2022年 春の北陸輪行紀行《富山編》
立山連峰を見ながらサイクリングがしたい!
ということでやってきました富山県!じつはここ数年に何度も訪れているお気に入りの場所でしたが、これまで春にきたことは無くて、いつか雪の立山連峰を見ながらサイクリングがしたいと思って憧れていたのでした(*^^*)
🔗 前日の福井編はこちら!2022年 春の北陸輪行紀行《福井編》
そんな富山県はその日文句なしの晴天!気温も上がってくる予報で、絶好のサイクリング日和になりそうです。
張り切って外に出ると街中には路面電車が!富山市内には今日も路面電車が元気に走り回っているのでした!
電車と並んで道路上を走るというのも、慣れないとちょっと緊張しますが、逆になんかワクワクしてしまいますね♪♪
富山らしい朝食?から一日がスタート
ということで、まずは朝ごはんをいただいてゆくことにしましょう(*^^*)
早朝から開いていて、サクッと食べられるという事で、富山駅構内のそば店『立山そば』にお立ち寄り。
このお店、富山の有名駅弁『ますのすし』の調製元が経営しているそうで、おそばと一緒にますのすしが食べられるのもうれしい(笑)
そばには白えびのかき揚げをトッピングして、朝からカンタン富山グルメをいただきました(笑)
富山の鉄界隈がやはり気になってしまう…
元京阪電鉄特急用車両3000形の2階建て車両
元西武鉄道の特急用車両10000系ニューレッドアロー
食事の後はさっそくサイクリングなのですが、せっかくなので市内の気になる鉄道スポットをパトロールしたいと思います(^_-)-☆
まずやってきたのは、富山地方鉄道の稲荷町車両基地!ここの鉄道会社が面白くて全国からいろんな中古車両が集めて走らせているという、鉄道好きにはたまらない場所なのです!!
しかも名車や花形といわれた車両が現役で走っているのだからたまりません!!ここの車両基地、高いフェンスなどもなく、かぶりつきで車両観察ができてしまうので、いつまでも眺めていられますが、まだサイクリングは始まったばかりですし、ここは理性で先を急ぐことにしましょう(>_<)
素敵な鉄道風景に出会うとつい止まってしまう…
近くに車両基地についつい寄り道を…
とは言え、魅力的なコンテンツが多すぎる富山市内サイクリングは、なかなか先に進むことを許してくれません(涙)
こんな展開を予想していましたが、すっかり寄り道ポタリングとなっても、走り回っている本人的にはとにかく楽しくて、充実した時間だったのでよしとしましょう(笑)
ここぞという場所を見つけて列車の通過を待つ
念願の立山連峰バックに列車がやってきた!
富山の市街地から離れてゆくにつれて、立山連峰が大きく見えるようになってきました!
せっかくなのでここでは立山連峰と電車を絡めた一枚を撮ってみたくなり、GoogleMapで地形を見ながら、希望の構図が得られる場所を探してポタポタ。
しばらく線路沿いを走って、周囲が田んぼの開けた場所でここぞという場所を見つけて、電車を待つこと10数分…
いよいよやって来た電車に向かって夢中でシャッターを切ると、雄大な立山連峰バックの一枚が!!
自転車の機動力を活かした撮り鉄活動も、これまた楽しい経験になりました(笑)
いよいよ富山湾岸サイクリングロードへ
海沿いにはサイクリングロードの案内標識が多くわかりやすい
かなり時間を使ってしまいましたが、鉄活もひととおり済ませて、ここから本命の『富山湾岸サイクリングコース』を走ってみましょう!
ここからは時間が許す限り日本海に沿って北上してゆきますが、都合よく"あいの風とやま鉄道"の路線も並走しているので、帰りの電車の時間に合わせて最寄り駅で切り上げられるので安心です。
海のすぐ近くを通る自転車専用道区間はすこぶる気持ちが良いのです♪♪
正午に近づくにつれ、気温もどんどん上がってとても気持ちの良い陽気となりました。
おだやかな左右に海と山の美しい景色を漫喫しながらサイクリングができる幸せを感じるひとときです(^^♪
雪を冠った立山連峰の絶景が続く
1918年全国にひろがったの米騒動の震源地がこの場所
しかしながら、これだけの絶景のもとでサイクリングができるってのもなかなか貴重な体験です!
