R7150新型シマノ105Di2の良さをスタッフが徹底解説!
港北店スタッフ全員が電動シフトユーザー!
新登場した話題の105Di2の魅力を余すことなくスタッフがご紹介!
電動時代突入!
電動シフトがついにミドルグレードであるシマノ105までやってきました。今までハイエンドに搭載されていた電動シフトですが、性能はそのままに大幅にコストが抑えられ、ミドルグレードの105で登場。多摩と所沢には試乗車もあり!
はなんと105Di2が搭載された完成車もTREKにラインアップ。105di2搭載最新モデルはこちら
そんな魅力的な105Di2を全員が電動ユーザーの港北店スタッフである松野、中村、輿石、丸山が余すことなくご紹介していきたいと思います。
シマノDi2とは?
約20年前、もともとは初心者向けコンフォートバイクにオートシフトとして登場したシステム。以来ロードバイクやMTBにも開発、進歩があり、レースからホビーまで愛されるアイテムになってきました。
信頼性のあるブランド「シマノ」が20年も進歩させ続けたシステムだからこれはもう安心しかないです!
初めてロードバイクを買おうと思っている方、昔ながらにアナログを好む方、それでもやっぱり電動ってどうなんだ?って気になるところありますよね。
機械式との違いは?
重量は?
トラブルはない?
バッテリーの持ちは
充電は?
変速のスピードは?
価格は?
いやいや最新の105Di2ホントすごいんです!一度電動を使ったらもう機械式にはもどれません・・・
①105Di2のブラケットはコンパクトで握りやすい
【松野】Di2の魅力的の一つとして大きいのはブラケットの大きさ。ディスクブレーキが主流になった今、機械式のディスクブレーキはブラケットが大きく、私みたいな手が大きくない人にとってはブレーキ&シフトがコントロールしずらく、めちゃくちゃ疲れるんです。特に厚めの冬物グローブをする時期はかなり苦痛・・・
105Di2レバーの縦幅は約37mm↓↓↓機械式に比べ縦だけで7ミリほどコンパクトに
機械式105のレバーは約44mm
しかし105Di2のブラケットはかなりコンパクトで握りやすい。指がブラケット下部までしっかりかかるのでバイクのコントロールが非常にしやすい形になっています。アグレッシブな姿勢をとりたい時、ダンシング時にしっかり握りこみができるので非常に力が入るんです!
さらにレバーを上から見たときにハの字を描いたような少し内側に入り込んでいるのも特徴。レバー先端上部を握った時にエアロポジションも取りやすくなっています。
②ショートストロークシフティング
【丸山】これもDi2ならではの魅力。機械式だとレバー内部でワイヤーを巻き取るためレバーストローク角が大きくなりますが、電動シフトはスイッチなので指から手首にかけての力がほぼいらず、軽いタッチで変速してくれます。特に機械式だと多段シフトは2段、3段と増えるごとに角度が大きくなりますが、DI2の場合長押しがそれに対応している為、何段だろうが変わりません!
105Di2のレバー↓↓↓
機械式105のレバー↓↓↓ストロークの大きさが全然違う!Di2はとにかく楽です!
何より感動するのがフロントの変速!軽いタッチながらチェーンを持ち上げる力がモーターでパワーが全然違います。個人的にはフロントディレイラーの速さ、正確性。ここも電動式を手放せなくなってしまう理由の一つです。
また多段変速機能はE-TUBEアプリを使用すれば、変速間隔の速度を5段階から選べたり、変速しすぎないようにリミットを設けたりと自分好みのカスタマイズができますよ!
レバーの形状がアップデートされ、スイッチがやや外側に出たことで変速のミスも少なく設計されているのもポイント!
さらにシフトスイッチの役割の変更もE-TUBEでできます。通常であれば右手でリアの変速、左手でフロントの変速と設定されていますが、私は変速ミスを防ぐため、4つあるシフトスイッチをカスタムしフロント、リア共に左右のレバーで操作しています。
レバースイッチのカスタム↓↓↓
③ガーミンなどのコンピューターと連携が可能!
【中村】105Di2はガーミンなどのサイクルコンピューターと連携可能です。
同期させれば「バッテリー残量」「ギア位置」「ギア比」などをガーミンで表示させることができます。
これなら何となく自分自身の充電タイミングがつかめますし、ギア比を意識し始めると後々のフロントシングルやスプロケット交換などのカスタマイズの参考にもなります!
ちなみにデュラエース&アルテグラと105Di2の価格差の一つとして挙げられるのがSTIレバーの先端上部にあるスイッチ。このスイッチをソフトウェアでカスタムすることで変速やガーミンの画面スクロールができるようになっています。105Di2のレバーにはこれが付いておらず、ここで差別化を図っています。
個人的にはサイクルコンピューターの画面スクロールを手元でできるのはかなり便利だと思っているので、コンポーネント交換をするときにSTIレバーだけデュラエースやアルテグラにするのは結構ありですね♪
③セミワイヤレスでスッキリ
【松野】シマノDi2が一番進化した点といえばセミワイヤレス化。ハンドル回りが非常にスッキリ。
STIレバーはワイヤレスになりスマートなハンドル周り↓↓↓
個人的にも同じシステムにに1年ほど乗っていますが、トラブルはほとんどありません。
メカニック目線でいうと配線が非常に少なくなったおかげでめちゃくちゃ組みやすくなりました!
