TREKフルサスマウンテンバイクがeMTBになったらそりゃもう最高♪
所沢店相田です。昨日入荷組み立てしたばかりのEマウンテンバイク(e-MTB)「TREK Rail 9.7」。今最も関心が高いバイクかも知れません。
「海外ではものすごいブームみたいだけど、e-MTBってどーなのよ? 買いなの?」という部分の答えを探しながら走ってきましたので、じっくりご覧ください。
実は、修学旅行で家族のお土産にと京都駅で買った生八ツ橋「夕子」それを帰りの東海道新幹線車内でもー我慢できなくて食べてしまいたくなる...そんな衝動(要するに乗りたくて乗りたくて仕方なかったということなんですが)に駆られ、早速今朝ダートに試走に行ってきたんです(笑
いやー、楽しかったです!! 最高です最高!!
昨日入荷して急いで組み立てた出来立てのホヤホヤのeMTB。写真手前がレイル、奥の赤黒のモデルがハードテイルタイプのeMTBである、PowerFly 5 というモデル。昨日の写真です。
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写真はパワーフライのものですが、レイルも同じものがついています。左手親指で+−のボタンを押すとモードが変わります。
ペダルを回している時の力加減にアシストの力加減が最適化されている上に、回す力を少し強めたりした時のアシストの反応の速さにも感動。
こんなに重たい車体でも、ペダリングにガンガン力を加えていくとあっという間に時速20kmは超え、さらに力を緩めずに漕いで行けばアシストが切れる24kmまでもあっという間に加速できます。時速20km前後での巡航はアシストが一定に効いているので本当にペダリングが軽い!!軽い!!軽い〜!!!!!
24km規制は、僕たちのようなレーサーではなくファンライド的要素を好むマウンテンバイカーにとっては必要十分な速度であり、車道で比較的安全に車体をコントロールできる安心感ある程よい速度域な気があらためてしました。乗り出す前のイメージとしては海外のように時速30kmでも40kmでもアシストがきくEバイクって楽しそうだな〜と思っていましたが(笑
このバイクは200mmローターで対抗2ポッドの油圧ディスクブレーキを搭載していることもあり、あまり効かない印象が強い電動アシストママチャリ(パパチャリ)と同じ枠に括られていていいのか?シティサイクル系のアシストが切れる速度上限をもっと下げる必要はないのか?と逆に疑問に感じるくらいです。まあそのブレーキは車道走行ではなくトレイルでのダウンヒルでこそ必要になる性能なんですが。
それにしてもこのペダリングの軽さ、北風の強い真冬の朝っぱらから、まさか体が全然あたたまらないまんまライドが終わってしまうのではないか!?と少し心配になるくらい。ホント体力を消耗することなく時速20km前後で巡航できました。
平地で速度を出したい人には、eバイクよりも軽量で漕いだら漕いだ分だけスピードが出るロードバイクやフラットバーロードの方が適しているんじゃないかと思います。
逆に、速度はあんまり気にしないけれど適度に運動しながら、自然を感じたり風を感じたり日差しを感じたりしたいというサイクリストにはオンロード用途でもeMTBは全然おすすめですね。その場合はフルサスでも楽しめますが、ハードテイルタイプの「TREK POWERFLY 5」がドンピシャだと思います。クロスバイクの様な軽快な走りが欲しい方には「TREK Dual Sport +」もオススメです。
登りに差し掛かった途端にBOSCHのアシストが本領を発揮!!
この先左にカーブしながら斜度をあげていく坂なんですが、グイーン!!というよりむしろバビューン!!というイメージで一気に登ってくれます!
