爆速!わずか20秒で空気が充填できる電動エアポンプFUMPA(フンパ)
こんにちは!自称週末サイクリングの達人港北店森田です。
今回は旅先のツーリングやレース遠征などにとっても便利なツールをご紹介。突然ですが、オーストラリアのブランド「Fumpa Pumps」ってみなさんご存知ですか?
USB充電で繰り返し利用できる携帯サイズの電動コンプレッサーで、2017年の自転車ショー「インターバイク」においてイノベーションアワードを獲得した画期的な商品です。電動シフトや電動アシストスポーツバイクなど様々なモデルが電化されていく中、ポンプ界隈にもエレキの波が押し寄せてきましたよ。デンキビリビリ!
個人的にはついにこんな商品ができたか!と嬉しくなってしまいました。
というのも以前飛行機輪行した時の苦い経験があるからです。電車やバスと異なり飛行機での移動の場合は事前に空気を抜かなければ輪行を認められないケースがあります。
当時、やむなく空港にて空気を抜いて輪行を行ったのですが、到着した現地では手持ちの携帯ポンプで空気を入れるしかなく、必要充分な空気圧まで入れる事ができなかったことが災いしてその後のサイクリング中にパンクしてしまった事があるのです。
最近ではCO2ボンベの携行も問題ないようですが、なにより使いガタ捨てでなく何度でも使えるのは輪行ツーリングであればとても便利ですよね。使い切っても充電すれば良いのでCO2ボンベにくらべて失敗したら後がない!ということもないのは画期的だと思います。
飛行機を利用したロングライドやイベント時、そしてカップルやご夫婦で一緒に出掛けるようなシチュエーション(連続6回使えますからね)で活躍しそうです。携行性はやや劣りますが空港のロッカーや宿泊施設に預けてしまうなら問題ないサイズ感。
タイヤは2本分充填可能で40秒で充填完了(0⇒100PSI)。デジタルゲージ等も付属していませんがクリンチャーロードであれば充填できる最大圧力が120PSIとなっているので問題ないでしょう。
そしてMini Fumpaは184g。サイクルウェアのポケットに突っ込めそうなサイズと重量(防水設計ではないのでそれなりの養生は必要そう)です。さきほど大きさ比較のために用意したCo2インフレーターがボンベ1本で95g。仮に予備をもう一本持っていったとしたら重量面では大差がない感じです。このサイズ感、魅力ですね。
飛行機輪行の際はタイヤの空気に注意をしておきたい。
その後山中でパンク!やっちまった・・
ツーリングや飛行機輪行に最適なスポーツバイク用電動ポンプ
モデルは2種類!デジタル圧力計付と手のひらサイズの超コンパクトタイプ
デジタルゲージ付の「Fumpa」と超小型の「Mini Fumpa」の2種類をラインナップ
オーストラリアで誕生した「Fumpa Pumps」。現在のラインナップは空気充填中に空気圧も併せて確認ができる「Fumpa」、そして手のひらサイズまでコンパクト化を果たした「Mini Fumpa」の2タイプとなっています。
最短20秒で充填可能の「Fumpa」
FUMPAはややサイズが大きめですが、一回の充電でタイヤ6本分の充填が可能で1回約20秒で作業完了(0⇒100PSI)するのが魅力。は、速い! デジタル圧力計はpsi・kPa・Barの3種の単位から選択可能で空気が入るだけでなく、スポーツ自転車ならではのシビアな空気圧管理にも対応できるのがメリットです。作業性を考慮して本体からバルブ部分までホースが伸びているのもFumpaの特徴です。
手のひらサイズ!とはいかずちょっと大きめかつずっしり。
デジタルゲージで最適な空気圧調整が可能。
携行性により特化した「Mini Fumpa」
個人的に気になったのがこの「Mini Fumpa」。コンパクトさにより特化し、ツーリング等でも携帯可能なコンパクトサイズを実現しています。
Mini Funpaならまさに手のひらサイズ!
Co2インフレーターと比較してみました。
マイクロUSBで充電すれば何度でも使える!
リチウムポリマーバッテリーを内蔵
どちらもマイクロUSBで充電が可能となっている。
使い切りではなく充電すれば何度でも使用が可能なのがこのFumpaの良いところです。
本体内部のリチウムポリマーバッテリーが内蔵されており「Fumpa」が2時間、そして「Mini Fumpa」は1時間で充電が可能。デジタルゲージ付きのFumpaはタイヤ6本分、そしてMiniでもタイヤ2本を充填する事ができます。また第3者機関における検査もパスしており、危険物水準を大きく下回っているため飛行機内への持ち込みも問題ないとのこと。
気になるFumpaの重さは
Fumpaの大きさはある程度写真でご案内してきましたが、重さも気になりますよね。という事で実際にデジタルスケールで量ってみることに。まずFunpaは376g。ややずっしりはするものの旅先に持っていくのに困るというサイズ感ではありません。
Fumpaの重量は376g
Mini Fumpaの重量は184gと軽量
実際にFumpaで空気を入れてみた!
そして実際のところ、空気ってちゃんと入るの?という所がワタシ個人的にも気になっていたのでFumpaで実際空気入れに挑戦♪
ホースを接続して電源を入れボタンを押すと空気が入る。
ちなみに今回はエンデュランスロードバイクの32Cタイヤで試してみたのですがほぼカタログ掲載値通りで爆速!なんと10秒弱でほぼ膨らみ終えて残り10秒少しで必要な空気圧が入っていくという感じ。
ただ気を付けたいのがコンプレッサーの作動音がめちゃくちゃ大きいです。空気を圧縮していることもあって70dbの音が発生。。店舗奥のバックヤードで試そうと何気にスイッチボタンを押した時、自身の想像を超越した「ブボボボー!」音にビビッてあやうくFumpaを落としかけたのは内緒。
ちなみに70dbの目安は電話のベル、騒々しい事務所や街頭などが相当するようで納得してしまう音量ではありました。使う場所には注意が必要でしょう。
コンプレッサーの作動音と振動はそれなりに発生する。
あと、充填時にコンプレッサーの振動もいきなり使うとビックリするかもしれません。一度現地で使用する前に何度か空気を入れてみて慣れておいた方が余裕持って作業が行えると思います。
機能性だけでなくデザイン性もこだわりあってカッコいい外観
「でも、お高いんでしょう?」と気になるお値段。Mini Fumpaが税抜23,480円、Fumpaが税抜29,480円。どうでしょうか?一般的な空気入れやCo2ボンベと比べれば、良い値段するな~と紹介している自身でも思ってしまうのですが、しかしです。
冒頭の写真のパンクでワタシ、手持ちの携帯ポンプで必死に空気を入れ続けたのですがその回数なんと389回。しかもその日の朝空港で同じ作業を行ったのでほぼ同じ事を2回も行っている訳です。もう腕がパンパンでまさに苦行のようなサイクリングになってしまった事は忘れられないトラウマ。
男性だって四苦八苦する空気問題、一発で空気が入るこのFumpaはエマージェンシーツールとしてとても優秀だと思います。充電すれば再度使えるのでCO2ボンベで空気充填失敗(地味にあるあるケースかと。これもワタシやらかした事があります。。)して終わった・・。。ではなく再チャレンジできるのはロングライドツーリストとしてはとても安心感あるんですよね。
誰だって空気を入れるのは大変。あの苦痛な空気を入れる作業が秒殺!で完了するFunpaは飛行機輪行やツーリングライド、そしてイベントなどで活躍してくれるのではないかと思ってます。サイクリングの携行アイテムにぜひ加えてみてはいかがでしょうか?
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スタッフ一押し!