TREK推奨!!高性能Bontragerケミカルの紹介とボントレガーケミカルを使った洗車方法
Bontrager独自の配合で高性能なケミカルをご紹介♪
Bontrager(ボントレガー)からメンテナンスの必需品、TREKの全てのバイクに安心して使える純正ケミカル用品が発売されました!使いやすさとわかりやすいパッケージデザイン、独自配合で高性能な商品の紹介と、実際のメンテナンスの仕方をご紹介していきます!
~洗車をする際に必要なものをご紹介~
洗車は、古い油や汚れを落とす「①洗浄」、きれいになった金属面を新しい油で潤滑する「②注油」、見た目を美しく長持ちさせるための「③保護」の3ステップに分けられます。使用する製品の用途別に①、②、③の番号を振ってご紹介します。
①Bike Wash(バイクウォッシュ)
あらゆるところに使える高性能の汚れを落とす洗浄剤。ホイール、タイヤ、シューズなど対象を選ばないで使用することができます。フレーム面にかけても塗装を痛めることなく使用することができる優れもの!!容量は32オンス(946ml)。ほのかに香るチェリーの香りがとてもよく、ついつい飲みたくなってしまいます(笑)。
①Degreaser(ディグリーザー)
ドライブトレイン(ギア周り)に使用する汚れた油を落とす洗浄剤。ドライブトレイン全体に吹きかけ、なじませたら、固めのブラシ(歯ブラシでも可)で汚れを落とします。水で10倍に薄めればバイクウォッシュとしても使用できます。
②Chain Lube(チェーンルブ)
必須となるのが、チェーンの潤滑油です。乗っていると徐々にチェーンについている油は劣化し、落ちてしまいます。そのままにしてしまうと、チェーンの動きが悪くなり摩耗が早くなってしまいます。通勤通学などで、雨が降っても乗っている方などは、油が切れるのが早く、あっという間にチェーンが錆ついてしまいます。
そうなってしまうと、動きが悪くなるだけでなく、他のパーツを痛めてしまうなんてことも!なので、定期的にチェーンには油をさしてあげましょう。
ボントレガーから新発売されたチェーンルブはドライタイプとウェットタイプの長所を良いとこどりしたタイプです!ドライタイプ?ウェットタイプ?何が違うのかというと、ドライタイプはカラッとした仕上がりで汚れがつきにくい代わりにこまめな再注油が必要、ウェットタイプは雨天時でも油切れが起きにくい代わりに汚れやすく、こまめな洗浄が必要といった感じです。
ボントレガーのチェーンルブはもちがよく汚れづらいので、通勤通学など、使用頻度の高さに比べてメンテナンスの頻度が低くなりがちな方に最適な油です。クロスバイクのFXシリーズを使用している方には、間違いのない選択と言えるでしょう。
さらに、他のケミカルと違うのは、とてもいい香りがすることです♪チェーンルブはさわやかなチェリーの香りがします。イメージはアメリカのガムの匂いに似ていると思います(笑)
③Bike Polish(バイクポリッシュ)
あらゆるフレーム素材とペイントに適した配合の高性能なバイクポリッシュ。シュッとやってサッと拭き取ればキラッキラの輝きを取り戻します(ブレーキ周りにかからないように、布などにスプレーしてやさしく塗り広げるのがベスト)。艶消しのマット塗装にも、上品なしっとり感と落ち着いた光沢を与えます(雰囲気が変わるので、目立たないBB下などで試してから全体にかけるかどうかの判断をしてください)。さわやかなグレープの香りで洗車後のバイクからいい匂いが漂います♪
~洗車の際にあると便利なもの~
FINISH LINE Mechanic's Brush Set
車体を洗車するときにどんなところにでも使用することができるブラシのセット。ドライブトレインだけでなく、タイヤやホイールに合うブラシも含まれるので隅々まで汚れを落とすことができます。歯ブラシで少しずつ洗うより一気に洗うことができるので便利です♪
メンテナンスクロスとグローブ
油汚れが手につくと落ちづらく手荒れもしやすいのでグローブをするのがオススメです。メンテナンスクロスは2枚セットでギア周りの油汚れ用と、それ以外の箇所用で使い分けると汚れが広がらずに作業もはかどります。マイクロファイバーは吸水性が良く、細い繊維が汚れを絡め取ってくれるのでキレイになります。綿のタオル生地だと使われている繊維が短いため、毛羽落ちしやすく却って手間が増えるので、ここはちょっと高くてもマイクロファイバーを選びましょう!これとは別に注油の際に使うウエス(布または紙ワイプ)も用意しましょう。
メンテナンス台
1台あると便利なのがワークスタンド。立ったまま作業することができるので圧倒的に楽です。保管用のディスプレイスタンドでは車体が低く、屈んでの作業になるので、腰などが痛くなりがちです。
ただ、大きく場所も取るので、なかなか購入に躊躇してしまいます。そういった方にはレンタルもあります!!
