだから、ちょっと遠出をして絶景を見に走りに行くのもいいな。最近、一人で自転車で遠出ってしていない。旅っぽいことがしたい。

    絶景といえば、スカイラインだよな。伊豆、乗鞍、渋峠……う~ん……。

    そうだ! 福島で以前、猪瀬が絶景のヒルクライムをしていたブログがあったな。

    磐梯吾妻スカイラインの絶景のヘアピンカーブ
    山肌を縫うように続く、磐梯吾妻スカイラインのヘアピンカーブ。

    磐梯吾妻スカイライン、ここだー! 赤べこGetチャンス!

    っていうのが、夏休み3日前のこと。


    家族旅行の合間に1,000mアップ

    でも、やっぱり一人旅はちょっと寂しいから、いっそ家族旅行も兼ねてしまえ。

    裏磐梯あたりにコテージを借りて、私がライドに行っている間に、夫とポンズはお昼寝でも散歩でもして羽を伸ばせるんじゃないか。

    家族全員ウィンウィンでしょこれ。

    と、やや自分勝手に思い込むことにして、別行動の時間をつくることに成功したのでした。

    福島側ではなく、土湯側から登ることに

    さて、今回登ろうとしている磐梯吾妻スカイライン。猪瀬のブログでは、福島側から登った様子がレポートしてありました。

    が、電動アシストをもってしても、現在の私の体力で、ライド後に疲労を残すことなく円満な家族旅行を遂行するためには、1,500mアップはキツい気がする。

    自転車を楽しむ時間も、家族の時間も、どっちも大事にしなければ。

    絶景のなかを走る&ヒルクライムの達成感という点では、福島側からが断然よさそうです。

    ですが、久しぶりのソロライドですし、何があるか分からないので余裕は残したい。

    というわけで今回は、猪瀬と逆ルートの土湯側からアプローチ。道の駅つちゆから登る、約1,000mアップのコースです。

    道の駅つちゆから浄土平を目指す今回の予定ルートマップ
    道の駅つちゆから浄土平を目指す、今回の予定ルート。

    開始10分で、アレを見てしまった

    スタート&ゴール地点の道の駅つちゆ
    今回のスタート&ゴール地点、道の駅つちゆ。

    道の駅つちゆから、まずは磐梯吾妻スカイラインに向かって走ります。

    裏磐梯の道を車で走っているとですね、「クマ注意! 山ではクマ鈴!」っていう電光掲示板が複数。

    そう、ソロライドの何が心配かって、熊ですよね。

    でも大丈夫。西村に熊スプレーを借りてきました。

    フィドロックでトップチューブ下に付ける方法は、フレームサイズの問題で却下。ボトルケージ台座に付ける方法では、いざというときにまごつきそう。

    今回私が選んだのは、ステムサイドにバッグを付ける方法!

