ジャパンカップ観戦が熱い! わずか数十センチ前を本場プロが物凄い速さで走り抜ける興奮!
ジャパンカップは、普段『ツール・ド・フランス』や『ジロ・デ・イタリア』などのTV中継でしか見ることができないような、世界の第一線で活躍する海外トッププロ選手たちの走りを間近で見ることができるチャンスなのです。まだ観戦したことのない方はぜひ秋の予定に組み込んで見ては?きっと毎年行きたくなるハズ!
ジャパンカップとは?
ジャパンカップの歴史は、25年前に世界選手権自転車競技大会が宇都宮で開催されたことから始まります。世界選手権を記念して同じコースを使う形で翌々年の1992年から始まりました。
国際自転車競技連合(UCI)が定める中でもなかなかのレースで、日本で開催される唯一のUCI公認レースであり、アジアで開催される公認レースとしては最上級カテゴリに分類されているレースです。シーズン的にもプロツアーの最終戦として位置付けられているので、とにかく豪華な選手たちが集結し熾烈な戦いを繰り広げるのです。
日曜日に行われる『ジャパンカップ サイクル ロードレース』は、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアなどのステージレースとは違い、1日でおよそ150kmの長距離を走行し勝敗を決するワンデイレースです。
ワンデイレースの中でもジャパンカップは標高差185mの古賀志林道を14回も登るので、どちらかというと平地レースというより山岳レースとしての要素が強く、それもまた観戦が楽しくて仕方ないポイントになっています。
しかも一回通り過ぎたらおしまいではなく14回も目の前を通り過ぎて行くので何度も興奮を味わえるので、毎年観戦に行くくらい病み付きになってしまったファンも多くいます。
近年のロードバイクファン人口の増加により、何年か前から『ジャパンカップ サイクル ロードレース』前日の土曜日に『ジャパンカップ クリテリウム』も開催されるようになり、ますます盛り上がりをみせています。
ジャパンカップの魅力は山岳レースの興奮
日本でツール・ド・フランスの山岳ステージのような雰囲気を味わえるのはここだけ!
気迫あふれる表情をしながら登りを猛スピードで駆け上がる選手たちは、手をちょっと出すだけで触れることができてしまいそうなくらい至近距離をパワー全開で駆け上ります。その姿はもう興奮必至です。
下りでは時速95kmという自転車とは思えない猛スピードで駆け下りる選手たちですが、速いとは言え登りはプロ選手でも速度は遅くはなるので、写真撮影も楽しめます。
下りのエリアでの観戦はとても危険なので禁止されています。
クリテリウムと山岳レースの雰囲気を一度に観戦できるのは実にオイシイ
平坦な短距離周回コースを走る『クリテリウム』と、登りくだりがある長距離を走る『ロードレース』。世界の第一線で活躍する選手たちの走りを目の前で観戦できることに加え、この異なる魅力を持った2つのレースを一度に観戦できるのは正直たまりません♪
観戦はツアーが安心
1泊すればクリテリウムも翌日のロードレースも観戦できる。
最終日のロードレース観戦には早朝の移動が必須になります。宇都宮市街からロードレース大会会場の宇都宮森林公園まではかなり距離があるのですが、観戦宿泊パックでは往復のバス送迎がセットになっているのでとても安心です。
市内のホテルにクリテリウム観戦後一泊して、ロードレース観戦に備えるのがよいでしょう。
クリテリウムのゴールの興奮が冷めぬまま表彰式を観覧しその余韻を楽しみながら市内で一杯飲んでも、余裕を持って明朝の移動にに備えることができます。国内にいながらヨーロッパプロ選手をこんなに身近に感じることができる機会は他にありません。
2泊して金曜日の夜に開催される前夜祭に参加するのも楽しい。
初観戦の方なら、二泊してチームプレゼンテーションの日に宇都宮入りするというプランを検討してみるよもよいでしょう。
クリテリウム当日もロードレース当日もゆとりを持って行動できるというメリットはもちろん、プレゼンを観覧してチームや選手のことを知ったり、チームや選手の意気込みを聞いたり、レースの見どころなどを聞いたり、レース中には見せない選手たちの寛いだ表情を見たりすることで、観戦気分をマックスに盛り上げることができます。
二日間にわたるレース観戦がさらに楽しくなることでしょう。
観戦場所の下見を兼ねてクリテリウム会場をウロウロしている最中に、ひょっとしたらコンビニで買い物している選手やカフェで寛いでいる選手達にも会えたりするかも?