チェーンローラー CR-100
後輪を外した状態でもチェーンを回せるようにスプロケットの代わりをしてくれます。後輪を外さなくても洗車は可能ですが、外したほうが楽により綺麗にすることができます。
エンド幅130㎜または135㎜のフレームには付属のクイックリリース式車軸で取り付け、12㎜スルーアクスルなら車体(または車輪)に付属の軸を使ってエンド幅に関係なく取り付けられるので、ほとんどのクロスバイク、ロードバイクに対応しています。
スポーツバイクの洗車方法(ボントレガー編)
1. 後輪を外してチェーンローラーをセット
まず、ホイールを外してチェーンローラーを取り付けします。こうすることでチェーンをしっかりと洗うことがきます。この状態でも変速することができるので、リアをロー側(軽い方)にすると、フレームとチェーンの間に隙間ができるので、洗車がしやすくなります。
また、近年ロードバイクでも主流になっているディスクブレーキの場合、ホイールを外した際はローターの代わりになるパッドスペーサーを付けておかないと、間違ってレバーを握ってしまうと、ホイールがはまらなくなってしまうなんてこともあるので注意しましょう!
2. チェーンにディグリーザーを塗布
それではチェーンの汚れを取っていきます。まずはチェーンについている汚くなった油を除去していくのにディグリーザーを塗布していきます。ディグリーザーをかけるのは、チェーンの真ん中のローラーの部分。汚れが内部に溜まりやすいため、たっぷりかけて浸透させないと、表面がきれいになっても、すぐに中に残った汚れのせいで真っ黒になってしまいます。
スプレーの勢いが強いので、他のパーツにかからない様に写真のようにウエスで受け止めてあげましょう。これをチェーン全体に塗布し、ブラシで汚れを掻き出していきます。
頑固な汚れを攻めるなら、ブラシ(歯ブラシでも可)にディグリーザーを付けて擦ると、液垂れも少なく作業がしやすいです。
チェーンを綺麗にするポイント!
チェーンのローラー部分に汚れが溜まっているので、少し力をかけてローラーを回すイメージでブラシを擦ると良いです!また歯磨きの要領でいろんな方向から擦ってあげるとピカピカになります。
3. チェーン以外にも汚れは付着しているので注意!!
これらの3か所にも汚れが隠れています。チェーンだけ綺麗にしても漕ぎ出したらすぐに黒く汚れてしまうなんてこともあるので見逃さないように注意するポイントです!チェーンの掃除と一緒でブラシでこすって汚れを落としていきましょう♪
4. ウエスで油汚れを軽く拭き取り
表面に残っているディグリーザーを軽く拭き上げていきます。この時もチェーンだけでなく、プーリー、クランク、フロントディレイラーとブラシで擦ったところは拭き上げるのを忘れずに!
