トレックのクロスバイクFXを通勤仕様に改造!!

2023年12月5日

通勤仕様いカスタムしたFX3を街角で撮影通勤通学に人気のTREKのクロスバイクFXシリーズ。車体を購入する際に、使用用途に合わせてライトやスタンドなど取り付けをしていきますが、何を付けるかを選ぶのも楽しみの一つです。

今回のテーマは自転車通勤向けのカスタマイズ。自転車通勤の必需品から、いかに通勤を快適にできるかのカスタム用品まで、クロスバイクFX3を使ったカスタム例をご紹介します。

安全に自転車通勤をするために

明るいフロントライトをスマートに付ける

自転車通勤では多くの場合、夕暮れ時や夜間を走ることになると思います。時間短縮のために車通りの少ない暗い小道を走ったりもするでしょう。必要なのは明るいライトです。また最近では自転車用ライトの配光も見直されて、対向車に眩しくないように配慮されているものが増えています。

コミューターコンプRライトをFX3に取り付け

TREKのコミューターライト「Ion Comp R Front Light(イオン コンプ R フロント ライト)」がそのひとつ。明るさはハイモード450ルーメン、ローモードは200ルーメンです。上方向に広がる光を減らし、路面に集中するので数字以上の明るさに感じます。

実際に夜に使うとこんな感じ👇

街灯なしの暗い道がところどころあるという感じの自転車通勤の場合だと400ルーメン以上の明るさを持つライトが安心です。そんなに暗い場所は走らないけどという方でも、ローモード(200ルーメン)の稼働時間は6時間を誇ります。充電の頻度は少なければ少ないほどラクですし、バッテリーの寿命も長持ちします。

街灯なしの暗い道が多い方は、さらにハイパワーな「Trek Commuter Pro RT Front Bike Light(トレック コミューター プロ RT フロントバイクライト)」がよいでしょう。お値段は上がりますが1000ルーメンという明るさで、暗闇を照らしてくれます。

取付はブレンダーシステムを使うのがオススメ

TREKのクロスバイク(FX1は除く)&ライトの組み合わせであれば、取り付け方法にもこだわりたいところ。『Blendr(ブレンダー)』というライトなどのアクセサリーをスッキリ取り付けできるシステムに対応しているためです。車体とハンドルをつなぐステムという部品に、アダプターを装着して取り付けをします。こんな感じ。

ブレンダーシステムを使ってフロントライトを付けた様子

ブレンダーを使って取り付けることで、ライトがハンドル中央に固定できるため前方が見やすくなりますし、ゴムバンドで取り付けするよりズレにくいというメリットがあります。

さらにいうとハンドル周りというのは、ライトやサイクルコンピューター、ベル、スマホホルダー、フロントバッグなどなど取り付けできるものは山ほどあれど、取り付けスペースは有限です。この先追加したいアイテムが出てきた時用にスペースを確保しておけるというのもBlendrがおすすめな理由です。

反射板では不十分、リアライトは絶対

サドルバッグの後ろにクリップでフレアRシティを取り付けリアライトは昼夜を問わず点灯させることで後方の車や自転車に、自分の存在をアピールし追突事故などのリスクを減らすための重要なアイテム。反射板で照らされるのを待つのではなく、自ら発光してなるべく遠くから走行を認識してもらうことが大事です。

写真では「BontragerのFlare R City」をクリップタイプのマウントでサドルバッグに取り付けています。ただし、バッテリーの持ちと明るさを考慮すると「Bontrager Flare RT Rear Light(フレア RT リア ライト)」がベストチョイス。夜間の点滅モードだと約15時間の稼働が可能、充電回数が少なくて済みますし、日中でも使える最大90ルーメンの明るい点滅モードもあります。

クロスバイクに似合うベル

ノグのオイベルを左グリップ付近に付けた写真道路交通法上で装着が義務付けられているベル。ただシティサイクルに付いているようなのベルだと、せっかくのクロスバイクのルックスにちょっと違和感を感じてしまうことも。付けなきゃいけないなら、できるだけカッコよくというのを叶えてくれるのがノグのベル「Knog Oi CLASSIC BELL(ノグ オイクラシックベル)」です。フロントシングルギアのFX3の場合だと、ハンドル左側のレバー付近に付けるのがグッド!

