初のシクロクロス?!秋ヶ瀬公園で開催されたバイクロア7に参戦
戸田店から自転車で15分、バイクロアの会場は秋ヶ瀬公園
毎年、秋ヶ瀬公園で晩秋に開催されるバイクロア。未舗装のコースを走るシクロクロスというジャンルのイベントなのですが、フェスっぽい雰囲気もあって、本格的なレースというよりはかなり和気あいあいなイベントです。 シクロクロスバイクで参加する人が多いですが、マウンテンバイクで参加している方も結構います。家族連れでも楽しめるようにキッズエントリーもあり、子供から大人まで幅広い世代の人が参加しているので、車種も何も気になりません。仮装して参加している方もいますし。とにかく自由度が高いのもバイクロアの魅力です。この日のために通勤用バイクをマウンテンバイクに!
私はシクロクロスは持っていませんが、この日のために今年の秋、通勤用の自転車をクロスバイクからマウンテンバイク『エクスキャリバー7 WSD』に買い替えました! 車体が重たくなることを承知のでわざわざマウンテンバイクを選んだのは、バイクロアに出るためです。買い替えの理由の80%と言っても過言ではありません。だから今年は本気。戸田店のオープン時間12時までには戻れるようなレースにエントリーしました。 2日間開催で、数多くのレースが開催されます。本格的なシクロクロスレースはもちろん、15分~30分程度の個人参加のビギナークラスやレディースクラス、2~4名のチームを友人や家族単位で作って90分間リレー形式で行うレース、デニム地のものを身に付けて走るデニムクラス、仮装して走るレースなど、幅広いジャンルが用意されているため、イベントに初めて出る、さらにシクロクロスに初めてチャレンジという方も気軽に参加しやすいです。90分ラリーのチーム戦にエントリー
私は9時30分スタートの90分ラリーというレースに友人と3人チームでエントリーしました。『単純計算で一人30分でしょ、余裕余裕~』なんて思っていたらとんでもない!1周1.5kmくらいだと思いますが、1周するだけでもめっちゃシンドイ。2周交代でリレーしていたのですが、かな~り息が上がります。 メイン会場の周りは走りやすい土のコースで、程よく蛇行していて、見ているとすごく楽そうに見えるんです。いやしかし、見るのと走るのではこうも違うのかと。 メイン会場から一旦離れると、秋ヶ瀬公園にこんなところあったの?!って思うような林道に入っていきます。空気がとても静かで、人の気配もなく、急に孤独感がやってきます。で、そこからがしんどいんです。泥の重たさにビックリ…
観戦にいらしていたお客様に翌日お写真をいただきました!この車輪のあとがくっきり残る泥ゾーンがしんどかったんです。。。
密に計算されつくされたかのような、ほど良い水分を含んだ泥地帯が点々と。雨のあとというわけではなく、コースとして作っているそうです。
泥ってこんなにも自転車が進まなくなるものなのか…という肉体的な辛さと、気を抜いたら滑って転ぶなというプレッシャーとで、気が気じゃありません。しかも、周回が変わる度に、轍で泥の形状が変わっていて、こんなに傾斜あったか??と通る度、恐怖が増していきます。
メイン会場から離れた森森の向こうには、いろんなトラップが待ち受けています。ここから先、孤独な戦いです。
そして、ところどころに妙な段差が用意されています。木の板であったり、倒木であったり、遊歩道と森の境目であったり、段差の大きい場所は、自転車を降りて押していきます。私はマウンテンバイクでサスペンションもついているので、大抵のギャップはそのまま乗り上げました。
おっ、結構行けるじゃん!と油断してたら次の周回で転びましたけど…倒木が浮き上がってきてしまって。サイクルコンピューターが吹き飛びました。こういうレースではストラップでハンドルバーに繋いでおかないとなと、一つ勉強になりました。。
障害物は担いで乗り越えますが…
ボルダリングブロックが設置されていて、観戦している人も楽しめる仕様に!
ピットエリア過ぎたところに、フライオーバーと呼ばれる障害物が設置されています。片方が階段、片方がスロープの台形をしています。上手な人は、階段の手前でスムーズに降りて、3~4段飛ばしで自転車を持ち上げつつ駈け上がります。
でも私は下手くそなので、まず手前でタイミングよく降りられず、さらに自分のバイクの重さにビックリして、なんとか持ち上げて1段ずつ這い上がる感じでした。2周目でようやく2段飛ばしで登ればいいんだということに気づきましたが、滑稽なステップでどうにか登りきっていました。反対側のスロープを降りるのはとても気分がいいのですが。
重たいってやっぱりツライ。前輪をガタガタぶつけながらどうにかこうにか。
マウンテンバイクで乗ったまま階段を登りきっている方もいて、あんな風に乗ったまま全段駆け上がれたら、カッコいいだろうな~と思うのですが、実際のなんと滑稽なことか。
障害物は担ぐ、そのタイムロスをいかになくすかがシクロクロスの醍醐味なんですね。やっぱり車体が軽いって大事!と思いつつ、マウンテンバイクのサスペンションと太いタイヤのおかげで段差も泥も越えられたということもあって。周回数を競うレースではありますが、タイム優先ってことでなければ、車種はなんだってOKだと思います。
コース途中で観客の方がお菓子とか差し出してくれたり、ゆる~い感じがまた良いです。
なんだかんだで終わってみれば…
山に行かなくてもオフロードが楽しめるなんて最高!という気分と、レースという昂揚感と、未開拓のジャンルに初挑戦した興奮で、レース中のきつかったことなんて吹き飛んでしまって、なんかよくわからなかったけれど楽しかった!という気持ちしか残ってません。 戸田彩湖店まで、自転車で15分ほどという立地も最高です。 最近、エクストリーム出社という言葉を知ったのですが、エクストリーム、つまり『過激』なアクティビティを出勤前に行うことなんだそうです。バイクロアはまさにエクストリームアクティビティ。これが流行りのエクストリーム出勤だ~と朝はウキウキしてたんですけど、疲れました。仕事中ずーっと足ガクガクしてました。 でも来年もきっと出場します!
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