    ステムのサイドにバッグを付けて熊スプレーを入れた。すぐに取り出せる。
    熊スプレーは、すぐに取り出せるステム横のバッグへ。

    これなら、すぐに取り出せる。完璧。

    さすがに出番は来ないでしょ~と思って、道の駅から走り始めたんですけどね。

    なんか、雰囲気がめちゃくちゃあやしい。

    交通量の少ない旧道へ

    自転車でスカイラインに行くためには、県道30号(本宮土湯温泉線)にまずアクセスしないといけない。そこまでのルートは2パターンあります。

    スカイラインへの分岐にある自転車・歩行者通行可能ルートの看板
    スカイラインへ向かう、自転車・歩行者通行可能ルート。

    国道115号線を登るのは退屈そうだと思って、その北側の旧道を走るルートを選んだんですが、明らかに交通量の少なそうなザ・林道。

    道は落ち葉で覆われ、小さな青いイガ栗が散らばっています。

    落ち葉が散らばり、青いイガグリが転がる鬱蒼とした林道
    落ち葉と青いイガ栗が散らばる、ひっそりとした林道。

    これはもしかして、もしかするんじゃ……。

    ブツブツ独り言を言いながら走っていたら、視界の左側で何かが動いた。

    黒い動物が、林のなかを走り去っていく。

    見ちゃったな、コレ。

    多分っていうか絶対、子熊だったよね、今の……。

    Knog Oiベルを鳴らし続ける

    この道は、6kmくらいで300mアップする、ウォーミングアップにはちょうどいい感じの林道。ゆる~くいきたいと思っていたのに。

    じつは、熊鈴もスプレーと一緒に借りようと思って準備したつもりだったんですけど、バイクプラスに忘れてきてしまい。

    朝9時、本当に車の1台ともすれ違わない道で、KnogのOiベルを、お経を唱えるかのように5秒に1回くらい鳴らし続けました。

    Oiベルはかなり響きがよくて、熊鈴に近いでしょ、コレ。

    そう自分に言い聞かせながら、ライド序盤に本日の心拍のピークを迎えたのでした。

    帰りは国道115号で一気に下ろう。


    いよいよ磐梯吾妻スカイラインへ

    ここからは車通りもあって、だいぶ気が楽。

    とはいえ、熊を見てしまった手前、山の中での工事区間の信号待ちとか、ちょっとドキドキします。

    ほんのり硫黄の香りがする温泉旅館が並ぶ道を登っていくと、ついに磐梯吾妻スカイラインへと合流します。

    磐梯吾妻スカイラインに合流。日本の道100選の看板の前でDomane+を置いて撮影
    磐梯吾妻スカイラインに合流。「日本の道100選」の看板とDomane+。

    ここからは山肌を登っていく道。

    土湯側からだと、最後の最後に火山地帯の風景が開けるので、それを楽しみにコツコツ登っていきます。

    スカイラインという名の通り、空に近づいていく感じがいいです。

    すごく急な坂はないけれど、ゆるゆる登っていく感じ。

    磐梯吾妻スカイラインに入ってすぐ空がとても広くなった。遠くの山の稜線も見える
    スカイラインに入ると空がぐっと広がり、遠くの稜線まで見えてきました。

    たまに大きなヘアピンカーブを越えて、山肌をひたすらに走ります。

    福島側からの道のほうが、もっとクネクネしていて飽きないのかもしれない。

    昔は猪苗代湖や裏磐梯の湖沼群が一望できる絶景ポイントだったという湖見峠。今は木々に覆われている。
    かつて猪苗代湖や裏磐梯の湖沼群を一望できたという湖見峠。いまは木々に覆われて見えなくなっているそうです。
    天風境。標高約1,300m付近の天の風が吹き抜ける境地という名にふさわしい紅葉の名所
    標高約1,300m、天の風が吹き抜けるような天風境。秋の紅葉スポットでもあるそうです。

    一人でヒルクライムなんて、Domane+を買わなかったら思いつきもしなかった。ありがとう、電動アシスト。


    突然現れた、別世界のような絶景

    電動アシストといえど、回す回数は同じですし、あくまでアシスト。

    そして、直近のライドが電動アシストMTBでの日光いろは坂だったから、なおさらアシストのターボ感という点を比較してしまうと、ロードバイクは非常にマイルド!

    この自力で登っている感を残す感じ。それがいい。だけど、疲れてきた。

    まだかな、もうちょいかなを繰り返して、スカイラインの入り口から1時間くらい。

    ついに視界が開けました!

    ババン!

