脳の保護より優先すべきヘルメットを被らない理由って何ですか?
脳の保護より優先すべきヘルメットを被らない理由って何ですか?
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脳の保護より優先すべきヘルメットを被らない理由って何ですか?
いささか挑発的なタイトルで申し訳ありませんが、実体験やお客様から聞いたお話などをご紹介しながら、今回はヘルメットの重要性について、じっくりとお伝えしていきたいと思います。
お財布、ケータイは忘れても、ヘルメットだけは死んでも忘れるな
初めてクロスバイクやロードバイクを購入される方に多いんですが、「ヘルメットは被りたくない」「ノーヘルじゃダメですか?」というお客様にちょくちょくお会いします。
一方で、「ヘルメットを被っていてよかったよ〜!」「言われた通り買っといて助かったよ」と話してくれるお客様にも毎年一定割合でお会いします。
その度に一生懸命おすすめしてよかったなぁと思ったりするわけです。
私の実体験からも、ライトや鍵、その他用品と同様に、ヘルメットも是非お求めいただきたいと思うわけです。出掛ける時もパンク修理キットやお財布、携帯は忘れても、ヘルメットだけは死んでも忘れてはならぬと…。いつどこで危険な目に遭うわけではありませんので。
あなたはその時に、ヘルメットを被っていてよかった!と思う方を選ぶか、それとも、ヘルメットを被っていればよかった…と思う方を選ぶか…どちらを選びますか?
長〜い記事になりますが、お付き合いいただければ幸いです。
スポーツバイクに乗るときは距離に関係なく被るのを習慣に
オーストラリアやニュージーランドでは、自転車に乗るときのヘルメット着用は法律で義務付けられていますが、私の個人的な意見としましてはヘルメット着用義務化には反対です。自分の意思での被らない自由はあって然るべきです。
私自信「シティサイクル」に乗るときに被ったことはありません。速度が出ないし曲がる時も車体を大して寝かしたりしないので落車の可能性がかなり低いからです。きっとこの先も被らないでしょう。なので一律に自転車だからと言って強制されるのは嫌。そんな私でも、スポーツバイクに乗るときはほぼ絶対被る。
なぜ被るようになったのか?
中学生時代からサイクリングやトレイルに出掛ける時はヘルメットを被っていましたが、二十五歳くらいまででしょうか、スーパーやコンビニ、病院通いなど、シティサイクルと同様の目的でスポーツバイクに乗るときは、「近場なら大丈夫でしょ」という考えから、被らないで出掛けることの方が多かったです。でも、正直なところ、子供の頃自転車で車とぶつかって鎖骨を折ったのも自宅近くですし、電柱に頭をぶつけて流血したのも壁に突っ込んで自転車が壊れたのも自宅の近くです…。近場なら大丈夫という根拠は一体どこにあったんでしょうか?(苦笑
さすがにヘルメットを被ってないとホント危ないな…と思うようになったのは、30に差し掛かった頃です。仕事帰りに近場で落車して頭を打ちました。たんこぶから血が少し滲む程度の怪我ではあったんですが、誰も笑えない大怪我と笑い話ですむ怪我はホント紙一重だと実感しました。また、社会人になってちょっと経ち責任が増えたり、家族が増えていったりし、守るものが増えたのもヘルメット被るべしと思った理由の1つです。
今では、ノーヘルで何かあったら家族に申し訳ないし、仕事仲間にも迷惑をかけてしまうし、あわせる顔がなくなってしまうので、ちょっと買い物に行く時でもスポーツバイクで出掛けるならほぼ被っています。被らなくても平気だろうと思う(思ってしまう)ことがなくなったというか、痛いのは嫌だし、スポーツバイクに乗るときは自然と被るのが当たり前になっていったというのが正直なところです。
歳を重ねて、視力や判断力に若い頃ほどの(根拠なき)自信も失いつつあることも影響しています。怪我の回復も若い頃のようにはいかんでしょうし(涙
ヘルメットの重要性をひしひしと感じる実話を知ったらきっと被りたくなるハズ
「みんなも被った方がいいよ」と思うようになったのは、ただ単にオトナになったとか歳をとってお節介になってきた…というだけではありません。この仕事に就いて四半世紀以上、やっぱりヘルメットに助けられた人々に聞いた「急死に一生」的な体験によるところが大きいのであります。
