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  • ドマーネSLシリーズに1年乗ってみたロングライド好きスタッフのインプレ

    2023年12月23日by 多摩バイクプラス

    体がめっちゃ硬い(涙…)それでもロングライドを楽しむ40代スタッフ森田が現在1年ほど乗っている、Gen4(第四世代)ドマーネSLシリーズを今回ご紹介!フレームが200g軽くなったり、ISOスピードの仕様が変更されたり見た目も仕様も変わりましたが、実際に走ってみるとどうなの?という部分を主観多めでいろいろ書いてみようと思います。

    体がめっちゃ硬い人とドマーネsl6eTAP

     ロードバイクを新調しようと思ったのがちょうど一年前、ドマーネSLシリーズが新型にモデルチェンジしたタイミング。その中でクリムゾンというワインレッドのドマーネSL6eTAPがなかなかカッコ良かったんですよね。今まで赤系の車体に乗った事がなかったのとスラムeTAPを試してみたいという事も決め手に。

    トレックドマーネSL6eTAP

    エモンダ?ドマーネ?どっちにする?

    ヒルクライムにもしょっちゅう出かけるので車体が軽く、上りでスイスイ走るエモンダも当然候補にもなったのですが自分の場合の車種選びはほぼドマーネ一択でした。

    自分の体が硬すぎる!

    そもそもワタシ、前傾ポジションに関わる柔軟性が低いんです。。年齢を重ね、硬さにいっそう磨きがかかって来た感もあり、深い前傾を長時間取り続ける事がしんどくなってきたのが大きいです。

    エモンダは積極的な前傾姿勢が取りやすいH1.5フィットというヘッドチューブ長でドマーネよりハンドル高が下がるというデザイン。ヒルクライムレースにもチャレンジしていた20代の頃ならこっちで選んでいたかもしれません。

    ドマーネSL6eTAPのヘッドチューブ

    一方ドマーネはエンデュランスフィットとなっていてヘッドチューブが長めで過度な前傾姿勢を抑えた設計。こっちの方が自分にとってはありがたかったのです。(とかいいつつ少しコラムは少々カットして使用してますが…)

    マイペースにロングライドを楽しみたい

    深い前傾姿勢を取った方が空気抵抗が少なくなる分効率的に速く走れるメリットもありますが、個人的には時速30キロあたりをキープしながら長時間走る事ができれば楽しみ方として全然OK。

    ドマーネSL6eTAPでロングライド

    スピード志向ではなく、マイペースに気持ち良く長く走れたらサイコーです!なんだかんだ通勤やロングライドで乗り続けていて8000キロ近く走っちゃいました。

    輪行しやすいセミエアロフレーム

    ここもドマーネの良さだと思ってますが、車載や輪行で車体を収納する時ハンドルをトップチューブ側へしっかり切れること。エアロロード、セミエアロも含めてですが、意外とハンドルがステアリングストッパーなどで制約あるものも多いんです。

    そうすると、輪行袋に収納した時にハンドル部分が広がってしまうんですよね。その状態で新幹線や特急列車の座席の後ろに輪行袋を置いて、座席をリクライニングさせた時とか大丈夫かなとちょっと気になったんです。

    ドマーネSLはセミエアロ形状ながら一般的なロードバイクと同じように収納できるので問題なく輪行できるのは利点だと思います。

    ドマーネのユーティリティの広さが自分の使い方とバッチリ合う

    ドマーネにあってエモンダに無い部分はまだまだ!ダウンチューブ内蔵ストレージがロングライドでとっても便利!
    ドマーネSL6eTAPのストレージ部分

    予備チューブ、CO2インフレーター、専用マルチツールなどを収納できるように先代モデルから採用された構造が引き継がれています。サドルバッグやツール缶に収納するしか方法の無かったサイクリンググッズの収納問題がスッキリ解決!

    ドマーネSL6eTAPのストレージバッグの中身

    収納グッズが雨に濡れないのがお気に入り。うまく収納できる携帯ポンプを見つけたのでこんな感じで使用中。(収納サイズがかなりギリギリなので注意!)

