伊豆大島一周サイクリングコースがアツい! 早速レポートします!

2016年12月20日
舞台は初上陸となる東京都 伊豆大島!! 東海汽船 様で行っている期間限定の輪行キャンペーンがあり、この機会を逃す手は無いと久々のスタッフ総出の弾丸ツアーを決行。当初、夏頃に出かけようと考えていたものの、あれよあれよと11月。さらに遅れると恐ろしく風が強く寒くなるということもあり、今回ツアーに出発。せっかくの離島なのに?写真はどことなく肌寒い雰囲気のものばかりになってしまいましたが、大島サイクリングは間違いなくおすすめ! 金曜日の夜仕事を終えてフェリーでゆっくり寝ながら向かい早朝に到着というプランが時間をたっぷり使えるのでおすすめですが、大島はジェット船を使えば日帰りもできる意外と近い離島ということが判明!ぜひみなさんも行ってみては?おすすめです!

夜仕事を終えてからフェリーで行く伊豆大島サイクリングが熱い!

割と行きやすい伊豆大島フェリー輪行

東海汽船で大島サイクリング向けの格安ツアーが組まれているシーズンがあります。

詳しくは『伊豆大島期間限定プラン』で検索してみて下さい。

大島観光ホテルさんのサイトにあるおすすめ大島サイクリングコースも参考になります。

電車で一気に都心へ

多摩センター店の最寄である小田急線 唐木田駅から輪行で都心に向かいます。 小田急線は千代田線に直通する列車もあるため、今回は一気に霞が関まで輪行でって、そこからフェリー乗り場まで自走します。 都心を走って思ったことが、道が非常に綺麗で進む! ロードバイクで走ると路面抵抗が少なく、スゥーと進む感じに感動してしまいました(笑)

MADONE 9(マドン9)で輪行!?

駅で組み立てているシーンですが、スタッフ飯塚が今回持参したのはなんとマドン9! 本来、輪行を行なうのが難しいこの車体を『マドン9ユーザーのためになんとかしたい!』という思いから(自分のため?)、体を張って輪行袋の使用方法を実践。 度重なる実験の末、満を持して"これならいける!"っと思った方法を今回の輪行で実践するために持ってきました。 マドン9での輪行は別記事でご紹介しておりますので、マドン9ユーザーはぜひご覧ください。 霞が関から走ること10分ほどで、竹芝客船フェリー乗り場に到着。 ここで今回は自宅から自走で来たスタッフ中村と合流。 ひとまず乗船まで時間があったため、各自必要な物資を調達し手続きへ。 荷物代を払えば車体をばらさずに積む事が出来ますが、ここからは輪行袋に入れて運搬していきます。

フェリー さるびあ丸でいざ伊豆大島へ

今回、伊豆大島行きで乗船した『さるびあ丸』 フェリー乗り場付近からちらっと見えた時、その大きさに思わず『おぉ・・・』とため息を漏らすほど。

輪行指導

手続きの前に車体を再び輪行袋に入れていく。 スタッフ中村に輪行指導するスタッフ河井の姿は、まるで師弟のような光景。

窓口で手続き

乗船前に受付口でチケットを購入。 事前に電話予約が必要なので、行かれる方は忘れずに。

レインボーブリッジなど海から見る夜景が綺麗

大島に向けてフェリー出船。レインボーブリッジが綺麗です。
広々として快適!中村はすでにできあがっています
客室前にスペースがあります
汽笛を合図にフェリーは竹芝ターミナルから出航し、いよいよ伊豆大島へ。 レインボーブリッジの真下をくぐり、横須賀などを経由して本島から出発するため、出航してから0時まで甲板で見れる夜景は格別! いい大人にもかかわらず、子供のようにワクワクしてしまいます。 今回予約した二等リクライニングシートは、長時間で快適に過ごせる広々とした空間。客室に入った瞬間、すでにスタッフ中村は一杯はじめて完全旅気分で素敵な表情を浮かべておりました。 船内には快適に過ごすための施設や設備が設けられ、特にシャワールームなどや自転車を置くことができる荷物置き場などがあるのは非常にありがたい。正直なところ、一等客室とかでなくても十分快適な船旅を満喫。 ただ、大島近くになったあたりで低速運転をしていたため、非常に揺れがありちょっとアレな状態に・・・・

サイクリングの楽園 伊豆大島に到着!

早朝 AM6:00 伊豆大島は岡田港へ到着。さるびあ丸は伊豆大島から利島など各離島を経由して竹芝に戻るため、大島は一番最初の停泊場所。しかし、我々と同じサイクリング目的で来られた方もちらほらおり、朝からサイクリスト恒例(?)のご挨拶を交わす。 気温は朝方ということもあって風も冷たい!!っと思っていたものの以外にそうでもなく、むしろ風はほのかに温かさもあった印象。改めて岡田港で船をバックに写真を撮ると、こんな大きな船で来たのかと再び『おぉ・・・』とため息。 ここ岡田港をスタート地点とし、大島一周サイクリングが始まります。
出発準備で組み立て中
気持ちの良い朝焼けの海!

