サドルの高さの合わせ方の基本|自転車フィッティング
基本的なサドルの高さの合わせ方
サドルは水平が基本セッティング

適正なサドルの高さを導き出す方法
膝の開きの角度を適正化させることが重要

様々なフィッティング研究機関の長年に渡る解剖学的研究により、ペダルを一番下にした時に『大転子』『膝の中心』『くるぶしの中心』を結ぶ線が『145〜150度』になるようにセッティングするというのが、関節や筋肉の負担が少なくて力の伝達効率も良い高さということがわかったのです。
サドルの高さだけでなく、前後位置を合わせるのも大事

適正なサドルの高さを導き出す方法 おまけ
一人では角度を測れないですし、大転子がどこなのかもわかりにくいので、一人で角度を合わせるのはなかなか難しいかもしれません。一人でサドル高を見直したい場合は次の方法がおすすめです。 割と有名な計算として股下に0.89を掛けるとか0.875を掛けるとかもありますが、暗算で簡単に145〜150度に近い数字を出す方法としては『股下 − 10〜12cm』がオススメです。平均身長くらいの方は『股下 − 10cm』に、小柄な方や柔軟性に自信がない方は『股下 − 11〜12cm』にサドル高をセッティングしてみてください。 稀にもっと下げた方が違和感なくペダリングできるという方もいらっしゃいますが、ほとんどの方がその計算でほぼほぼその角度に収まります。そこをスタート地点として、サイクリングしながらしっくりくるサドルの高さを探してみるのが良いでしょう。 この場合、ボトムブラケット中心(クランク軸中心)からサドル上面までの距離と考えてください。シートチューブとシートポストに沿ってまっすぐメジャーでざっくりと計測するのでOKです。 それではロードバイクライフ、楽しんでください♪ また、サドルハイトの決定など、フィッティングやペダリングに関連するおすすめ記事も合わせてご覧ください。
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