スタッフ猿田が感動!!最新Madone SLR Gen8インプレ!
こんにちは!
大宮店スタッフの猿田です!
2024年春にマドンが新型へと進化し、発表と同時に購入し、4か月間しっかりと乗り込むことができましたので【マドンSLR Gen8】についてインプレをしたいと思います!
Madone SLR GEN8
まずインプレに入る前に、新型が発表されて以降かなり話題を集めた新型マドンGEN8を軽くご紹介します!
このバイク、見た目もですが、スペック上でもかなりの進化を遂げています!
進化の詳細はコチラの記事からどうぞ!
今回のマドンGEN8での進化を一言で言うならば、なによりもオールラウンドな車体としての性能が飛躍的に向上したバイクになったというでしょうか。
エアロ特化のマドンと軽量クライミングバイクのエモンダが融合したとよく表現される性能になっており、技術の進歩により実現した究極のバイクとなっています!!
とくに SLR グレードに関しては新素材であるOCLV900カーボンというものが使用されており、このより強く軽い素材の開発により、開発設計者が意図した軽量性とエアロを高次元で両立したという性格が実現されているようです。
前提として
ちなみに今回この記事を執筆している大宮店スタッフ猿田は、最新の型式であるエモンダSLRの2021年モデルからの乗り換えをしています。
エモンダSLRの軽快感がかなり気に入っておりクリテリウムレースからヒルクライムレースまで乗り倒していましたが、気が付けば購入から早3年です...新車も考えだす時期ですよね(笑)
そんなレース系エモンダユーザー側の乗り手が行うインプレとしてもご覧いただければと思います。(もちろんマドンGEN7の乗り味も何度も体験済みですのでご安心を!)
インプレッション車体はコレだ!
インプレする車体はこれ!実際にトレーニングやレースを共にしている猿田の愛車であります。
Madone SLR GEN 8 フレームセット組
今年新しく販売が開始されたマドンSLRには一部の完成車と同じカラーリングにてフレームセット販売がございます。
私はハンドルやサドル周りにかなりこだわり(難癖ともいう?)を持っていたりするのでフレームセットで以前の車体からパーツを移殖するバラ組を選択しました!
現在お乗りの車体からのパーツ載せ替えも承ることができますのでご相談ください!
またハンドル幅やクランク長、ホイールタイヤ等々自分の体に合わせつつ、カラーリングが自由自在な特別完成車プロジェクトワンという選択肢もございますので是非ご相談くださいね!
こちらからP1カラーシミュレーションを行うことができますので是非遊んでみてください♪
※カラーがもしお決まりでしたら一度バイクプラス各店にて直接ご相談ください!
SLRならカラーカスタムで世界に一台の愛車も
前述の通りTREKのSLRグレード車体に関しては車体カラーをご自由にカスタムすることが出来るんです!走行性能が上がるわけではありませんが、せっかくなら世界に一台のマドンにするのも良いですよね!
かなり人それぞれ好みが異なるのも良いところ!他の大宮店スタッフ4人各々にもカラーカスタムで真剣に!選んでみてもらったのでちょっとお見せします!
フレーム造形
新型マドンを一目見て思うのは、かなり細身のフレームだという事です。実際にGEN7とGEN8を比べると各フレームパイプの形状、幅がかなりシュッとした印象を受けます。
空力面の考え方がGEN7当時とは異なっており、GEN8では細身軽量フレーム設計に新設計のボトル&ケージを取付けるという実用的なシチュエーションにて最大のエアロ性能を発揮する設計になりました。
マドンの代名詞となったISOフローも小振りになりペットボトルはもう入らないぐらいのサイズ感に。
最小サイズでもカッコいい!
乗り手である猿田の身長160cmサドルハイト61cmですとXSサイズ(旧サイズ表記47サイズ)になるのですが、トップチューブが直線基調で全体的に細身なためかシルエットが崩れずかなりカッコイイのはお気に入りポイントです!
専用ハンドル
Trek Aero RSL Road Integrated Handlebar / Stem
専用ハンドルも空力UPの立役者でこちらも新型となり下ハンドルの形状はそのままに空気の流れをコントロールするフラット部分の形状が変わりましたね!
薄!から楕円!ってな感じに形状が変わり握りやすさUP!