大島の魅力は【後編】で!!

準備が整い、微かに差し込む朝日を浴びて出発!! っと意気揚々と走り出した数m、いきなり強烈な上り坂がお出迎え!? 開始早々、全員の息がオーバーヒート状態に・・・ まず目指すは、元町港の市街。大島の郷土料理である唐辛子醤油につけた魚の切り身"べっこう"を使った"べっこう丼"を食べに向かいます。 まだ走り出したばかりですが、後編では大島の絶景などをご紹介していきます! ぜひお見逃しなく!! 伊豆大島一周サイクリングコースレポートの2ページ目。グルメと絶景スポットをご紹介します! 1ページ目ではフェリーでの出発から到着までをご紹介しています。

絶景な風景が待ち受けるサイクリング天国 伊豆大島!

目印に沿って行く大島サイクリング!

青い看板が伊豆大島一周コースの目印です
伊豆大島では、写真のように大島一周道路という看板を目印に進むのが大島サイクリングの基本。島一周がおよそ43kmという距離で、数字だけ見ると大した距離ではないと思う方もいらっしゃると思います。 しかし、離島ということもあり本島に比べ短いながらアップダウンが多く、走り始めて数分後に(初心者向きではないのでは?)と内心感じてしまうことと、輪行という分野が加わっていることもあってなかなかハードに感じる人もいるかもしれません。 ただ風景は格別なのと、市街にはレンタサイクルなどがあるように身一つでいけるという点での気軽さ、それを含めてサイクリング天国と言われている由縁かも知れない。

伊豆大島郷土料理 べっこう丼

AM7:30 岡田港を出発し、最初に目指したのが客船が止まる港のひとつ、元町港市街。朝早くから営業しているお店が多く、せっかくならばと大島ならではの食べ物をと思い、入ったお店で注文したのがこちらの『べっこう丼』 伊豆大島の郷土料理である『べっこう』は、白身を唐辛子醤油に付けることで、まるで"べっこう"のような色合いから名づけられたそうです。主に鯛や白身が主体で、マグロやカツオなども用いるところもあるそうです。味はもちろん満点!空腹も相まってとても美味しくいただけました!! 今回お邪魔したお店⇒伊豆大島お食事処 おともだち(食べログ) 食事を済ませ、サイクリング再開ここからがサイクリング天国 大島の本領ともいえる絶景が姿を現します。まずは海沿いから見える景色は、大海原を一望できる広大な風景。市街を抜けると、信号も少なくなるので止まる頻度も減り、サクサクと気持ち良く走れます。この日は序盤からやや曇り気味でしたが、そこから差し込む日差しが幻想的な感じを醸し出してくれます。

伊豆大島といえば間伏地層切断面

大島の名所のひとつでもあるのがこの間伏地層切断面 伊豆大島の火山噴火史を物語る地層の大切な断面で、およそ100~150年に1回という大噴火によって降り積もった火山灰が幾重にも積み重なり見事な縞模様になったそうです。 写真でもわかるようにものすごくデカく、層がまるでバームクーヘンに見えてきてしまう・・・・

伊豆大島 波浮(はぶ)港

サクサク進んで(上りではヒィヒィ言いながら)気づけば半分。ここで少し寄り道で伊豆大島にある港のひとつ、波浮港に立ち寄ります。 昔ながらの港町という古風な雰囲気のある道は、なんだかとてもレトロ感あふれた場所。実は今回ここに寄ったのは、コロッケなどで有名な"鵜飼商店"というお店があるという情報を入手し、ならばと思い立ち寄りました。 波浮港は江戸末期そして明治、大正、戦前、戦後を通じ、『風待ちの港』として大変栄えた港。戦前から昭和30年代にかけての最盛期には、風待ちのために停泊する漁船が港に幾重にも連なり、漁船の乗組員や観光客が全国から集まったそうです。 今では岡田港や元町港が観光客の停泊所であるものの、ここを見渡せる展望台は、伊豆大島の観光スポットと呼べるほど絶景な場所です。

鵜飼商店

港町の奥に構えるのがこちらの鵜飼商店。日用雑貨などを取り扱っているお店ですが、コロッケなどの揚げ物が有名で、伊豆大島を訪れたサイクリストのみならず著名人などが訪れるほど。 揚げ物のレパートリーはかなりバリーエションが豊富で、注文するまで悩んでしまうほど。 開店前に関わらず、遠方からきてくれたからということで快く迎え入れてくださり、とても暖かみを感じました。もちろんコロッケは絶品!いくらでも食べたくなるものの、道のりはまだまだ先なので後ろ髪引かれる思いで、波浮港を後にします。 今回お邪魔したお店⇒鵜飼商店

筆 島(ふでしま)