    さらにダウンチューブに輪行袋を突っ込む

    ちなみに自身はストレージをもう少しカスタマイズして使っています。公共交通を使う事が多い自分は輪行袋がほぼ必須なアイテムなんですが、いかんせんサイクリング中かさばるんですよね。なので極薄超軽量素材を使ったオーストリッチのウルトラSL-100をダウンチューブの下の方に収納してロングライドする事も。

    ドマーネSL6eTAPとオーストリッチ超軽量ウルトラSL-100輪行袋

    ※そのまま無理やり入れると破れそうなのでフレーム内のDi2バッテリーブラケットやカバー裏のツールホルダーを自己責任で外しています。

    トップチューブバッグもスマートに

    そうそう、ロングライド時の補給食や小物などをまとめるトップチューブバッグもドマーネだとボルトオンで装着できるんですよ。グラベルバイクならよく見かける構造ですが、ロードバイクに限ればマドンやエモンダには無い設計です。

    ドマーネSL6eTAPとトップチューブバッグ

     

    ドマーネSL6eTAPとトップチューブバッグ

    ボルト止めでなくてもマジックテープで固定できるトップチューブバッグはいくつもあります。ただ、テープ止めだとロングライド中ややズレて膝に接触しやすかったり、信号待ちなどで乗り降りする時サイクルウェアがベルクロのマジックテープと引っかかって生地が擦れて痛んでいくのが地味に気になってました。見た目もごちゃつかずスッキリするのも良いです。

    タイヤサイズの自由度の高さも外せない

    あと、個人的にドマーネの魅力タイヤサイズが他のロードモデルより自由度が高い事も外せない要素です。

    ドマーネSLシリーズとパラダイムコンプ25ホイール

    ディスクロードが普及してレースモデルでも28Cもあたり前になってきていますが、ドマーネはさらにワイドな32Cタイヤが標準となっています。最大38Cまで対応するドマーネのタイヤクリアランスなら、普通のロードバイクだと躊躇するグラベルや、積雪でアスファルトが荒れがちな北国などで余裕を持って走る事ができるのが良いですね。むしろ積極的に砂利道を走りたくなってしまうので困っちゃいます。

    ドマーネSL9eTAPでグラベルロードサイクリング

     

    ドマーネSL6eTAPと荒れた路面

    純正ホイール(パラダイムコンプ25)だと30C未満の細いタイヤは規格が合わないのですが、別途ホイールを用意すれば25Cや28Cといった細めのタイヤサイズにカスタマイズする事も可能なので、ある日は高速ロングライド仕様、ある日はグラベル仕様にと一台何役も味変可能なのはドマーネならではでしょう。

    ドマーネSL6eTAPと砂利道

    写真のようなグラベル、そしてロングライドで険道酷道を走る事が好きな自分にとってはこの部分が非常にありがたい。

    この一年、北は北海道から南は沖縄まで輪行して200キロ以上のロングライドを何本も走っていて、初夏には家から新潟県上越まで330キロライドも無事走破。その時も34Cタイヤで空気圧も4BARちょっと。以前は25Cで6BARくらいで走っていた事を考えるとずいぶん楽しみ方が変わりました。

    体力に余裕を残して走破できるドマーネは旅の相棒として非常に頼もしく感じているところです。

    ドマーネsl6eTAPでロングライド

     

    ペダルを漕ぐと、段差の衝撃や荒れた路面を走った時の振動の抑制感は圧倒的でスピードが乗ってきた時のガタガタする落ち着かない動きやふらつきが本当に少ないんです。よくマットを敷いたようなというような表現をしたりしますが、いうならばさらにマット一枚足したくらいの落ち着きっぷり。

    ドマーネSL6eTAPと石畳

     

    最新世代のドマーネはフレーム軽量化の中でフロント側のISOスピードを廃止したのですが、乗ってみるとその影響はなんら感じないのでびっくりします。リア側のISOスピードも以前のモデルだと、なんとなくシートチューブの撓みを感じたのですが、第四世代はISOスピードが可動している感覚がないので、しなり方がより自然になったように感じます。

    ドマーネsl6eTAPのISOスピード部分

    さらに踏み込んでいくと、ドマーネらしいどしっとしたググっと進んでいくある走りは世代が変わっても変わらない感じ。エモンダのスっと進む感じとも、マドンのフワッと伸びる感じとも違う加速感があるんですよね。踏み込むとさらにグイグイ速度が伸びてゆくトルクの太さも魅力です。

    ドマーネsl6eTAPでヒルクライム

     

    体重のある方だったり、結構トルクをかけて重いギアをまわせる方、パンチャー気質な人にならむしろこの骨太な加速感はドマーネの方がハマるんじゃないかと思いますね。

     ボトムブラケット周辺ががっちりしてますが、実際走らせるとフレームやフォークエンドがしなりながら進むというよりかはライダーを中心とした一枚岩がそのまま進んでいくような、一体感ある走行感が気に入っています。