さらに数台組立ててみて気づいたのですが、ブラケットフード上面といわゆる”よく持つ場所”の段差がよりスムーズにフラットになったり、細かなアップデートがされていてすごくいい感じです♪
ノーマルハンドルも使えます
スタッフ猿田はハンドルセッティングに拘りがあるため一体型ハンドルが実は苦手なんです...そのためハンドル交換も容易なノーマルのステム&ハンドル仕様で組み立てています。
ヘッドパーツと呼ばれるスペーサーや内部機構の一部が用意されていますので、そちらを変更することにより従来通りのハンドルステムを取付可能です。
皆様のご希望をお申しつけ頂ければ取付可能か調べさせていただきますのでお気軽にご相談下さい♪
走行性能
ここからは実際に発売から今まで実走して感じたシチュエーション別のインプレをしたいと思います!
マドンとエモンダの混血であるGEN8は実際のところどんな性格なのか、参考になれば幸いです。
平地巡行性能
平地の巡行性能に関しては、エモンダSLR比で比べますとしっかりと!向上しているのが感じられました!
パワー計も使用していて常時計測していますが、正直数値的にパワー削減ははっきりとはしません。
またTREKの触れ込みでも200wで1時間走行あたり、77秒速いらしいのです。なんだかピンときませんね...(笑)
しかし!
私が参加している平地系の高速練習会での結果がエモンダ比で明らかに向上したので衝撃を受けました。
確実に平地での速度維持性能は上がっています!
フィーリング面での印象としましては、エモンダの平地でも物足りなさ、具体的に言うと40km/h以上の速度域での伸びの良さを感じました。
エアロ性能面ではエアロボトル+newRSLハンドルを装備すれば純粋にエアロなマドンと言ってもいい触れ込み通りの性格だと思いますよ!
スプリント性能
スプリント面では劇的に進化していると言ってしまうと嘘になってしまうかもしれません。というのもエモンダSLRもかなり機敏に加速できてしまう優秀な車体だったからかもしれません。
しかし感覚的な性格には変化を感じています。
エモンダは全体的にしなりが特徴でした。
またマドンGEN7時代の印象は全くしなりが無く固い板に乗っている様な感覚でした。
GEN7は正直に言うとかなり癖の強さを感じていて体の使い方が上手ければ武器になるような極端な剛性でした...(私は乗りこなせなかったです)
新型マドンGEN8はというと、硬さはしっかりマドンを引き継いでいるとお思います!
そんな中にも旧マドンGEN7には無かった、コントロール性という優しさがGEN8では有って、イメージ的にはマドンのカッチリ感にエモンダのような万人受けする ”コントロールできる感” が融合された絶妙でいい感じに仕上がっています!!
コレよコレ!!って感じです。誰が乗ってもしっかり扱えるいい塩梅で素晴らしいの一言です。
登坂性能
登坂に関しては、マドンGEN7比でかなりの進化を果たしていると感じました。
若干の性格の違いこそあれどエモンダと同等に登るバイクに簡単に仕上がると思います。それこそヒルクライムマシンとしても選択肢に入ってくる存在にカムバックしたイメージです!
あくまで私のパワー値(FTP240付近)ではエモンダは適度にしなるので低ケイデンス大トルクがしっくりきました。今回のマドンGEN8はどちらかというとしなりが少なく、キレイに高ケイデンス低トルクで回すとスーッと流れる様に登ってくれます。
激坂でも軽快に登ったのは、もはやエアロロードが登らないという時代は終わったんだと思わせてくれるインパクトがありました。
ジャパンカップのコース古賀志林道の激坂もスイスイです♪
安定感&快適性
前述の項目ではいい意味で剛性感が上がったと言ってはいるのですが、快適性の犠牲にしないのがTREKの凄い所。
マドンの特徴であるサドル下の穴はISO FLOWという空力・軽量性・快適性すべてを実現する構造です。
全作マドンよりもサドル周りの柔軟性が考えられており、結構しなって衝撃をいなしてくれます!
パワーに影響しない部分で快適性を追求してきたTREKの現在の答えは納得の仕上がりになりましたね!
安定感もTREKの得意分野!昔から安定感のあるハンドリングに定評があります。私も過去乗ってきた様々なメーカーで一番扱いやすいバイクだと思っています。
新型マドンGEN8という最速バイクでも安定感は抜群ですのでご安心ください!
下りコーナリングでも安心感があります!
総評
新型マドンGEN8を各シチュエーションで試してみましたが、正直苦手な分野が全く見当たりませんでした...
今後ロードバイク界で主流になってくるであろうエアロと軽量の融合というコンセプトの中でも快適性もあるという究極っぷり。
もうコレ一台で大満足だと思わせてくれます!!
もしもMadone SLR GEN8を気になった方がいましたら是非バイクプラスまでご相談ください!最高の一台を一緒に考えさせていただきます!
ではでは!!