クロスバイクの前カゴがアツい!実用性とおしゃれさを両立する新トレンド
ご覧いただきありがとうございます。さいたま大宮店の猿田です!
突然ですが、クロスバイクユーザーの皆様!今お乗りの自転車は満足していますでしょうか??
大多数の方はクロスバイクをご購入頂いてからパーツを新たに取り付けたりはせずとも、特に大きな不便もなく日々ご使用いただいているのではないでしょうか。
しかし!!
自転車を生業にしつつ、自転車が趣味でもあるスタッフ猿田がいま一度提唱していきたいのは、
『愛車は自分仕様にどんどんカスタムしていくもの!』
ということです!!
ただ、カスタムと言われても何ができるの?という方に向けて、本記事では【前カゴ】に焦点を当て、バイクプラスで最も前カゴを愛して止まない私がご提案していきたいと思います!!
なぜクロスバイクに前カゴが人気なのか?
・利便性の向上
クロスバイクをご検討いただく多くの方は、クロスバイクは軽くてママチャリよりもスポーツ系な物として探しているという理由が主かと思います。
前カゴ(フロントバスケット)は種類によっては1kgちょっとの重量で取り付け可能な物もあり、軽快さは意外と犠牲にならないんです!
前カゴって無くても問題は無いんですが、有るとあるで何かと使ってしまうんですよね~
ちょっとコンビニに手ぶらで行ったり、サイクリング中に気になった物も購入して持ち帰れてしまいます♪
仕事帰りのビールだってケース買いできてしまいます!
・見た目に個性が生まれる!
なかには、前カゴなんて付けたらママチャリになっちゃうじゃんと何となく敬遠しているのではないでしょうか?
しかし!クロスバイクに取付が可能な物は海外では【フロントバスケット】と呼ばれ、多くはオシャレでカッコイイものが多いんです!
選ぶ際には大きさや形、色や網目の大小など、ひとえにカゴと言えどとても個性を演出できるパートです。
スタッフ猿田は素材感が好きでアメリカのWALD(ウォルド)のシルバーのカゴを育ててます。次の項目で詳しくご紹介いたします!
クロスバイクにオススメの前カゴ製品をご紹介
・ADEPT Trus Porter Rack(アデプト トラスポーターラック)
こちらは厳密にはカゴではなく、フロントラックという物です。アルミ製で軽量にできており、取付方式や価格の面でも、まずはコレがオススメ!といった商品です。
サイズも凄く丁度良い30cm幅程になっており、重量も500g程でハンドリングも悪くないのが使い易いポイント!
FIX PLUS等のバンドで荷物を巻いてしまえば、そこそこの物を運ぶこともできて付けておいてよかった~というタイミングが絶対にあるはずです!
このフロントラックの上に各メーカーから出ているバスケットを載せれば前カゴとして運用できます。これが基本の形ですね!
ちなみにカゴの組み合わせは、ラックに乗っかってさえいれば意外となんでもいけてしまいます。
耐荷重は10kgですので、子供を乗せたり、2リットルペットボトル6本入り箱買い等の例外を除けば、十分な使用ができるはずです。
▶商品詳細:ADEPT Trus Porter Rack(アデプト トラスポーターラック)
・ADEPT Wired Urban Basket(アデプト ワイヤードアーバンバスケット)
こちらは前述のアデプト製フロントラックにサイズ感がピッタリのバスケットになります。
サイズ感は横38cm×前後26cm、高さは13cmと大きすぎず小さすぎず、クロスバイク用のバスケットとしては一番ベーシックなサイズ感です。
塗装してあるスチール製と錆びにくいステンレス製の2種類が展開しています。
▶スチール製:ADEPT(アデプト)ワイヤード アーバンバスケット NA
▶ステンレス製:ADEPT(アデプト) ワイヤード アーバンバスケット ST
サビにくいピカピカシルバーのカゴをお探しでしたらステンレス製がオススメです!