足がサイボーグになったというか、マウンテンバイクにすごい体力を持った中の人がいるというか、背中を押されるのではなく、引っ張り上げてもらえているような感覚です。
いつもこの坂を上るのに苦労してたんですが、今回は「むしろもっと登りたい!欲」にかられ、eMTBに魅了されちゃいました♪
写真はテイクツーで、テイクワンはインスタ動画(4枚目になります)を公開してあります。
https://www.instagram.com/p/B6mRwIUgVU8/?igshid=yi1f588l72f8
で、ここから先が砂利道になるんですが、今回は特に楽しすぎたため写真は全然撮影していません(笑
クロスバイクタイプのEバイクを使ってヒルクライムに出かけたスタッフのライドブログも面白いのでぜひ♪
悪路の登坂は、後輪をスリップさせないようにすること、前輪が浮かないようにすること、足を回し続けること、などを意識しつつ、フラフラさせることなく進むべき方向に前輪を向けることがキモ...と下手なりに思っているんですが、このバイクなら悪路の登坂スキルが全然なくても大丈夫〜!
アシストのおかげである程度の速度を維持し続けることができるので、足も回し続けやすく、前輪を進むべき方向に向けてさえいれば面白いようにグイグイグイグイ登っていきます。
車体が重たいから車輪を地面にしっかりと接地させられること、車輪径の大きさ故にギャップを乗り越えやすいこと、タイヤが太いからグリップもものすごく良いこと、フルサスだからトラクションを一定に保つことができてスリップしにくいこと...このバイクのあらゆる特徴が登坂の容易さに繋がっていて、電動アシストの特徴がマウンテンバイクライドをさらに楽しくしてくれています。
スリップもせず、ウィリーもせず、車体が安定する速度でグイグイと登って行けるので、今まで押して歩いていたようなテクニカルな路面の登りがものすごく楽しそうです。最新のマウンテンバイクだから下りは今まで以上に楽しめて当たり前、それに加えて今まで辛かった登りがこんなに楽しめる!!これこそが海外で大流行している本質的な部分なのかもしれません。
TREKが作るE-MTBって実際どーなの?
今回乗ったのがこちら、TREK(トレック)のRail 9.7というフルサスペンションタイプのe-MTB。

乗る前から、このバイクの走りの楽しさがイメージできちゃうナイスな構成
さて、まずはレイル9.7の基本的な構成についてご紹介します。 TREKのスラッシュという160mmものトラベル量がある下りを得意とするマウンテンバイクが設計のベースになっています。サスペンションフォークはロックショックスのeMTB向けモデル、そこにスラムのイーグル1x12、ドロッパーポスト、4ポッドのシマノ製油圧ディスクブレーキに径の大きなローター、ボントレガーのラインコンプホイールに29x2.6という太めのタイヤ、といった内容です。 国内で発売されることが決まった夏くらいから何度も何度もどんなバイクに仕上がるのか色々と妄想を膨らましながら会話をしていたんですが、電動アシストの部分を除いて純粋にフルサスマウンテンバイクとして見ても、乗りやすいフレームジオメトリであることは一目瞭然。さすがトレックです。 さらにそれに加えて、今の時代のトレンドをしっかりとおさえた激しい下りでのライドで十分過ぎるほど楽しめる素晴らしい構成となっていて、乗る前、それこそ入荷して箱を開ける前からワクワクさせられっぱなしでした(笑 そこに電動アシストユニットで世界シェアトップのBOSCH製ユニット、しかも小型化された上にeMTBモードという路面が全く安定しない悪路激坂アップヒル時のペダリングを機敏にアシストしてくれるユニットが組み込まれているわけですから、もーたまりません♪ 個人的はそれだけで「買い」なんですが、如何せん27.5インチホイールの似たようなMTB「レメディ」を買ったばかりだもんで・・・(涙 トレックのフルサスマウンテンバイクのセールスポイントについては過去記事の中でも色々とご紹介していますので、そちらもご覧になってみてください。実際に乗ってみると・・・
アップダウンが少しある舗装道路での走行は体があたたまらないくらい楽ちん(笑
狭山湖外周道路までのオンロードのアップダウンがあまりない場所では、このバイクのポテンシャルを発揮できるような場所も状況もないため、電動アシストタイプのシティサイクルとのアシストされ感の違いを確かめるように、BOSCHのアシストのモードの違いを楽しんでみたり、463号バイパスを渡る信号待ちからのスタートはスタートダッシュをターボモードで楽しんでみたり。
短登り坂でさらに本領発揮!!
