新型Checkpoint ALR Gen 3本日登場|久しぶりの世代交代で何が変わった?
こんにちは!
さいたま大宮店スタッフ遠藤です。
なんと、新型TREK Checkpoint ALR Gen 3が正式発表&入荷(所沢店にXSサイズ)しました!
TREKの定番アルミグラベルバイク「Checkpoint ALR」が待望のフルモデルチェンジを果たしました。
選べるラインナップは、完成車モデル 「Checkpoint ALR 4 Gen 3」 と、カスタムを楽しめる 「Checkpoint ALR Gen 3 フレームセット」 の2展開です。
今回のモデルチェンジは、単なるパーツ変更やカラーチェンジではありません。
フレーム設計そのものが 「走れるフィールドを広げる方向」 へ進化しました!
【Gen 3の進化ポイント】
- 新ポジション: 高いスタックと短いリーチで、長距離の快適性と悪路での操作のしやすさを両立する「Gravel Endurance Geometry」へ
- タイヤ拡張: フェンダーなしで最大実測50mm幅まで対応(装着条件あり)
- フロントサス対応: XSを除き最大40mmトラベルのサスペンションフォークに対応
- 最適化マウント: フレームバッグ装着時でもボトルが出し入れしやすい設計
- 最新規格: UDH(ユニバーサルディレイラーハンガー)& RCSヘッドセットシステム採用
- 耐久性UP: より頑丈なチェーンステーガードを装備
「快適で乗りやすい」だけでなく、「もっと荒れた路面へ挑める」バイクへ。進化した新型Checkpoint ALR Gen 3の全貌を解説します!
進化の肝は「ポジションの見直し」
Gen 3の最も大きな変化はジオメトリーにあります。
カーボンモデルのCheckpoint SLと同じ 「Gravel Endurance Geometry」 を採用しました。
ここで旧モデル(Gen 2・56cm)と新モデル(Gen 3・MLサイズ)のフレーム寸法を比較してみます。
※サイズ表記の変更について
Gen 3からサイズ表記が数値(56cmなど)からアルファベット(MLなど)に変更されました。ここではメーカーが旧56cm相当とする新MLサイズと比較しています。ただし推奨身長範囲も変わっているため、旧56cmに乗っていた方に新MLが必ず合うという意味ではありません。
| ジオメトリー | Gen 2 56cm | Gen 3 ML | 変化量 |
|---|---|---|---|
| Stack(スタック) | 592mm | 611mm | +19mm |
| Reach(リーチ) | 407mm | 397mm | -10mm |
| 実効トップチューブ長 | 584mm | 580mm | -4mm |
| ヘッドチューブ長 | 145mm | 162mm | +17mm |
| シートチューブ長 | 560mm | 530mm | -30mm |
| ヘッド角 / シート角 | 72.2° / 72.8° | 72.2° / 72.8° | 変化なし |
| チェーンステー長 / BBドロップ | 435mm / 76mm | 435mm / 76mm | 変化なし |
| ホイールベース | 1,048mm | 1,048mm | 変化なし |
※StackとReachはハンドル位置の数値ではなく、BB中心からヘッドチューブ上端中心までのフレーム寸法です。実際のハンドル位置はステムやスペーサーなどでも変わります。
ホイールベースやチェーンステー長、BBドロップといった主要な寸法を維持しながら、 フレームのスタックは19mm高く、リーチは10mm短く なりました。
つまり、BBを基準としたヘッドチューブ上端の位置が高く、手前になったことで、従来よりも アップライトで無理のない乗車姿勢を取りやすい設計 へと進化しています。
「アップライト=楽なだけ」ではない理由
アップライト化は、単に長時間&重い荷物を積んだライドを楽にしてくれるだけではありません。 悪路で上半身を大きく動かし、バイクをコントロールするための余裕 にもつながります。
例えば、比較的大きな石がゴロゴロと転がる林道の下りカーブ。ハンドルにしがみついて上体を固めるのではなく、肘を曲げ伸ばしして衝撃をいなし、必要に応じて腰を引いたり、上体を左右に移動させたりしながらバイクの傾きや荷重を調整します。
ロードバイクでは一定の姿勢を長く保つ場面が多いのに対し、グラベルバイクは路面の変化に合わせて身体の位置を前後左右へ動かす場面が多くあります。 高めのスタックと短めのリーチは、そうした動作をしやすいポジションを作るための土台 でもあるのです。
もちろん、実際のハンドル位置はステムやスペーサー、ハンドル形状にも左右されます。しかし、単に身体を起こして楽に走るだけではなく、 「バイクの上で身体を自由に使う」ための設計変更 だと考えると、今回のアップライト化の意味がよく見えてきます。
タイヤ幅は最大50mmまで拡大
タイヤクリアランスは前世代の最大45mmから5mm拡大し、 フェンダーなしで実測最大50mm、フェンダー装着時は最大42mm まで対応するようになりました。
TREKのFAQでは、ノブ部分を含めた実測幅が2.0インチ未満で、フレーム・フォークとタイヤの間に少なくとも6mmのクリアランスを確保できる場合は、マウンテンバイク用タイヤも装着可能としています。タイヤの表記サイズだけでなく、装着後の実測幅で判断することが大切です。
より太いタイヤを選べることでエアボリュームを確保しやすくなり、条件に合わせて空気圧を下げる余地も広がります。グリップやクッション性を高めやすくなるため、林道や石の多いグラベルなど、荒れた路面も楽しみやすくなります!
