EQUALペダルインプレ!
こんにちは!戸田店中村です!
早速ですが、皆さん!自転車カスタムしてますか?
カスタムして自分色にだんだん車体が染まっていくのを眺めるのも自転車の楽しみの一つだと思います♪
私がここ一年乗っているTREK エモンダALR5のカスタムが一旦ひと段落しそうなのでカスタム紹介をシリーズにしていこうかと思います!
第一弾はコチラ!ドーン!
EQUAL 多調整型 ROAD ペダル
第一弾はペダルです!カスタムもへったくれもなさそうなカテゴリの商品群ですが、ちょっと考えてみてください!自転車と人体をつなぐポイントってどこですか?
そうなんですよ!サドルとハンドルとペダルです!
サドルやハンドルは何かとカスタムしたり交換したり色々やってると思いますが、ペダルって意外と最初に買ったビンディングペダルをそのまま使いがちじゃないですか?
そして意外と普通に使えちゃうので、まぁ変える必要もないか~ってなります。
そこに疑問を感じた物好きな私は、有名どころのペダルは大体全部自腹購入して試してみて、それぞれ特色があり、メーカー銘柄によって調整の範囲の違いや、クセの違いがあり、結果的に車体や乗る場所で変えるのがベストっと結論づけていました。
そんな中にとんでもない超新星が現れました!それが今回紹介するグロータックの「EQUAL 多調整型 ROAD ペダル」。
とんでもない調整機能の多さ
商品名に多調整型って書いてある通り、尋常じゃない調整項目数と範囲を持っている多調整型ROADペダルになっていて、ペダル自体の調整機能と付属のスペーサーを使って調整します。
調整可能項目は下記の通りになっていています。
・前後調整幅 0mm, +4mm, -4mm
・回転調整角度 0°, 右2°, 左2°
・Qファクター 0(52mm), +4mm(56mm), -4mm(48mm)
・スタックハイト 13.5〜22mm 程度
・カント角 -4°〜+4°(0.5°刻み)
・対応クリート シマノ製ロード用クリート(赤色/黄色/青色)
この調整範囲はペダルだけで完結できる調整範囲で、+αでクリート側での調整も出来ます。
つまり、従来のペダルシステムで調整限界まで使ってしまい、もっとずらしたいのにって需要に手が届きます!この場合足か(笑)
しかもQファクター(ペダル軸の長さ)に関してはペダルを買い替えたり、ごっついアダプターを噛ませたりしたりでしか対応できなかったところですし、カント角(ペダル踏み面のペダル軸に対しての角度)が調整出来るのはこのEQUAL 多調整型 ROAD ペダルぐらいなものです。
ここまで読んでみて、カンの良い方なら気付くはずです。
このパーツとんでもない深い沼、もしくはとても長い旅の入口なんですよ。ちょっと調整変えてみて変化を見てを永遠繰り返して自分の中の答えを探す長い旅のようなペダルです。
まずはちょっとずつ今まで変えてみたことのない部分を変えてみて、どのような変化が起きるかを感じ取ってみて下さい、やっていくうちに感度も上がっていき自分自身の身体をより深く知ることが出来るかもしれません。
その旅路を楽しめる人にはとても楽しめるパーツだと思います。
前置きがだいぶ長くなりましたが写真付きで調整範囲の紹介と私個人がいままでその調整範囲を使った時の話も載せておきます。
・前後調整幅
0mm, +4mm, -4mm
ペダルの中心に対しての前後位置の調整になります。
画像右はペダルを後方に左は前方に突き出した状態です。
ペダル軸に対してペダルボディーを前後にずらすことが出来るので、クリートの前後調整幅以上に前後に調整することが出来ます。
スタッフ中村的にはこれが結構ありがたくて、足の親指がハチャメチャに長いので、いつもクリートの位置が限界まで後退しているのを解消出来ました。
・回転調整角度
0°, 右2°, 左2°
クリートで言うところの回転方向の調整です。
画像ではわかりにくいですが、赤い丸で囲った箇所を左右に動かくことが出来、それによって調整が出来ます。
がに股や内またの方が比較的調整する印象があります。
仮に私の様にクリートが限界まで後退していると、クリートがどんつきに当たり回転できないため、調整できない範囲がペダルの調整機構で調整できるようになります。
・Qファクター
0(52mm), +4mm(56mm), -4mm(48mm)
ペダルの軸の長さが調整できるようになります。
骨盤の幅に影響があり、セオリーでは骨盤の幅が広いほどQファクターが広くなり、その逆も然りです。
私の例を挙げると、くるぶしの出っ張りがクランクに当たるので広げていた時期がありましたが、ペダルの種類に制約があり最終的にペダルとクランクの間にワッシャーを挟んで、クリート側を左右に広げて調整しました。
それがペダル側の調整機構でどうにかなるのはグッドです!
