TREK FX3をカスタム!乗り心地と軽量化を追求した半年間の進化
朝から晩までこんにちは!戸田彩湖店の松川です。
2024年5月末に発売された新型トレックFX3。フルモデルチェンジなだけあって前FX3よりかなり見た目が変わりましたね。発売と同時にFX3 Gen4(以下FX3)を購入し、夏頃にカラーパーツでのFX3カスタムをご紹介しましたが、その後も思うがままにカスタムした人がいるとか、、、誰でしょうね?
と、いうことで!!!!
購入してからおよそ半年ほどかけてカスタムした内容やその変わり様をご紹介させていただきます!
FX3のモデルチェンジに関する詳細はこちらをご覧ください。
【ベース車体】新型TREK FX3 Gen4とは?
モデル:TREK FX3 Gen4
カラー:Era White
サイズ:Mサイズ(適正身長165-175cm、適正股下77-83cm)
重 量:実測11.7kg(カスタム前のノーマル構成)
Gen3から大幅なモデルチェンジを果たし登場した、街乗りからサイクリングまで幅広く活躍する、一押しのクロスバイク。実際に30kmの道のりを通勤で使用してみましたが、ゆったり走れば全く問題ないレベルで快適に走れる個人的には素晴らしいバイクだと思います。
カーボンフォークが故に路面からの振動吸収性が良いうえ、発進や加速もスムーズでストレスフリー。1×10速の新型CUESを搭載しており、ギア比も十分。スポーツバイクの1台目や街乗り用の足としてイチオシ!
- 軽量アルミフレームに1×10ドライブトレインを搭載
- シマノ製油圧ディスクブレーキで雨でもしっかり止まれる
ハンドル交換
FX3を購入すると、グリップ部に特製クッションを貼り付けられている、Bontrager Satellite Plus IsoZoneハンドル(詳細)が標準装備されています。もちろんこのままでもいいのですが、軽量化&幅広化をするためBontrager RSL MTBハンドルバー(詳細)へ交換。ステムハンドル一体型なだけあってめちゃめちゃ軽いです!カタログ値で430gの軽量化になります。
ハンドル軽量化のメリットは数字の軽さだけでなない!
ハンドルなどバイクの上部に位置するものを軽量化するとバイクの振りが軽くなり、数値以上に車体が軽くなったように感じるので、軽量化という点を重視するならハンドル交換はかなりオススメ!
RSL一体型ハンドルを前から見るとRSLのロゴが刻まれている
こちらの一体型ハンドルにする前、実はほかのハンドルを使っていました。それが、Bontrager Kovee Pro Carbonハンドルバー(詳細)。ハンドルのみとなっており、RSL一体型よりも導入コストが低い代物です。これでも十分軽量化はできるのですが、カスタムをするなら最高峰を!という欲望に負け、一体型の購入を決めました。
RSL一体型ハンドルの、乗っていて見える部分にRSLの正式名称が刻まれている
結果、それはもう大満足のハンドル回りが完成。明らかに軽くなっており、立ちこぎも以前より楽々に。さらにハンドル幅がかなり広くなっていることで安定感もアップ。
さらにさらに、カーボンハンドルのため程よいしなりが生まれ、手や腕にかかる負担がかなり下がります。上半身の疲れが軽減されることで日々の街乗りや通勤ライド(およそ30km)が楽しくなりました。
シートポスト交換
ERGON CFシートポスト
かなり奇抜な見た目をしていますが、乗り心地はもはや魔法!?
軽量化にもなって、かつ乗り心地が変わるシートポストを交換。
乗り心地的にオススメしているのはERGON CF オールロード プロカーボン シートポスト(詳細)
戸田店スタッフ中村絶賛のシートポスト。シートポスト自体が2分割されており、サドルレールを固定するフリップヘッド上のピボットにはベアリングが内蔵。
シートポストがしなってもサドルの水平が保たれるので違和感もなし!それでいてカーボン製なので240gと軽量(純正のシートポストは実測330g)。軽量化もしつつ乗り心地が大幅にあがる、素敵なカスタムです。
軽量化という点で見るならばオススメはBontrager RSL 27.2 シートポスト(詳細)。
松川が実際に使っていますが、乗り心地の良さは上記ERGON製には劣るものの軽量化としてはかなりイイ一品。実際に使っているシートポストは実測で190gと、150g近い軽量化ができます。そしてなによりRSL(Race Shop Limited)の名が刻まれており、特別感は中々。上部が細身になっていることも良いポイントの一つですね!
タイヤ交換
ピレリグラベルタイヤ
乗り心地が快適になるものといえば!チューブレスですね。
FX3 Gen4のホイールはチューブレスレディ対応となっており、専用のリムストリップとチューブレス用バルブ、そしてチューブレスレディのタイヤがあればOK!チューブレス化のためにホイールを変えなくてもいいんです!
