自転車乗りなら覚えておきたい
わりとよく使われている8つの手信号と法定手信号
Hand signals for cyclists
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サイクリングロードなどに出掛けるようになると、少し前を走っているサイクリストから法定手信号以外の手信号で合図を出されることもしばしば。そんな時にも的確に対応し安全にサイクリングを続けられるように、サイクリストの中で比較的よく使われている(と思われる)8つの手信号をご紹介したいと思います。子供の頃に学んだ法定手信号もついでに振り返っておきましょう!
サイクリストが利用している手信号は、ヨーロッパのプロロード選手だった人が持ち帰ってきた説や、ローカルグループ内で生まれた説などがあり、内容も万国共通ではありません。ここでは、私たちが知らず知らずのうちに身に付けてきた8つの合図をご紹介します。あくまでもサイクリングロード上でのグループライドなど、サイクリスト間のみで使用する合図です。公道走行中にクルマなど他の通行者に合図を送る場合は法定手信号が望ましいでしょう。
法定手信号とは異なる手信号①
左腕を水平に伸ばし指差すことで、すぐに左折しますという意味になります。
法定手信号とは異なる手信号②
右腕を水平に伸ばし指差すことで、すぐに右折しますという意味になります。
法定手信号とは異なる手信号③
どちらの手でも問題ありませんが、腰くらいの位置で手をパーにして手の平を後方に向けて見せることで、すぐに停止しますという意味になります。
法定手信号とは異なる手信号④
ぴったり後ろにつかれてしまいイヤな時など、手の平を進行方向に向けたまま、指・手首・肘などから前後に仰ぐような動作を見せることで、お先にどうぞという意味になります。
法定手信号とは異なる手信号⑤
手の平を左側に向けたまま、指・手首・肘などから仰ぐような動作を見せることで、左に寄ってくださいという意味になります。
法定手信号とは異なる手信号⑥
手の平を右側に向けたまま、指・手首・肘などから仰ぐような動作を見せることで、右に寄ってくださいという意味になります。
法定手信号とは異なる手信号⑦
こちらに障害物(路上に転がっている金属やガラス、ペットボトル、アスファルトの傷みの激しい場所、オイル、縁石、パイロン、動物の糞など)があることを後続のサイクリストに伝える時にこのように指をさして走行します。
法定手信号とは異なる手信号⑧
減速し徐行する必要がある時に、手を後方に向けてグーパーグーパー繰り返すことで減速することを伝えます。
全てはお互いの安全のため
様々な合図に的確に対応できるようになっておこう!
前を走る親切な見知らぬサイクリストから何かしらの合図をされた時に、安全且つ的確に行動に移せるようにしておきましょう。
もちろんご自身が後続のサイクリストに合図を送ることもお互いの安全につながりますので、状況に合わせて的確に合図を送れるようになると良いでしょう。
大勢が行き交うサイクリングロードではとくに重要です。
小学校の自転車教室で習ったみなさんご存知の手信号はこちらです。道交法では右左折時や進路変更時、停止時にこちらの合図を示さなければならないと定められています。公道を走行中の場合やサイクリスト仲間ではなく車など他の通行者に対して合図を送る場合はこちらを使いましょう。自転車教室で習った通り右手で行うのが基本になりますので写真は右手でご紹介します。
道路交通法の手信号①
右手を水平に伸ばす、もしくは、左腕を水平方向に伸ばし肘から先を垂直に上に向けることで右折しますという合図になります。
道路交通法の手信号②
右腕を水平方向に伸ばし肘から先を垂直に上に向けることで左折しますという合図になります。左手を水平方向に伸ばすのも同じ意味になります。
道路交通法の手信号③
右腕または左腕を斜め下に伸ばすことで徐行や停止を意味します。写真では『止まれ』という意味を込めて手の平を後方に向けていますが、地面を向いていて問題ありません。
道路交通法では以下のように定められています。
1)右左折を行う場合は、右左折を行う地点の30m手前(交差点で右左折する場合は交差点の30m手前)で手信号を示す。
2)進路変更を行う場合は、進路変更を開始する3秒前に示す。
3)徐行や停止を行う場合は、徐行や停止をする時に示す。
道路交通法では、手信号や右左折や進路変更、停止など、合図を必要とする動作を完了するまで継続しなければならないと定められていますが、安全運転義務の方が優先されるので、危険だと判断した場合は手信号を出さなかったり途中で手信号をやめても法律的な問題はないようです。
多くのサイクリストは、操作の安全を優先させるため、実際の動作に入る前に手信号をやめることが多いです。片手運転で右左折や停止を行うのは危険なので避けた方が良いでしょう。
サイクリングロードをお散歩中の歩行者を追い抜く場合や同じサイクリストを追い抜く場合は、しっかりと減速し徐行しながら『右側から追い抜きま〜す!』と大きな声で声掛けをするのもおすすめです。
また、追い抜きたくても道路が狭くて追い抜けずに後方でしばらく待ってくれていた自動車に対し右手を軽くあげたり会釈をしたりして『ありがとうございます』『すみません』といった気持ちを伝える合図をするのもおすすめです。
グループライドや各地で開催されている公道を走行するイベントなど、ピッタリ後に多くのサイクリストが列(トレイン)になって走行している場合は、意識して手信号を使うようにした方が自転車同士の追突事故を避けられます。
また、伝言ゲームのように次々に後続に伝えていかなければならないので、後続は安全な車間距離をしっかりと保つことが大切ですし、前を走るサイクリスト前もって合図を送るように意識する必要があります。
サイクリスト間の『道を譲る合図』『左右どちらかに寄る合図』『障害物を知らせる合図』などの法律で定めがないけど現に利用されている手信号。
これらは、法律で定められてはいないけれども車のドライバー同士で広く利用されている合図『お先にどうぞの合図』『ありがとうの合図』『前方渋滞につき急停車の合図』などに感覚が似ているのかも知れません。
サイクリスト間で広がっている手信号は車でのこれらの合図のように周知された暗黙のルールには到底なっていませんが、サイクリスト同士が安全でスムーズな交通に繋がるという思いで利用されてきているのではないでしょうか。
初心者サイクリストは今回ご紹介した『法律で定めれらた手信号3つ』と『そうでない手信号8つ』の両方を覚えておき、安全でスムーズな交通に繋げるためどちらでも的確に対応できるようにしておきたいですね。
右手を水平に伸ばす、もしくは、左腕を水平方向に伸ばし肘から先を垂直に上に向けることで右折しますという合図になります。
右腕を水平方向に伸ばし肘から先を垂直に上に向けることで左折しますという合図になります。左手を水平方向に伸ばすのも同じ意味になります。
右腕または左腕を斜め下に伸ばすことで徐行や停止を意味します。写真では『止まれ』という意味を込めて手の平を後方に向けていますが、地面を向いていて問題ありません。