40mmサスペンションフォークに正式対応
Gen 3では、 最大40mmトラベルのサスペンションフォークに正式対応 しました!(※XSサイズを除く)。
- RockShox Rudy / Rudy Ultimate (30mm / 40mm)
- FOX 32 Taper-Cast (40mm)
「もっと荒れた場所を走ってみたい」方にはサスペンションフォークがオススメ。
路面の捉え方が大事なグラベルバイクにとってタイヤ以外の足回りのカスタムが楽しめるのは非常に魅力的です。
バッグとボトルの干渉を抑えた新設計
フレームバッグを装着すると、大容量ボトルが入らなくなったり、出し入れしにくくなったりすることがあります。
Gen 3は、Bontrager Adventure Frame BagやAdventure Triangle Bagなどを装着した状態でも、より大容量のボトルを使いやすいようフレーム形状が最適化されています。
特に夏の長距離グラベルやバイクパッキングでは、水をどれだけ持てるかはかなり重要です。
単純に「マウントが多い」というだけではなく、 バッグとボトルを実際にどう併用するかまで考えられた設計 になっています。
UDHを採用
リアエンドには UDH(Universal Derailleur Hanger) を採用。
共通規格のハンガーとなることで、交換部品を入手しやすくなります。
また、フレームセットから好みのドライブトレインで組みたい方にとっても、チェックしておきたい変更点です。
その他の進化と仕様チェック
- ドロッパーポスト対応: 荒れた下りなどで手元レバーでワンタッチでサドルを下げ、身体を動かしやすくするカスタムが可能です。
- RCSヘッドセットシステム: TREKの現行ロード/グラベル系モデルで採用されるコックピット周辺のシステムです。
- チェーンステーガード強化: 荒れた路面で暴れるチェーンからフレームを保護するガードも、より頑丈なものへ変更されています。
- 内部ストレージ: カーボンのCheckpoint SLにあるダウンチューブ内ストレージは、Checkpoint ALR Gen 3にはありません。
- キックスタンド: 非対応です。
まとめ:Gen 3でCheckpointはどう変わった?
「快適な姿勢で一日中走りやすい。でも、行ける道は前より広い。」
高いスタックと短いリーチによって、長時間走りやすいポジションを作りやすくなりました。さらに、悪路で肘や腰を使って身体を動かし、荷重をコントロールする余裕にもつながります。
その一方で、最大50mmタイヤ、40mmサスペンションフォーク、ドロッパーポストに対応し、より荒れたグラベルへ踏み込める余地も広がりました。
つまり今回のGen 3は、単純に「楽なCheckpoint」へ変わったわけではありません。
長時間を快適に走るためだけでなく、荒れた路面で身体を動かして楽しむためにも進化した。
そこが今回の世代交代で一番面白いところだと思います。
完成車とフレームセット、どちらを選ぶ?
Checkpoint ALR 4 Gen 3(完成車)
Shimano CUES 11速ドライブトレインを搭載した完成車モデル。
まずは完成車としてグラベルライドを始め、走る場所や使い方に合わせてタイヤ、バッグ、コックピットなどを少しずつ自分好みに変えていきたい方に向いています。
Checkpoint ALR Gen 3 フレームセット
手持ちのパーツを活用したい方、GRXやSRAMなど好みのドライブトレインで組みたい方、最初からドロッパーポストやサスペンションフォークを取り入れたい方なら、フレームセットから組むのも面白いでしょう。
新型Checkpoint ALR Gen 3をチェック!
価格、スペック詳細、カラー展開は各商品ページをご覧ください。
Checkpointが気になったら、次に読みたいグラベルガイド
Checkpoint ALR Gen 3を見て、「グラベルバイクって面白そうだな」「自分ならどんな道を走ってみよう?」と思った方へ。
バイクプラスでは、グラベルバイクそのものの選び方だけでなく、タイヤ選びや実際の楽しみ方まで詳しくご紹介しています。
グラベルバイクは、スペックを比べて終わる乗り物ではありません。
どんな道を走りたいかを考え、タイヤや装備を選び、実際に走ってみることで、自分なりの楽しみ方が少しずつ見えてきます。
Checkpoint ALR Gen 3は、その入り口にも、その先の冒険にも付き合ってくれる一台です。
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