他にも富山は鉄道も食べ物も魅力的だし、またすぐにでも訪れたいと思っている富山ラバーなテツ店長がいます…
これまで夏と秋には来たことはありましたが、夏の北陸はすっごく暑いのと、秋は意外と雨が多くて、サイクリングに来るならやっぱり春が一番だと思いました(笑)
ランチは富山湾の海の幸を漫喫!
目の前は漁協の建物でその先はもう海の食堂
正午をまわったころには魚津市内に入り、そろそろ帰りの電車の時間も気になってきました。
そろそろお昼ごはんでもと思いGoogleMapで調べてみると、近くの魚津漁港にステキな食堂があるのを発見!
入り口が少々分かりにくかったものの、入ってみると待ち客もいる繁盛店のようで期待が高まります(^^♪
甘くてプリプリの甘エビむき身丼は大正解だった!
まもなくしてテーブルに案内されましたが、豊富なメニューの中から何を選ぶのか迷ってしまう…
ということで、結局お隣の人が食べていたメニューがとても美味しそうだったので、同じものを注文してしまいました(笑)
もちろん富山湾の海の幸ですからお味に間違いはありませんでした!ここは間違いなくまた来るだろうな…
のんびり乗り鉄の旅と言う名の修行?のはじまり
昼下がりの駅前で自転車を分解する
無事に昼食も摂り終えたら、最寄り駅の『魚津』までやってきました。
寄り道が多かったのもあり、半日で30㎞足らずのサイクリングというよりポタリングでしたが、本人的には大満足な富山ライドでした(笑)
それではここからは気持ちを切り替えて?鉄道の旅を楽しむこととしましょう!
まずは日本海縦貫線を北上
ここから鉄道の旅がはじまります!
えちごトキめき鉄道の区間は海の景色が楽しめる
魚津駅で輪行の準備が終えたら、もと北陸本線の富山県区間を走る『あいの風とやま鉄道』の普通列車泊行きに乗車、泊駅からは同じく新潟県区間を走る『えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン』のやはり普通列車に乗り換えて糸魚川駅に向かいます。
廃線のウワサもある閑散路線に乗っておく
廃線のウワサが絶えない大糸線に乗っておくことに
険しい地形の姫川沿いに列車はすすんでゆく
糸魚川からは山間を抜けて長野県を結ぶ日本屈指のローカル線『大糸線』にのって松本をめざします!
この大糸線、これまで何度も廃線のウワサが出ており、最近もまたJR西日本の赤字路線問題でニュースにもなっていたので、乗り鉄的には乗れるうちに乗っておこうという気持ちで利用してみたのですが、この日は18きっぷ利用期間だったせいか、そこそこの乗車率でした。
糸魚川駅を出発した1両編成の列車は、姫川をさかのぼって山中に分け入ってゆきます。
フォッサマグナに沿って走る路線は、険しい地形を縫うように走ってゆくので、車窓的には見ごたえがありますが、これを維持管理してゆくのは、きっと大変なことなのでしょうね(-"-)
何とか廃線にならないことを祈るばかりです…
夜の無人駅で足止めをくらってしまう(涙)
糸魚川で買っておいたおやつが夕食なろうとは…
その後も順調に普通列車を乗り継いで富士見駅までやってきましたが、ここで次の列車を待っていると、時間が過ぎてもなかなか列車やってこない…
するとホーム上にアナウンスが入り、近くを走っていた列車に動物と衝突したとかで、よもやの運転一時見合わせとのこと(汗)
20:00過ぎにまだ長野県の無人駅で、改札を出ても特に開いているお店も無く、はたしてワタシは今日中に帰れるんだろうか?と心細い限りでしたが、まあ運転再開までできることもないので、糸魚川で何気なく買っておいた『牛乳パン』をかじりながら、列車が来るのを気長に待っていると…
世闇を切り裂いてやってくる電車の頼もしいこと(笑)
40分ほど経ってようやく運転再開のアナウンスが入り、まもなくするとお迎えの列車がやってきてひと安心!
まあハプニングも旅の思い出ということで、その後はなんとか当日中に帰宅する事もできたし、まずはめでたしめでたしな旅の締めくくりでした。
しかしまあ2日間で良く動きましたよね!おかげさまで本人的にはとてもリフレッシュできました♪♪
読者のみなささも、こんな自転車より鉄道に乗っている時間が長いサイクリングブログにおつきあいいただき、まことにありがとうございました。