波浮港から数キロ先にあるのが大島観光スポット 筆島(ふでしま)。筆先のような形をしていることから名づけられたこの孤島は、伊豆大島ができる以前240万年から数十万年前に活動していた筆島火山の噴火で放出された岩石破片。長い年月、波によって削られ、今の形になったそうです。 実はこの筆島、荒波に耐える姿から別名『神の宿る岩』とも言われ、一種のパワースポットとしても注目されている場所でもあります。 (火曜サスペンスみたいな風景と思ってはいけない)
筆島を境に山岳エリアへ突入! 延々と続く登りと背負っている荷物の重みが、さらに辛さを増しグロッキー寸前!?
登るということは、もちろん素晴らしい風景が見れるということに繋がったり、一種の達成感が味わえます。 スタッフ中村は急こう配をものともせず、余裕のガッツポーズで上がっていきます。

裏砂漠 (うらさばく)

伊豆大島の名所の一つがこちらの裏砂漠(うらさばく)。一面黒い土が続くこの裏砂漠は、過去何度となく繰り返された噴火で噴出した火山灰が積み重なってできたもので、足を踏み入れた先はまるで別世界。むしろ映画の世界に来たような感じに思えてしまうほど広大な世界があります。 今回は全員ロードバイクということもあり、あくまで入り口付近まで。次回訪れる際は、ぜひシクロクロスかマウンテンバイクで行ってみたい。 裏砂漠からさらに上りは続く。先ほどまであった開放的な風景から一変し、閉鎖的な風景になりちょっと物寂しげな感じが続くのが山岳地帯の中腹。 ある一定の場所まで登って下れば、ふたたび海岸沿いに入り、本当の意味で大島一周になります。しかし、それでは大島を象徴とする三原山を拝むことができないということで、急遽路線変更し、一周ルートからアジサイロードという道へ。 そこからふたたび長い急こう配が続き、ちょっとダウンしてきたものの、もう少しと思い耐える時間が続く・・・・

広大な世界が広がる三原山付近

登り続けて数十分。アジサイロードが終わり、周りの森林がなくなったと同時に広大な風景がお出迎え! 丘の上を見ると何頭かの馬がこちらを不思議そうに見てたり、なぜか一緒に並走(柵の中ですが)するという貴重な体験が! 後々調べたら、近くにブルーヘイズ農場という乗馬ができる場所があり、妙に人懐っこい印象があったのも納得。吹き抜ける空とあたり一面の平原がなんとも神秘的な印象があり、登ってきたというより別の世界に来たという感覚がしてしまう。

三原山をバッグに記念撮影

ようやく道路で到達できる最高地点 三原山山頂口付近に到着! 当初曇り空だった伊豆大島も、昼に差しかかると雲から光が差し込み始め、ここに到着した時点で一時的だったものの太陽が姿を見せるなど素敵な演出がお出迎え! 真を撮り終えた際、旅の一番の目的を果たせたという充実感があり、本当の意味で『きてよかった!』と心から思えた。

体が温まる海鮮ラーメン

三原山から一気に下り、再び元町港市街へ。 時間はお昼過ぎに差しかかり、下りで冷えた体を温めることも兼ねて、事前リサーチで注目していた『食事処かあちゃん』へ。 "べっこう寿司"などもありますが、大島産サザエをまるまる一個乗せた"磯ラーメン"をチョイス。 写真のとおり、海の幸をどかっと盛り付けた魚介のエキスたっぷりのラーメンで、味は磯の風味が強いので好みが分かれますが満場一致で大満足! 今回お邪魔したお店⇒食事処 かあちゃん

フェリーで帰路に

スタート地点の岡田港に戻って今回のサイクリングは終了。距離にして約50kmと程よい距離だったものの、獲得標高はなんと1500m!! 自転車を収納し、行き同様にフェリーで本島を目指します。フェリーまで続く道のゲートには『また、お会いしましょう』というメッセージにちょっと名残惜しい感じがしてしまいます。 通常のフェリーだけでなく、より早く着く高速船などもありますのでサクサクっと帰りたい人にはお勧めです。

最後は電車輪行

長いようで短かった大島輪行サイクリングの最後は、やはり電車輪行。 千代田線から小田急線に合流する電車も出ているため、今回はロマンスカーを使って優雅に帰宅します。 輪行ができると、普段とは違った場所に行けたり、自転車の楽しみがグッと広がります。 皆様もぜひ、輪行をマスターして未だ見ぬ世界を体感しましょう!! 多摩センター店では、月ごとに店内講習イベントを開催しております。お気になる方は、ぜひご参加ください♪

おまけ

ロマンスカーで優雅な帰宅と思った矢先、不運にも運行トラブルで予約していた時刻の列車が運休になるという事態が発生! そして帰宅ラッシュに巻き込まれ立ち往生するというアクシデントに・・・・・ みなさんもこういったトラブルが起きないようにご注意を!! と言っても起きてしまったら仕方ありませんが(笑 こちらのライドブログも人気です。合わせてご覧ください。

所沢店の中の様子をガラス越しに撮影した写真

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