ということで、河川敷のちょっとしたグラベルも走ってみたいため、Pirelli Cinturato グラベルHタイヤをチョイス。チューブレスレディ/クリンチャー両方に対応。チューブレスにすることでクリンチャーよりも低圧で走ることができ、乗り心地アップ!多少のパンクであれば内部に入れるシーラントがふさいでくれるので出先でのパンク修理(チューブ交換)頻度が減少!
大事な幅ですが、FX3の最大タイヤ幅である40cを履かせました。幅が広がることによって路面からの振動をタイヤがより吸収してくれるので、突き上げの振動による疲れが軽減されます。
また、幅広ハンドルを使用した場合、細めのタイヤだと相性の問題でハンドルコントロールが悪くなってしまい、結果安定性に欠けることもあります。
ペダル交換
TREK Line Pro
FX3にはBontrager Cityペダル(詳細)が付属してきますが、TREK Line Proペダル(詳細)への交換を強くオススメしています。ペダルを選ぶうえで重要なポイントは、滑りにくさ、耐久性、そして見た目です。
Line Proペダルは踏み面からアルミ製のピンが突出しており、これが靴をがっちりホールド。雨などでも滑りにくく踏み外してしまう心配が減ります。
また、交換できるピンとやアルミ製の丈夫なボディ、完全に分解することができる内部機構を備えており、メンテナンスをすることで長く使い続けることができます。
そして何よりのおすすめポイントはそのかっこいい見た目。シルバーとブラックのカラーリングがバイクの雰囲気をよりシャープに、よりカッコよく仕上げてくれます。
ローターを軽いものに交換
軽量化&見た目の良さから、KCNC製のブレーキローターに交換。純正のシマノ製ブレーキローターに比べかなりシャープな印象を与えてくれます。見るだけでかっこいい!※シマノ製よりもブレーキ性能は下がります。
その他細かなカスタム
上記のカスタムでかなりガラッとFX3の乗り心地や加速感は変わります。が、せっかくのカスタムならばと見た目にかかわる部分をカスタムしてみました。過去のブログでもご紹介しています(こちらのブログ)。
カラーカスタム
モチベやライド中の満足感がぐっと上がるのがカラーカスタム。店頭でのご案内時にもちょくちょくオススメしていますが、それほど高くない金額でできるカスタムです。
ヘッドキャップ
まず乗っていて一番目に入ってくるカラーカスタムとして、ヘッドキャップを交換。【Wolf Tooth Ultralight Stem Cap and Bolt】のパープルカラー。個人的に紫が好きということもありチョイスしてみました。これだけでも結構雰囲気は変わります。
コラムスペーサー
ヘッドキャップに紫を入れたら次はコラムスペーサー。【Wolf Tooth Precision Headset Spacer】のパープルとゴールド。3mm、5mm、10mm、15mmから選ぶことができ、15mmのスペーサーにはWolf Toothのロゴが刻まれています。
シートクランプ
ヘッドキャップとコラムスペーサーに差し色を追加したうえで、カラーカスタムのバランスを取ってくれるのがシートクランプ。【Wolf Tooth Seatpost Clamp】のパープルをチョイス。これで程よくいいバランスが取れます。
【カスタム費用】軽量化にはお金がかかるがその価値はプライスレス!
参考程度ですが、カスタムにかかったパーツの総費用の内訳は2024年11月現在の価格で、
- ハンドル:¥69,900
- シートポスト:¥32,900
- タイヤ:¥22,000
- リムストリップ:¥7,400
- チューブレスバルブ:¥3,600
- ペダル:¥14,900
- ヘッドキャップ:¥1,650
- コラムスペーサー:¥1,760
- シートクランプ:¥4,070
- バルブキャップ:¥1,320
- ブレーキローター:¥7,040
合計:¥166,540 !!
だいぶ驚愕するレベル。
パーツの選定やどこまでこだわるか次第で金額についてはかなり上下しますが、一つ言えることは、カスタムをして後悔したことはない。これに尽きます。
もはや車体の金額を超えていますが、オリジナルとはかなり違った走りを見せてくれるうえ、楽しく走れるカスタムになっているので満足度は非常に高いです。
【まとめ】カスタムで乗り心地と軽量化を実現したTREK FX3
ここまで松川のFX3軽量化&乗り心地アップカスタム内容をご紹介してきましたが、乗り心地は言うまでもなくラグジュアリーレベルにアップ! 軽さはというと実測11.7kgから10.9kgと、800gもの軽量化に成功!
乗り心地を重視しながら軽量化を施すとなかなか重量を減らすことが難しくなりがちですし、かなりの金額になってしまいますが、やり始めると色々こだわりたくなってくるカスタム。そこに正解などなく、乗り手の数だけカスタムの数も存在します!
軽量化などの実用性にかかわるカスタムから、ただただ自己満足の極みであるカラーカスタム等、こうしてみたい、こういうバイクに乗りたいなどご要望があればお気軽にスタッフまでお問い合わせください。
可能な限り全力でカスタムをお手伝いさせていただきます!
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