ロードバイクで行く箱根・湯河原大観山椿ラインヒルクライム【芦ノ湖と富士山を望む絶景】
こんにちは!12月もいよいよ終盤。だいぶ冷え込んできましたがみなさんサイクリングを楽しまれていますか? 数日前、少し冷え込みが緩んだ日を見計らってヒルクライムに挑戦してみました。
冬らしい凛とした富士山を見てみたいなあという事で選んだのが箱根『大観山』へと続く『椿ライン』。天気が良く風も穏やかだったので師走とは思えない快適なヒルクライムライドが楽しめました♪
ヒルクライムビギナーからベテランまで楽しめる『椿ライン』
輪行なら湯河原駅が最寄
今回は小田急とJRを乗り継いで神奈川屈指の温泉街、湯河原まで輪行で一気にやってきました。 椿ラインの起点となるこの湯河原から標高1000mの大観山を目指してスタートします。車ならサイクルステーションを使う手も
湯河原温泉の手前にあるスルガ銀行湯河原支店に併設されているのが『サイクルステーション』。事前予約が必要ですが1回に利用で最大2時間無料で駐車場やピットや化粧室などを利用する事ができます。沿道に湯河原の歴史あり
近くにこんなものもありました。今から120年前の明治29年に開通した『豆相人車』のレプリカが和菓子屋さんの軒先に。 小田原から熱海まで25キロを3、4時間かけて人がこの客車を押していたそうです。だから人車なんですね。今では新幹線だと8分で着いてしまいます。温泉街を抜けると走りやすい
湯河原の温泉街は坂が急だったり道が狭かったと車の往来にもやや気を使いますが、一旦抜けると交通量も少なくなってこのような2車線の走りやすい道路になります。 紅葉のピークは残念ながらすぎていました。シーズン中なら山の彩りも楽しめそうですね。湯河原と箱根を結ぶ県道には5000本のツバキの花が
『椿ライン』、湯河原から大観山を経て箱根方面へ抜ける県道75号線の通称をそう呼びます。国道135号分岐から芦ノ湖までがおよそ25キロ弱、途中の大観山までの20キロの上りは海抜0から一気に1000mヒルクライムする感じ。そう聞くとかなりきつそうですが、実際は平均勾配が5%くらい。傾斜の変化が少なくトレーニングはもとよりサイクリングでのチャレンジもしやすいコースです。 小田原方面から東海道沿いで箱根に登るコースも非常に有名で人気がありますが、勾配がかなり急な箇所もあり、また車の往来が多いのが難点です。それにくらべて椿ラインは交通量は多くはないので比較的安心して走れそうです。いつもと違うコースで箱根へのぼるならおすすめ。ただ、峠周辺を走る大型バイクがそこそこ通るのでその点は注意が必要です。 沿道には名前の由来にもなった椿が花を咲かせていました。本当は2月から4月からが見ごろなので暖冬の影響なのかもしれません。しとどの窟からの眺望が格別
海沿いをどんどん登っていく椿ラインの景色の魅力のひとつが相模湾を望むこの眺め。この日は晴天で視界も良く熱海の対岸にある初島やさらに遠くの伊豆大島を見る事もできました。 ここまでくれば頂上の大観山へのヒルクライムは後半戦といった感じ。富士山の絶景を拝むためさらにペダルをこぎ回します。レーダー観測所が見えれば大観山はもうすぐ!
走りはじめは随分上にあるなーと感じた丸いボールのようなレーダー観測所が近づいてくるとサミットは間近!残り3キロを切ります。 急勾配に出くわす事はないもののさすがに上り続けて足がパンパン。『そうだ!写真撮らないと』と言い訳しつつ相当マイペースに今回は上りました。それもこれも大観山から芦ノ湖の向こうに広がる富士山を見るために。椿ラインのハイライト『大観山』で待望の富士山と対面!?
レーダードーム付近からは尾根筋を通るので一気に北風が強くなります。道路の気温計も気温3度の表示。防寒対策は平地以上に必須。またかいた汗が一気に風で冷やされるのでジッパーの開け閉めなどで上りはなるべく汗が外にでるように、下りの際はジッパーを閉めて体内の暖かさを逃さないよううまく温度調整も必要です。 また路面の凍結などの心配もあるので特にくだる時は道路状況には十分注意を。日の当たらない北側などは結構良く見ないと危ないです。そしてターンパイクとの合流点に位置する大観山にようやく到着!標高は1011mと走りごたえある峠道でした。 芦ノ湖をはじめとする箱根の風景とともに、富士山を好んで描いたという画家『横山大観』にちなんで名前が付けられた『大観山』。晴れていれば芦ノ湖の背後に威風堂々とそびえる富士山の姿が、 ん?…?富士山が? 見えませんね(涙) おしまい
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