Emonda乗りのMadoneインプレ!
朝から晩までこんにちは!
戸田彩湖店の松川です!別のブログでも書きましたが試乗車のマドンで千葉の房総でライドをしてきたので、普段エモンダSL6に乗っている私が、実際に走ってどうだったのかマドンのインプレをしてみます!
Madone SLR7 Gen7
基本スペック
フレーム:OCLV800カーボン
ホイール:Aeolus Pro 51
コンポ:Shimano Ultegra 8100シリーズ
ハンドル:専用一体型ステムハンドル
重量:7.48kg(カタログ値)
重量を見ると、エアロロードとは思えないような軽さです。以前まであったIso Speedを廃止し、新たにIso Flowテクノロジーを取り入れたことにより約300gの軽量化&空力性能アップを成し遂げています。そのため、じつはヒルクライムも出来てしまうという、まさに最高峰という単語が似合うバイクです。
新世代のマドンは、バイク単体ではなくライダーが乗車した状態での空力性能にこだわり、最適化させた結果、Iso Flowが誕生しました。
今回のライドですが、比べ安いように自分のエモンダからパーツを移植し、試乗車を一部カスタムさせて頂きました。
カスタムの一例として参考までに、
変更点
ホイール:Aeolus Pro51→Aeolus RSL51/62
タイヤ:Bontragar R3→Pirelli P zero Race 700×26c
サドル:Bontragar Aeolus Elite→Selle Italia SLR
ペダル:未取付→Shimano Dura-Ace 9100
となっております。重量は7.99kg(実測)とエアロロードにしては軽いほう
かなと!余談ですが自分のエモンダは8.0kg(実測)でした。
実際に乗ってみた感想
一言。素晴らしい。
私はEmonda SL6をカスタムし、平坦でも速く走れるようAeolus RSLホイールの51mmハイトをフロントに、62mmハイトをリアに装備しスプリントもしっかりできるバイクにしたつもりでした。しかしながら、到底マドンには及ばないことに今回走って気づかされました。オールラウンダーバイクに分類されるエモンダは色々な場面で活躍することが出来るバイクですが、それを上回ってくるのが新型マドンです。
まず平坦での巡行速度の維持がとても楽です。空力性能や使用されているOCLV800カーボンのおかげかエモンダに比べかなりパワーセーブが出来ます。そして下り。圧倒的です。漕がなくても勝手にどんどん加速していき、集団の後ろにいてもあっという間に先頭へ。一番空力性能の高さを実感することができました。
そして個人的に一番気になっていた上り坂ですが、さも当たり前かのようにエモンダより登りやすかったです。剛性、反応性が高く、ガシガシしっかりと登ってくれる感触で、登りがそれはもう非常に苦手でヒルクライムをさけているような私でもほんの少し楽しくなれるぐらいでした。
登りの性質としては、
エモンダ→軽い感じでスイスイ登れる
マドン→踏んだパワーそのままでガツガツ登れる
といった感じでした。
正直どこを取っても良い所しかなくデメリットと思えるようなことがほとんどありませんでした。
私の中での結論:とても素晴らしい。絶対に手に入れたい。 以上です。
新型マドンの魅力
満を持して発表された新型マドン。その魅力とは何でしょうか?あくまで私個人としては、
・目を惹くIso Flow
・太くて存在感のあるダウンチューブ
・一体型のマドン専用ハンドル
・スマートな正面からの見た目
・エアロカテゴリーとは思えない軽量さ
等々いろいろと上がってきます。
美しい見た目に釘付けになったことがある方も沢山いるのではないでしょうか?
魅力しかないような新型マドン。実際に乗って感じたメリット/デメリットをわかりやすく上げていきます。
メリット
・かっこいい
・所有欲の満たされ方がすごい
・初心者でも巡行速度が上がる
・空力性能が高い
・踏みごたえがしっかりとしている
・素早く動ける
・速く走れるジオメトリーになっている
・かっこいい(2回目)
デメリット
・高い
・ハンドル幅が狭く、慣れないと少し疲れてしまう
・Domaneと比べてしまうと快適性が少し、、
というのが個人的に感じたメリット/デメリットでした!