正直笑いが止まりませんっ! こんなにニヤついてしまうのは人生で初めて生八ツ橋を食べた時以来かも...(笑
eMTBモードが興奮する!!
カーブやアップダウンを繰り返すものの基本的に車が走ることができるレベルのダブルトラックで、テクニカルなコースではないのですが、勾配とスピードに応じてこまめにシフトチェンジしながら基本的にあえてeMTBモードで走行してみました。瞬間的に勾配がきつくなる場所も瞬時にアシストのパワーが増し、息切れすることなく登ってくれます。 eMTBモードは瞬間的な反応の速さとパワーの強さが楽しいだけでなく、ペダリングを弱めれば瞬時にアシストが弱くなります。反応が素晴らしい。一律にグーーーーっとアシストされているメリハリのないツマラナイ感じではありません。瞬間のパワーが凄いBOSCHのユニットならではの楽しさではないでしょうか。 自走で登っているペダリングの感覚にも近いというか、自走で登る楽しさにさらに楽しさが加えられたような感覚があり、登り嫌いでも登りで興奮。登りくだり関係なくライド全体を通して本当に楽しむことができます。 BOSCHのパフォーマンスラインCXが、トレックのマウンテンバイクの楽しさにさらに遊び要素をプラスしてくれている感覚です? こちらはバイクプラス 全スタッフでのボッシュトレーニングのレポートです。この時に実は他社製品も乗り比べしてみました。アップダウンやカーブが続くダブルトラックを走って感じた恐るべしグリップ力と安定感!
アシストユニットがある分、ほんの少しだけBBハイトが高めで、乗車位置が高くなる印象をカタログ数値からは感じていたんですが、実際に乗ってみると、モーターとバッテリーが車体の下の方に位置しているためとっても低重心で安定感があり、ものすごく好印象です。 アップダウンやカーブが続く砂利道をぐるっと走ってみて本当に安定感がある車体だと思いました。多少のガレばでもタイヤが地面から離れてしまったり、意図せず車体がはねあげられたりしてしまうこともなく、ものすごくグリップしていたし、ものすごく安定していました。アシストタイプではない同等レベルのフルサスマウンテンよりも初心者でもしっかりとグリップしてしっかりとコントロールができる楽しい車体です。シングルトラックでの登坂が無茶苦茶面白い!

2020年02月17日追記 - 早速長いトレイルの登坂に挑戦!!してきたブログ
アシストに助けられたり振り回されたりしながら激坂を登坂したブログ、ぜひご覧ください♪まとめ
苦手で嫌いな登りが楽になる・・・なんていうつもりで出かけた試走でしたが、苦手で嫌いな登りが楽しくなり、走り終えてみたら結局は登りで今まで以上に頑張ってしまい、いつもと大して変わらない程よい疲労感が残りましたー! でも頑張った感・充実感・満足感・ワクワク感はいつも以上で、イメージしていた以上に楽しかったです。これはもう新しい遊び道具です。 ボッシュのパフォーマンスラインCXを搭載したトレックの下り系フルサスマウンテンバイクは、登りで楽はさせてもらえない、登りも楽しまなきゃ損した気分になる、登りが楽しくて仕方なくなっちゃう困った下りが楽しいバイクでした?(笑 あ、それともう1つとっても重要なことを忘れていました。 eMTBのライドに普通のMTBでついていくのはなかなか辛いものがあります。信号待ちからのスタートで先行され、ちょっとした勾配で離され、長ーい登りで完全に千切られます。 ・・・なので、一人での抜け駆けは許してはなりませぬ。ライド仲間全員でeMTBに乗り換えましょ!?
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