すみません通りま~すを言えないアナタへ

きづきベルをロードバイクに取り付けした写真カッコよさでいったらノグですが、歩行者の方が多い道を走ったりする場合に、さりげな~く存在をアピールしてくれるのはこちらのきづきベルです。熊除けの鈴のようなもので、路面からの振動を受けて揺れて鳴ります。段差や路面の凹凸を越えると、自転車が近づきますよ~チリンチリン♪とさりげなく周囲に知らせます。きれいに舗装された道では鳴らないので走行中もあまり気にならないがイイです。

通勤途中に色々立ち寄りたい!盗難防止対策

鍵は太さ・長さ・数をTPOで賢く使い分けるに限る!

シートチューブにホルダーを付けて持ち運びしやすいボントレガーのカギもともとカギがついていないクロスバイクですから、カギは必須アイテムです。おすすめは2つ持ち。駐輪場所や駐輪時間などによってカギを変えたり併用したりします。

たとえば普段の通勤は基本的に自宅と職場の往復なのでコンビニに少し立ち寄るなどのときは細めの軽いカギを使用。帰宅時にスーパーなどでがっつり買い出しをする時は駐輪時間が長くなるのでカギの太さが1cmぐらいのものを使いきっちりカギをかけます。

カギをふたつ使った地球ロックの例外食やらショッピングモールでの買い物などより長い時間の駐輪の場合だと、太いカギと細いカギを併用してダブルロック!

大まかな目安で5分で細いカギ、20分で太いカギ、1時間ぐらいでダブルロックを選択するようにする感じ。 細めのカギの例としてはCropsのQ-BIRO、長時間駐輪の際はボントレガーの「Bontrager Comp Combo Cable Lock 10mm x 180cm(コンプ ダイヤル式 ケーブルロック 10mm x 180cm)」がおすすめです。

盗難防止デバイスでさらなる安心を!

FX1の車体にノグのスカウトを取り付けした様子それでも盗難が心配な方は、万が一のときにアラームを発動させたり、紛失時に位置情報が分かるようなデバイスをクロスバイクに取り付けしておくと良いです。スマホに専用のアプリを入れることで、警戒モードのオンオフ、アラーム音の設定、振動検知の感度などを設定できて、万が一の時には位置情報を教えてくれるというものです。iphoneユーザーの方はKnog(ノグ)のScout(スカウト)、アンドロイドユーザーの方はAlterLock(オルターロック)のデバイスがおすすめです。

立ち寄りには必須のキックスタンド

FX3に専用キックスタンドを付けて使っている写真付けるとカッコ悪いとか、重たくなるとかという意見もありますが、あるとめちゃ便利というかむしろないと困ります。駐輪場所を選ばずにサッと止められる。コンビニで立てかける場所を探さなくてもよく、駐輪場でも端っこを探す必要もなく、ただただ快適。FX3のフレームにはキックスタンド用のネジ穴がありますから、スマートに取り付けできます。

雨の日と雨上がりの対策

雨でもなんでも通勤ですから行かないわけにはいきません。多くの場合、雨の日はレインウェアを上下着こむので、正直泥除けがあってもなくてもというところはあります。肝心なのは、雨が上がったあとの濡れた路面を走るときであり、雨具の用意はないけど雨が降って来ちゃったというときの対策をどうするかです。

ワンタッチで簡単に外せるフェンダーを前後に付けたFX3

フェンダー(泥除け)はタイヤからはね上がる雨や泥を防ぐため、通勤改造の定番アイテムです。 泥除けがないと、前輪が跳ね上げる泥水が目に入ったり、後輪が跳ね上げた泥水で背中に茶色い斑点が無数にできることもあります。

定番は工具不要でワンタッチで簡単に取り外し出来るタイプ(上の写真のように)ですが、より強力なフルフェンダータイプ「Bontrager NCS Fender Front & Rear Set(NCS フェンダー 前後セット)」も取り付けは可能です。

フルフェンダーを取り付けたFX3の写真

TREKのFXシリーズは泥除けや荷台を取り付けることのできるネジ穴が何か所もあり、色々な部品を取り付けることが出来るため、乗り手一人一人の用途や個性に合わせてカスタムすることも出来ます。

荷物をどう運ぶか問題

定番はバックパック

通勤となれば荷物も多少は持ち運ぶことになります。ショルダーバッグは、走行中に背中からどんどんお腹方向に位置がずれてきて漕ぎにくいものが多いです。両肩で背負えるバックパックがおすすめですが、選ぶならドイタ―のバックパック(リュックサック)が定番。

ドイターのバックパックを背負うスタッフ相田ドイタ―は世界で初めて自転車専用のバックパックを作った老舗メーカーということもあって、通勤からロングライドまで背負っているのを忘れるぐらいとにかくフィット感が良いのが特徴です。また背中面の通気性が良く、蒸れにくい事も通勤にオススメの理由です。

