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  • 骨折からの再挑戦。富士ヒル本番で見つけた「完走」の価値

    2026年6月22日by 港北バイクプラス

    こんにちは、港北店の松野です。

    前回のブログはコチラから⇩
    ・2度の骨折「もう自転車は無理かもしれない」それでも富士ヒルに挑戦する理由
    ・富士ヒル直前 ヤビツで我慢するヒルクライム練習をしてきた
    ・骨折からの再挑戦「富士ヒル試走レポート」

    2023年の鎖骨骨折。
    そして復帰後の再骨折。

    「もう、自転車は無理かもしれない」

    鎖骨骨折で入院
    2023年の鎖骨骨折。病室のベッドで「もう自転車には乗れないかもしれない」と本気で考えていた頃。

    病室の天井を見上げながら、そう思っていた自分がいました。

    それでも少しずつトレーニングを再開。ヤビツで練習、富士スバルラインを試走し、そして迎えた富士ヒル前日の6月6日。

    前日受付に現地に来て緊張が高まってきた!

    この記事はこんな話です

    • 2023年に鎖骨を骨折
    • 復帰後に再骨折
    • 一度は自転車を諦めかけた
    • 少しずつトレーニングを再開
    • 2026年富士ヒルクライムを完走
    • タイム以上に大切なものを見つけた

    目次


    富士ヒル前日受付へ

    前日受付に現地に来て緊張が高まってきた!

    富士ヒルクライムの前日受け付け
    ついに迎えた富士ヒル前日。受付会場に着いた瞬間から少しずつ実感が湧いてきた。
    富士ヒルクライムのサイクルエキスポ
    各メーカーのブースが並ぶサイクルエキスポ。レース前とは思えないほど賑やかな雰囲気だった。

    前日受付の後にトレック主催のカーボパーティ!

    TREKのパーティー
    全国のTREK販売店や関係者が集まったカーボパーティ。翌日の本番に向けてしっかり栄養補給。
    TREKの富士ヒル前日パーティ
    アジア各国のTREK関係者も集まり、富士ヒル前夜ならではの交流の場になっていた。

    トレックの販売店やアジアのトレック関係者が集結。富士ヒル前に栄養を蓄えていました。

    富士ヒル前の食事
    翌日のヒルクライムに向けてしっかり補給。……のつもりが食欲が止まらなかった。

    食べ過ぎないようにと思っていたが・・・ここにきて食欲爆発するとは・・・しっかりデザートまでいただく

    MADONE SLRの50周年記念車
    会場で展示されていた50周年記念のMadone SLR。思わず足を止めて見入ってしまった。

    50周年記念のMadone SLR

    TREKの限定Madone SLR
    細部まで特別仕様。TREKファンにはたまらない一台だった。
    TREKの新型ホイール
    発売前の新型ホイールも展示。カーボンスポーク採用で今後の登場が楽しみな一本。

    新型ホイール!発売が待ち遠しい!来月か。

    カーボンスポークに前後リムハイト、リム幅が違う仕様。

    そしてそして・・・6月7日ついに富士ヒルクライム本番の日です。


    スタートラインに立てただけでも嬉しかった

    富士ヒルクライムのスタート地点
    周りは速そうなライダーばかり。それでも今年はタイムより「完走」が目標だった。

    会場に到着すると、周りには速そうなライダーばかり。

    緊張もありましたが、不思議と焦りはありませんでした。

    今年の目標は最初から決まっていました。

    「完走すること」

    そして、

    「無事に帰ること」

    骨折を経験した今は、それ以上に大切な目標はありません。

    以前ならタイムばかり気にしていたかもしれません。

    まずはここまで来られたこと。
    そしてスタートラインに立てたこと。

    それだけでも十分にいい経験ですし、価値があると思えたのです。

    数年前の自分なら、スタート前からタイムのことばかり考えていたと思います。

    でも今は違います。

    骨折して、自転車に乗れない時間を経験したからこそ、こうしてスタートラインに立てること自体が特別なことだと感じていました。

    当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではなかった。

    富士ヒルのスタート地点で、そんなことを考えていました。


    あっという間だった富士ヒル

    富士ヒルクライムの2合目あたり
    試走で見た景色を思い出しながら、焦らず自分のペースで登り続ける。

    スタートしてしばらくは順調。

    試走で走った景色が目の前に広がります。

    呼吸も余裕あるぐらいの、ゆっくりなペースで刻んでいく、

    淡々と続く登り。

    10キロ地点・・・試走の時と違い、まだではなくもう半分近くきた!