ステンレスの質感はこのような感じです。
・WALD 37 Basket (ウォルド 37バスケット)
アメリカンメイドの雰囲気のある感じをご希望でしたらWALD製のバスケットがオススメ!
WALD製バスケットの良さはまずスチールの質感にあります。ブラック塗装とシルバーのメッキの2色ですが、特筆すべきはシルバーの質感なんです。
カラー名であるZINCとは亜鉛メッキのことで、塗装ではない防サビの仕上げです。
塗装ではないため、使って行く毎に擦れによって最初のピカピカした見た目は失われ、多少の錆やくすみが出てきます。それが良い味を醸し出すんです!
レトロな感じや海外仕様の自転車カスタムをご希望でしたらWALDがオススメです。
37バスケットは横37cm×前後24cm、高さは12cmと前述のADEPT製とほぼ同じ大きさで、世界標準の大きさとなり、37バスケットなしにカゴは語れないほどのベストセラー商品です。
▶商品詳細:WALD 37 Basket (ウォルド 37バスケット)
一般的なシューズの外箱を入れるとスッポリ。大きさの参考にしてみてください!
・WALD 42 Basket (ウォルド 42バスケット)
こちらもWALD製品。42バスケットという商品名のとおり37バスケットよりも大きいバスケットです。
42バスケットは横45cm×前後32cm、高さ15cmとかなり大型のバスケットになります。
実際に初めて手に入れた時は大きさにビックリしましたが、意外と使い勝手がよく、大き目のカバンを使用している方には凄くオススメですね!
なんでもボンボン入れれてしまうのが42バスケットの良いところです!
▶商品詳細:WALD 42 Basket (ウォルド 42バスケット)
また、上記のWALDバスケットはカゴの縁が接着ではなく巻き付けてあるのも細かな良さ!耐久性に優れ、ぶつけて変形しても壊れることは無いでしょう。
・PELAGO RASKET (ペラーゴ ラスケット)
こちらはオンラインストア宮﨑のデュアルスポーツ(廃番車体で現行FXシリーズとほぼ同フレーム)に取りつけたバスケットです。
ペラーゴはフィンランド・ヘルシンキに拠点を置くブランドです。
耐久性に優れたステンレス製で、デザインも無骨さがないスタイリッシュオシャレなイメージのバスケットです。
▶商品詳細:PELAGO RASKET(ラスケット)
このラスケットという製品は、ラックの上にカゴを乗せているタイプではなく、カゴから直接ステーが伸びているタイプですので見た目がスッキリするのが特徴!
脚先も凝った作りで対応する車体も多いです。
・RIXEN&KAUL(リクセンカウル)ニューワイヤーバスケット
リクセンカウルのバスケットシリーズは、ハンドルバーに専用のパーツを取り付けるタイプのバスケットです。
一番の利点はカゴ本体がワンタッチで付け外しが出来てしまう点!
また、様々なバリエーションがあり用途に合わせやすいのも特徴です!
しかし、下に支えが無い為耐荷重はカゴ含めて7kgと少し少なめな点には注意ですが、軽めの荷物がメインの方、カゴを使う時だけ取り付けたい方にオススメですね♬
▶商品詳細:RIXEN&KAUL(リクセンカウル)ニューワイヤーバスケット
前カゴを選定する際のポイント
・車体側がカゴ取付可能なのか要チェック!
特殊な取付方法の製品も出ており、取付を想定していないような車体でも装着はできてしまうかと思いますが、今回は標準的な現代のディスクブレーキクロスであるFXシリーズを例にご紹介したいと思います!