この記事の後半に、お客様とのやり取りで特に記憶に残っている「ヘルメットの重要性をひしひしと感じるお話」をご紹介します。ぜひご覧ください。サイクリングは気分爽快だけど一歩間違えるとエライことになってしまいます。だからこのブログを読んで「ヘルメットしっかり被ろう」と思ってくださる方が増えたら嬉しいです。
冒頭で触れましたが、サイクリングや自転車通勤のためにスポーツバイクを購入するのに、ヘルメットの購入を躊躇する方は口を揃えたように「似合わないから」とおっしゃいます。お若い方の中には「髪型が乱れるから」という方も。「転ばないようにするよ」「そんなにスピード出さないよ」という方もよくいらっしゃいます。
怪我なく安全にそして末長くサイクリングを楽しんでいただきたいので、あえて問題提起をさせていただきます。脳を損傷からまもることよりも優先されるような、ヘルメットを被らないもっともな理由ってあるのか? 転ぼう、事故ろうと思って怪我をする人がどこにおるんか?と。
一度立ち止まって今後の人生の危機管理について考えてみよう
似合わない」「ヘアスタイルが乱れる」という、なんとも低次元な理由を持ち出してヘルメットを被らないなら、ご自身のこの先の人生の危機管理を一度冷静に考えてみるのが良いかもしれません。本当は重要なことを軽視していることに気がつくかもしれません。
自転車をナメテかかってノーヘルで頭部の怪我を繰り返すという、みっともない経験をしながら時間を掛けてヘルメットの有り難さを分かってきた私ですから、そんなに偉そうなことを言える立場ではありませんが(笑
ヘルメットは保険に似ている
明日明後日、来年再来年に自分が大病を患ったり急死するはずがないと思っているのに、共済や医療保険、生命保険に加入するのはなぜですか? もしもの時のためですよね。万が一のことが起こってしまったときに、なんとか家族に迷惑をかけずに自立した生活をおくれるように、もしくは家族に心配させたり家族の負担にならないようにするためですよね。
落車や交通事故による脳損傷は、自分に起こるはずがないと思っていてもある日突然起こってしまうかもしれないものです。しかも、もし起こってしまったら、その時の損害は手に負えないくらい甚大で、取り返しのつかない過去になってしまう…そういう可能性があるからヘルメットを被るんです。
要するに、ヘルメットは保険と同じように、もしもの時(脳を損傷するかしないかの瀬戸際)に備えるために身につけるものなのです。でも、保険は怪我を軽くはしてくれませんね。
あなたがヘルメットがお似合いかどうかは、脳損傷と比べたらどうでもいいこと
多くの人がきっと、あなたがヘルメットを被っていないことと、あなたが良さげなヘルメットを被っていることは気になるでしょう。が、あなたが被っているヘルメットがあなたに似合っているかどうかは、あなたが思っているほどあなたの周囲の人は気にしていません。残念ながら似合っているのはごく一部のイケメンイケジョだけですし(笑
今日すれ違った人がしているマスクが似合っていたか似合っていなかったか、気になりました? 電車で隣の人のメガネが似合っていたか気になりましたか? 全然どうでもいいことですよね? なので、ヘルメットがお似合いかどうかは、周囲の人は全然気にしていませんし、そもそも興味もありません。私がヘルメットが似合わないのと同じぐらい周囲の人にはどうでもいいことです。似合うかどうかはさほど重要ではありません。
でも、あなたがもし落車や事故で脳を損傷してしまったら、おそらく、似合っているかどうか以上にあなた自身もあなたの周囲の人も気にします。ご家族やご友人、そしてあなたに自身、きっとず~っと引きずります、それこそきっと一生。「もっときつく言って被らせればよかった」「素直に被っておけばよかった」と。そういうものです。
似合わないなりに気に入ったものをどうせなら被ろう
ただの頭の防具といえども、サイクリストにとっては身につける数少ない用品なので、似合っていないなりにかっこいいデザインやオシャレなカラーリングのものが欲しいもの。いろんなものがあるので、ウェアや車体、アイウェア、シューズなどのカラーリングとのコーディネートでオシャレを楽しんでみては?
ヘルメットはパンツと同じようなのような性質のアイテムかも?