5. フレームの汚れも綺麗に磨いていきます。
バイクウォッシュはゴム、樹脂、塗装面についても痛めてしまうことはないので、気にせず全体的に塗布していきます。吹きかけた後、5~10分ほど放置し汚れに吸着させ浮かせます。そうすることでしっかりと汚れを落とすことができます。
バイクウォッシュもスプレーの勢いが強いので、飛び散りには注意です!仕上げ用のマイクロファイバータオルに直接吹きかけて、拭いてい行くでも良いでしょう。その場合1回だけだとしっかり汚れが落ちないので、2〜3度拭いてあげるとフレームがピカピカになります♪
6. バイクウォッシュでギア周りも洗い流す
ディグリーザーを塗布したところはバイクウォッシュをつけたブラシで洗い流していきます。歯ブラシでも良いですが、ちまちま洗うより大きいブラシで一気に洗ったほうが楽、洗い漏らしがないので作業時間の短縮にもなります。
7. ウエスでしっかり水分を拭いていきます
洗い終わった後は水分を拭きとって乾かしていきましょう!水分が残っていると錆の原因になるのでしっかり吸水してくれるマイクロファイバータオルがオススメです。しっかり残っている汚れも吸い取ってくれるのでかなり良いです!!
8. カセットスプロケットも忘れずに
リアホイールについてくるギア(カセットスプロケット)も汚れが付着してきます。汚れてくると黒くなり、その汚れに埃などがくっつくと真っ黒な鼻くそのようなものがついてきます(笑)。
ブレーキ面には、汚れが付かないように袋等で養生しておきましょう。油がついた状態でブレーキをかけると、効きが極端に弱く、音鳴りも発生しやすいので要注意です。パッドを交換しないと治らないことも。
ディグリーザーをカセットに直接吹きかけて汚れを浮かせていきます。塗布した後はチェーンの掃除と同じでブラッシングしていきます。チェーンと同じ要領で色んな角度から擦って汚れを落としていきます!黒く汚れている歯の表面だけでなく歯と歯の間の奥のほうに汚れが溜まっているのでしっかりブラッシングしていきましょう!
9. カセットから浮いた汚れを拭き取り
歯と歯の間の汚れは写真のようにタオルを入れて左右にスライドさせるとカセットが徐々に回転してくれるので、奥の汚れだけでなく歯の表面の汚れも綺麗に落とせます!これを各段数ごとに行い、汚れと水分を完全に拭き取ります。
10. チェーンに注油
最後に注油をしていきます。注油をする場所はチェーンのローラー部分に一滴一滴垂らしていきます。ボントレガーのチェーンルブはドライタイプより粘度がありますが、ウェットタイプよりサラサラしているので、結構量が出てしまうので注油しすぎに注意が必要です。
11. 最後はフレームの艶だしでピッカピカに仕上げ!
最後の仕上げは綺麗にしたフレームに艶を蘇らせていきます!トレックのバイクポリッシュはフレーム素材を問わず使用することができ、ペイントを痛めることがない独自の高性能な配合になっています!マット塗装にもほんのり光沢が出てしまうほどなので、艶消しを維持したい場合は、目立たない箇所で試して仕上がりを確認してから使ってください。
使用方法はマイクロファイバータオルに2〜3プッシュ吹きかけ、フレームに塗っていきます。塗り漏らしがないように全体をしっかりと塗り上げ、足りなければもう一度マイクロファイバータオルに吹き、塗っていきます。全体に満遍なく光沢が出てきたら洗車完了です。
最後に
スポーツバイクは日頃からしっかりとメンテナンスをすることで、ベストな状態を長く維持することができます。中でも洗車は、隅々まで目が届くのでトラブルの早期発見につながり、早めの手当てで修理費用を抑えることにもなります。シティサイクルと同じようにノーメンテナンスで使用していると大変なことが起こりますので、日々のメンテナンスは怠れません(本当はシティーサイクルもメンテナンスしてあげた方がいいんですけどね)。大事な相棒を労わってあげると、軽快な走りで応えてくれますよ♪
バイクプラスでは今回ご紹介したトレックのケミカル類以外でもお取り扱いがありますので、メンテナンスでお困りの際は是非ご相談にご来店ください。