ロードバイクで足柄峠ヒルクライムにチャレンジ!
足柄峠とは?
神奈川西部と静岡をつなぐヒルクライムスポット
駿河の国と相模の国に接し、都から東国へと続く街道の要衝であった足柄峠、江戸時代に箱根越えに主役を譲るまでは東海道のメインルートだった由緒ある峠です。 標高は759mとあのヤビツ峠(761m)とほぼ同じくらいあるのですが、こちらも自転車で登るヒルクライムコースとしても非常に有名です。小田急新松田駅からスタート
足柄峠の伊豆箱根鉄道の大雄山駅が最寄りとなりますが、今回は現地までのアクセスの良さから小田急新松田駅からスタートしました。隣接してJR松田駅があるのでJR線からでもOKです。峠までのおすすめルートもグーグルマップで作成したので参考にしてみてください。序盤はサイクリングムードで酒匂川を渡る
新松田駅を出てしばらく走ると酒匂川を越えます。周囲の山並みが美しいですね! 神奈川県西部は箱根や足柄峠などが有名ですが、昨年(2018)台風のため残念ながら中止となってしまったものの「あしがらロングライド」などヒルクライムを挟んだロングライドイベントなども近年開催されている足柄・西丹沢エリア。今回の足柄峠以外にも楽しめるコースがたくさんあって登り好きにはたまらない!?エリアです。市街地を抜けて矢倉沢へ
しばらく市街地を走る事になりますが県道78号へ右折してしばらく走ると風景ものどかになり、信号もなく快走できます。 そしてじわじわと登っていることを実感。10%を越えるまではいかないまでも8%前後と足を使う箇所もありますがまだまだ序盤なので無理せず登りたいところ。矢倉沢をすぎると峠らしい勾配が
矢倉沢バス停が目印
足柄峠のTTの計測ポイントとなっているのが南足柄市矢倉沢地区付近。この「矢倉沢バス停」が目印となります。
新松田駅が標高60mほど、そしてこのバス停付近が250m。多少は登ったかなという程度でまだ残りは500m以上残っているので残念ながら前菜程度しかこなしていません。
そして、直線で登っていく急坂が見えていますがいよいよここからが本格的な足柄峠の登りがスタートします。
緩急を繰り返しながら登っていく中盤
地蔵堂トンネル付近は急登もあるがおだやかな斜面もあるので走りやすい。
矢倉沢を過ぎると一気に勾配が強くなりヘアピンカーブもあり峠らしい雰囲気になってきました。いよいよ正念場!?ただ、ぐいぐいと登らされたかと思えば非常にゆるい斜度となるところもあるのでまだペースコントロールしやすい道のりといえるかもしれません。
金太郎伝説の里の看板のある夕日の滝から勾配度数がさらにヒートアップ!
きんたろう橋を渡り、地蔵堂トンネルへ。このあたりも比較的勾配はゆるやかです。勾配を越えた夕日の滝へ左折する分岐には足柄峠の金太郎伝説についての看板が。
終盤はヘアピンカーブあり急登あり
急カーブ、急こう配が牙をむく
分岐を越えると、いよいよ足柄峠ヒルクライムも終盤といったところですが、勾配も10%を超える区間が多くひたすら耐え忍びながら登ることになりました。。
ヘアピンカーブのイン側の勾配はなかなかヤバい傾斜でした。。
カーブ区間も多く峠らしい急峻な九十九折りも多いのですがイン側を走っていると傾斜がより強いので実際15%超あるのではないでしょうか。
10%超えがあたりまえの終盤を耐え忍ぶ
そして、畳みかけるように道路上に出現する勾配標識の表示が12%や14%でやや気分的に凹みます。前半のような緩斜面ほぼなく、足を休ませることができないのででここは最後の力?を振り絞っていざ、頂上へ!!
峠らしいカーブが続く。12%勾配の標識が。。
思わずうつむきがちになってしまうのですが、ふらふらコースアウトしたり、前方不注意とならないようしっかり前方を意識して走りたいところです。
足柄万葉公園直前の14%勾配の標識。ここまでくれば頂上まではあと少し!
神奈川静岡県境をこえて足柄城址公園でゴール
激坂を登り切ったところにある神奈川・静岡県境の看板が。なんとなくここで終わりのように思えますが、峠の頂上はここからもう少し先の足柄峠城址公園付近となるのでもう少しペダルを漕ぎ進みます。公園の歩道橋がかかるあたりでようやくフィニッシュとなります。万葉公園展望台からは神奈川の眺望が☆
この日は相模湾、そして三浦半島まで望める絶景が広がっていました。
さて、登り切ったあと県境手前にある南足柄市の「足柄万葉公園」まで戻ってきました。夜景スポットとしても有名ですが、昼間でも足柄平野、そして相模湾まで広がる神奈川側の眺望は苦労して登ってきただけに達成感ひとしおです。
静岡側の足柄峠城址公園からは富士山の絶景!
逆光気味ですが見事な富士山を見る事ができました!
そして足柄峠の頂上、静岡県小山町側の足柄峠城址公園の階段を登った広場からはどっしりと構えた富士山を間近に見る事ができます。普段通勤で行き来する鶴見川沿いからも見える富士山ですが眼前に広がる大パノラマはやはり迫力が違いますね!がんばって登った甲斐がありました。
なお、冬場は路面が凍結する事もあるので日陰となる箇所など充分気を付けてお出かけください。
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