SRAM RED eTap(イータップ)実力はいかに!!
ワイヤレスの電動グループセットSRAM eTap(イータップ)
eTap(イータップ)気になる使用感は?
eTap(イータップ)電動シフトとは⁉
電動シフトというとシマノDI2が最もシェアを占めており、近年ではかなり普及してきていますね。 精度もどんどん上がりアップデートで操作は自由自在、トラブルも比較的少ない。雨に弱いんでしょ⁉バッテリーが切れたらどうしよう・・・なんてもはやそんな不安を吹き飛ばしてくれる最近の電動シフト事情。そんな不安よりメリットとして大きいのが何よりシフトチェンジの操作が『クリック』でいいこと。 機械式ですとレバーを押し込むストロークを必要とします。つまり、レバーをグーッと押し込まなければワイヤーを引っ張ったり、緩めたりすることができません。ですが電動シフトはマウスをクリックするようにちょこんとタッチすればいいのです。手の力を必要としませんし変速のミスもかなり少なくなります。 SRAMの機械式ですと特にダブルタップになりますので押し加減によっては軽くしたいときに間違って重くしてしまったりの変速ミスがかなり多かったのですがeTap(イータップ)にしたことでそれが解消されました。←ここが個人的にお気に入りポイント♪SRAM eTap(イータップ)変速の方法が全く新しい
リア変速(重くする)
リアの変速を重くしたい場合は右レバーをクリックします。 長押しで多段変速も可能。
リア変速(軽くする)
リア変速を軽くしたい場合は左レバーをクリックします。 こちらも長押しで多段変速が可能です。フロント変速
フロントの変速は左右のレバーを同時に押します。インナーの時はアウターへ、アウターの時はインナーへと変速していきます。 最初はなんだこれ!リア変速頭使う・・・なんて思っていましたが、慣れてしまえば非常にシンプルな操作方法かなと思います。カセットスプロケットを後ろからイメージして右に動かすなら右レバーを左に動かすなら左レバーをなんて考えています。フロントの変速も両方のレバーを動かすことはそんなに負担はなく、むしろ力が入るような気がしていい感じです。 eTap(イータップ)はシマノDI2に比べクリック感がいいのが特徴的です。押すと『カチッ』としっかりとしたフィーリングがあり、個人的に気持ちよく変速できます。冬物グローブでもしっかりクリックできるので操作感も抜群です。ブラケット形状
ブラケットも非常に考えた作りになっています。レバーのリーチを4段階に変えることができるボルト付き。手が小さい方でも安心の設計です。また、ブラケットも細身になっており、しっかり深くまで握りこむことができます。 個人的に今までは機械式のアナログ感を好んでいましたが、いざ電動を使用してみるとメリットばかり。なぜ今まで導入しなかったのだろうと・・・きっと今までは機械式の方が価格も手が届きやすいし、クリック感もいいし、なんとなく電動はトラブルが多そう、なんて変なプライドやイメージを持ってしまって敬遠していたかもしれません。ここまで完成度が高いと某スタッフがいつも言うようにもはや機械式には戻れないと思ってしまいます。eTapのバッテリーは?
気になるバッテリーの持ちは?
バッテリーはリアディレイラーとフロントディレイラー側部についており簡単に取り外しが可能です。ボコッと少し目立ちますが意外と軽量で20グラムそこそこ。出っ張るので輪行の際は外したほうがいいかもしれません。 専用の充電器で充電。充電時間は45分。 満充電で使用の場合 フロントディレイラーは90時間 リアディレイラーは60時間 距離でいうと1000Kmほど持つとのこと。もちろん現状のバッテリー残量を確認することもできます。 ちなみに前後ディレイラーのバッテリーは同じものを使用するので万が一どちらかが切れても前後を入れ替えて使用することも可能です。レバー側にも電池があります
レバー内部にも電池があります。こちらは充電式ではなくボタン電池(CR2032)が左右のレバーに入っています。 しかしこれは最長2年持つとのこと。充電は専用の充電器で
充電は専用の充電器を使用します。 充電時間は45分と短く、さくっと充電できますね。eTapパッケージもスゴかった!
まるで宝石箱
入荷したときの感動ときたら♪パッケージがとっても豪華。 まるで宝石箱のようですね♪一つ一つ小分けに
レバー、ディレイラーなどパーツ一つ一つ小分けにされています。 このパッケージはなかなか捨てられない・・・取り付け、調整簡単eTap(イータップ)
ワイヤレスが魅力的なeTap(イータップ)
イータップの魅力といえば他社にはない無線方式を用いているところです。見ての通りハンドル周りはスッキリしています。ケーブルがないため、おかげでハンドルがとても軽い! いままでメカニック泣かせといわれていたケーブル内装型のフレームでも、内部にケーブルを通す必要がなくなるので非常に取り付けが簡単。後は各パーツのペアリングをしていきます。ペアリングを行います
シマノDI2のように細かい調整やバッテリー残量の見れるジャンクション(ケーブルの集約パーツ)が存在しませんが、イータップはリアディレイラーにそのジャンクションの役割があります。つまりリアディレイラーとそのほかのパーツをペアリングしていく形になります。 レバーやフロントディレイラーをリアディレイラーに近づけてボタンを押しながらペアリング。数秒で完了します。さすがワイヤレス
無線なのでこんな離れていても反応します。 フロントディレイラーの『ウイーン』と動く機械音もいい♪細かい調整も簡単に
すべてのパーツがペアリングできたらディレイラーの細かい調整をします。 機械式だとワイヤーの調整にあたる箇所はレバーの二つのボタンを長押しすることで微調整を繰り返します。シフトアップ、シフトダウンを考慮しながらチェーンやカセットスプロケットに引っ掛かりがないか確認していきます。ついに完成!eTap(イータップ)気になる重量、価格は?
eTapの価格は?
ついに完成!見た目もぐっと変わりました。重量は機械式とほぼほぼ変わらず。ですが、電動にするメリットは非常に高いと思いました! SRAMにあまりいい印象がないと思っている方、もはやそれは払拭できそうな完成度。 今年からSRAMの代理店がインターマックス社になり価格も大きく変わっています。お高いんでしょ⁉もちろんそれなりの金額はしますが、だいぶ手が届きやすくなったと思います。シマノDI2デュラエースのフルセットより安いかも・・・ 価格はクランクなどを含むフルセットで¥328,930(税抜)、etap変速機セットで¥197,000(税抜) ※ 2016年11月現在の価格です。SRAM Red eTap(イータップ)動画
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