ジャパンカップ観戦マナーとおすすめ観戦ポイント
ジャパンカップクリテリウム観戦ポイントとマナー
クリテリウムは、基本的にゴザなどで場所取りをするのは禁止されています。早め早めに場所をとりそのままその場でひたすら待つのがよいでしょう。トイレやランチの買い出しなどでちょっと場所を離れたくなった時はお隣の方とコミュニケーションをとると良いでしょう。
世の中いい方ばかりとは限りませんが、親切に荷物を見ててくださる方も多いです。
集まっている皆さんが自分と同じようにレース観戦を楽しみに来ています。観客もレースの開催や継続に少なからず影響がある立場です。
自分の好ましくない振る舞いや間違った行動で25年も続いてきたレースの開催やサイクルスポーツの振興を止めてしまうかもしれません。場所取りなどのマナーに限らず、お互いに楽しく観戦できるように心がけましょう。
ゴール周辺はかなり混雑します。また、有料席があったりしますので、出遅れると人垣でレースを観戦できないかもしれません。駅から遠い方の折り返しコーナー前後はゴールエリアほどの混雑ではありません。コーナーは選手の速度が落ちるのも魅力です。
ジャパンカップロードレース観戦ポイントとマナー
サイクルロードレースの観戦は、古賀志林道の登りがおすすめです。スタート/ゴール地点から頂上までのエリアが山岳の雰囲気を満喫できるエリアです。一箇所で最後まで見るのもいいですが、選手たちが周回するごとに歩いて登ってロケーションを変えながら観戦するのもおすすめです。
トイレは早めに済ませておきましょう。仮設トイレが設置はされますがどこも皆行列になります。集団が通り過ぎたあと、次また登ってくるまではそこそこ時間がありますので、スマホやデジカメで撮影した写真や動画を振り返ったりする時間にも使えます。
古賀志林道を登るとゴールの観戦に戻ってくることは時間的にも混雑的にも難しいですが、巨大ビジョンでリプレイを見たりステージで開催される表彰式を見たりするのが良いでしょう。表彰式の後は各メーカーのブースに行くとレースを終えた選手たちと触れ合えるかもしれません。
プレミアム観戦ツアーだと帰りの宇都宮駅までのバスはツアー参加者のみの専用バスになりますが、そうでない場合はかなりの長蛇の列に並びバスを待つことになります。早めに帰宅したい方は早め早めに行動することをおすすめします。とにかく半端じゃない長さの列になります。
マナーについてはこちらの公式案内も合わせてご確認ください。
宇都宮って案外近い!!
ちなみに宇都宮までのアクセスですが、新幹線だと大宮からなんと30分! 宇都宮線快速でも65分! と本当に近い!んです。
まとめ
ジャパンカップの魅力、このつたない文章と写真でちょっとでもお分かりいただけたら嬉しいですが、皆さんも是非この山岳レースの興奮と感動を現地で味わってみてください♪
25年もの間自転車文化を一生懸命育んできた宇都宮の熱意と自転車愛に敬意を表しつつこの歴史を未来に繋げるためマナーよく観戦しましょう。日程は毎年だいたい10月中下旬、観戦ツアーは大会公式サイトから申し込みできます。
例年ジャパンカップ翌週に開催される『さいたまクリテリウム』の観戦もおすすめです!