通勤時に持ち運ぶものとして、制服・お弁当・飲み物・財布・スマートフォンぐらいだとしたら10Lほどの容量のもので十分。ほとんどのモデルでレインカバーも付属しているので雨の日でも安心です。耐久性もよく、ゴムを使用しているサイドポケットなどは伸びてしまますが、かれこれ5~6年使用している方も多い頑丈さも魅力。

ドイターコレクションTOP

夏場のオススメはキャリアにサイドバッグ

とはいえ、背負わなくて済むのならばそのほうが快適です。夏場の通勤は特に!肩や腰まわりの汗対策に、リアキャリアを付ける荷物を運ぶというのも選択肢のひとつ。リアキャリアのサイドないしは上に荷物を積んでしまうのです。

リアキャリアにサイドバッグを取り付けた様子たとえば、リアキャリア(リアキャリアBontrager BackRack Deluxe MIK(バックラック デラックス MIK))に防水生地のサイドバッグ(ORTLIEB(オルトリーブ) スポーツローラークラシック QL2.1(ペア))を付けるとこんな感じです。

キャリア上部に荷物を乗せると荷物は中心にくるので重量バランスはとりやすい反面、自転車をまたぎにくくなることも。サイドバッグならばその点安心なのと、そんなに重たくなければ片側だけにつけても差支えありません。夏場の自転車通勤で汗をかきますが、ムレはゼロです。

オモシロイところでいくと、バックパックにもなるし、キャリアに取り付けできるパニアバッグにもなるもの(ORTLIEB(オルトリーブ) ヴァリオ PS QL2.1/26L)もあります。いいとこどりですね。

電車の遅延は仕方ないけど、自転車がパンクして遅刻はかっこ悪い…

パンク修理グッズは最低限必要です

サドルバッグを開けて中身をチラ見せ自転車通勤でもサイクリングでも起こりうるのがパンクです。すぐに起こるかもしれないし、数年間起こらないかもしれない、だからこそ備えあれば憂いなし!携帯用の空気入れ、替えのチューブ、タイヤを外すためのレバーなど、サドル下にサドルバッグ(写真で取り付けているのはBontrager Elite Seat Pack Mサイズ)を取り付けて収納します。こうしておけば、持ち忘れもなくいつピンチの時が来ても大丈夫!

少し余裕のある容量のサドルバッグを取り付けることで、前述した細めのカギも一緒に入れることができます。あと作業時に汚れた手を拭くためのウェットティッシュも入れておいて損はありません。

パンク修理できないよ…という方は、定期的に開催しているタイヤチューブ交換講習会にぜひご参加ください!

気分を上げるアイテム

通勤通学というのは、誰しも日によって気分が変わるものです。今日の仕事は憂鬱だな~とか、週後半疲れ溜まってんな~とかいろいろありますよね。だからこそ、少しでも愛車に乗ることでテンションが上がるカスタムというのも大事です!

総距離が分かると楽しいサイコン

サイクルコンピューターをステム付近に取り付けてみたひと月に22日出勤したとして、往復10㎞の距離を自転車通勤したら毎月220㎞、年間だと2,640㎞にもなります!日々の積み重ねっていうのはすごくて、数年続けていけば1万キロを超えますから。地球1周が約4万キロなので、感慨深いものがありますよね。サイクルコンピューターの積算距離を見ると、自分にしか分からない達成感みたいなものを味わえます。

デュオトラップSセンサーを取り付けた状態

ちなみにFXシリーズの場合、デュオトラップSというものを使うと、スマートにセンサーの取り付けができます!

距離だけでなく、速度や走行時間の表示もできます。通勤で結構助かるのが、現在時刻が分かること。やはり、朝は遅刻しないように時間が気になってしまいますから。あとは消費カロリーなどが表示できるものだと、ダイエット目的の自転車通勤だとやる気出ます!おいしくビールを飲むためでもいいですけれど。

チェーンやタイヤなどはだいたい3000㎞くらいが交換の目安なので、メンテナンスの指標にもなります。

性能アップのための改造もまたよし!

