【講習会レポート】初開催!初心者ライド講習会とは?

2024年12月21日by さいたま大宮バイクプラス

皆さんこんにちは。

バイクプラスさいたま大宮店の猪瀬です!

バイクプラス全店で新たに取り組むライド&スキルイベント『初心者ライド講習会』。果たして『初心者ライド講習会』とはどういうイベントなのか?

今回は大宮店での初開催の様子に密着しましたので是非ご覧ください~

ロードバイク初心者ライド講習会

初心者ライド講習会の目的とは?

初心者ライド講習会で参加者が注目している様子

自転車は子供の頃から親しんでいる方が多いと思います。私自身も、幼い頃に河川敷で親に見守られながら練習した記憶が鮮明に残っています。

何度も転びながら、ヨタヨタと不安定に進むうちに、ついに自転車に乗れるようになった瞬間の感動は、今でも忘れられないほど嬉しい出来事でした。

しかし、その後はどうですか?

大半の方は自己流で自転車の乗り方、ルールを知り「これでいいか?」「多分大丈夫!」と正しいルールや乗り方を知らずに過ごしていると思います。

最近は自転車もルールが厳しくなりどんどん知らないことが増えていき、今のままでは楽しい自転車ライフを過ごしにくくなってしまう...

そうなる前にこの講習会に参加いただくことで、自分はいかに真っすぐ走れていなかった⁉、いかに止まれていなかった⁈等々自分ではできていると思っていたことが出来なかったという厳しい現実を再認識するかもしれません。(自分もまだまだ勉強中です。)

基本中の基本が難しいということを経験し、認識し、次回のライドから活かせるのがこの『初心者ライド講習会』だと思いますし、そのようになってほしいという願いもあります。

一緒にスキルアップを目指し、本当の脱初心者を目指していきましょう~♫

初心者ライド講習会の1日に密着してみた!

まずは座学から。

初心者ライド講習会 室内で注意事項を説明している様子

まず最初に、そもそもタイヤの空気圧は大丈夫か?車輪は固定されているか?ハンドル、サドルの固定や位置は大丈夫か?などなど基本的な自転車の乗車前チェックを進めていきます。

自転車に乗る前にまず大事なのが自転車の状態を確認することで、これらを怠るといかに自分が安全に走っていたとしても正しく走行できないので日頃から意識するのが大事かと思います。

また自転車に降りた状態で、手信号のやり方を実践してみたり、跨る正しい動作や説明、曲がる時、真っすぐ走る時のコツなどを口頭で伝授していきます。

駐車場でいざ実践!

スタート&ストップ【走る】

初心者ライド講習会 ロードバイクで止まっているときの姿勢

まず自転車に跨り、発進、止まって左足で着地するという「走る」の基本中の基本の動作を行います。

ゆっくり走っていてもブレーキングのタイミングが遅れ、停止線を越してしまったりするケースがあると思います。

ブレーキングのダメな例

初心者の方程、跨いで、漕いで(ビンディングの方はクリートを嵌め)、ペダルから足を外し、止まる。という一連の動作が多すぎて処理できない!ロードバイクの方はドロップハンドルに慣れないといけないのに!と苦戦する方が多いと思います。

大丈夫か不安がる参加者
実際にブレーキングして停止線で止まれた参加者

しかし何回か繰り返すごとにコツが身に付き今回の参加者2名とも上手く停止線で止まることが出来ました。

やはり意識する、経験してみるというのは大事な事だと教える側も思いました。

ブレーキング(急制動)【止まる】

ブレーキ操作に苦戦する様子

次はある程度スピードが出ている状態から、完全停止するブレーキング(急制動)を体験してもらいました。

スタート&ストップの時とは違い、スピードが出ている状態なので動作も素早くなりますし、上半身の加重移動やブレーキのかけ方(前7割:後3割)なども意識しないといけない動作です。

