通勤年1万km走行スタッフによるエモンダSL/SLR乗り比べインプレ!
さいたま大宮店スタッフの瀧澤です!年間通勤で約1万キロ乗っている通勤ライダーです。そんな私がエモンダSLからエモンダSLRにアップグレードして早一年が経ち、エモンダSLとエモンダSLRのフレームをとことん乗り込んで直感的に感じた感想を書いていきたいと思います!
乗り心地
エモンダSL
エモンダSLのフレームにはOCLV500カーボンが使用されており高い剛性としなやかさがあります。初めて乗った時の印象は全体にしなやかさがあり地面から衝撃のクッションがすごく良かったことです。座り心地もシートマストキャップなどの恩恵もあり柔らかな座り心地で、漕いでいる時もお尻のクッション感は変わらずペダリングもしやすいです。
エモンダSLR
エモンダSLRになるとフレームがOCLV700になり、トレックのカーボンシリーズの中で最も高剛性で最軽量のカーボンが使用されます。全体の剛性が上がるためかっちりとした座り心地ですが、地面からの振動は少なく高い剛性の中に柔軟性を持っている印象でした。また、下ハンドルをもって力強く漕ぐ際もお尻が沈み込むような感覚も少ないので、お尻から足へと力を入れやすくなります。
座り心地は違うが乗り心地はとても良い
乗り心地はどちらも良くフレーム剛性が上がると乗り心地が低下するといわれがちですが、そんなことも感じさせないくらい乗りやすいです。
最初はお尻へのダイレクト感の違いで硬いイメージがつきやすいのですが、地面から来る振動はかなり軽減され乗っているうちに硬すぎるというイメージはなくなると思います。
エモンダは軽量タイプのフレームに位置付けられますが、ヒルクライム以外にアップダウンの多いコースはもちろん、平坦基調のロングライドなどもこなせます。
走行はそれぞれのフレームごとの良さが際立つ
エモンダSL
漕ぎ出しは軽く無駄なく踏み込みの分加速する感じです。また踏み心地はBB90による足回りの剛性感も高くなっているので踏みごたえも抜群です。
フレームの設計上平坦などはガシガシパワーで漕ぐよりも、ペダルの回転数をあげてペダルから力を無くさない漕ぎ方と相性が良いです。
ダンシングはフレームの軽さとしなやかさがあるので左右に振りやすく加速も踏み込んだ分加速してくれます。
登りは軽さとフレームのしなやかさを活かしてペダルにトルクをかけてグイグイ進んでいけます。走るシーンによってホイールを付け替えるとさらに走りにキレが増します!
エモンダSLR
漕ぎ出しからかなり変わります。エモンダSLと同じように軽く無駄なく加速をするのですが、さらに加速に伸びがあります。
完全に停止したところから中速までに入る時間が極端に短くなるくらい加速感が良く、踏み込んだ分フレームが力を推進力に変えてくれてグイグイ進んでくれます。
またフレームが軽すぎてふわふわした感覚になると聞いたことがありますが、エモンダSLRはそのような感覚が無いです。
踏み心地はBB周りはもちろんフレーム全体の剛性が上がっているためダンシング(立ち漕ぎ)で思いっきりペダルに体重をかけて漕いでもフレームがしなる感覚もないです。
下ハンドルを持って力強く漕いだりダンシングした時などフレームにねじれるような力がかかった時もよりダイレクトに力を伝えられている感触になります。
登りに関してはフレームの硬さを生かしてペダルをクルクル回すように漕いで行けます。
操作感は抜群の安定感
エモンダSLとエモンダSLRのフレームジオメトリーは同じになっているのでフレームサイズを変えなければ同じポジションで乗れます。
乗り心地などは変わってしまいますが、操作感覚は同じ感覚で操作でき、スピードの緩急はどちらもとてもしやすいです。
ハンドリングはより細かい動きまで反応してくれるので、ハンドリングにクセがなく操作がすごくしやすいです。
短いホイールベースBB下がり量も少なく車体も軽量なので、ペダルを踏み込んだ時の反応も良く、ダンシングした時に自転車を左右振りやすいです。
フレーム形状の違いとしてはエモンダSLRはエモンダSLと比べるとトップチューブがほっそりとしているので、ダンシング時にフレームと足の接触も少なく感じました。
スタッフ瀧澤のエモンダslrご紹介
普段からエモンダslrで片道30キロしている私ですが、そんな私のこだわりカスタムエモンダをご紹介させていただければと思います。
コンポーネント
アルテグラ6870シリーズdi2
コンポーネントはアルテグラのdi2を使ってます。私自身変速をかなりするのと、通勤でほぼ毎日使うのでその中でもできるだけトラブルが起こらないようにとメンテナンスも最小限で済むので使っています。
レバー操作もスイッチになるので少ない力でよりイメージ通りの変速ができるのも使っているポイントです。
ホイール
フルクラム スピード40c
もともとアルミホイールを使用していましたが、もっと快適に進むホイールがいいと思い選択。特徴としてリムハイトが40ミリのセミディープホイールなので登りも平坦もバランスよくこなせるオールマイティなホイールです。
フルクラムお馴染みのUSBベアリングで回転もよく、踏み心地は硬い踏み心地の中に少しだけ踏みしろがあり足にガツガツ来すぎないのがお気に入りのポイントです。
ハンドル
ウルサス MAGNUS H.01 INTEGRATED BAR
ハンドルを探してる時にたまたま見つけてつけてみました。ハンドルの中にワイヤーが内蔵でハンドルサイズによってリーチやドロップの長さが違い、フィッティング性がとても良いです。
また専用のスペーサーが付属しており、マドンのハンドルに少し似ている所もあります。
サドル
フィジーク アンタレスR3
柔らかすぎ硬すぎないサドルで、柔軟性などによってライナップがされているサドルです!サドル幅は少し広めになっており、安定したペダリングがしやすく座り心地もよく気に入っています。
最近はショートノーズサドルなんかにも興味があるので近々使ってみたいと思っています。
まとめ
エモンダslからslrに乗り換えて乗り心地や走行時の感覚などは大きくかわりました。フレーム重量はもちろん剛性が変わるだけで自転車の進み方が全然変変わると実感できまた。
エモンダが軽さと反応性を生かしたロードバイクなのでヒルクライムはもちろん、アップダウンのあるコースなどもオススメです。もちろん乗り心地もいいのでロングライドなどもこなせますし、特にストップアンドゴーが多いようなコースでは軽さによる加速性がより走りやすくしてくれます。
クセがなく軽量でオールマイティな走り方ができるロードバイクが欲しいという方にはオススメのロードバイクです。
エモンダのことに限らず、なんでも聞いてください♪