ただし、この手の作業はラック付属のボルトでは対応できなかったり、場合によっては切ったり曲げたり等の現物合わせが基本になりますので、ご相談のうえお任せいただくことをオススメいたします。
・フロントフォークの上側中央にダボ穴があるか確認
まずは前から見て、フロントフォーク上部の真ん中にダボ穴が有るかを確認してください。
基本的にはココから上支柱をここにボルト止めします。
もしもこの部分に穴が無い場合は、ハンドルバーから支柱を伸ばせる製品等が選択肢に上がります。しかし、荷物の重みで傾いてしまったりするので考慮が必要です。
・フロントフォーク横にダボ穴があるか確認
フォークの先端の横側にダボ穴があるかを確認してください。
車軸の直ぐ近くにある場合はそちらが使用可能です。前後に穴がある場合、基本的には前がラック用で、後ろ側は泥除け用の穴になります。
この場合は写真のような、脚の長い製品で対応可能です。
カーボンフォークに良くみられるパターンでは、車軸付近の穴が無い場合や、位置関係が微妙な車体の場合、フォーク側面のちょうど真ん中にダボがあったりします。
ネジ山に向きが無く、直角に存在していることも確認してください。
下記写真は取付が困難です。
この条件を満たせば、脚の短いラックや別売りの短い脚を追加購入すれば対応ができます。
また、スルーアクスル(太い車軸)仕様の車体であれば、スルーアクスルにダボ穴が内蔵された特殊なアクスル軸も存在しています。
・ラックへのバスケットの固定方法
バスケットをラックに取りつける際には、取り付けるためのボルトを使用する製品もございますが、要は危険性がなく固定できればよいのです。
結束バンドで底面4箇所、前後にずれない様に2箇所留めてしまえばガッチリつきます。
また結束バンドは取り外す際は切ることになりますので、基本的にはカゴはずっと固定で良いよ~という方向けですね。
カゴとラックを使い分けたい場合、オススメなのはFIXPLUSの46cm。二本を用意して写真の通り隙間を通せば、ガッチリ固定でき、付け外しも1分かからずです!
様々な長さがラインナップされていますので、カゴの上面に荷物押さえとしても使っています!これはとても便利!!
こちらは86cm。42バスケットや高さのある荷物を抑えるならもう少し長いものが欲しいです。
大きさや重さも大事です!
・特にハンドルの低い車体や、ステムを長くしている場合は要注意
大きなバスケットや高さのあるバスケットを取り付けたい場合は、ハンドルのブレーキレバーやワイヤー類への影響も考える必要があります。
カゴの上にワイヤーやハンドルが位置してしまう場合、荷物がそもそも入り難かったりします。
またワイヤーを明らかに押し込んでしまうと変速やブレーキに悪影響がでるおそれもあります、ハンドルを左右にきってみてワイヤーがどこかに引っ掛かってしまわないかも考慮しましょう!
・大きければいいわけじゃない?重さも大事!
材質にもよりますが、大きい製品は 基本的に重くなります!!
重たい製品を取り付けたばあい、ハンドリングが鈍くなります。また片側キックスタンドの車体では駐輪時に注意が必要です。
私は壁際に止める様にしており、あらかじめカゴやハンドルを壁か何かに接触させておくと、倒れてしまうことも減らせますよ!
最後に
クロスバイクって色々なカスタムができるんです!
クロスバイクはスポーティーな乗り物というイメージですが、ゆっくりまったり乗るカスタムだってして良いのです!
私はカゴを付けるにあたって、T字ハンドルをクラシックスタイルのプロムナード形状(後ろに大きく持ち手が来る)に変更して、雰囲気を統一したりして遊んでいます♪
ハンドルを変えた嬉しい副産物として重めの荷物を載せても比較的コントロールし易くなりました!
またカゴの横にはオーストリッチのPOTARIフロントバッグをつけて、スマホや小物をサッと手に取れるようにしています。
ライトも荷物に遮られないように、カゴの下部分に取付場所を増設しています。おかげでハンドルにはなにも余計な物を付けずにスッキリしたスタイルになっています。
こんな感じで、1つパーツを交換するだけで次何したら便利で好みの雰囲気になるかな~と考えるのも愛車づくりの楽しいところです。
なにか気になっている困りごとや、変えてみたいパーツ、雰囲気等々、漠然とでも大丈夫ですのでお気軽にバイクプラススタッフにご相談ください!