ここまで紹介してきたのは、もともと自転車本体には付いていないもので、必要に応じて買い足すアイテムですが、グレードアップのためのアイテムを取り入れるものオススメです。

タイヤを替えると走りが変わる。

FX3に標準装備されているのは32Cのタイヤクロスバイクに標準装備されているのは32Cや35Cという太さが一般的。ほどよい太さでクッション性とグリップ力があり、段差や凹凸を気にせずに走れる安心感があります。

ただ漕ぎだしを軽く、坂で少しでもラクをしたいというときには、ホイール周りを改造するのが一番。なかでもタイヤの交換は費用対効果が高く、違いを感じやすい部分です。タイヤは自転車と地面が唯一接する部分で、走行性能にダイレクトに影響します。

たとえば、通勤路に登り坂が多くてできるだけラクして走れるようにということであれば、タイヤのサイズを32→28Cにしたり、ロードバイク用のタイヤに変えるという選択肢もあります。28Cであれば街乗りとしても細すぎるということもなく、快適性を犠牲にせず軽量化できます。

fxに最初についてくるタイヤは、ワイヤービードといって、タイヤの淵に1周分ワイヤーが入っているため、折り畳みができず、その分重量もあります。ロードバイク用の軽量タイヤ―はケブラービードといって、折り畳みもできて軽量です。それにプラスして、タイヤのコンパウンドもグリップが高く、タイヤの耐パンク性能も優れているものなどへの変更は快速通勤仕様としての改造に向いています。

ペダルもグレードアップ

いつもの靴でももっと漕ぎやすく

最初に付いてくるペダルは滑り止めのための凹凸加工はありますが、ナイロン製で踏み面も前後にそこまで広くなく正直なところ耐久性の面ではそんなに期待ができません。

クランクブラザーズのスタンプ11をクロスバイクに付けた例ペダルをグレードアップすることで、踏み面が大きく安定して踏みこめたり、金属のピン付きのものにすることで、靴にペダルが食いつき漕ぎやすくなります。金属製のボディのものはたわみにくく、シャフトやベアリング構造も変われば回転性や耐久性も上がります。

フラットペダルにはカラーものも多いのでクロスバイクのイメチェンにもぴったりです。

ビンディングシューズ&ペダルで効率&スピードUP!

自転車通勤で靴を履き替えるのが面倒でなければ、ビンディングシューズ&ペダルにすることで、信号待ちからの発信時も無駄なく漕ぎ出せますし、一番力をかけられる足裏の箇所を常にペダルに乗せ続けることもできるので効率よくスピードアップができます。通勤距離が長いのであればなおさら、時間短縮のためにもビンディングペダルの運用もおすすめです。

グリップ交換は満足度高し!

FX1やFX2のように、最初に丸いグリップが付いてくるものは、FX3のような形状のグリップに変えるとより快適になります。

FX3のグリップ部分の写真パドル型の形状で、手のひらの広い範囲を乗せられるようになるので、圧力を分散させて疲れを軽減することができます。軽くグリップに手のひらを添えるくらいでも、安定走行ですごくラク。上半身もリラックスもできます。しかも、グリップの両サイドをネジで固定する方式なので、ゴム製のグリップにありがちな、乗っているうちにぐりぐるとグリップが動いてしまうのも解消できます。

ストレスフリーになるので、もし丸形グリップの場合にはかなりオススメの改造です。ちなみに、FX1やFX2でグリップ変更するならオススメは「Bontrager Satellite Elite Grip 130mm(ボントレガー サテライト エリート 130mm)」!

グリップはどれも紫外線や汗で劣化してベタついてきたりしますので、劣化予防のためにもグローブ着用をおすすめします。

購入時のKeeperコーティングはマスト!

EXキーパーを施したFX1のかがやくフレーム車体購入時の時の話にはなりますが、ガラスコーティングもぬかりなく!ある程度、手抜きをしてもキレイが続きます。塗装表面の凹凸をなくしツルツルにすることで汚れがつきにくくなり、汚れても水で流すだけでだい~ぶキレイになります。

自転車通勤は休日を除いてほぼ毎日乗ることになりますし、天候問わず乗ることも多いですし汚れは避けられません。最初が肝心で、Keeperコーティングでできるだけお手入れをラクにしておきましょう。見た目もずっとキレイなほうがいいですしネ!

KeePerのコーティングサービスについて

カスタムの相談は店頭にていつでも歓迎!

カスタムしたFX3の全景

いろいろご紹介してきましたが、カスタムのほんの一例です。アクセサリーの取り付けやカスタムのご相談はいつでも店頭で承っております。お気軽にスタッフにお声がけください!


FX でサイクリングしている様子

FX 人気の理由

FXシリーズが世界中で最も人気あるクロスバイクと言われているのには理由があります。こちらのページではそんな人気クロスバイク「FX」について詳細にご紹介しています。ぜひご覧ください。

Trek FX 特集
所沢店の中の様子をガラス越しに撮影した写真

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