    ドマーネsl6eTAPでロングライド

    踏み込みすぎずに30kmくらいで走っているとギクシャクする事なくスイスイ進むので体力温存しながら100キロ以上走るようなロングライドの際非常に助けられると思います。

    上りはエモンダのような機敏な反応はないものの、例えば旧碓井峠ぐらいの平均勾配5~6%くらいなら問題ない走りをみせてくれます。

    ドマーネsl6eTAPと碓氷峠

     

    さすがに9%を超える坂はやや進みの鈍さも出てきますが、ローギアがワイドレンジなのでスピードを求めなければマイペース走行でクリアする事が可能。

    ドマーネSL6eTAPと西伊豆スカイライン

    そして、下りではが安定感ある走りが活きますね。ISOスピード効果とワイドタイヤの相乗効果でスピードが上がっても車体がバタつかない、ギクシャクした動きがないので落ち着いてブレーキングやハンドル操作が行える印象です。こんな荒れた道でもビビらず走れるのはやっぱりドマーネだからでしょう。

    domanesl6eTAPと下り坂

    2世代目までのドマーネは振動を抑えるためにフォークブレードが湾曲していて、その分操舵感に少しクセがあるよなと感じていたのですが、現在はほぼストレートな形状になった事でマドンやエモンダに近いハンドリングでイメージ通りスッと曲がる事ができるようになった事も好印象です。

    ドマーネsl6eTAPのフレーム形状

    第三世代と比較するとハンドル周りのケーブルルーティングがヘッドチューブ前側からの内蔵となったことでハンドルを切った際のホースやケーブルが引っ張られる突っ張り感が無くなった事もハンドルのスムースさにかなり寄与している感じがしますね。

    ドマーネsl6eTAPのヘッドチューブ形状

    見た目もスッキリしてカッコ良さが増したように思えますが気のせいでしょうか?個人的にISOが無くなってスラっとしたヘッドチューブのえくぼみたいなフォルムも勝手に映えポイントだと思ってます。

    この一年、日本の北から南までいろんな所を走りましたが、ロングライドの際の乗り心地の良さ、長時間サイクリングでの負担を強いない安定感はトレックのロードバイクの中でも際立っていると感じます。

    domanesl6eTAPでロングライド

     

    今回はドマーネSLシリーズについての感想をつらつら書きましたが、また時間があればホイールやコンポなどカスタマイズについても書いてみたいと思ってます。

    みなさんもぜひドマーネに乗ってロングライド楽しんでみてはいかがでしょうか。さて、次はどこへ行こうかな?

    この記事を書いた人

    BikePlusのスタッフ・専門家として、日頃の接客や実体験をもとに記事を執筆しています。

    森田 卓行(morita Takuyuki)

    森田 卓行(morita Takuyuki)

    旅と自転車のエキスパートバイクプラス多摩センター店自転車ショップ歴19年、趣味歴30年

    子どもの頃から輪行で日本各地を巡り、足かけ30年を経て2024年に北海道で日本一周を達成。翌2025年にはJR・私鉄を含むほぼすべての鉄道路線を完乗。酷道・林道・秘境・離島まで走破し、鉄道・飛行機・フェリーを駆使した“旅するロングライド”を得意としています。 旅好きが高じて国内旅行業務管理者の国家資格を取得。自転車と旅、両方の魅力を知り尽くしたエキスパートです。20歳の頃には3年間メッセンジャーとして働き、その後スポーツ自転車専門店やアウトドアショップで経験を積みました。 現在は、長年の知識とライド経験を活かし、組立・販売・フィッティングなど幅広い業務を担当。旅と自転車を軸に、「走る楽しさ」と「発見のあるライド」を提案しています。

    専門/得意分野

    • ロードバイク/マウンテンバイク/クロスバイクの販売整備及びフィッティング ライドスタイル:旅を主体にした輪行ロングライド/ヒルクライム/グラベルバイクやMTBでの離島や山岳サイクリング

    保有資格

    • 自転車安全整備士合格
    • 自転車技士
    • 国内旅行業務取扱管理者
    • 販売士2級
    • SBAA PLUS 認定者
    • Keeperコーティング技術バイシクルコース修了
    • Bosch eBike Systems Dealer Training Camp修了
    • TREK プレシジョンフィッター認定
    • TREK University 2025認定ガイド取得

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