チェーン周りのクリーニングやメンテナンスにダミーハブがおすすめ

2017年5月19日by Shopify API

チェーン周りメンテナンスの大活躍アイテム

パークツール DH-1 ダミーハブ??

港北店の松野です。最近、ギア周りのメンテナンスにとっても役立つアイテムを発見しました!その名もパークツール DH-1 ダミーハブ 最初見たときこんなアイテム役に立つのだろうかとちょっと疑問でしたが、使ってみるとものすごく便利。すでにお客様のバイクメンテナンスでも使用させていただいておりスタッフの評価も上々です。ダミーハブを装着するだけでギア周りのメンテナンスもこれからは楽しくなるかも・・・さっそくご紹介していきます。

ロードバイクやクロスバイクのチェーン周りをダミーハブでメンテナンス

チェーンがたるまないのでスマートな洗浄と注油が可能に

ダミーハブを装着した様子 パーツを洗浄したり注油をしたりなどピカピカにするには『分解』が必要!と言いたいところですが、さすがにパーツを分解ともなると手間もかかるし、工具も必要だしなんていろいろ大変です。ですが、分解箇所がリアホイールだけでパーツがピカピカになるなら、何やら荷が軽い! そこでパークツールのダミーハブが大活躍するのです。リアホイールを外してこのダミーハブを装着することでチェーンがたるまずにスマートなメンテナンスが可能になります。 まずはリアホイールを外してメンテナンスを開始!

取り付け簡単です|パークツール ダミーハブ

ダミーハブを装着した様子(左側から) リアホイールを外したところでさっそくパークツールのダミーハブを装着。 チェーンをダミーハブに通し、フレームのエンドの片側にクイックレバーを取り付けるような形です。輪行グッズのエンド金具を取り付けるようなイメージでしょうか。取り付けはものすごく簡単です。やや地味なアイテムですがこれが意外と大活躍。 通常であればリアホイールを外した場合チェーンがたるんでしまいメンテナンスに苦労することが多々ありましたがダミーハブさえあればスマートなクリーニングや注油をすることができます。 取り付けが完了したらあとはペダルを回しながらクリーニングと注油を行います。

スマートなメンテナンス

ダミーハブを使うと後輪を外してのメンテナンスが容易 ペダルを回しながら各パーツに応じたケミカルを使用しクリーニングや注油を行います。チェーンがたるまないのでフレームを油汚れで汚すこともありませんし傷つけたりすることもないので、スマートにメンテナンスができます。

細かい所まで手が届きます

リアホイールを外したことで各パーツやフレームの裏側など細かいところまで手が届きます。 各パーツに合わせたケミカルを使用してメンテナンスをしましょう!

ダミーハブを使ってメンテナンスするなら後輪を外すところから

ホイールを外すことで効率の良いメンテナンスが可能に!

一歩踏み込んだメンテナンスを行うならホイールを外して行うのがおすすめです。ホイールを外すことでカセットスプロケットやチェーン、ディレイラー、フレームなど細かい箇所まで手が届き個別にメンテナンスすることが可能なので汚れがふき取りやすく、注油もしやすいです。ちなみに例えばリアホイールがついていると・・・チェーンとカセットスプロケットを洗浄、注油をした後ペダルを回すと汚れが浮き出てしまい結局汚れが取れていない!なんて経験ありませんか? 汚れが取り切れていないとチェーンのコマの隙間やカセットスプロケットの歯の隙間から再び汚れが浮き出てしまうのです。そこでリアホイールを外してダミーハブを装着すると細かいところまで出が届きますし、個別にパーツをクリーニングすることができるのでしっかりと汚れを取り切った上で注油を施すことができます。

カセットの洗浄

リアホイールを外すことができればより細かい隙間もクリーニングできます。 カセットスプロケットの隙間はウエスを通して汚れを取ります。

変速機の洗浄

意外と汚れているのが変速機の裏側やプーリーといわれる変速機の歯車。 こちらもパーツクリーナーをウエスに染み込ませ汚れをふき取っていきます。チェーンリングも同様に汚れをふき取ります。

自転車メンテナンスに必要なスタンド

パークツールのダミーハブを使用するならこちらのスタンドが最適です。ホイールのハブ軸に挟み込む形のスタンドとは違いフレームに引っ掛ける形のミノウラ DS-532。ポンっとフレームを引っ掛けるだけで簡単に装着が可能でディスプレイはもちろんメンテナンスもできます。 リアホイールを外した状態でもメンテナンスが可能になりますのでダミーハブを使用する際にはこちらのスタンドが最適ですね♪

実は12mmスルーアクスルにも対応

詳細は次のページで。

ダミーハブ(DH-1)は12mmスルーアクスルにも対応

そもそもスルーアクスルとは?

ハブの近くで大きな制動力を生み出すディスクブレーキ、QRの場合ズレやすくブレーキをかけるとハンドルがとられたりなどもありました。ディスクブレーキを使ってもスルーアクスルは強度・剛性を出すために採用されていることが多く、ほとんどのディスクブレーキのマウンテンバイクでは一般的なものになりつつあるものです。
スルーアクスルのフレーム スルーアクスルのフレーム
QRタイプのフレーム QRタイプのフレーム
前のページの通り、フレームの片側のみで固定できる便利なアイテムで、アルマイトブルーのシャフトが少し長め、変速機を動かすことができ、細かいところの洗浄も簡単です。 そんな中ダミーハブを(DH-1)使って自転車のクリーニング中に新たなる発見がありました!(というか取扱説明書にはきちんと記載があります) シャフトの太さがなんだかスルーアクスルのシャフトに見えてきまして・・・
奥からダミーハブ・12㎜スルーアクスル・クイックリリース
ダミーハブのローラーと合体
アルマイトブルーのシャフトの直径が12㎜スルーアクスルと同じなので写真のような感じで装着が出来ます。 スルーアクスルの自転車に装着する際はまず片側を通して、ローラーを装着しチェーンを引っ掛ければ完成です!
スルーアクスルを片側通してからローラーを装着
チェーンもバタつかずスプロケットも綺麗にしやすいです

最後に

12㎜スルーアクスルと9㎜クイックリリースに対応しています。リアホイールの固定方法はクイックリリースと12㎜がメジャーでほとんどのバイクにご利用いただけますし、チェーンがバタつかなくなるので車に乗せる時やハンドルとサドルでバランスを取る輪行袋でも大活躍できます! チェーン周りの洗浄と注油、輪行についてはこちらをご覧ください。 自転車のチェーン周りの掃除と注油の方法 電車も船も飛行機も!! 絶対ハマる輪行サイクリングの世界