パンツは、大事なところ、ばっちいところをカバーするから身に着けるのであって、似合うから身につけ、似合わないから身につけないものではありません。ほぼ間違いなくはいた方が何かと良さそうだからはく。そして、パンツもどうせ身に着けるなら気に入ったデザインや履き心地のものを選ぶ。ヘルメットもパンツと同じなんです。ちなみに私は、普段使いのヘルメットと、トレイルに出掛ける時の勝負パンツ(じゃなかったヘルメット)と使い分けています。そこんところもパンツとヘルメットは似ている!?わけです(笑
またヘルメットは最近ほとんどの人が身に着けているマスクにも似ています。自発的に身に着ける人、なんとなく身に着けておいた方が良さそうだから身に着ける人、そして絶対に身に着けようとしない人。公共の場でマスク着用が義務付けられている国もありますが、日本では義務化されていない…この点もマスクとヘルメットは同じですね。ヘルメットを選ぶ際も、マスクと同じでサイズやフィット感がご自身にあっているかどうかは重要ですが、似合っているか似合っていないかはどうでもいいことです。
一部のイケメンイケジョは白い不織布マスクもカッコよく着こなしたりするんでしょうね。ちなみに脱いだ時の開放感もパンツやマスクに似ているかもしれません(笑
寝癖は気にしよう。でも、ヘルメット癖は気にするな
ヘルメットを脱いだ時の髪型が面白いのはみんな一緒です。私はとびっきり滑稽な方ですが、決して貴方だけが特別に面白い訳ではないのです。なのでそこはあまり気になさらなくても。
ヘルメットを傍らに持っていれば、「ああ自転車で来たのね」とわかるので、その乱れた髪型が寝癖ではないことは誰もが理解できます。ヘルメットを脱いだときに、軽く整える素振りを見せるだけで身だしなみはクリアです。室内では帽子を脱げという意見もありますが、お気に入りのサイクリングキャップでヘルメット癖を隠すというのもちょっとしたオシャレです。
ヘルメットを被ってサイクリングに出かける姿は、家族や友人想いで、交通の安全に配慮している立派な方なんだろうなと感じてくれる方も周囲にはいるのではないでしょうか?
出来の悪い頭脳を持っている私でも知っている、脳の大切さ
メカニズムは全く知りませんが、脳が機能しているから色々なことを記憶できたり、さまざまな感情をつかさどったり、四肢を器用に動かしたりできるわけです。それこそ何不自由なく家族や恋人と会話ができたり、ゴルフやサイクリングを楽しむことができるのも、脳が不自由なくバランスよく機能しているからと言えるかも知れません。
また、脳損傷の治療はなかなか季節性の風邪や打撲、骨折の治療のようにはいきません。脳の一部を損傷するとリハビリや訓練でどれだけ元の機能に近づけることができるか…元通りの状態までの回復は期待しないでください…という話に直面します。
私は小さい頃のちょっとした事故で頭を打ち脳が少しやられてしまい、目が寄り目になったまま動かなくなってしまった経験があります。目を上下左右に動かす訓練を沢山したのを覚えています。だから脳は、なんだかものすごい働きをするところで、とっても、とっても、とっても大事な部位なんです。
そう考えると、脳の危機管理より優先される自意識は、正直全部くだらんことのようにさえ思えてきませんか?
長年このお仕事をしていると「言われた通りヘルメット買っといてよかったよ」とアスファルトの凹凸をプリントしたかのように激しく凹み、パックリと割れたヘルメットを見せてくれるお客様にたくさん出会います。ヘルメットの重要性を少しでも多くの方にお伝えしたいのでここでちょっと、ヘルメットを被っていて本当に助かったという実話や、お話を聞いてとても興味深かったヘルメットを被る理由を少し紹介させてください。
ヘルメットに助けられた実話1
まずは側頭部がぐっちゃぐちゃに壊れたヘルメットをお持ちになったお客様のお話を。この手のヘルメットをお持ちになるお客様は毎年のようにいらっしゃるんですが、中でも思い出深いお客様になります。
お客様がお持ちになったヘルメットの側頭部はかなりぐちゃぐちゃでした。流石に肩やお顔を怪我されましたが「あの時ヘルメットを強くすすめてくれたお陰でこの程度ですんだ、ありがとう」とまだ瘡蓋が残るお顔でしたが元気な笑顔で話してくれました。頭は問題なかったようでホッとしました。
十数年前のことになりますが、ちょくちょく足を運んでくださり、私らの健康や開業したばかりのお店の調子を気遣ってくれる優しいおじさまだったことも手伝ってか、あの時の「ありがとう」とヘルメットのお陰で大事には至らなかったことが本当に嬉しかったのを覚えています。