・スタックハイト
デフォルトの状態が13.5㎜に設定されていてスペーサーを重ねることで22㎜までペダル軸からペダルの踏み面までの距離を調整することが出来ます。
人によっては左右の足の長さが違ったりするので、短い脚側のペダルにスペーサーを噛ませて左右の足の長さをそろえることが出来ます。
私は今は様子見ですが右を1㎜高くしています。右ひざ裏の痛みの緩和が狙いです。
・カント角
これが調整できるペダルはおそらくこのEQUAL 多調整型 ROAD ペダルだけだと思います。
カント角はペダルの踏み面の内側外側に対して付けれる角度で最大±4度まで調整可能です。
これも現在手探りで一旦ペダル内側が高くなる角度で4度入れてみています。
これに関してはそもそもいじったこのない要素だったので角度入れるかどうなるか実験的な面があります。
私自身どぎつい偏平足なので、インソールで補正したりなどしていますが、足首が内側に入り込むのを防げるか検証しています。
数か月乗ってみて今のところ良好ですので、少しずつ角度を変えて様子を見てみます。
EQUAL 多調整型 ROAD ペダルの多調整以外の良い所
調整機構に目が行きますが、このペダルは調整機構以外も優れている部分があります。
・省力リリース機能
一般的なビンディングペダルはペダルからクリートを外す際足をひねる角度が増えるほどばねの強さが強く固くなりますが、イコールペダルは逆に固定している状態ではしっかりバネが効いているが、足をひねる動作を増やすごとにバネが弱くなる機構を採用しているので、軽い力でクリートを外すことが出来ます。
ロングライドなどではかなりの回数ペダルからの着脱があるので最終的な疲労軽減になります。
・高剛性スピンドルユニット
ペダルの普段は目につかない箇所ですが、ペダルの根元の径が15㎜の超大口径になっていて、ペダル自体のたわみを最小限に設計されています。
ペダル自体のたわみがあると感覚的な安定感の低下に影響するので、強固な軸は芯のあるペダリングに寄与します。
また、ペダル軸を受けているスピンドルケースも、多くのメーカーが樹脂製を採用していますが、イコールペダルでは超々ジュラルミンの削り出しで作られていてスキのない構成です。
EQUAL 多調整型 ROAD ペダルの短所
・高剛性多機能ゆえに重い
左右ペアで320gと同価格帯のペダルと比べると100gほど重量が重いですが、重量と剛性と多調整を天秤にのっけてどちらに意味を求めるかがポイントになると思います。
個人的には乗り味に影響の少ないタイプの100gなので特段気にはしていません。
・バンク角がやや浅い
レースでシリアスに使う場合若干気になる程度ですが1度ほど車体を傾けた際にペダルと地面が早く接触します。
・複雑な機構
調整機構がたくさんついているが故、ネジ類が多く使用しているので、定期的なネジの締め直しがメーカー側からオススメされています。普通のペダルよりは手がかかりますが、調整したりしているうちにネジに触る機会は多いので、そのその過程で締め直しなどを覚えられるおもうので、調整が落ち着いた後に点検を怠らないのが良い付き合い方だと思います。
画像の状態までネジ6本で分解出来きパーツの破損などがあってもパーツ単位での交換で末永く使えるところも裏を返せば複雑なメリットにもなります。
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まとめ
いかがだったでしょうか?このペダルの良い所は自身と向き合い自身の成長に繋がることが多い点だと考えています。
多調整機構を使わなくても、ちょっと重いけどめっちゃ性能の良いペダルとしても使用できるので是非ともペダルのアップグレードの一つの選択肢として選んでいただけると嬉しいです。
バイクプラスでは様々なカスタムのご相談を承っておりますので、気軽にお話しください♪