    でも今回はオーバーペースにならないことを意識しすぎたせいか、かなりスローペースになってしまった・・・

    タイムは気にしないで登ったとは言え、正直この時点でブロンズも怪しく、出遅れた・・・

    しかし骨折後の自分にとって大切なのは、速く走ることではなく最後まで走り切ること。

    気持ちでペダルを回し続けました。

    試走の時には長く感じた富士スバルラインも、本番では不思議なほど短く感じます。

    周りには同じように苦しみながらも前へ進むライダーたち。

    応援してくれる人たちの声。

    そして少しずつ近づいてくる五合目。

    苦しいはずなのに、どこか楽しい。

    そんな不思議な感覚でペダルを回し続けていました。


    富士ヒル完走。そして見えた景色

    残り数キロ。

    大澤駐車場から少し前が空き始めたので、ちょっと前にでてみる

    この時点で逆算するとタイムは1時間30分ぐらいか(ブロンズギリギリ)・・・

    なにこれ意外と走れる!不思議と笑顔になっていました。

    前半は借金だらけのスローペースでしたが、後半ちょっとタイム意識した・・・

    そして――

    富士ヒルクライムのゴール地点
    タイムでも順位でもない。「完走できた」という事実が何より嬉しかった瞬間。

    富士山五合目に到着。

    ゴールラインを越えた瞬間、まず最初に感じたのは達成感でした。

    タイムではありません。

    順位でもありません。

    ただ純粋に、

    「完走できた」

    その事実が本当に嬉しかったのです。

    骨折する前なら、もっと違う感情だったかもしれません。

    あと何秒縮められたとか。

    目標タイムに届かなかったとか。

    そんなことを考えていたかもしれません。

    でも今回は違いました。

    富士ヒルを走れる身体に戻れたこと。

    最後まで走り切れたこと。

    そのことが何より嬉しかったのです。


    骨折しても、諦めなくてよかった

    富士ヒルクライムのゴール後
    骨折からの再挑戦。諦めなかったからこそ見ることができた景色だった。

    2度の骨折と3回の手術。

    自転車から離れた期間もありました。

    思うように身体が動かない日もありました。

    下りが怖くなったこともあります。

    でも諦めなくて良かった。

    富士ヒルを完走したことで、自分はまだ前に進めるんだと実感できました。

    健康で自転車に乗れること。

    そしてゴールできること。

    そのすべてが特別なことだと改めて感じました。

    骨折した直後は、自転車に乗ることすら難しいと思っていました。

    もう以前のようには走れないかもしれない。

    そんな不安もありました。

    それでも少しずつ前へ進み、また富士山を登ることができた。

    今回の富士ヒルは、自分にとって単なるヒルクライムイベントではありませんでした。

    「また挑戦できる」ことを確認するための時間だったのかもしれません。


    来年の富士ヒル?

    富士ヒルクライム後のうどん
    完走後のご褒美。頑張った後の一杯は格別だった。

    今年の目標は達成できました。

    完走すること。

    そして無事に帰ること。

    骨折した直後の自分からすれば、それだけでも十分すぎる結果です。

    でも不思議なもので、ゴールした途端に少しだけ欲が出てきました。

    来年はもう少し速く走りたい。(今年の冬にまた手術ですが・・・)

    もう少し強くなりたい。

    骨折した時には想像もできなかった感情です。

    あの時は「また自転車に乗れるだろうか」と不安ばかりでした。

    それが今は「来年はもっと頑張りたい」と思えている。

    そう考えると、自分でも少し驚いています。

    まずは無事に完走できたことに感謝。

    支えてくれた家族や仲間、応援してくださった皆さまにも感謝です。

    そして――

    富士山、最高でした! 相棒のÉmondaもありがとう!

    TREK Emonda SLR
    骨折からの復帰を支えてくれた相棒のÉmonda。来年も一緒に富士山へ。

    今回の富士ヒルで得たもの

    • 完走する喜び
    • 健康のありがたさ
    • 仲間や家族への感謝
    • もう一度挑戦したいという気持ち

    タイムや結果以上に、「また前を向いて走れる」と思えたことが一番の収穫でした。

    骨折した時には想像もできなかった景色を、今年はもう一度見ることができました。

    来年どうなるかはまだ分かりません。

    でもまた富士山を登りたい。

    今は素直にそう思っています。

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    この記事を書いた人

    BikePlusのスタッフ・専門家として、日頃の接客や実体験をもとに記事を執筆しています。

    松野 佑哉(Matsuno Yuya)

    松野 佑哉(Matsuno Yuya)

    バイクプラス横浜港北ニュータウン店店長自転車ショップ勤務歴14年

    大学生の頃に某大型スポーツ店でのアルバイト経験からスポーツ自転車にハマっていく。当時は通学やロングライドを楽しみ、同時に整備技術も学ぶ。バイクプラス入社後は整備技術だけではなく、各地でロングライドやヒルクライム、デュアスロンレースに出場、ゲレンデダウンヒルなども経験。体育大学出身とあり身体を動かすことが大好き。フットサルやランニングが趣味。

    専門/得意分野

    • ロードバイク/マウンテンバイク/クロスバイクの販売整備
    • 得意分野:バイクのカスタム提案(ホイールなど)
    • ライドスタイル:ロードバイクでのロングライド/ヒルクライム/ポタリング/デュアスロン/ MTBでのトレイル/ダウンヒル

    保有資格

    • Keeperコーティング技術バイシクルコース終了
    • TREK プレシジョンフィッター認定
    • TREK University 2025認定ガイド取得
    • SBAA PLUS 認定者

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