エモンダやドマーネで組み立てるとエレクトリックワイヤーはなんと2本のみ。以前よりコストも抑えられている。エアロハンドルやダウンチューブを通す必要がなくなったので作業性がかなりUP。
エモンダにはシートチューブにバッテリーが内蔵され前後ディレイラーに配線
ちなみにDi2にするメリットとしてはシフトワイヤーの交換がいらないくなること。機械式のワイヤー交換であれば工賃が5~6千円。さらに良いワイヤーにすると+4千円。交換するのに約1万円ほどかかります。さらにワイヤーが馴染んだりすればその都度調整が必要です。1年間で調整交換が数回必要になります。
しかしDi2であればワイヤー交換を必要しません。落車などなければ基本調整は精度を保ったまま安心したライドを常に楽しむことができます。実際に港北店でDi2に交換した方が、その後変速のメンテナンスにいらっしゃらないなんてこともあり(笑)それぐらいトラブルが少ないんです!
④105Di2は12速に!貧脚にやさしい軽いギアを装備
【輿石】105Di2は激坂に対応したギア装備が可能です。
リア側11-34Tの他、デュラエースやアルテグラにはない11-36Tがラインアップされるようになり、36Tを手に入れた場合これはどんな激坂でも楽に上れるでしょう!私みたいな登りが苦手な貧脚には非常に助かる!
12速になったことでギアの落差も少なくなっているので、スムーズな変速はそのまま。
快適な機材を選び、今まで苦しんでいた傾斜のきつい坂道を自分の力で登りきる達成感をぜひ多くの方に味わっていただきたいです。
⑤バッテリーの持ちは?
【中村】気になるバッテリーの持ちですが、目安で1000㎞ほど。かなり持ちます!
乗る頻度、乗り方にもよりますが週末1~2回乗る方であれば1か月に一度充電すればOK。念のため乗る前にバッテリーは点検しておきたいですが、リアディレイラーのボタンをワンプッシュすれば一目でバッテリー残量がわかります。
緑点灯(3秒間) | 51% ~ 100% |
緑点滅(8回) | 26% ~ 50% |
赤点灯(3秒間) | 1% ~ 25% |
消灯 | 0% |
もちろんガーミンと同期させていればバッテリー残量の確認もできます。
⑥シマノDi2の充電方法は
専用の充電器が必要です。リアディレイラーに接続。フル充電で2~3時間で充電完了です。乗る前日にはバッテリー残量を確認して必要であれば充電しておきましょう。
⑦R7100シリーズ 105Di2の重量は?
【丸山】参考重量ではありますが、105Di2の重量は約2800g。
ちなみにアルテグラDi2は約2400g。デュラエースは約2100g。
レース志向の方なら当然デュラエースやアルテグラがおすすめですが、デュラエースともなると105との価格差が20万円以上。
もちろん重量などに差はありますが、ホビーユースなら性能と価格差を考えれば105でも十分すぎるぐらい
デュアルコントロールレバーST-R7170左右 | 423g |
ブレーキキャリパー BR-R7170前後 | 246g |
クランク FC-R7100 | 754g |
リアディレイラー RD-R7150 | 302g |
フロントディレイラー FD-R7150 | 142g |
カセットスプロケット CS-R7100(11-34) | 361g |
チェーン CN-M7100 | 252g |
ローター SM-RT70 | 266g |
バッテリー BT-DN300 | 52g |
合計(ケーブル、BBを除く) | 2798g |
⑧価格は?トレックのエモンダSLを105Di2に交換すると?
たとえば、エモンダSLを105Di2に交換すると価格は¥236,458(税込)(※バイクーオーナー会員様キャンペーン工賃適用の場合。
いまならバイクプラスでコンポ一式を購入いただいた方のみ交換工賃が半額に!2024年1月5日~3月31日まで。
ST-R7170&BR-R7170右前ブレーキ | ¥43,340(税込) |
ST-R7170&BR-R7170左後ブレーキ | ¥43,450(税込) |
FC-R7100 クランク | ¥21,010(税込) |
RD-R7150 | ¥33,000(税込) |
FD-R7150 | ¥17,820(税込) |
CS-R7100 11-34 | ¥7,700(税込) |
CN-M7100 | ¥4,005(税込) |
SM-RT70×2 160mm | ¥7,632(税込) |
BT-DN300 | ¥23,463(税込) |
EW-SD300 1200mm | ¥3,432(税込) |
EW-SD300 900mm | ¥3,341(税込) |
EW-SD300 固定タイ | ¥796(税込) |
EW-EC300 | ¥6,181(税込) |
TREKバッテリーアダプターW326749 | ¥2,500(税込) |
チェーンステーグロメットW600208(SL) | ¥1,100(税込) |
会員様キャンペーン価格の工賃 | ¥17,688(税込) |
合計 | ¥236,458(税込) |
※価格は2024年1月時点のものです。車体によって実際のお見積りとは異なる場合がございます。
105Di2が搭載されたTREKの完成車は?
2023年モデルより105Di2が搭載された完成車がNEWラインアップ!
TREK Emonda Sl6 Di2 Dnister Black/Trek Black ¥529,100(税込)
TREK Emonda Sl6 Di2 Quicksilver/Radioactive Red ¥529,100(税込)
まとめ
105Di2 いかがだったでしょうか?ミドルクラスながらハイエンドと変わらない性能、コストパフォーマンス。
機械式に比べメリットしかないクオリティ、価格差が大分ちぢまってきているので、これは電動にしない理由が見当たりません!初めてロードバイクを買おうと思っている方、コンポーネントを交換しようと検討している方、長い目で見たら絶対電動シフトがおすすめです!