    磐梯吾妻スカイラインの絶景ロード
    木々の間を抜けると、火山地帯の景色が突然目の前に。

    すごい。突然、違う国に来たみたいな風景が広がりました。

    まさに絶景。

    ヒルクライムのご褒美にふさわしい、圧倒的な景観。

    浄土平周辺の火山地帯を走る磐梯吾妻スカイライン
    浄土平を越えると火山地帯ならではの荒々しい風景のなかを走れます。

    これは、がんばって登ってよかった。


    自転車旅とは、出会い

    磐梯吾妻小富士の前でDomane+と一緒に記念撮影
    吾妻小富士を背景に、Domane+とヒルクライムの記念撮影。

    ちゃんと登った記念に、自転車と一緒に写真を1枚残したいと思い、近くにいたおじさまに写真を撮ってもらいました。

    この背景にそびえる吾妻小富士の階段を上っていくと、お鉢を一周できるらしい。

    写真を撮っていただいたおじさまにも、お鉢巡りまではしなくても景色がすごいから行ったほうがいいと、強くすすめられました。

    今から、階段かぁ……結構な段数ありますよねコレ。

    ちょっともう補給必須状態なので、お昼ご飯を食べながら考えさせてください。

    生姜焼き丼で復活

    免許返納という映画との期間限定コラボメニューだったらしい
    浄土平レストハウスで、期間限定の生姜焼き丼をいただきました。

    浄土平のレストハウスで、生姜焼き丼を食べたら復活。

    なんとなく選んだんですけど、「免許返納」っていう映画とのコラボによる期間限定メニューだったみたい。

    お腹が落ち着いたので、あらためて考えた。

    やっぱりね、人生は一期一会。

    もうこの先、来る機会はないかもしれない。すすめられたことは何かのご縁だと思って、小富士を登ろうと決心しました。

    幸いなことに、シューズもSPDだし。

    自転車を置いて、吾妻小富士へ

    登ってみたら、これまた絶景でした。

    吾妻小富士を登ると火口を一望できる
    吾妻小富士を登ると、目の前に火口が広がります。

    この日は全国的な猛暑日でしたが、標高1700mほどで風が吹き抜けて、半袖ジャージでちょうどいい気温。夏のヒルクライム最高。

    お鉢の向こう側はどんな景色なんだろうな~と思いつつ、一周するには1時間くらいかかるようなので、さすがに今日は断念。でも、ここまで登ってきて本当によかったです。

    久しぶりの自転車旅でしたが、小さな出会いが旅の思い出をより濃くしてくれました。自転車旅って、やっぱりいいですね。


    ソロライドで考えた、通信という装備

    今回のライドで、たぶん熊を目撃して、もうひとつ強く感じたのが、ソロライドでは「自分がどこにいるかを伝える手段」も大切な装備だということでした。

    ヒルクライムで林道を走っていると、スマートフォンの電波は入るか入らないかという場所はよくあります。

    今回、浄土平ではSoftbank圏外だったものの、今年の春からスタートした、スターリンクダイレクトをはじめて使いました。空が大きく開けていたため衛星通信につながり、LINEで夫へ「無事に着いたよ」と送ることができました。

    ただ、衛星通信も空が見えなければ万能ではありません。今回のような林道で転倒して動けなくなったらどうするのか。年々、ソロライドに出かけるときには、そんなことも考えるようになりました。

    サイクルコンピューターの事故検出機能

    サイクリストに身近な機能としては、Garminのサイクルコンピューターに搭載されている事故検出機能があります。

    強い衝撃を検出すると、ペアリングしたスマートフォンを通じて、登録した緊急連絡先へ現在地を知らせてくれるものです。

    私はWahooのサイクルコンピューターを使っているため、この機能は利用できませんが、それでも、万が一、自分でスマートフォンを操作できない状態になったときに、家族へ異変を知らせられる仕組みは大事だなと、今回あらためて感じました。

    とりあえずできることとして、まずは夫とiPhoneの「探す」で位置情報を共有し、走るルートと帰着予定時刻を事前に伝えておく。登山届けのように、「これから林道へ入る」「何時頃には抜ける予定」と連絡し、出たあとにも無事を知らせる。基本的なことですが、今回のソロライドで、その基本の大切さを身をもって感じました。


    Domane+ SLRで走った結果

    2時間かけてヒルクライムした道も、下りは1時間未満。

    国道115号線を下っているときに福島市街が見えました
    国道115号線の下りで見えた、福島市街の景色。

    今回のライド記録

    走行距離:52km
    獲得標高:1,091m
    電動アシストバッテリー残量:47%

    家族旅行の中日に行うアクティビティとしては、上出来です。

    追記:ちゃんと翌日、赤べこを買って帰りました!

    我が家の福島民芸品コーナーの赤べこ
    数年来の念願だった、福島土産の赤べこも無事にゲット!

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    この記事を書いた人

    Bike Plusスタッフとして、日頃の接客や整備、ライドなどの実体験をもとに記事を執筆しています。

    店長 バイクプラスオンライン 業界歴14年

    雑誌・書籍の編集・ライティングを経て自転車業界へ。Bike Plusでは販売・整備、店舗運営、新店舗立ち上げなどを経験し、現在はオンライン店長としてEC運営とウェブコンテンツ制作を担当しています。EロードやE-MTB、クロスバイクなどを実際に使いながら、スポーツから日常の移動まで幅広い自転車の楽しみ方を発信しています。


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