ロードバイクの急ブレーキダメな例

もし間違えると後輪が浮いてしまい一回転したり、バランスを崩す、そもそも止まれないという危ない状態になります。

停止線で止まる練習前の緊張の様子

参加者の方々も難易度が上がり初めは苦戦しており、停止線をはみ出してしまうことが多かったのですが、こちらも反復練習をすることで皆さん安全に止まることが出来ました。

参加者がブレーキングに成功した写真

見通しの悪い場所で車や歩行者が急に飛び出すケースにこの急制動が役立つので市街地を走ることが多い通勤通学の方々に特に体験していただきたい内容でした。

コーナリング【曲がる】

コーンを置いてロードバイクで曲がる練習をしているところ

次はコーナリングの練習です。

パイロンを設置して8の字のように大きく曲がってもらいました。意外と曲がる時に曲がる先を見ずに下や目の前を見てしまう方が多いです。

参加者がクロスバイクで8の字走行をする様子
ロードバイクのコーナリング時視線誘導

視線誘導というのはコーナリング時非常に重要で目の前の場所を直視するのではなくコーナーの先に目を向けると自然と曲がりやすくなります。

また足の位置も重要で、内足荷重の状態で曲がっているケースも少なからずあり、ペダルが地面に接触し転倒するリスクもあります。

なのでここでは、内足上げて外足荷重の曲がり方を意識する練習をします。外足荷重にすることで一定のところまで自転車を倒せてコーナリング時スムーズに素早く、安全に曲がることが出来るのです。

クロスバイクとロードバイクでスラローム練習をする参加者

また応用編としてスラロームの練習も行いました。

ここでは先程の視線誘導、外足荷重の両方を先程よりも短い間隔で行っていただくのでより意識が重要になります。

ロードバイクでスラローム練習をしている様子を後ろから撮影

皆さん最初は意識が追い付かず何となく曲がっている様子だったので、曲がり方の極意を教えるとめきめきコーナリングが上手くなっていきました!(極意は講習会でのお楽しみです。)

意外と出来ていない方が多いのでこちらも実際に体験するのがオススメです♪

片手運転&手信号

ロードバイクでハンドサイン

最後に手信号の練習を自転車の上で行っていただきます。

手信号を行うということは片手運転する状況下になることですから、その前に片手だけで走ってもらいました。

コーナリング時の加重移動、視線誘導がここでも役立ったおかげか今回は難なくクリアー!

次に実際に手信号を行っていただきました。

クロスバイクで手信号

手信号で止まる、曲がる、障害物などよく使う場面が多い手信号を行っていただきましたが、最終奥義的な感じでほぼこれまで行ったすべての動作が必要になるので難しかったかと思われます。

最初は止まれなかったり、ふらついたりするケースもありましたが、こちらも自然と行っていく内に出来るようになっていき最後は上手にすべての項目をクリアーしておりました。

ラストは市街地をグループライド!

教習所でいう所内のコースを使った練習が終わったので、いよいよ公道での実践時間です。

実際に交通量の多い市街地区間などを使用し手信号の最終練習を行いました。

今回習った曲がる、止まる、走る、手信号の他に交差点での2段階右折や車道での左側通行など実際に体験していただきました。

やはり閉鎖された場所であれば車や歩行者が来ないので安心できるのですが、公道だと状況が一変しあらゆる状況でも対応しなくてはなりません。

しかし、今回の参加者2名は事前に練習したこともあり難なくクリアできました。

皆様のご参加お待ちしております♪

参加者がグループライドする様子

いかがだったでしょうか?

皆さんは実際に正しい走り方、曲がり方、止まり方、手信号などなどご存じもしくは出来ていますでしょうか?

自分も10年ほどロードバイクに乗っていましたが、まだまだ知らなかったこと、間違って覚えていたことがあり反省しております。

そんな危ない状態で乗っている方が少しでも少なくなり、皆さんが気持ちよく安全にサイクリングライフを過ごしてもらえる手助けにこの講習会がなればいいなと我々は思っておりますので、是非皆様のご参加お待ちしております♪

一緒に成長していきましょう~