ヘルメットに助けられた実話2
続きまして私の家族の体験談をご紹介します。
「いや〜、ヘルメットなかったら死んでたよ」と脳天が激しく凹みパックリと割れたヘルメットを私に見せ、ほんの一瞬のよそ見が原因で派手に吹っ飛んで脳天から着地し、しばらく立てなかったという出来事を笑いながら聞かされました。ロードバイクで落車した方のヘルメットは、側頭部から後頭部にかけて強打しているケースが多いので、本当に変な落車をしたんだと思います。
本人の名誉のために詳細は伏せますが、普通に自転車乗ってたらそこには突っ込まないでしょ!?という場所だっただけにその時の状況を聞かされた私も大爆笑。家族でそう笑っていられるのもヘルメットのお陰です(笑
ヘルメットに助けられた実話3
小学校入りたてのお子さんのお話です。怖いもの知らずゆえにたまに派手に転ぶらしく、ヘルメットが凹んでいたので内側をよく確認するとパックリ割れていました。なかなかの衝撃だったと思いますが、ヘルメットのおかげで怪我もなくケロッとしていたようです。親御さんは「ヘルメットってマジ大事〜」「ヘルメットってマジすげ〜」と思ったそうです。
頭を守ってくれた上に、Bontragerヘルメットのクラッシュリプレイスメントプログラムのお陰で出費が嵩まずに済んでさらに喜んでいました。
ヘルメット被ってればよかったのにという実話
私自身のお話、しかもヘルメットを被ってなかったから怪我をしたというお話です。
若い頃ヘルメットを被っていなかったことで頭を怪我したことが二度ほどあります。幸い大きなタンコブとちょっとの流血だけで大事には至りませんでしたが。
雨が降って地面が濡れていたから滑って落車したわけですが、地面が濡れていたお陰で落車時によく滑って衝撃も摩擦も軽減されてあの程度ですんだのだと思います。もう一回はハンドル幅を広くして間もない頃の出来事ですが、今まで引っ掛かったこともない電柱にハンドルが引っ掛かってしまいその拍子に電柱に頭から突っ込んだ…という(笑)
まさか毎日通って走り慣れているこの場所でそんなヘマをするなんて…。ヘルメットの大切さをしみじみ感じました。
仕事への責任感?プライド?それとも羞恥心? で被るヘルメット
「自転車で転んで頭打ってしばらく出社できないなんて恥ずかしくて会社の上司や部下には言えない」というお客様もたまにいらっしゃいます。想像ですが、年齢に関係なく仕事がおできになりそうな雰囲気のお客様に多いように思います。
お子さんの成長とともに親としての成長も促されて被るヘルメット
子乗せ自転車に子供を乗せる時は、自分のせいで子供に怪我をさせたくないからどんなに嫌がっても被らせいという自分に気がついて、それからは自分も家族に心配かけたくないなと思い、ヘルメットをしっかり被って出かけるようになった、という素敵なお話も。
少しでもリスクを減らせるのなら、ヘルメットなんて安いもの
グレードがそこそこ上のロードバイクが欲しいという旦那さんの希望を一蹴したかと思ったら、ヘルメットなんて安いものでいいと思っていた旦那さんの希望も一蹴した奥さま。より安全性が高いBontragerのウェーブセルという新素材を採用したヘルメット以外の購入は認めませんでした。
「うちの旦那は息子の友達も連れて走りに出掛けるような人だから無茶な乗り方はしないだろうけど、もしも何か起きてしまった時に旦那の怪我と経済的損失が少しでも軽く済むのならヘルメットなんて安いもの」とおっしゃっていました。
他者への思いやりの気持ちで被るヘルメット
「新型コロナウィルス感染症の感染拡大で医療が逼迫し、救急車や病床が不足している今、密にならない適度な運動としてサイクリングを楽しむのであれば、医療機関に絶対にお世話にならないようにいつも以上に安全に気を使って出かけないとですよね。そういう意味でもヘルメットってやっぱり大事ですよね。でも、被ってない人多いですし、逆走してくる人も多いんですよね…」というお客様も。
誰もが転ぼうと思って転んだ訳でもなければ、事故ろうと思って事故った訳でもありません。落車や事故は、起きるその瞬間まで自分自身で安全に制御できているはずなのに起きてしまうものなんです。
サイクリングを趣味にしたり、通勤通学の足としてロードバイクなどのスポーツ自転車を活用するのならば、しのごのカッコ悪い理由を並べずに、家族や恋人、友人、そして自分自身のために、しっかりとヘルメットを被って出かけませんか? 元気な姿で毎回お家に帰りましょう!
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