Iso Flowテクノロジー
軽量化、バイク全体の空力性能、そして優れた乗り味を追求した結果
皆さんご存じのような独特なフレーム形状が生まれました。
シートチューブとトップチューブを独特な形状で繋げることでヘッドチューブに
当たって流れ込んできた空気をIso Flowから排出。シートチューブに当たって乱れてしまう気流を綺麗に後方へ流すことで空力性能が高くなり、その形状から振動吸収もしてくれます。
また、かつての Iso Speed に比べ1時間につき60秒という驚異のマージンを生み出し、150gの軽量化にも成功しています。
乗り味としては、旧マドンのIso Speed調整を一番固くしたときと同じぐらいになっています。
Iso Flow一つで
・軽量化
・空力性能向上
・疲れにくい乗り心地
を達成しているわけです。もちろん剛性も高いのでスプリント勝負でも良い結果を残すことが出来ます。
新型のバーステム
走っているロードバイク。一番風に最初に当たるところといえば、、、?
そうです。ハンドルです。
エアロダイナミクスに高めるにはコックピット周りのデザインが非常に重要であり、今回の新型バーステムは最高の空力性能と乗り手を考えた設計を兼ね備えています。いままで2ピース構成だったコックピットを、ステムとハンドルを一体型にすることで空力性能を下げてしまう段差や溝を無くし、かつハンドルを固定していたボルトも無くなることで軽量化にも貢献。前作に比べ150gの軽量化につ繋がりました。
また、30mmのフレア幅にすることでブラケットを握る際は乗り手自体の空力性能を上げ、幅が確保されているドロップエンドを握った際はしっかりと力をいれやすくなっており、スプリントをする際全力を発揮することが出来ます。
新型マドンを手に入れるには!
さて、魅力が沢山ある新型マドン。
トレック独自のカーボン、OCLV800で製造されたMadonde SLRは自分だけのバイクを作れるカスタムオーダー"Project One(プロジェクトワン:通称P1)"のみでの販売となっております(例外はありますが)。P1はお好きなモデル、お好きなコンポグレード、お好きな色、ご自身にあったハンドルやサドルを選んでいただき、本国アメリカにて製作される、いわゆる"特別注文"のバイクです。
その特別感は最高峰のものであり、手に入れたくないという方はそうそういないでしょう。
P1についてはこちら
P1の注文時には、ハンドル幅やステム長な、クランク長など各個人に合わせたモノを選べるようになっており、これにフィッティングは欠かせません。
バイクプラスでは購入検討段階でのサイズフィッティングは随時”無料”で行っています。サイズフィッティングにてご自身に合ったフレームサイズ、サドルハイト、ハンドル幅、ステム長などを割り出すことが可能です。スポーツバイクのなかでも特にロードバイクは慎重なサイズ選び、パーツカスタムが必要不可欠なのです。
また、バイクプラスでは随時P1のご相談をお受けしているうえ、500円のプロジェクトワンカスタム相談予約にて営業時間前を利用することでご購入の相談やフィッティングをじっくりと行うこともできます。是非ご利用下さい!
スポーツバイクの詳しいサイズ選びについてはこちらをご覧ください。
P1は高すぎる!!!という方、新型マドンにはSLクラスの展開もございます。OCLV500カーボンで製造することにより、価格をおさえつつSLRクラスの伝説的な速さと空力性能を引き継ぐ性能を持っています。カラーはマットブラックとクリムゾンの2色。シマノ105電動コンポーネントとボントレガーAeolus Elite50カーボンホイールを標準装備しており、素晴らしい走りを比較的抑えめな価格で手に入れることができます。
気になる価格や詳細はこちら!
最後に
ここまで実際に走って感じたことをベースに新型マドンについて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
求めるものによってどのモデルにするのが良いかはありますが、特に強いこだわりがなく、足に自信のある人、カッコイイバイクがお好きならマドンを強くオススメします!
バイシクルオブザイヤー2023を受賞した新型マドン。乗って損することはないと私は断言します。ロードバイク乗り換えを検討されている方、新型マドンが気になっている方、是非店頭までお気軽にお越しください。実物を見て、乗ってわかることも沢山あるはずです。いつでも相談に乗りますので、ほんの少しでも興味がわいたら迷わずご来店ください。
バイクプラスでは、各店を新型マドンの試乗車が回っております。お近くの店舗での試乗スケジュールはバイクプラスホームぺージに記載してあります。是非試乗もしてじっくり考えてみて下さい。
皆様のご来店心よりお待ちしております!
あわせて新型マドンのライドブログも是非ご覧ください。