Domane AL シリーズ
各モデルの違い

こちらのページでは、2025年モデル Domane AL シリーズ の各モデルの違いを詳しくご紹介します。Domane AL 選びの参考にしてみてください。各モデルの主なスペックを比較しやすくした一覧表はページ後半にあります。

Trek Domane AL（トレック ドマーネ AL）は、ひとことでいえば初心者に優しいアルミロードバイク。アップライトな姿勢を取りやすいエンデュランスジオメトリーを採用し、長時間のライドでも疲れにくく乗り心地も重視して設計されています。

初めてロードバイクや自転車通勤・通学での毎日の使用に大変人気です。

太めのタイヤを標準で装備しているので、流行りのグラベルライドにも何の不安もなく利用できます。また、リアキャリアやフレームバッグなどを装着して重量物を運ぶバイクパッキングも楽しめる汎用性が非常に高いアルミロードバイクです。

ケーブル内装＆ユニーバーサルディレイラーハンガーを採用したアルミフレーム、ケーブル内装＆テーパーステアリングコラムカーボンフォークは全モデル共通です。エントリーモデルですが真のロードバイクらしく、車軸は前後とも確実に車輪を固定できる軽量高剛性のスルーアクスルタイプを採用しています。

エントリーモデルのAL2の価格は ¥165,000 重量は 10.55kg で、カラーは２つ。ミドルグレードのAL4の価格は ¥255,000 重量は 10.35kg、カラーは３つ。そしてトップグレードのAL5は価格 ¥299,000 重量 9.85kg 、カラー展開は２つ、となっています。

色違いも含めて7タイプから選べるのは嬉しいところ。

上位グレードになるに従いリアのカセットスプロケットの段数も増加します。段数が増えると1段シフトチェンジした後のペダリングのリズムが狂いにくかったり、上り坂に対応しやすいギア比が搭載されていたりします。

ヒルクライムに挑戦したい場合は12段ある上に34Tという大きいギア歯がついた 105 を搭載した AL5 を選びたいところです（ご予算が許せばですが...）。

105、ティアグラ、クラリス、使い比べると変速操作のしやすさやかっちり感の違いは一目瞭然です。良さを知ってしまうと最高峰のデュラエースの性能により近いアルテグラや105を使いたくなってしまうサイクリストも多くいます。（105を搭載した Domane AL5 や Emonda ALR5 の人気の理由の一つでもあります。）

しかしながら、ポタリングや平坦路が基本の自転車通勤通学用途であれば、ティアグラはもちろんクラリスでも特段の不足は感じないでしょう。

油圧式は、基本的にグレードが上がるに従い放熱性能や軽さ、レバー形状に違いが現れてきます。

グレードに関係なく油圧式ディスクに総じて言えることですが、レバーを操作する際に従来のブレーキやメカニカルディスクブレーキのように力強く握る必要がないため、くだり坂でも手が疲れにくいのが特徴です。一本指や二本指でも十分に急減速や微細な速度調整が可能です。

油圧ディスクの最大の特徴は、制動力があまり天候に左右されないことと言えます。自転車通勤通学など雨天でも乗車する可能性が高いのであれば油圧ディスク搭載モデルがおすすめです。

ちなみに105の油圧ディスクブレーキはさらにパッドクリアランスが広いため、コーナリングなどのホイールと車体にヨレが発生する際のパッドとローターの擦れも低減されています。また、より指をかけやすいレバー形状となっているため、制動力は変わらずとも、レバーを握った際により軽くブレーキが利く感覚を得られます。